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19 . March
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01 . July
と言うわけで。
イギリスのEU離脱に関する私の個人的な見解でした。いやはや^^;

でまあ、本日は「後書き」みたいなものですね。
大雑把ではありますが、一通りの総括のようなものを書かせて頂きます。
それでは参りましょう^^


まず今回のイギリスによるEU離脱について。なんですけれどもね。
実の事を申し上げますと、当初の私は否定的な立場でした。
ええ。あれだけイギリスの対応を正しい。などと書いてきましたけれども。
正直に書きますと、元々は正反対だったりするんです。ナハハハ^^;

と言いますのも。
当初の段階では、イギリスのEU離脱が地域情勢の変化だけで終わらず。
世界情勢全体が変化するだろう点を考えて、あまりにも影響が大き過ぎる事。
それによる世界情勢の不安定化。世界秩序への悪影響が大きい事を予想しまして。
安全保障を司る立場の私としては、相当に批判的な立場だったわけなんです。

「イギリスのEU離脱は国際社会の一員としては、極めて無責任である」

・・・と言う風に私としても本気で怒っていたんです。
ただ。
ここでドイツのメルケル首相が筋金入りのバカだと言う事が確定した事により。
EU。ヨーロッパの難民問題がマジでヤバイ状況だと言う事が判明しました。
なので、この点を考えるのならば。
イギリスが自国を守るためにEUを離脱する。との決断であるのならば。
これを批判する事は誰にも出来ないだろう。・・・と私は考えを変えたのです。


いやぁ~。実を言いますとね^^;
イギリスのEU離脱に関しては、どうにもヘッジファンドなどが裏で暗躍している。と、
そんな噂が水面下で飛び交っておりまして・・・。
えーと。私どものような安全保障を司る立場からすると、ヘッジファンドは水と油。
決して違法で無ければ、もちろん犯罪行為でも無いし。
むしろ資本主義経済。自由主義経済を体現している存在でもありますので。
その経済的な側面を考えると、ヘッジファンドを否定する事は私にも出来ないんですが。
でも、そうだとしても。
あの連中のやっている事には、時々どうしょうもない憤りを私は覚える事があります。
・・・いや、ホントにね。
資本主義の一番悪い部分を平気で実行する時がありますので。
ヘッジファンドが妙な動きを見せる際には、私は最大限に警戒しているんです。

とまあ、そんな事もありまして^^;
私個人としても、ヘッジファンドが動く理由については、ある程度の心当たりがあって。
「ふざけるなよ」と言うのが私の率直な感想だったりしたんです。うん^^;

でも、自国を守るために。安全保障のためにイギリスがEU離脱を決断するとなれば。
これはね。
これはヘッジファンド程度の問題では無い。として私も否定出来ませんでした。
むしろ自力で自国を守ろうとする姿勢を評価するべきだ。と私は考えたのです。


んー。あの、相対的に比較しますとね。
やっぱりEU。ドイツのメルケル首相が悪いのです。うん^^;
無計画に難民を受け入れるなど、あまりにも罪が重過ぎます。
そのようなメルケル首相の暴挙にイギリスが巻き込まれたのだとすれば、
イギリスは被害者です。
もちろん難民問題以外の様々な事象についても考えてみたんですけれども・・・。
それでも、この結論が妥当だろうと私は判断した次第で御座います。


それで、ですねぇ。
おそらくではありますがEU。ヨーロッパはこれから先に衰退する事になります。
イギリスのEU離脱は最低二年かかる。と言いますが、
現在の難民問題が解決するには何年。何十年かかるかわかりません。
ぶっちゃけ。
解決する事それ自体が極めて難しいので、もしかしたら解決せずムチャクチャになる。
・・・と言う可能性すらあるくらいで御座います。

既に書きましたが、今のEUが行っている事は解決策でもなければ現状維持ですらない。
単なる時間稼ぎなんです。
そして、さらに問題である事は稼いだはずの時間を無駄にしている事にあります。
本来の時間稼ぎとは、解決を目的とした手段であるべきです。
しかしながら、今のEU。ドイツ。メルケル首相は具体的な解決手段を考えていない。
これは本当の本当に危機的な状況なんです。



うーん。ちょっと難民問題について書いておきますとね。

事ここに及んでもメルケル首相は理解していないようですが・・・。
難民をEU全体に分散させる。と言うのは緊急回避の手段なんです。
間違っても解決手段などではありません。断じて違います。
あくまでも緊急の手段であり、時間稼ぎの手段でしかないんです。
中東などの紛争地帯が安定化させられず、どうしても難民の発生と流入が阻止出来ない。
その場合のみにおいて用いるべき手段。最後の手段だったんです。
でも、その最後の手段を一番最初に使ってしまったんです。
つまるところ。
もう今のEU。ヨーロッパには難民に対する具体的な解決手段どころか。
時間稼ぎの手段すら存在しないんです。
・・・これが果たして、どれほど恐るべき状況であるのか。
私はEUが崩壊するか。崩壊寸前まで追い込まれる。と考えています。


少し話は変わりますが。
スコットランドが独立してEUに残留する。との報道がされています。
でも、私は「そんな事はありえない」と考えています。

「スコットランドは独立出来ない?または、EUと交渉出来ずに残留出来ない?」

・・・いえいえ、そうではありません。
根本的にスコットランドが独立するまで、EUが残っているかどうか疑問だからです。
重ねて申し上げますが。
イギリスの正式なEU離脱は最低でも二年かかる。と言われています。
しかし、その二年の時間ですらEUが無事であるかどうか。私は懐疑的です。

仮に。
スコットランドが無事に独立出来たのだとしても。
その時にはEUがどんな状態なのか。どれほど悲惨な状態なのか。
そんなEUを見て、それでもなおスコットランドがEUに残留したいと望むのか。
・・・そう考えると、スコットランドの独立は無い。と私は考えております。


さて。スコットランドが独立しないとなれば。
今のイギリスと言うのは、今のまま無事に残る。と考えるのが妥当です。
それと反対にイギリス以外のEU各国が、今のまま無事に残る。と考えるのは、
あまりにも楽観的過ぎる。と考えるのが妥当です。

と言うわけで。
たぶんではありますが、EUよりもイギリスの方が国際的な地位は上になります。
正確に言えば、EUの国際的な地位がダダ下がりになる。・・・です。
ポンドが暴落するどころか。ユーロが暴落する可能性があります。
・・・ええ。ヘッジファンドの方々は笑いが止まらなくなるでしょうね。
このブログでも半年前。今年のお正月にも書いた事ではありますが。
金融街ロンドンが物凄い事になるかもしれません。
まったく。どんな時でも呆れるくらいに商魂逞しい方々で御座いますよね^^;

まっ。私達日本などのアジア諸国としては。
中国戦略にヨーロッパが協力してくれる。と言うメリットがありますし。
アメリカに至っては、なにかと反発していたEUが素直に言う事を聞くわけですから。
誰もがみんな。特に文句はありませんけれども。
しかしまあ、イギリスのEU離脱によって随分と色々な事が早まったんですよねぇ。
・・・もう少し私は、ゆっくりしていたかったです。うん^^;




それにしても。
はぁ~。あれだけ警告したと言うのに。結局EU。ヨーロッパの方々と言うのは。
最後の最後まで。難民問題を直視しようとはしませんでしたよねぇ。
自分達の危機的な状況について、誰一人として本気で考えようとはしなかった。
大変に罪深い事をなされたと思います。
これがヨーロッパの未来に、どれほどの悪影響を及ぼしてしまうのか。
・・・もうね。あまりに恐ろしくて私も考えたくはありません。


そう考えましても、先のイギリスの国民投票と言うのは。
一般人の。ド素人の感情論だ。・・・みたいな批判は大間違いだと思います。
移民。難民の問題についてイギリス政府が適切に対応していれば。
イギリス国民はEU離脱などを選ぶ事は無かったでしょう。
でも、それは出来ませんでした。出来ないほどに恐るべき問題だったからです。
その事実をイギリス国民は受け止めて、それゆえにEU離脱を選んだ。
難民問題の恐ろしさをイギリス国民は直視したんです。

・・・極めて正しい判断です。批判するべき点など、どこにもありません。
ましてEU各国。ヨーロッパ各国が批判するなど論外です。
そもそもEUが難民問題を直視しなかったがゆえに、
イギリス国民はEU離脱を選ぶ以外には無かったのですからね。
うん。そうですね。
難民問題がある以上は、EU離脱と言う以外には無かったと思います。
そんなわけで、イギリス国民は先見の明があった。・・・と、
そのように後世の歴史には記される事になるだろうなぁ。と私は考えております。


とまあ、こんな感じかな。いやはや^^;

それでは本日はこれで失礼させて頂きます。皆々様。おやすみなさいませ^^

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30 . June
えーと。前回では・・・まあ、アレですね。
EUは安全保障におけるイギリスの役割を軽く見ていましたよね。
アメリカとEUの間を取り持つ。と言う極めて重要な役割があったと言うのに・・・。

そんなわけで。
イギリスがEUを離脱して経済に影響が出る云々と心配する前に。
イギリスが離脱してEUの安全保障を担う国家がいなくなった事を心配するべきです。
今一度。冷静になって考えてみて下さいませね?
一体どこの誰がイギリスの代わりをすると言うんです?
ドイツにもフランスにも。イギリスの代わりは出来ないんですからね?
・・・ホントにね。EUには安全保障の専門家がいないと思います。

EU各国の安全保障担当官は、揃いも揃って給料ドロボーばっかりです。うん^^;


とまあ、そんな感じの話題から本日の話題になります。
本日の話題は・・・・・・ようやく日本です^^;

いやまあ、我ながら随分と遠回りしたわけですけど。
しかし、そうするだけの意味と価値がある。と私は考えております。
ええ。そうですとも。
なにしろ参院選の真っ只中でイギリスの話題をしているんですからね。
それに見合うだけの価値が無ければ、私の良識も疑われるわけです。ナハハハ^^;
と言うわけで、本日の話題に参りましょう^^


それではイギリスのEU離脱における私達日本への影響の話なんですが・・・。
まっ。そんなに大した話じゃないんですけどね^^;
ぶっちゃけますと、既に前回の話題で書いておりますから。
それでまあ、前回に私は、

「イギリスはアメリカとの関係を強化する。EUはアメリカに頭が上がらなくなった」

・・・と書きました。ある意味では、これが全てなんです。
今後のイギリス。またはEUがアメリカとの関係強化を優先する以外には無い。
なぜならば、そうしなければ安全保障を維持出来ず。自国の平和と未来を守れないから。
それゆえに。
アメリカの意向に反する言動は極力避けなければならない。・・・と、
そのような大前提。大原則が出現したわけです。


この事実を前提として本日の話題になるわけで御座います。うん^^;

でまあ、そもそもの話と致しまして。
近年のイギリス。そして、EUの動きと言うのは、かなり問題だったのです。
こう言ってはアレですけれど、正直な話。著しく日本の国益を害するものでした。
何が問題だったのか?言わずもがな。中国で御座います^^;

近年の私達日本やアメリカの対中戦略におきまして、
事実上。最大の障害となっていたのは、他ならぬEUなんです。
うん。先頃にEUは中国の国際銀行であるAIIBに参加しました。
皆々様もご存じのとおり、AIIBについては事前に日米両国が再三に警告し。
断じて参加などしてはならない。と強く主張しておりましたが・・・。
残念な事に、それらの警告を全て無視してEUは参加を強行してしまったのです。
ですので、この点を考えますと日米両国とEUの関係と言うのは。
悪化した状態だった。と表現出来るわけなんです。


それで、ですねぇ。
これはつまり、日米両国よりも中国を選んだ方が利益になる。・・・と、
そのようにEU各国は判断したからなのでしょう。きっと。
ただ。
中国経済の低迷が明確になってきた事もありまして。
ここ最近のEUの動きとしては従来の態度を改めつつありました。
中国に対する批判。否定的な意見を出し始めていたのが・・・最近の状況でした。

まっ。東南アジア。ASEAN諸国が中国との対立路線を明確にした理由もコレでしたし。
ですから、EUもまた中国経済の低迷を理由に態度を改めるだろうなぁ。・・・と、
そんな風に私も予想はしていたのです。うん^^;
このままの流れであれば、穏やかに日米両国とEUの関係改善は行われるだろう。と、
そのような雰囲気があったわけなんですけれども・・・。



しかし、ここで大変な事が起こりました。
それこそが今現在に話題となっているイギリスのEU離脱で御座います。うん^^;
この一件はヨーロッパ中に激震が走ると共に。
今回に話題である私達日本。アジア地域においても大きな影響を与える事になります。
つまり、ヨーロッパの中国戦略に物凄い影響を与える事になったわけです。

と言いますのもね。
既に申し上げておりますように、今後のイギリスは国家戦略を大きく変えまして。
アメリカ重視の国家戦略を構築しようとしております。
当然ながら、その中にはアジア戦略。中国戦略も含まれるわけです。

今までは他のEU各国。あるいは、今までの中国との協力関係などもありまして。
中国への批判は間接的に。配慮された批判だったのですけれども。
そのような方針の全てが変改して、今までの配慮の全てが消滅する事になります。
ええ。何しろアメリカ重視の国家戦略になるわけですからね。
今のイギリスには中国などに配慮している余裕など一切無いわけで御座います。
アメリカとの関係強化。御機嫌取りのために。
イギリスはアメリカのアジア戦略。対中戦略を全面的に支持するはずですし。
そうなると・・・イギリスは全力で中国を糾弾する以外には無いからです。

うん。今後のイギリスのアジア戦略は、これ以外には考えられないと思います。


さて。そうなると困るのはEUです。
イギリスがアメリカとの関係を強化した結果。
アメリカの中国戦略を支持して、中国を物凄い批判を行い始めたとなると。
EUとしては、完全に置き去りにされた状態になるわけで御座います^^;
うん。当然ですね。

「イギリスはアメリカの味方をしているけど、EUは味方をしてくれないのか。
それならばアメリカもEUの味方をする必要は無いはずだ」
・・・との声がアメリカ国内で出てくるのは当たり前の話で御座います。


さあ。大変です。

前回にも書きましたが、今のEUはアメリカとの関係を悪化させるわけにはいきません。
ここでアメリカとの関係を悪化させてしまえばNATO全体。
EU全体。ヨーロッパ全体の安全保障を直撃してしまうからです。
となれば。もはや取るべき手段は一つだけ。
イギリスに負けず劣らずアメリカを支持して中国を批判する事だけです。
つまるところ。
結果的にはイギリスのEU離脱をキッカケとして。
ヨーロッパ各国のアジア戦略。中国戦略が激変するだろう。と私は予想しております。


今まで中国に協力しておいて、すぐに手のひらを返して批判する。ともなれば。
EU.ヨーロッパとしても随分と外聞が悪いわけですけれども。
でも、もうそんな事を言っていられる余裕など今のヨーロッパには無いんです。
恥も外聞を投げ捨てて、必死で中国を批判する以外にはありません。
そうする以外にヨーロッパの安全保障を守る手段が他に無いからです。

「対中戦略に全面的に協力するから、従来どおりにNATOでも協力してくれ」

・・・ってね。
うん。これでイギリスどころか。EU丸ごと全部が対中包囲網に組み込まれました。

そして、これに私達日本とロシアの関係改善が加わります。
既に報道されておりますように、現在の日本政府はロシアとの首脳会談に向けて交渉中です。
最終的には平和条約の締結まで視野に入れた、かなり高レベルな交渉になるでしょう。
よって。
日本の対中包囲網。それが完成に至る・・・わけです^^;
これで中国は完全完璧に。世界から孤立します。文字通り「世界の敵」です。



んーと。一応の確認しておきますが・・・中国共産党。習近平と言うのは。
私達日本に喧嘩を売って敵対したわけで御座います。
こうなる事は、遥か以前から理解しておられましたよねぇ?
今更わからなかった。知らなかった。なんて事は言いませんよねぇ?

・・・参考程度までに申し上げてきますと。
対中包囲網の完成の次は、中国における経済の自由化と政治の民主化です。
あくまでも中国国家と中国国民の未来のために。
その元凶となる一切合切を、今この時代において一掃させて頂く事になります。

今現在に存在する対中包囲網は、そのままアジア地域での協力体制。
ひいてはアメリカ。ヨーロッパなどとの協力体制へと移行し。
そこに民主化された新しい中国を組み込んで、新しい国際秩序を作り上げます。
これにてアジア。ひいては世界の平和と安定を取り戻し、
中国戦略。そこから先に繋がる世界戦略が完遂するわけで御座います。



とまあ、こんな感じかな。いやはや^^;

うーん。まあ、今回はね。
イギリスのEU離脱がキッカケで一気に話が進む事になりましたけどね。
でも、仮にイギリスがEUに残留したのだとしても。
基本的な流れそのものについては、大した違いは無かったと思います。
と言うのも、現在の中国を支配。もとい統治するのは習近平ですからね。
なので、中国が逆転する可能性と言うのは皆無だと私は個人的に考えております。


・・・まあ、世界戦略が完遂する。などと偉そうな事を書きましたけど^^;
中東やアフリカなどは今以上に混乱するでしょうし。
事と次第では、それにヨーロッパが巻き込まれる可能性も十分にありますが。
しかし、アジア地域の安定が確保出来たのならば。
最悪の未来。すなわち第三次世界大戦を阻止する事は十分に可能で御座います。

私達日本などのアジア諸国が・・・。
あー。いや、もちろん世界の中心は今と変わらずアメリカでしょうけど^^;
アジア諸国が今まで以上の力を発揮して、世界を平和へと導いていく。
そのような未来を、私は考えていたりするわけで御座います^^


それでは本日もまた失礼致しました。皆々様。おやすみなさいませ^^

拍手[1回]

27 . June
そんなこんながありまして。
イギリスが逃げ出した分だけヨーロッパ。EUの難民問題が今以上に厳しくなる。
・・・と言う話だったんですけれどね。


あの、しつこいようで申し訳ないんですけれどもね。
欧米諸国。あー。いや、この場合は米英両国を除外するのが適切ですね。
イギリス以外のヨーロッパ。EU各国と言うのは難民問題を甘く見過ぎています。
あまりにも危機意識が無さ過ぎる。

今から警告しても遅過ぎますけれども、改めて申し上げますね?
百歩譲りまして経済の問題ならば、まだ良いんです。
なぜならば、経済が破綻したのだとしても国家が滅びる事は無いからです。
しかしながら。
難民問題で失敗してしまったら、国家それ自体が滅びてしまうんですからね?
・・・まあ、今ここで何を言おうともホントに後の祭りなんですけれど。

まっ。難民問題の話題。特に解決策云々に関しては、また後日。
改めて書かせて頂くと致しましょう。
今ここで優先するべき話題は、あくまでもイギリスなのですから。
それでは参りましょう^^

今回のEU離脱によりイギリスの国家戦略。安全保障戦略も大幅に変わります。
その中でも特に目立つものが米英関係の強化です。
うん。EUから離脱した分だけ確実にイギリスとEU各国との関係性は薄れますから。
その分だけイギリスはアメリカとの関係強化を全力で推し進めるはずです。
まあ、おそらく間違いないでしょうね。
これからのイギリスと言うのは、よっぽどの事が無い限りは。
何をどうしようともアメリカとの協力関係。共同歩調を優先する事になりますし。
そして、このイギリスの動きに対してアメリカも応じる事でしょう。


んー。まあ、アメリカが決める事ですので。
赤の他人。日本人の私が断言するわけにもいかないんですけれどもね^^;
でも、十中八九。現在の世界情勢から判断していきますと。
今のアメリカならばイギリスとの関係強化に応じるだろう。と私は考えています。
なぜならば、そうしたところでEU各国から不興を買う事が無い。と、
そのようにアメリカは確信しているからです。
それはなぜか?
アメリカに反発するだけの余裕が、今現在のEUに存在しないからです。

うん。この理由について詳しく書かせて頂きますとね。

確かにイギリスがEUから離脱してしまった事によって。
イギリスを経由する事で間接的にアメリカがEUに影響力を行使する。・・・と、
そのような従来の手段を実行する事は出来なくなりました。
これは確かにアメリカにとってはマイナスの側面だと言えます。
そして、そのマイナスの分だけ。
本来ならばアメリカと言うのは、EUに配慮する立場にあるわけで御座います。
・・・影響力が低下した分だけEUの意向に配慮する必要があるわけですね。


ただし、これと同じ事がEUにも指摘出来るんです。
と言いますのもね。
EUもまたイギリスを経由する事によってアメリカに影響力を行使していたからです。
それはつまり、イギリスがアメリカとの交渉役。パイプ役を担っていたわけですね。
でも、それが出来なくなった。
そういう意味ではアメリカと同様にEUにとってもマイナスであり。
EUもまた、そのマイナスの分だけアメリカに対して配慮する立場にあるからです。

それで、アメリカとEU。双方の立場が、そんな状況がある事を前提と致しまして。
ここでEUにとって一番の泣き所が問題になります。
つまるところ。
どうしようもなくガタガタになっているEU。ヨーロッパの安全保障で御座います。


そもそもの話として。
前回まで難民問題一つを見ても、どこをどう考えてもEUの安全保障はガタガタです。
あの、こう言ってはアレですけれど。
今のEUにはマトモな安全保障の専門家が一人もいないんじゃないか?・・・と、
そのように思える程度には、もう本当の本当にガタガタなんです^^;

そんなガタガタの安全保障が、それでも崩壊しないのはNATOがあればこそ。
アメリカとの協力があればこそEU。ひいてはヨーロッパの安全保障があるわけです。
なので、裏を返せばアメリカとの協力が無くなった瞬間に。
ヨーロッパに存在する全ての安全保障が容赦なく消し飛ぶわけです。
そんな状況であるにもかかわらず。
アメリカとのパイプ役だったイギリスがEUから離脱してしまったんです。
これはNATO全体。EU全体。ヨーロッパ全体として恐るべき大マイナスです。


えーと。改めて確認しますけれども。

「従来よりEU。ヨーロッパが軽んじてガタガタになった安全保障がある中で、
無計画に難民を受け入れる。などと言う暴挙をした挙句に。
アメリカとのパイプ役だったイギリスがEUのバカっぷりに見切りをつけて離脱した」

・・・これってさ。
どこの誰が見ても、恐ろしく危機的な状況だ。と表現する以外には無いと思うんです。
広く一般的で、常識的な観点から考えても。
EU。ヨーロッパは、マジで何やっているんだ?と言われても仕方ないと思うんです。
ぶっちゃけ。
もう経済云々と騒いでいる状況じゃないんですよねぇ。本当に。

いやまあ、部外者の。日本人である私が言うのもアレなんですけど。
たぶんEU。ヨーロッパと言うのは、もうアメリカに頭が上がらないんじゃないかな?
だって。
なんやかんやで今までアメリカの意見を聞いたり。
あるいは、アメリカを説得していたイギリスがいなくなっちゃったんだから。
その分だけ確実にアメリカとの関係が希薄になり、NATOの影響力は低下したわけで。
ヨーロッパ全体の安全保障って、どう見ても崖っぷちだと思うんですよねぇ。


さて・・・そろそろイギリス以外のヨーロッパの方々と言うのは、
いい加減に危機感を持ちましょうね?
これからEU。ヨーロッパは必死でアメリカのご機嫌取りをしなくてはなりません。
間違っても今ここでアメリカに反発して、これ以上アメリカとの関係を悪化させる事。
つまりは、NATOに亀裂を入れるような事は絶対に回避しなければならないわけです。
これに加えまして。
前回から私が大騒ぎをしている「難民問題」についても対応しなければならない。
・・・もはやEU。ヨーロッパと言うのは火の車の状態です。
これからは今までとは比較にならないくらいに、慎重に行動して下さいませ。



いやぁ~。それにしても、本当にさ^^;
イギリスのEU離脱に対して「見せしめ」を行うべきだ。・・・とか。
とんでもなくズレた主張を聞いた時には、私も軽く眩暈を覚えてしまいました^^;
イギリスに対しては「見せしめ」どころか。
しっかりと詫びを入れてEU各国。ヨーロッパ各国が懇願する必要があります。

「どうか私達を見捨てない下さい」・・・ってね。

よろしいですか?
イギリスがEUを離脱した。と言う事は、事実上イギリスがEUを見捨てたのであり。
ヨーロッパの一切合切を切り捨てようとしている。と言う事です。
逆に言えば。
一切合切を切り捨てないと自国を守る事が出来ない。とイギリスは判断したんです。
それほどまでにEU。ヨーロッパが危機的である事を・・・いい加減に自覚しなさい。


安全保障を司る立場から言わせて頂きますけれど。
イギリスの判断と言うのは極めて正しい判断だった。と思います。
もし仮に。
私達日本がイギリスと同じ立場だったとしても、同じような決断をしたと思います。
なぜならば、それほどまでにヨーロッパは安全保障を軽んじて。
ヨーロッパの平和と未来を軽んじているからです。

とまあ、今回のイギリスのEU離脱について結論を下すのならば。
これ以外には無いだろう。と私は個人的に考える次第で御座います。



それにしても。
事ここに至るまで、誰も現実を直視しなかったと言うのですからね。
EUの方々と言うのは、一昔前の私達日本と同じ程度には平和ボケしています。
・・・いや、難民問題を抱えて平和ボケしていた事を考えるのならば。
ある意味で私達日本よりも重症かもしれませんね。いやはや^^;


それでは本日はここまでにしておきましょう。皆々様。おやすみなさいませ^^

拍手[2回]

26 . June
さてさて。さっそく朝からではありますが失礼します。
前回は中途半端になってしまって、ごめんなさい。
・・・まったく。こんな重要な時に限って仕事が忙しくなるんだから^^;


とまあ、私などの事はともかくと致しまして。
私は安全保障を司る立場なので、やはり一番に重要視しているのは難民問題です。
・・・まっ。移民の流入を阻止するためにEU離脱を決断したわけですから。
当然の話として難民の流入だって阻止するに決まっていますからね^^;

それで、前回にも書きましたように。
対ロ制裁を行う今のヨーロッパに難民問題を解決させる手段が存在しないんです。
この状況でイギリスが難民問題から手を引いた事実は極めて重大な意味を持ちます。
とまあ、こんな感じの話を本日も続けたいと思います。
それでは参りましょう^^


今回のイギリスのEU離脱と言うのは、今すぐに行われるわけではありません。
正式な離脱のための準備で幾分かの時間がかかります。
・・・ただ。
私個人の意見としては、イギリスが正式にEUから離脱するまで。
そこまでEUが今現在のように無事に残っているかどうかも疑問です。
ええ。それくらいに私は今のEUに対しては懐疑的です。
なぜならば、まったくもって今のEUは安全保障を軽んじているからです。

イギリスが正式に離脱するには最低でも2年はかかるそうですが、
その2年間をEUが耐えられるかどうか。それすら相当に怪しいと私は考えています。
今後2年間でEUそれ自体が分裂。崩壊してしまっても不思議ではありません。
・・・それくらいに今のEUは危機的な状況にあると思います。


でまあ、この最大の原因は・・・何度も繰り返して申し訳ないのですが^^;
やっぱり難民問題にあるわけで御座います。
今のヨーロッパには難民問題の根本的な解決が出来なければ、
そもそも現状維持すら出来ていない。時間稼ぎで手一杯の状況にあります。

ちなみに。
この時間稼ぎが何か?と言いますと・・・簡単です。とっても簡単な話です^^
EU全体に難民を分散させる。と言う非常に単純なものです。
そして、単純であるからこそ。本来ならば、すぐにでも理解するべきだったんです。
EU全体に分散させたとしても。
それでも対処しきれない数の、膨大な難民が押し寄せてくる。・・・とね。


あの、この場所では・・・まだ書いていなかったかもしれませんけれどもね。
その国家が難民を受け入れる事が出来る数と言うのは、
理論上の数値と比較して、実際に受け入れ可能な数値は遥かに下回るんです。

「その国家の国力。経済規模などを考えて、この程度までなら難民を受け入れられる」

・・・などと考える政治家。学者。有識者がいたとしたら。その人はド素人です。
と言いますのもね。
それらのデータを分析して出した数値は、あくまでも理論上の話なのであって。
実際の問題。現実の問題と言うものを完全に無視しているからです。

あの、ですねぇ。
冷静になって考えて頂きたいのですが、続々と難民が流入する事になれば。
当然ながら、その国家の国民は不安と恐怖を感じるものです。
難民の数が少数。小規模であれば問題ないんですけれども。
ある一定数を超えた瞬間から、国民の不安と恐怖が一気に表面化してしまうんです。
うん。そうなんです。
私のような安全保障を司る人間が、難民の存在を極めて重大かつ恐るべき問題として、
最大限に警戒する理由が、つまりはコレです。

仮に。
世界中の。どんな国家。どんな社会であったとしても。
ある一定以上の数の集団が唐突に。急激に流入しようとした場合。
ほぼ100%の確率で排斥運動が間違いなく発生します。

時と場合。各種条件によって多少の誤差はありますけれども。
大抵の場合は、極めて悲劇的な事件が発生する事は避けられないのです。
うん。これについては古今東西。ありとあらゆる歴史が証明する事でもあります。
それゆえに難民に関する扱いは極めて厳格に行うべきである。と言うが、
安全保障の分野における常識であり、鉄則になっているんです。


もちろん難民の方々を助ける事については、私としても異論はありません。
可能な限り。出来る限りは助けて差し上げるべきだと思います。
しかしながら、その行為については細心の注意を払って行うべきであり。
もしも難民を受け入れる際には、極めて緻密な計画と各種の配慮が不可欠である。と、
私は、そのように強く主張する次第で御座います。

間違っても無計画なまま。積極的に受け入れる。などと言う愚かな事はやめるべきです。
そんな事を主張する人間がいるとしたら、
それは安全保障に対する致命的なまでの不見識を露呈させる愚行で御座います。
・・・その代表例がドイツのメルケル首相なるわけですね。うん^^;


それで話を戻しますと、今現在のヨーロッパに流入した難民。
または、これから流入しようとしている難民の数と言うのは。
今しがた書きましたように、明らかに一定以上の数である事は間違いありません。
ほぼ確実に。ヨーロッパ各国の人々が抱える不安と恐怖と言うものが、
容赦なく表面化してしまうには、十分な数になってしまうはずです。
これほどまでに危機的な状況にもかかわらず。
具体的な解決策が未だに提示されていないのでは、あまりに危機意識が無さ過ぎる。
・・・我先に。とイギリスが逃げ出したのも無理からぬ事です。

そんなわけで、イギリスが離脱した事によって難民が流入する場所。
難民を分散させる場所が確実に一つ消滅したわけですけれども。
でも、だからと言って難民それ自体の総数が減るわけではありません。
必然的にイギリスに向かっていた難民が別の場所に向かう事は明らかです。
・・・さて。ここからです。
ここから難民問題の真の恐ろしさをヨーロッパ各国は思い知る事になるわけです。
あれだけ警告されていたと言うのに、警告されたとおりの未来になるんですからね。
本当に。どれだけ安全保障。自国の平和と未来を軽んじていたのだか。
いやいや、まったく。ちょっと呆れてしみます。





それにしても・・・最後に蛇足の話になりますが。
なんともまあ、本当にイギリス上手く逃げましたよね。お見事です^^

ええ。実に絶妙なタイミングでしたものね^^;
丁度これから夏に入る頃合で100万人の難民が新たに流入してくる。と、
そんな状況になる直前でEU離脱を決めると言うのは、本当に凄いと思います。
さすがは天下の大英帝国。私と致しましても脱帽で御座います。いやはや^^;


とまあ、今回はここまでにしておきましょう。
それでは皆々様。本日もまた良い一日を^^

拍手[1回]

25 . June
うーん。やっぱりイギリス国民はEU離脱を選びましたか。
いや、今日の早朝までは残留派が上回っている。との噂が飛び交っていたんですが。
・・・まあね。
それでも離脱派が勝利するだろう事は、なんとなくでも予想しておりました。

まっ。予想していたからこそ重大だ。重要だ。などと、
あれだけ騒いでいた憲法改正の話を切り上げてまで。
わざわざイギリスの話題を優先しているんですけれどね。ナハハハ^^;


ともかく。
そういうわけですので、前回にも書きましたように。
今後の世界情勢は急激に変化していくだろう事は避けられません。
うん。世界全体の秩序についても変化する事でしょう。
なので、早速ですが今後の世界情勢についての話を致しましょう。


まず最初の確認としては、ですねぇ。
今回のイギリスのEU離脱に関して最大の影響が発生するのは、
当然ながらEUであり、ヨーロッパ全体である事は間違いありません。
そして、その中でも特に影響を受けるのはドイツで御座います。
近年におきましてドイツ経済の好調となっているのは、EU経済圏があればこそです。
そのEU経済圏からイギリスが離脱するわけです。
となれば、必然的に経済規模は縮小してしまうわけであり。
その影響はドイツ経済を直撃してしまう。と言う事で御座います。

うん。まあ、何と言いましょうか^^;
マスコミの報道ではイギリス経済ばかりに目が向けられておりますけれども。
より重大な影響を受けるのはEU経済だろうなぁ。と私個人は考えております。
その理由は何か?と言いますとね。・・・難民問題です。



えーと。前回の話題では、イギリスのEU離脱の是非を問う国民投票。
その最大の争点は移民政策にある。と私は書いたわけですけれども。
実を言うと、アレは正確ではありません。
より正確に述べるのならば、ヨーロッパに流入し続ける難民問題にあります。


あの、ですね。
今一度。改めて申し上げますけれども欧米諸国。
特にヨーロッパ。ドイツのメルケル首相がその筆頭格になるんですが。
欧米諸国の方々は難民問題と言うものを、あまりにも過小評価し過ぎております。
以前から書いている事ですが、難民問題は一つ間違えば国家が滅びる問題です。
それほどまでに物凄く重大な問題であり、物凄く解決が難しい問題なんです。
ですので、この問題一つだけを見ましてもね。
EU離脱の是非を国民投票で決めたイギリスの対応と言うのは。
過剰な反応でも何でも無くて、至極道理である。と言うのが私の正直な感想です。
もし仮に、私達日本が今のヨーロッパの難民問題に直面したとすれば。
やはり今回のようなイギリスと同じ程度の対応をすると思います。
なぜならば、それが正しい現状認識であるからです。
国論を二分する事を覚悟の上で、それでも国民投票を実行する程度には。
ヨーロッパの難民問題とは、それほどまでに恐るべき問題であるからです。


そんな恐ろしい難民問題からイギリスは手を引く事を決断しました。
うん。今回のEU離脱は、難民問題から手を引く事と同じ意味であり。
そのつもりでイギリスは決断したのだと私は考えております。
つまり、難民問題と言う超ド級の問題からイギリスは半ば解放されたわけです。
逆に。
イギリスが離脱した事で、それ以外のヨーロッパ各国。EU各国と言うのは。
今まで以上に難民問題が重荷となってしまうのは避けられないわけです。

難民に関連した事件と言うのは・・・まあ、今現在でも発生していますが。
それが今以上に多発するでしょうし、事件の内容それ自体も深刻化するはずです。
過度なナショナリズムを主張する極右勢力が拡大。台頭してしまったり。
あちらこちらで難民排斥の運動が加速化してしまう事でしょう。

・・・まあ、何が言いたいのか?と言いますとね。
今や不安材料はイギリスよりもEUの方が大きくなったんです。


さらに指摘しますと。
これも既に書いた事ではありますが、ヨーロッパの難民問題を解決するためには。
一つの大前提としてロシアと協力する事が必要になります。これは絶対です。
ですが、今のヨーロッパは対ロ制裁を実行している真っ最中であり。
そのために難民問題でのロシアとの協力と言うのは絶望的です。
つまるところ。
今のヨーロッパの難民問題と言うのは、解決手段が存在しないんです。
根本的な問題解決どころか。おそらく現状維持すら難しい状況に陥っています。
どんなに頑張っても・・・難民問題の深刻化を遅らせる程度が関の山。
今のEUでは時間稼ぎ以上の事が出来てはいないはずです。

それに加えて今回のイギリスのEU離脱です。
申し訳ありませんが、今以上にヨーロッパは危機的な状況に陥る事になると思います。



んー。ちょっと早いですけれど、今回はここまでにしておきましょう。

それでは本日もまた失礼しました。皆々様。おやすみなさいませ^^

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