さてさて。前回はアメリカの対ロ制裁が、どれだけ罪深く大問題であるのか。
どれほどまでに世界情勢を悪化し、世界平和を犠牲にしているのか。
・・・と言う話でしたね。
うん。そうですねぇ。
私も何度となく考えてみたんですけれど、この結論以外には出てきませんでした。
なので、他に違う見方。見解があるのでしたら、ぜひとも教えて頂きたいと思います。
・・・それくらいに私個人としては、これ以外の結論が本当に無かったんです^^;
とまあ、そんな私の話はともかくと致しまして。
この対ロ制裁が私達日本を含めてアジア諸国に、どれだけ悪影響を与えているのか。
本日は、その話を改めて書いてみたいと思います。
それでは参りましょう^^
まず最初に確認しておきますけれど。
アメリカの対ロ制裁は世界中の誰もにマイナスの影響を与えているのであり。
それに反して世界中の誰にもプラスの影響を与えていません。
・・・もしも利益があるとすれば、対ロ制裁を画策した張本人くらいです。
自分達の失敗を誤魔化すため。その身勝手な自己保身くらいでしょう。
それほどまでに愚かしい言動がアメリカの対ロ制裁なんです。
改めて即時撤回するべきである。と私は強く主張する次第で御座います。
そんなわけで、私達日本を含めてアジア諸国としても例外では無く。
アメリカの対ロ制裁には極めて重大な悪影響が発生しているわけです。
それが表面化したのが、現在の北朝鮮の問題です。
北朝鮮。金正恩が、これほどまでの短期間でミサイル技術を向上させた背景には。
ロシアの存在がある事は疑いようが無く。
そのロシアが北朝鮮に技術を提供した理由としては、アメリカの対ロ制裁に対する抵抗。
アメリカに対する反撃行動の一環である。と考えるのが一番妥当で御座います。
つまるところ。
アメリカの愚かな言動によって、現在のように北朝鮮の問題は深刻化したんです。
従来のように北朝鮮。金正恩が暴走しているだけ。・・・と言う状況では無いわけですね。
一見して暴走しているだけの北朝鮮の裏には、極めて緻密に計算された安全保障戦略。
世界戦略とも言うべきものが存在しているだろう。と私は考えております。
でまあ、これは裏を返せば。
アメリカの態度一つで、いくらでも北朝鮮の問題は変わる。と言う事でもあります。
アメリカが対ロ制裁を撤回すればロシアの態度も変わりますし。
それにより半ば必然的に北朝鮮の態度も変わるだろう。と思われます。
ですので、アメリカが対ロ制裁を撤回しない。と言う事は、
北朝鮮の問題を解決させる意思が無い。と解釈してもよろしいかと思います。
アメリカが態度を変えない限り。北朝鮮の問題も変わる事が無く。
対ロ制裁が継続する限り、北朝鮮の問題も継続する・・・わけですね^^;
ならば、このまま北朝鮮。朝鮮半島の緊張状態。膠着状態が永遠に続くのか?
・・・と言いますと、実はそうでも無いんです^^;
現在の状態には必ず終わりが来ます。それも意外と早く終わるはずです。
うん。おそらくは後一か月か二カ月で終わります。
中国共産党の秋の党大会をキッカケとして、アジア情勢は急速に動き出すからです。
うん。そうですね。
この中国の動きによって問題のレベルが北朝鮮。朝鮮半島から。
一気にアジア全体にまで拡大するだろう。と私は予想している次第で御座います。
以前から書いていますが、北朝鮮の問題は単なる前哨戦であり。
アジア情勢の中心は中国である。と言うのが現在のアジア諸国の共通認識です。
この中国の動き。変化に対応出来るか否かにより、アジア諸国の命運が左右します。
ですから、この段階になってもなおアメリカが対ロ制裁を継続した場合。
必然的に北朝鮮の問題もまた解決する事なく継続してしまうわけなので・・・。
アメリカは北朝鮮への対応に苦慮するためにアジア情勢の変化。中国の変化に対しては。
ほぼ確実に対応出来ないだろう。と私は考えています。
まず間違いなく後手の対応となる事でしょうし、この時の対応の遅れと言うのは。
後々までに致命的な損失を発生させる事になります。
まあ、そもそもの話としても今現在においてもアメリカは中国の横暴。
東シナ海や南シナ海での理不尽極まりない中国の言動に、アメリカが適切に対応している。と、
そのように判断する事は非常に難しく。
あるいは、中国の横暴をアメリカは黙認しているのか。とアジア諸国は困惑しています。
・・・失礼ですけど、自由の航行作戦程度では気休めにしかならないのです。
はっきり言いますと。
アジア地域におけるアメリカへの懐疑的な声は日に日に高まるばかりです。
この上にアメリカを原因とする混乱。
無分別な対ロ制裁による北朝鮮の混乱を深刻化させた。と言うのが今のアジア情勢です
一応。念のために確認しておきますけど。
アメリカの対ロ制裁には何一つ正当性も正義もありませんし。
そもそも対ロ制裁の大義名分であるウクライナは、アジアとは完全に無関係です。
誰にとっても利益とならず、誰もが不幸になる身勝手な暴挙暴論を。
まったく無関係のアジアにまで持ち込んだ挙句にアジアを混乱させている。
そんな事をアメリカが実行しておきながら、これで中国の動きに対応出来ませんでした。
アジア最大の問題児たる中国への対応が遅れました。となれば。
これではアジア諸国がアメリカを見限るのは当然の話だと思います。
・・・いえ。アジア諸国がアメリカを見限る。と言うよりも。
アメリカがアジアを見捨てた。とアジア諸国が受け取る。と言う方が正しいでしょう。
私達日本としてもアメリカに見捨てられた。と判断する以外にはありません。
ええ。そうですよね?
対ロ制裁をやめれば解決。和解出来るするはずの北朝鮮の問題を放置した挙句に。
中国。習近平の問題に対応出来なかったのだとすれば。
アメリカはアジアの平和よりも対ロ制裁を選んだ。
自分達の身勝手な都合のために、アジアの平和を犠牲にした。・・・と、
そのようにアジア諸国から判断されてしまうのは、これは仕方の無い話だと思います。
アメリカの方々。
何度も書いた事ですけれど・・・決断の時だと思います。
対ロ制裁を撤回し、ロシアと関係改善し、北朝鮮の問題を解決するべきです。
その上で中国。習近平への対応を今すぐに準備するべきです。そうしないと間に合わない。
今のアメリカは中国。習近平への対応を何一つ出来ていない。と私は考えています。
このままだとアメリカはアジア情勢の変化に対応出来ないままに。
アジア地域における権益の一切を失ってしまいますよ?
アメリカがアジア地域から全面撤退する。と言う事でも無いのならば。
対ロ制裁については考え直すべきだ。と私は主張する次第で御座います。
私達日本を含めアジア諸国は、対ロ制裁に何一つ意味と価値を見出すどころか。
アジア地域の平和と安定を阻害する元凶である。と考えております。
・・・私は以前に対ロ制裁と人類滅亡を天秤にかけるのか。と書きましたが、
その前段階として。
対ロ制裁とアジアの権益。この二つが今まさに天秤にかけられている事を。
どうかアメリカの方々には、よくよく理解して頂きたい。と思います。
うん。まあ、こんなところかな。いやはや^^;
それでは本日もまた失礼致しました。皆々様。おやすみなさいませ^^
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