さてさて。前回は失礼致しました。
私も、まさか真夜中に全て書き直す事になるとは思いませんでした。ナハハハ^^;
いや、実は前回の文面を書き終えた後に。
日経さんの別の記事を目にしたわけなのです。つまりは、コレです。
これを見て「アレ?おかしいぞ」と私は思ったわけなのです。
と言うのも、さすがにね。
この短期間で6000人もの人間を拘束するとなれば。
これはよほど計画的で迅速に行われなければ実現不可能なはずです。
(↑いや、もしかしたらエルドアン大統領なら出来るかもしれないんですけど・・・)
何よりこれだけの数を拘束したら、少なからぬ反発があるはずです。
無論それは国内での反発のみならず国外からの反発だって出てきます。
しかしながら、それがまったく存在しないわけでしょう?
これに加えましてトルコの主要四政党が反クーデターの共同声明を出しました。
・・・まあ、そりゃあね^^;
失敗したクーデターを擁護したり支持する事など論外ですけれど。
それとは別に現政権に対する何らかの反発の声が出ても不思議じゃないはずなんです。
まして実際に6000人もの拘束者を出しているとなれば、なおさらです。
少なくとも、クーデターを発生させた事に対する責任追及があって然るべき。
それが無いとなると・・・まあ、前回の内容を考えるのが妥当かなぁ。と、
そのように私は考えたわけなのです。うん。
さらに付け加えますと。
この一件での世界経済への影響も小さ過ぎると言えば、小さ過ぎるんですよねぇ。
トルコでの軍事クーデターはイギリスのEU離脱に匹敵する大事件です。
ぶっちゃけ。
安全保障の側面から考えればイギリスのEU離脱などよりも。
トルコの軍事クーデターの方が重大である。とすら表現出来てしまいます。
ええ。トルコが不安定化した瞬間にEUとユーロが崩壊してしまうからです。
その点を考えれば経済に対する影響が小さ過ぎます。
・・・ああ。やっぱり。
既に円ドルの為替も105円に戻って安定化しておりますね。
本当ならばイギリスのEU離脱の際と同じ程度の変化があって然るべきです。
なので、こんな短期間で数値が元に戻って安定しているのは相当に異常な事です。
んー。おそらく事前に経済市場に対して何らかの配慮。予防措置が取られていた。と、
たぶん今回のトルコの軍事クーデターが発生する時期と、極めて短期間に。
早期に事態収拾が行われる。との情報が事前に流されていたはずです。
そうでなければ、これほど早く経済状況は安定しませんからね。
あー。ちょっと待った。
うん。エルドアン大統領が死刑制度の復活について言及した事で。
さすがにEUも批判的な発言を見せたようですね。
でもまあ、この辺りが限界。建前と言うところでしょうね。
今ここでエルドアン大統領を批判するくらいなら・・・。
前回の文面でも書きましたようにクーデターを事前に阻止しているはずです。
まあ、あくまでも私個人の意見ですので^^;
必ずしも正しいとは断言しませんし、そもそも断言出来ません。
それに・・・低いとは言いましても。
まだ欧米諸国がクーデターによりエルドアン大統領を排除しようとした。
・・・と言うの可能性も無くなった。とは言えません。まだ残されております。
万が一にもそうだとしたら、エルドアン大統領は烈火の如く激怒している事でしょう。
欧米諸国は極めて苦しい立場に追いやられて、恐ろしい事が起こるかもしれません。
・・・まっ。そんな恐ろしい事は無い。と私も思いたいですけれどね^^;
ともかく。
今回の一件で重要な事は、今後の中東戦略。安全保障戦略で御座います。
既に書きましたように、結果的には。
エルドアン大統領が反対勢力を一掃して、権力基盤を強化する事になりました。
これは確かに強権的で強引な手法ではありましたけれども。
トルコ国内が安定化する。と言う点については、ほぼ間違いありません。
これは今後の中東情勢。ヨーロッパ情勢。ひいては世界情勢にとっては。
プラスへと動くだろうなぁ。と言うのが安全保障としての私の結論で御座います^^
うん。やっぱりね。
エルドアン大統領が完璧だ。とは言いませんが、やはり非常に優秀な人なんです。
トルコと言う極めて重要な国家。
ヨーロッパと中東。双方にとって壁であり、門の役割を担う国家の統治者としても。
これから先の国際秩序。世界平和にとって極めて重要な役割を担う人です。
ぜひとも欧米諸国はトルコ政府。エルドアン大統領と協力して。
その上で中東地域の安全保障戦略を組み立てて欲しいと切に願うところで御座います。
・・・とまあ、こんなところかな^^;
えーと。ちょっと蛇足の話になるんですが。
ここ数年の欧米諸国の安全保障と言うのは、どうにも失敗続きでして。
私としても、なかなか心配なので御座います。
もう欧米諸国の中東戦略が失敗するだろう事を前提とした上で、
私は個人的に世界戦略を考えているくらいです。ナハハハ^^;
なので・・・本当にこんなことは考えたくないんですけれども。
よもやエルドアン大統領を排除しよう。などと考えている可能性についても。
いや、そんな馬鹿な事は無いだろう。とは私も思いたいんですが。
それでも・・・どうしてもね。
どうしても、そんな最悪の事態を考えてしまうのです。
いやいやっ!ダメですよね^^;
こんな無駄にネガティブに考えてしまうのって。
どんな最悪の事態でも何とかするのが安全保障で御座います。
そして、そうであるからこそ安全保障には意味と価値があるのです。いやはや^^;
それでは本日はこれで失礼させて頂きます。皆々様。おやすみなさいませ^^
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