政治 ブログランキングへ さらさらの部屋 アメリカの対ロ制裁がアジア情勢に与える悪影響について、の話です。 忍者ブログ
06 . July
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01 . September
さてさて。前回はアメリカの対ロ制裁が、どれだけ罪深く大問題であるのか。
どれほどまでに世界情勢を悪化し、世界平和を犠牲にしているのか。
・・・と言う話でしたね。

うん。そうですねぇ。
私も何度となく考えてみたんですけれど、この結論以外には出てきませんでした。
なので、他に違う見方。見解があるのでしたら、ぜひとも教えて頂きたいと思います。
・・・それくらいに私個人としては、これ以外の結論が本当に無かったんです^^;


とまあ、そんな私の話はともかくと致しまして。
この対ロ制裁が私達日本を含めてアジア諸国に、どれだけ悪影響を与えているのか。
本日は、その話を改めて書いてみたいと思います。
それでは参りましょう^^

まず最初に確認しておきますけれど。
アメリカの対ロ制裁は世界中の誰もにマイナスの影響を与えているのであり。
それに反して世界中の誰にもプラスの影響を与えていません。
・・・もしも利益があるとすれば、対ロ制裁を画策した張本人くらいです。
自分達の失敗を誤魔化すため。その身勝手な自己保身くらいでしょう。
それほどまでに愚かしい言動がアメリカの対ロ制裁なんです。

改めて即時撤回するべきである。と私は強く主張する次第で御座います。


そんなわけで、私達日本を含めてアジア諸国としても例外では無く。
アメリカの対ロ制裁には極めて重大な悪影響が発生しているわけです。
それが表面化したのが、現在の北朝鮮の問題です。

北朝鮮。金正恩が、これほどまでの短期間でミサイル技術を向上させた背景には。
ロシアの存在がある事は疑いようが無く。
そのロシアが北朝鮮に技術を提供した理由としては、アメリカの対ロ制裁に対する抵抗。
アメリカに対する反撃行動の一環である。と考えるのが一番妥当で御座います。
つまるところ。
アメリカの愚かな言動によって、現在のように北朝鮮の問題は深刻化したんです。
従来のように北朝鮮。金正恩が暴走しているだけ。・・・と言う状況では無いわけですね。
一見して暴走しているだけの北朝鮮の裏には、極めて緻密に計算された安全保障戦略。
世界戦略とも言うべきものが存在しているだろう。と私は考えております。


でまあ、これは裏を返せば。
アメリカの態度一つで、いくらでも北朝鮮の問題は変わる。と言う事でもあります。
アメリカが対ロ制裁を撤回すればロシアの態度も変わりますし。
それにより半ば必然的に北朝鮮の態度も変わるだろう。と思われます。
ですので、アメリカが対ロ制裁を撤回しない。と言う事は、
北朝鮮の問題を解決させる意思が無い。と解釈してもよろしいかと思います。
アメリカが態度を変えない限り。北朝鮮の問題も変わる事が無く。
対ロ制裁が継続する限り、北朝鮮の問題も継続する・・・わけですね^^;

ならば、このまま北朝鮮。朝鮮半島の緊張状態。膠着状態が永遠に続くのか?

・・・と言いますと、実はそうでも無いんです^^;
現在の状態には必ず終わりが来ます。それも意外と早く終わるはずです。
うん。おそらくは後一か月か二カ月で終わります。
中国共産党の秋の党大会をキッカケとして、アジア情勢は急速に動き出すからです。
うん。そうですね。
この中国の動きによって問題のレベルが北朝鮮。朝鮮半島から。
一気にアジア全体にまで拡大するだろう。と私は予想している次第で御座います。


以前から書いていますが、北朝鮮の問題は単なる前哨戦であり。
アジア情勢の中心は中国である。と言うのが現在のアジア諸国の共通認識です。
この中国の動き。変化に対応出来るか否かにより、アジア諸国の命運が左右します。
ですから、この段階になってもなおアメリカが対ロ制裁を継続した場合。
必然的に北朝鮮の問題もまた解決する事なく継続してしまうわけなので・・・。

アメリカは北朝鮮への対応に苦慮するためにアジア情勢の変化。中国の変化に対しては。
ほぼ確実に対応出来ないだろう。と私は考えています。
まず間違いなく後手の対応となる事でしょうし、この時の対応の遅れと言うのは。
後々までに致命的な損失を発生させる事になります。


まあ、そもそもの話としても今現在においてもアメリカは中国の横暴。
東シナ海や南シナ海での理不尽極まりない中国の言動に、アメリカが適切に対応している。と、
そのように判断する事は非常に難しく。
あるいは、中国の横暴をアメリカは黙認しているのか。とアジア諸国は困惑しています。
・・・失礼ですけど、自由の航行作戦程度では気休めにしかならないのです。
はっきり言いますと。
アジア地域におけるアメリカへの懐疑的な声は日に日に高まるばかりです。

この上にアメリカを原因とする混乱。
無分別な対ロ制裁による北朝鮮の混乱を深刻化させた。と言うのが今のアジア情勢です
一応。念のために確認しておきますけど。
アメリカの対ロ制裁には何一つ正当性も正義もありませんし。
そもそも対ロ制裁の大義名分であるウクライナは、アジアとは完全に無関係です。
誰にとっても利益とならず、誰もが不幸になる身勝手な暴挙暴論を。
まったく無関係のアジアにまで持ち込んだ挙句にアジアを混乱させている。

そんな事をアメリカが実行しておきながら、これで中国の動きに対応出来ませんでした。
アジア最大の問題児たる中国への対応が遅れました。となれば。
これではアジア諸国がアメリカを見限るのは当然の話だと思います。


・・・いえ。アジア諸国がアメリカを見限る。と言うよりも。
アメリカがアジアを見捨てた。とアジア諸国が受け取る。と言う方が正しいでしょう。
私達日本としてもアメリカに見捨てられた。と判断する以外にはありません。

ええ。そうですよね?
対ロ制裁をやめれば解決。和解出来るするはずの北朝鮮の問題を放置した挙句に。
中国。習近平の問題に対応出来なかったのだとすれば。
アメリカはアジアの平和よりも対ロ制裁を選んだ。
自分達の身勝手な都合のために、アジアの平和を犠牲にした。・・・と、
そのようにアジア諸国から判断されてしまうのは、これは仕方の無い話だと思います。


アメリカの方々。
何度も書いた事ですけれど・・・決断の時だと思います。
対ロ制裁を撤回し、ロシアと関係改善し、北朝鮮の問題を解決するべきです。
その上で中国。習近平への対応を今すぐに準備するべきです。そうしないと間に合わない。
今のアメリカは中国。習近平への対応を何一つ出来ていない。と私は考えています。
このままだとアメリカはアジア情勢の変化に対応出来ないままに。
アジア地域における権益の一切を失ってしまいますよ?

アメリカがアジア地域から全面撤退する。と言う事でも無いのならば。
対ロ制裁については考え直すべきだ。と私は主張する次第で御座います。
私達日本を含めアジア諸国は、対ロ制裁に何一つ意味と価値を見出すどころか。
アジア地域の平和と安定を阻害する元凶である。と考えております。


・・・私は以前に対ロ制裁と人類滅亡を天秤にかけるのか。と書きましたが、
その前段階として。
対ロ制裁とアジアの権益。この二つが今まさに天秤にかけられている事を。
どうかアメリカの方々には、よくよく理解して頂きたい。と思います。


うん。まあ、こんなところかな。いやはや^^;

それでは本日もまた失礼致しました。皆々様。おやすみなさいませ^^

拍手[1回]

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米国と露西亜の見誤り。
>(前略)極めて緻密に計算された安全保障戦略。
>世界戦略とも言うべきものが存在しているだろう。と私は考えております。
 自分が「露西亜プーチン政権は見誤って禁じ手を使った」と考える部分はここです。
 露西亜は、北朝鮮の核を完全に統制出来ると考えているのかもしれませんが。
 その他世界は、北朝鮮は核を絶対にテロ組織やテロ支援国家に拡散させると考えています。
 自分もその他世界の見方に同意しております。北朝鮮は核を拡散させるでしょう。
 そもそも、今でも何処の統制も受け付けず犯罪で財を成しているのが北朝鮮です。
 そんな国が、核開発に成功しておきながら核を横流ししないはずがないと確信します。

 このまま米国が手を拱いていれば、あちこちの国や組織が核武装を主張するでしょう。
 世界秩序は崩壊し、第三次世界大戦も顔負けの「万国の万国に対する闘争」が起こります。

 この状況を避ける方法はただ一つ。
 北朝鮮・ウクライナ・中東など、手詰まりの全地域で米軍が攻勢に出る事です。
 それも、「時間切れ負け」になる前に。
 恐ろしい混乱と損失が生じるでしょうが、核拡散の悪夢よりマシと割り切るしかありません。

 ★

 露西亜は、米国がここまで愚かだとは思わなかったでしょうし。
 米国は、露西亜がここまで愚かだとは思わなかったでしょう。

(続きます)
「ど」の字さん / 2017/09/02(Sat) / 編集
相応しくない超大国たち。
(続き)

 米国と露西亜の見誤りは、朝鮮半島が統制可能であるという希望的観測に基づくものです。

 そもそも、米国が朝鮮民族の我儘を許したのは、対日足枷の機能を期待してのものです。
 自国から資金と人的犠牲を払い、日本に命じて韓国に譲歩させ続けたのは、米国(指導者層)が韓国を「見所がある」「使える」と判定して頼っていたからでした。
 もちろん米国庶民は米国に移民として入って来て好き勝手する朝鮮人に良い感情を持たなかったでしょうし、米連邦軍は韓国軍の実力を早期に見切っていた(そして韓国を頼りにする米国指導者層に対する不信を募らせた)でしょうが。

 露西亜においても似たり寄ったりで、今度こそ北朝鮮は自分の言う事を聞くだろうと頼みにしては裏切られ、それを何度繰り返しても頼る事を止められていません。

 米露の両国がそれでもなおと半島の両国に期待している間に、決定的な事態を引き起こしてしまいました。
 これから来る共産中国発の危機の前に、北朝鮮が巻き起こす核拡散の危機に国際社会は対応する必要に迫られます。

 ……正直に自分の思いを言いますと。
 米国は、韓国・共産中国の無法を許し続けた件とウクライナや中東での外交の過ちの件で。
 露西亜は、北朝鮮という犯罪国家に度を越した寛容で接し、核拡散危機を発生させた件で。
 共に世界の超大国になる(在り続ける)威信と国力を失うだろうし、また失うべきと思います。
 こんな過ちを惹き起こす国々が今後の世界を指導するというのは、ちょっと怖過ぎます。
「ど」の字さん / 2017/09/02(Sat) / 編集
米国の時間切れ負けを受けて、共産中国はどう動くか。
 そして。

 自分が思う、米国の事態打開の方法は上記した通りの多正面作戦ですが。
 現在の米連邦軍は、それほどの大規模軍事行動の準備をしていません。
 また、米国の財政状況も、それを許すほど潤沢なものではありません。
 恐らく(秘密裏かつ綿密な準備と後先考えない出費の覚悟無しでは)米国は「時間切れ負け」まで身動きが取れないでしょう。
 ……多分、対露制裁とアジアの権益の二つが今まさに天秤にかけられている事を、
米国指導者層は理解出来ていないと思います。
 安倍政権はもちろん米国に再三忠告したでしょうし、トランプ政権はその忠告を受けて対応を考えたでしょうが、米国国内の掣肘によって潰されてしまいました。

 ★

 共産中国は、この米露両国の手詰まりの隙を突いてどう動くでしょうか。
 その辺りの事を論じて頂ければ幸いです。
「ど」の字さん / 2017/09/02(Sat) / 編集
世界を本気にする方法。
(おまけ)

 ある所から、意見が出てきました。
 そのまま転載します。

 ■

「周りがナントカしないと日本も核武装すると言えば米英中露が真剣になりだすはず」
「爆縮レンズの実験をもう一度公開すれば良いのですよw
今ではもっと高度で高精度の爆縮制御が出来ますからw」

 ■

 日本が核武装することは、米国にとっての悪夢ですが。
(米国指導者層は、日本が核武装したら必ず米国に報復のため打ち込むと思っています)
 その他の国はどう思っているのでしょう。

 日本における核武装の可能性なども、ここで語って見て下さいませんでしょうか。
「ど」の字さん / 2017/09/02(Sat) / 編集
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