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19 . March
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15 . June
と言うわけで、前回はヨーロッパ情勢の話。
無条件で自由で安定的な経済活動が可能な時代。
つまりは、平和がタダである時代は終わったわけであり。
このような時代の変化に対して、何の準備もしなかった国家は大変な事になる。

特にドイツのような安全保障に重大な問題と言うか。
そもそも安全保障について何にもやってこなかった国家などでは誰もが逃げ出す。
特に大企業や富裕層が次々と逃げ出して、残るのは貧乏人と難民だけと言うような。
物凄く悲惨な状況なる可能性がある。・・・と言う話でした。

うん。まあ、普通に考えたらね。そうなるだろうなぁ。と言う話です^^;


ちなみに、ですけれど。
この点については既に世界に対して明示されているんです。
それはトランプさんによる次の発言です。

「中国が制裁を回避する方法は簡単だ。アメリカで生産すれば良い」

この発言を聞いて私もビックリと言うか。驚愕しました^^;
今現在の時代の変化に対して正鵠を射抜くような素晴らしい指摘だったからです^^


と言うのも、このトランプさんの発言を表面的に見るのならばね。
中国に対する痛烈な皮肉と言う事になるんですけど。
実は、この発言にはもっと深い部分があるんです。
この発言の根底にあるものは、現在の世界情勢に対する本質。
つまるところ。
安全保障に不備がある国家から、安全保障が万全の国家に資本が流れる。・・・です。

トランプさんは元々が優れた経済人だったわけで。
その経済的なセンスにより至った発言なのかもしれませんけどね。
これこそが世界経済の本質であり、世界情勢の真実だろう。と私は思います。


いやぁ~。これね^^;
これを世界のトップであるアメリカ合衆国大統領が発言するんですからね。
そりゃあ世界は正しい方向に進んでいる。と私も思いますもん^^;
よくぞトランプさんは、この発言をしてくれましたよねぇ。お見事でした^^

とまあ、そんなこんながありまして。
これはアメリカと中国のみならず。今後の世界全体で同じ事が起こると思うんです。
繰り返しますが、自由で安定的な経済活動はタダじゃない。平和はタダじゃない。
今まで当たり前だった事が当たり前じゃなくなるんです。
その事を理解した上で経済活動しないと・・・極めた高い確率で失敗するでしょう。
いかに税金が安くても。経済的に優遇されていてもね。
ハイリターンである事はハイリスクだと言う事を忘れてはなりません。
これからの世界情勢では、特にリスクの部分を考慮しないと痛い目を見るはずです。
この点を世界中の企業。経済人は理解するべきだろうなぁ。と思います。



とまあ、それはそれとして^^;
本日の話題で御座います。本日は前回に棚上げにしました中東の話題。
安倍総理のイラン訪問中に、とんでもない事が起こってしまったので。
それに関する話題で御座います。
それでは参りましょう^^

まずは、こちらをご覧下さいませ。
https://www.sankei.com/world/news/190613/wor1906130036-n1.html

これは産経さんの記事で、ホルムズ海峡にてタンカーが攻撃を受けた。との記事です。

それで率直に申し上げますとね。
このニュースを見た時に、私は一時的ですが完全に思考が停止しました。
ちょっと理解出来ずに、一旦スルーしてしまったくらいです。ナハハハ^^;
でまあ、その理由としてはね。
それくらいに私と致しましても予想外の事だったからなんです。


そもそもの話として安倍総理がイランを訪問中での出来事ですからね。
この一点だけを考えても今回の事件と言うのは、まずありえません。
うん。そうですね。
私と同じようの今回の事件を知って思考が停止したと言うか。
信じられないほどに戦慄が走った人と言うのは多かったと思います。
それこそ日本政府。アメリカ政府。イラン政府の三者全員に激震が走って、
てんやわんやの大騒ぎ。誰もがみんなひっくり返ったはずです。うん^^;

その理由は単純明快。
今回の事件によって安倍総理に万が一の事があった場合には・・・。
私達日本国内は無論の事。アジア全体。世界全体が大混乱に陥ってしまうからです。
ええ。そうですとも。
それほどまでに今の日本の存在。安倍総理の存在は世界的に見て極めて重要だからです。
今回の事件は冗談でも何でもなく世界が滅びかけた。と表現しても過言じゃない。
それほどまでに許されざる大事件。世界の全てを敵に回すような凶悪な事件だったと思います。



あの、ですねぇ。

現時点において情報が少な過ぎて判断が難しい・・・わけなんですけれども。
でもね。
状況を考えれば、今回の事件の全体像を把握するのは難しくは無いと私は思うんです。
いやまあ、もちろん私の個人的な推測と言うか。妄想も入った上でね^^;
その上で今回の事件について私なりに分析しますと、ですねぇ。

まず一つの大前提として。
今しがた述べたように今回の事件って、絶対にありえないレベルの事件なんです。
重ねて申し上げますが、安倍総理に万が一の事があったら洒落にならないからです。
そして、この点については日本政府。アメリカ政府。イラン政府の共通見解であり。
逆にね。
共通の見解にならない限り、安倍総理のイラン訪問が実現する事はありえないんです。

ハッキリ言います。
今回の安倍総理のイラン訪問は、何一つとして安倍総理に危機が及ばない事。
それを日本とアメリカとイランの三者全員が確認し、それを確信したからこそ。
だからこそ、安倍総理のイラン訪問が実現したのであり。
そう考えれば今回の事件がアメリカとイラン。
ましてや日本が少しでも関与する事など断じてあり得ないんです。


それでまあ、あくまでも私個人の意見ではありますけれどね^^;
今回のタンカー攻撃事件は第三国の手によるものだ。としか考えられません。
イランによるものでもなければ、アメリカの自作自演でもなく。
ましてや単なるテロリスト如きが出来るような事件でもなければ。
限りなくゼロに近い可能性として私達日本が罠を仕掛けた・・・わけでもないんです^^;
なぜならば、あまりにもリスクが高過ぎるからです。

失礼ながら物凄く大切な事なので何度でも言います。
安倍総理に万が一の事があれば世界が滅びるかもしれないからです。
文字通り世界の全てを敵に回すかもしれないような。
こんな恐るべき大事件は、通常の常識があれば絶対に起こるはずが無いんです。



それでまあ、もう少し踏み込んだ話をしますと、ですねぇ^^;

仮にね。
百歩譲って、仮にイランが実行したのだとしましょう。
でも、そうだとしたらね。
当然の話として安倍総理は無事ではありませんし、日本にも帰国出来ないはずです。

もしイランが安倍総理の訪問中に、今回の事件を引き起こしたのだとしましょう。
だとすれば、事件を起こした理由。その目的は間違いなく安倍総理です。
安倍総理を拘束し、軟禁した上で人質として扱う。・・・と、
そんな目的が無ければ、今回の事件を起こす利点はイランにはありません。

いや、もちろん公然と人質として扱う。なんて事はしませんよ?^^;
そんな事をしたらテロ国家と認定されて世界中から袋叩きにされますし。
人質交渉になる前に、何も出来ないままイランと言う国家が消滅してしまうはずです。
だから、少し手間をかけます。
つまりはテロ組織からの攻撃を守る。と言う名目で安倍総理を軟禁するんです。
これならばイランが世界中から批判される事はありませんし。
人質同然に安倍総理の身柄を確保し続ける事も可能です。

うん。これが目的であればね。
イラン側が今回のタンカー攻撃事件を引き起こした。と理解出来なくもありません。



・・・私としても思考停止から回復した後でね^^;
今回の事件で真っ先に考えたのが、この可能性でした。
安倍総理が日本に帰ってこれないかもしれない。
果たして、これ一つでどれだけの混乱が発生してしまうのか。
その恐るべき未来を想像して、私もガタガタブルブルと震えていました^^;

ですが、現実として安倍総理は無事に帰国出来ています。
いやいや、ホントに良かったですよねぇ^^
安倍総理が無事に帰国するまで、誰もがみんな生きた心地がしなかった事でしょうね。
うん・・・これは冗談じゃなくてね。本当の本当に世界が死んだかと私は思いました。


そして、この時点でイランが今回の事件を画策する最大の利点が消滅したわけです。
安倍総理が無事に問題なく日本に帰国出来た。
この事実一つで今回の事件がイランによるものだとは考え難い。
うん。至極単純な話として。
事件を引き起こすリスクに見合うだけのメリットがありませんからね^^;


次にアメリカの自作自演であった場合です。

確かにイランでは無い。となれば次に疑わしくなるのはアメリカです。
アメリカが自作自演でイランを貶めるために。より不利な状況とするために。
そのためにイランに見せかけて実行した。と言う可能性です。

この可能性についで私からは次の一言しかありません。
つまりは、「ありえません」・・・です^^;

既に書いたように、あまりにもリスクが高過ぎるんです。
これも至極単純な話として、安倍総理がいなくなって一番困るのは誰なのか?
安倍総理に万が一の事があって一番困るのは誰なのか?
言わずもがな。
ドナルド・トランプ大統領その人で御座います。うん^^;

トランプ大統領にとって日本との関係。安倍総理の関係は極めて重要です。
いや、重要であるどころか。死活問題であるはずです^^;
そんな安倍総理をイランに訪問させるんです。
だとすれば、トランプ大統領は万全の準備で安倍総理を送り出したはずです。
事前にイラン側と交渉する事はもちろん。周辺諸国どころか。
中東全域に対して、余計な事はするな。と物凄い睨みを利かせていた事でしょう。
うん。そうですね。
この時点で単なるテロリストの可能性など皆無だと私は思いますし。
そんなアメリカが今回のような事件を引き超す。なんて事はありえないんです。



・・・って言うかさ^^;
もしも安倍総理をイランに訪問させて、その最中にこんな事件を起こしたらさ。
どう考えてもアメリカは安倍総理を捨て駒扱いした事になりませんか?^^;
安倍総理がどうなっても構わない。と思わない限り。
アメリカが自作自演で今回の事件を引き超す事は出来ないはずなんです。

でまあ、当たり前の話ですけれど。
内閣総理大臣を捨て駒みたいにされたら、私達日本は本気でブチ切れます^^;
日米関係は前代未聞のレベルにまで悪化し、日米同盟に致命的な亀裂が走ります。
もう第三次世界大戦。核戦争まで秒読み段階にまで世界情勢が悪化してもおかしくない。
そんな事まで覚悟して、トランプ大統領が今回の事件を引き起こすなど割に合わない。
ぶっちゃけ。
トランプさんの政治生命が終わるどころか。この世界そのものが終わってしまいます^^;
だから、アメリカの自作自演と言う可能性も無いはずなんです。



それで最後にね。
書いてしまったので、一応ですが日本の罠の可能性も書いておきますとね^^;
私も難しい事は言いません。
物凄く単純明快にして簡単な事を申し上げます。

あの・・・一体どこの世界にさ。
自国のトップを囮にするような。そんな罠を仕掛ける国家がいるんです?^^;
もう何と言うか。そんな色々な意味で最終手段。
それこそ核ミサイルと同じレベルの最終手段を仕掛けるほどに。
それほどに私達日本がイランに罠を仕掛けるような理由なんてありません。
いや、そんな理由がああるんだったら、私が教えて欲しいくらいです^^;

んー。もしも本気で安倍総理を囮にした罠を仕掛けて。
私達日本が今回の事件を引き起こした・・・のだとしたらね。
その場合には日本がイランに対して宣戦布告する。と言うような。
それくらいしていないと辻褄があわないとは思いませんでしょうか?

えーと。イランの方々にもね。
ちょっと冷静になって考えてくれたのなら、きっと理解して頂けるはずです。
そんな自国の総理大臣を犠牲にしてまでイランを滅ぼそうとするような。
そんな恐るべき事を私達日本が考えるはずが無いし、そんな理由が無いんです。
いくらなんでもこんな事はあり得ない。・・・ってね^^;



とまあ、そんなわけで。
今回の事件と言うのは、日本。アメリカ。イランの誰も関与していない。
明らかな第三国による邪悪な思惑の果てに実行された事件である。と、
そのように考えるのが極めて妥当だろうなぁ。と私は思うわけです。いやはや^^;

それでは本日もまた失礼致しました。皆々様。おやすみなさいませ^^




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04 . January
げげっ!なんだこりゃあ!

ちょっと物凄いニュースが流れてきたので取り上げたいと思います。
こちらをご覧下さいませ。
http://www.sankei.com/world/news/170103/wor1701030015-n1.html

これは産経さんの記事なんですが、なんとイスラエルの首相。
ネタニヤフさんにスキャンダルが出てきた。と言う内容になっております。

いや、これねぇ・・・。
今この状況で、あるいは政治的スキャンダル。
イスラエルで政変が発生して、ネタニヤフさんが失脚するかもしれない。と言うのは、
さすがにね。私も予想していませんでした。

・・・って言うか。
そもそも昨日の今日の話って、なんてバカバカしいタイミングなんでしょうね!?
こっちの計画がムチャクチャだっ!・・・です^^;
いやぁ~。たまにね。
こんな信じられないような奇跡的な事があるんですよねぇ^^;
でも、どうしてこんな事になるのかなぁ・・・?


いやまあ、もちろんね^^;
まだ疑惑の段階でしょうから何度も言えませんし、まだ大騒ぎするには早いんですが。
それにしたところで、今この段階でのイスラエルの政局は厳し過ぎる。
どうにかネタニヤフさんには乗り切って頂きたいところで御座います。

・・・うーん。ようやくイスラエルにも平和と安定が訪れる。と言うような。
奇跡のチャンスが出てきた中で。このチャンスを手放さなければならない。と言うのは、
そりゃあ、あまりに無慈悲です。

いつかは終わらせなければならぬ戦い。それが今まさに終わろうとしているのであれば。
このチャンスを絶対に失うべきではありません。
あの・・・イスラエルの方々とて理解しているはずです。
自分達の戦いが、決して終わらぬ戦いである事。何一つ利益の無い。
ただ無駄に憎悪のみが生み出されていくだけの争いである事を。
それを理解しているのであれば、平和のために。未来のために全力を尽くして下さい。


・・・うん。まあ、私から言えるのはここまで、ですね。
私も所詮は他国の人間。赤の他人なわけであって。
最終的には、全ての決断はイスラエルで生きる人々が決めるべき事ですから。
だから、あんまり強く主張するわけにもいかないんですけど・・・。

でも、さすがにねぇ。悪い意味でタイミングが良過ぎます。
どうして・・・こんな正月早々にイスラエルの警察が動いたのでしょう?
もっと他にするべき事とか。あるんじゃないかなぁ?・・・うーん。


まっ。既に書いたようにね^^;
今ここで大騒ぎするのは、さすがに早過ぎますのでね。
何事も無いだろう事を祈って、今は静かに見守ると致しましょう。



うーん。ちょっと今日は早いですけれど、これで失礼させて頂きましょう。
いや、ちょっと衝撃的だったのでね。ごめんなさい。いやはや^^;


それでは本日はこれで失礼させて頂きます。皆々様。おやすみなさいませ^^

拍手[3回]

03 . January
あけまして、おめでとう御座います。

本年も当方ブログ。さらさらの部屋を、よろしくお願い致します^^


とまあ、この文面くらい元日に書くべきだったんですけれども。
ついついお酒を飲み過ぎました。ハメを外し過ぎてはダメですね。ナハハハ^^;


さて。そんな私の事はともかく。
お正月の三が日くらいは、雑談でも書こうかと思っていたんですが。
あいにくと今年。2017年は、そこまで暢気にしているわけにもいかないみたいです。
と言うわけで。
大変申し訳ないのですが、本日から真面目な話で御座います。
どうか御容赦下さいませ^^;

でまあ、本日の話題をする前に。昨年の私は・・・えーと。何をしていましたかね?
ああ。なるほど。
イギリスのEU離脱に関する国民投票の話題を書いたみたいです。
と言うわけで、昨年も似たような事を書いていたみたいですね。失礼しました^^;


それで今年は何の話をするのか?・・・と言いますとね。
中東地域。イスラエルにいるユダヤ人の方々の話です。

えーと。正直に言えば、イスラエル及び中東地域の話題を行っても無駄だろう。
何をしようとも手遅れだ。中東地域で発生する大規模な戦争は阻止出来ない。と、
そのように私は個人的に考えていたんです。もう手の施しようが無い。・・・ってね。
しかしながら、状況が変わりました。
先のアメリカ大統領選においてドナルド・トランプさんが当選したからです^^
そして、アメリカがロシアとの関係改善を目指しているとなれば。
これならば中東地域での戦争を阻止出来る可能性が出てきた。と思ったわけです^^

ただし。

中東地域での平和を実現させるためには、やはりイスラエルの協力が不可欠です。
以前にもチラッとだけ書いたようにパレスチナ問題。聖地エルサレムの帰属問題。
これらの問題に対してイスラエルが積極的に問題解決に動いてくれなければ。
結局のところ。中東地域を本当の意味で安定させる事は・・・不可能なわけです。
そんなわけで。
本年初っ端の話題は、イスラエルとしたわけで御座います^^;


それで、ですね。
まず基本的な事の確認なんですがイスラエル。と言うか現在のイスラエル首相。
ネタニヤフさんが何を考えているのか?と言う点から書いていきますとね。

どうやらネタニヤフさんは、オバマ政権以前の状態。
アメリカが一から十まで全ての面倒を見る。と言う状態を期待しているようなんです。
・・・うん。ネタニヤフさんの言動を見る限り、そう考えるのが妥当だと思います。

でまあ、確かにね。
今のオバマ政権と比較すれば、次のトランプ政権におきましては。
アメリカとイスラエルの関係は今よりも確実に改善されるだろうと私も思います。
思いますけれど・・・。
それじゃあ以前のように、アメリカが全部の面倒を見てくれるのか?と考えると。
それは、さすがに無理な話なんじゃないかなぁ。と私は思うわけなのです。


皆々様もご存じだとは思いますが、トランプさんの基本方針と言うのは。
とにもかくにもアメリカの負担を減らす事にあります。
ロシアとの関係改善を主張する事についても、アメリカの負担軽減が第一の理由です。
ですから、昔のようにアメリカがイスラエルの面倒を全て見る。
おんぶにだっこ。と言う状態に戻ると言うのは、望み薄だろうな。と私は思います。

ですので、結論としては。
アメリカ政府。トランプさんはイスラエルと関係改善をしたとしても、
それと同時に中東地域の安全保障に対する責任をイスラエルに求める。・・・と、
そのように私個人は予想している次第で御座います。


うん。この点は非常に重要な事だと思います。
繰り返しますが、オバマ政権以前の状態にまで中東情勢を戻す。と言う事は不可能です。
その理由は至極単純に、戻すだけの力が今のアメリカには無いからです。
なるほど。アメリカは今も変わらず世界の超大国ではあります。
ですが、以前のようにアメリカの意思が世界の意思である・・・わけではありません。

この点については、先の安保理のを見て頂ければ理解して頂けると思います。
よろしいですか?
先の安保理では、シリア問題においてロシア主導による決議が行われたんです。
アメリカじゃないんですよ?ロシアが安保理を主導したんです。
この点だけを見ても、既に世界情勢がどれほど変化しているのか。一目瞭然です。
重ねて申し上げますが、アメリカは今も変わらず世界の超大国ではあります。
でも、今までのようにアメリカの意思が必ずしも世界の意思ではないんです。

ですので、かつてのような状況。
それこそアメリカに全ての面倒を見てもらう。と言うような状況を期待する事は・・・。
大変失礼ながら、諦めた方が賢明であるかと思います。


では次に、どうすれば良いのか?と言うと・・・もうイスラエルは結論を出しています。
現在のオバマ政権がイマイチ非協力的であるがために。
イスラエル。ネタニヤフ首相は独自の外交戦略。安全保障戦略を実行しました。
これは、とても正しい判断であるだろう。と私も思います。
うん。イスラエルと言う国家。国民。国益の事を考えるのならば当然の判断です。
なので、この動きを今以上に発展させるべきです。
過去に戻るのではなく、未来に新しいものを作る。と言う意思を持たれるべきです。

イスラエルが中東地域の安全保障における義務と責任を明確にした時。
米ロ両国は、イスラエルの意向を無視する事は出来ないでしょう。
その上でパレスチナ問題と聖地エルサレムの問題を自主的に解決しようとすれば。
相当の部分で、かなり有利に話を進める事も可能であると思われます。

うん。そうですね。
トランプ政権がアメリカに樹立されれば、急速に米ロ関係は改善し。
それに伴って中東情勢も劇的に変化する事が予想されます。
このような場合にあって後手に回るのは下策です。
必ず先手を選び、中東地域におけるイスラエルの確固たる影響力を示すべきです。
イスラエルは、中東地域の平和と安定に極めて重大な役割を果たしている。と、
それを示す事が出来れば、中東地域においてイスラエルが主導的な立場となる事も、
あるいは不可能な事では無いだろうかと思います。



・・・とまあ、安全保障の立場としてはこんな意見なんですけど。

ごめんなさい。

正月早々にウソなんか言いたくないので正直に言いますと。
私個人としてはパレスチナ。イスラム諸国に同情的な立場だったりします。うん^^;
いや、やっぱりね。
強い方と弱い方を比較した場合。弱い方を応援したくなるのが人情と言うものですし。
それに何よりも。
イスラエルと言うのは、ちょっと桁が違うレベルの強力な国家です。
そう意味でもパレスチナの方々が可哀想だ。と思ってしまうのが私の正直な感想です。

でも、それはあくまでも私個人の気持ちで御座います。
安全保障において優先されるべきは一刻も早い平和と安定の実現と、その維持です。
当然ながら、私個人の感想などよりも現実的な手段が優先されます。
ですので、中東地域の平和を考えるのならば。
今回の文面のように、私はイスラエルを応援する立場と言う事になるんです。
なぜなら、そうした方が一日も早く中東地域に平和が訪れると思うからです。
だから、イスラエル側の意見を書いたわけなんです。

・・・なんだか面倒くさいですよね。なんとも申し訳ないです^^;



それで、ですねぇ。
んー。改めて考えてみると微妙ではあるんですよねぇ・・・。
今のイスラエル政府。ネタニヤフ首相は、相当に強硬路線の姿勢を見せています。
イスラエルが一切において譲歩しない。と主張する場合もも十分に考えられるんです。
ただ。
私の記憶が間違いではければ、ネタニヤフさんは数年前に。
相当数のパレスチナ人に対して恩赦を出して釈放した。と言う事があったはずです。
ですので、ネタニヤフさんは確かに強硬路線のタカ派であると同時に。
現実的な判断が出来る人でもあろうだろう。とも私は期待しているんです^^


それに・・・まあ、これは一つの仮定の話ですけど。
今ここでイスラエルが最後まで話し合いに応じないとするのならば。
非常に高い確率でイスラエルは国際社会において孤立化する事が考えられます。

中東地域の安定のために米ロ両国が協力しているのに。
イスラエルが一切の協力を拒否しているとなれば、もう誰もイスラエルを擁護しない。
本当に国際社会から孤立化してしまう事も、ありえるかと思います。
だから・・・イスラエルの未来を考えるのであれば、やはり今ここで問題解決。
積極的に話し合いを進める姿勢を見せておいた方が良いはずですし。
現実的な計画や具体的な行動を示す事が出来るのなら、そうするべきだと思います。

うん。仮に私がネタニヤフさんの立場であるのならば。
今この時こそ問題解決を目指す上での絶好の好機であり。
イスラエルの未来にとって最も有益であるだろう。と判断するかと思います。


・・・うーん。難しいですね。
やっぱりイスラエルの問題は異常に難しいです。いやはや^^;

それでは本日はこれで失礼させて頂きます。皆々様。おやすみなさいませ^^

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17 . January
そういうわけで。
前回まではヨーロッパの話題でしたね。
うん。本当にヨーロッパの方々って優秀だと思っていたんですけれども。
私の思い込みだったのかもしれませんねぇ・・・悲しい話で御座います。


まっ。それは今は置いておくと致しまして^^;
本日の話題なのですが・・・うーん。どうしましょうか。
AIIB.アジアインフラ投資銀行の一件からアジア。中国の話題にしようかなぁ。と、
そんな風に思っていたのですけれども。
ちょっと中東情勢と言うか。イランでの核合意に関する一件が見逃せなくなりました。
なので、こちらを本日の話題とさせて頂きます。
それでは参りましょう^^

まず最初に。こちらをご覧くださいませ。
http://www.sankei.com/world/news/160117/wor1601170044-n1.html

これは産経さんの記事でイランの核兵器に関する合意に対しまして。
オバマ政権が成果を強調している反面。アメリカ議会は逆に制裁強化検討している。と、
そのような事が書かれているんです。
・・・うん。やっぱりね。ちょっと展開が私の予想よりも早いですよね^^;


イランとの核合意に対して、オバマ政権が成果として強調する反面。
それに反発して、合意を批判する声がアメリカ国内で出てくるだろう事は。
それは私としても、何となく予想していた事なんですけれども・・・。
でも、まさか。
今の段階からアメリカ議会でイランに対する制裁強化が論じられるとは・・・。
さすがにね。ここまでは私も予想しておりませんでした^^;

せめて年末か。どんなに早くても今年の半ば程度までズレるはずだ。
それくらいのオバマ政権。オバマ大統領への配慮はある。と私は思っていたんです。
だって。
政権側と議会側がこれほどまでに正反対を動きをしている。って事は。
アメリカ政府中枢が真っ二つに分裂している。と自ら宣言するようなものだからです。
言っておきますが、今回のイランの核合意は国家同士の正式な合意です。
それが成立した直後に、そんな合意など知らんとばかりに制裁強化って・・・。
そんな暴挙をしていたら、誰もアメリカと言う国家を信用しなくなってしまいます。

だから、普通に考えてもアメリカ合衆国と言う国家の体面。面子を気にして、
もう少し議会側が配慮するはずですからね。
しかし、そんな配慮など必要ない。とばかりに。
今のアメリカ議会はオバマ政権と正反対の動きを表面化させているわけです。
・・・よっぽどアメリカ議会に圧力をかけている誰かさんがいる。って事です^^;



そもそもの話としても、今回のイランの核合意と言うのは今現在のアメリカ。
オバマ政権が中東地域に対して積極的に行動出来る最後の機会でした。
ですので、このイランの核合意が実行されるまでは。
少なくともアメリカ。オバマ政権の影響力は維持されていた。と考える事が出来ます。
まあ、私が何を言いたいのか?と言いますと・・・。
中東情勢の混乱は、今この時からが本番である。と言う事で御座います。

うん。そうなんです^^;
これからです。これからが本番なんです。今までのは前座の余興です。
前座の余興でサウジアラビアは、シーア派の高位聖職者を処刑したのであり。
イランとの国交断絶であり、イエメンにおけるイラン大使館の空爆を実行したんです。
・・・ぶっちゃけ。
これから先に。どれだけ中東情勢がムチャクチャな事になるのか。私にもわかりません。



でまあ、この点を前提にしてアメリカに話を戻しますと。
仮に。今のアメリカ議会がどれだけイランへの制裁強化を論じようとも。
具体的にイランがアメリカに対して実害。不利益を発生させない限りは。
オバマ政権は制裁強化について難色を示し続けるはずです。
・・・そりゃあね^^;
アメリカとしてイランと正式な合意をしたわけなんだから、
それを問答無用で一方的に覆すなんて出来るわけがありません^^;

とは言え、出来るわけがない事を承知の上でアメリカ議会は制裁強化を論じている以上。
アメリカ議会だって引く事は無いでしょう。
そんなわけで両者の意見の対立によりアメリカの身動きが取れない。
・・・と言う事実は変わりません。
しかし、ここで問題になるのはサウジアラビアであり、イスラエルなんです。


アメリカ議会が、これほど早い段階で露骨にオバマ政権と意見を対立させる事になると。
当然ながら、そんなアメリカ国内の政治的混乱は国際社会にも影響を与えます。
特にサウジアラビアやイスラエルとしては、オバマ政権と意見を対立させる事になっても。
アメリカ議会とは意見を同調。共有させる事が出来る。・・・との思惑が出てきます。

つまり、今の現時点においてアメリカ政府。オバマ政権と意見を対立させて。
あるいは、オバマ政権の意向を無視するような態度を見せたとしても。
次の政権で関係改善をする事は極めて容易である。と考えるはずだからです。


結論としては・・・。
イランに対して相当ムチャクチャな事をしても、何とかなるはずだ。と言うような。
そんな恐ろしく物騒で、極めて強硬的な手段が用いられる可能性があるわけです。
ええ。どれだけオバマ政権が怒り狂ったとしても。
しっかりとアメリカ議会にネマワシをしておけば大丈夫だ。・・・みたいな。
そんな邪悪な事を考えるだろう事は・・・まあ、間違いないでしょうからねぇ。

と言うわけで。
中東情勢は、これから本格的に。今以上に悪化して混乱していくわけで。
必然的に。それに伴って大量の難民が発生した挙句。
それらの全てがヨーロッパに流入していくわけで、
中東地域と同様にヨーロッパ地域も混乱していくだろう事は、避けられないわけです。
・・・本当の本当に『怒りの日』が到来してしまいそうです。



とまあ、こんなところかな^^;

いやぁ~。それにしても、これほど早くアメリカ議会がイランへの制裁を論じるとは。
私としても予想外でしたよねぇ。うん。少し甘く見ておりました。
・・・まったく。一体どんな悪だくみをしているのだか。

まっ。この対処法については、以前にも書きましたとおり。
「君子危うきに近寄らず」です。
これこそ金科玉条の如く掲げるべきモットーで御座いますね。うん^^;

・・・いや、実際問題と致しましても。
日本のエネルギー戦略がある事を考慮しても、今の中東情勢に関与する事は完全に悪手です。
今ここに手を出すくらいなら、別の場所から原油。石油を倍額で買う。と言うような。
そんな決断をしても良いくらいです。
(↑現実には、もっと安い値段で買えるとは思いますけれどね^^;)

安全保障において「優先順位を間違う」と言う事は致命的なミスです。
私達日本は、今の世界情勢において比較的に優位な立場にあるのだとしても。
ちょっとでも間違えば、あっさりと地獄の底に落っこちます。
うん。今はそう言う時代で御座いますからね。

最悪の場合。中東やヨーロッパの一切合切を見捨てる事になったとしても。
それは・・・もう仕方の無い事です。
私達日本は、日本国家と日本国民の平和と安定。
その未来を最優先として守らなければならないのですから。


・・・でまあ、これがヨーロッパの方々には出来てないんですよねぇ。いやはや^^;


それでは本日はここまでにしておきましょう。皆々様。おやすみなさいませ^^

拍手[1回]

05 . January
さてさて。前回の話題は・・・何と言いましょうか^^;
どこぞのゴシップに書かれている陰謀論と言うか。
もはやオカルトみたいな話になってしまったわけですけれどもね^^;
ただ。
残念な事に世界情勢が予想以上に悪化している事だけは、間違い無いでしょう。


でまあ、本日の話題は・・・やはり中東情勢です。
こちらをご覧くださいませ。
http://www.sankei.com/world/news/160104/wor1601040009-n1.html

これまた産経さんの記事で、サウジアラビアがイランとの国交断絶を宣言しました。
・・・いや、本当にね。
中東情勢が悪化するスピードが洒落にならないくらいに早いです。
ここまで早いのは歴史的に見ても相当に稀なケースですね。
うん。そう言いますのも、完全に一つの段階を飛び越えているからです。


そもそもの話として、今までの対立と言うのは宗教対立だけだったのです。
必ずしも両者の対立は国家間の対立では無かったわけですね。
ですので、本来ならば両国政府での話し合い。外交による交渉の余地があるべきはずです。
でも、サウジアラビアはそれを選択せず、いきなり国交断絶を宣言してしまった。
つまるところ。
サウジアラビアはシーア派との対立と言う宗教対立ではなくて。
最初からイランとの戦争。
イランと言う国家それ自体を潰す気満々だったわけです。
そうでなければ、これほどまでに早く国交断絶が宣言される事はありませんからね。

中東地域の眠れる獅子が、本気で怒りを爆発させているわけです。



でまあ、ちょっと話は変わるんですが1月5日。
つまりは明日・・・と言うか。もう今日の話になるんですが^^;
この日が確かイランにおける核合意が履行される日でしたよね?
えーと・・・ああ。ありました。こちらで御座います^^
http://www.sankei.com/world/news/151220/wor1512200034-n1.html

これも産経さんの記事ですが、少し前にイランの副大統領が履行完了を目指す。
・・・と言うニュースが流れていたわけですけれども。
今回の国交断絶に関する宣言は、この前日に行われるわけであって。
アメリカとの関係を考慮するのならば、もう少し宣言を遅らせるはずですけど。
でも、そんな程度の配慮すらサウジアラビアは行わなかったわけです。
これは明らかに。
間接的な形でのアメリカに対するサウジアラビアの強烈な・・・挑戦と言うか。
凄まじいまでの不満を示しているものだと考えられます。


えーと。今更こんな事を言っても遅いんですけれど・・・。
オバマ政権の方々は、一体どれだけサウジアラビアを冷遇してきたんですか?
サウジアラビアは中東最強にして最大の親米国家だったはずです。
従来の安全保障体制においても極めて重要な。中核的な役割を果たしてきたはずです。
そのサウジアラビアがここまでやる。って事は相当な事なんですからね?
失礼ですけれど、よっぽどサウジアラビアとの同盟関係を軽んじなければ。
こんな事には・・・ならなかったはずです。

もっと言いますと、今までアメリカにはサウジアラビアから何度も接触があったはずです。
それは警告でもあり、懇願でもあったはずです。
アメリカ政府。オバマ政権に対してサウジアラビアは何か伝えていませんでしたか?
必ずや何かを。それも必死に。かなり切実にオバマ政権に伝えていたはずです。
ええ。それこそ私達日本と同じように。
私達日本が軍事的恫喝を繰り返す中国の脅威を伝えていた事と同じように、です。
そんなサウジアラビアの全てをオバマ政権が無視していなければ・・・。
今現在のような酷い状況には、ならなかったはずです。

うん。そのように考えるのが妥当だと思われます。



それで、ですねぇ。
繰り返しになりますが、サウジアラビアの国交断絶が宣言された時点で。
もはや宗教対立のレベルではなく、国家レベルでの紛争。戦争に近しい状態です。
そして、サウジアラビアとの関係はもちろんの事。
イランとの核合意もあるアメリカとしては、どちらの立場も支持出来ないでしょう。
つまり、中東地域に展開されるアメリカ軍は・・・張り子のトラ決定です。
うん。どう考えても動けるわけがありません。
サウジアラビアと関係を切る事も出来なければ、今更イランとの核合意も破棄出来ない。
世界最強のアメリカ軍が指一本動かせない状況に陥ったわけです。
ですので、物凄く中東におけるアメリカの影響力が低下する事になったわけであり。
今よりもさらに中東情勢が混乱する事が避けられなくなったわけです。



はぁ~。それにしても事態の展開が本当に早過ぎますよねぇ。
最後の最後まで事態は悪化する。中東全域が火の海になる。・・・と、
そんな予想していましたが新年早々。わずか5日の間にここまで事態が悪化するとは・・・。

もう泣くしかない。って感じで御座いますToT
・・・もう誰か助けてくれ。と言いたくなってしまいますよねぇ。いやはや。


それでは本日はこれで失礼させて頂きます。皆々様。おやすみなさいませ。

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