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19 . March
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18 . July
さてさて。前回は失礼致しました。
私も、まさか真夜中に全て書き直す事になるとは思いませんでした。ナハハハ^^;


いや、実は前回の文面を書き終えた後に。
日経さんの別の記事を目にしたわけなのです。つまりは、コレです。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM17H2Q_X10C16A7MM8000/?dg=1

ご覧のとおりトルコ。エルドアン大統領は反対勢力を6000人も拘束したわけです。
これを見て「アレ?おかしいぞ」と私は思ったわけなのです。
と言うのも、さすがにね。
この短期間で6000人もの人間を拘束するとなれば。
これはよほど計画的で迅速に行われなければ実現不可能なはずです。
(↑いや、もしかしたらエルドアン大統領なら出来るかもしれないんですけど・・・)
何よりこれだけの数を拘束したら、少なからぬ反発があるはずです。
無論それは国内での反発のみならず国外からの反発だって出てきます。
しかしながら、それがまったく存在しないわけでしょう?


これに加えましてトルコの主要四政党が反クーデターの共同声明を出しました。
・・・まあ、そりゃあね^^;
失敗したクーデターを擁護したり支持する事など論外ですけれど。
それとは別に現政権に対する何らかの反発の声が出ても不思議じゃないはずなんです。
まして実際に6000人もの拘束者を出しているとなれば、なおさらです。
少なくとも、クーデターを発生させた事に対する責任追及があって然るべき。
それが無いとなると・・・まあ、前回の内容を考えるのが妥当かなぁ。と、
そのように私は考えたわけなのです。うん。


さらに付け加えますと。
この一件での世界経済への影響も小さ過ぎると言えば、小さ過ぎるんですよねぇ。
トルコでの軍事クーデターはイギリスのEU離脱に匹敵する大事件です。
ぶっちゃけ。
安全保障の側面から考えればイギリスのEU離脱などよりも。
トルコの軍事クーデターの方が重大である。とすら表現出来てしまいます。
ええ。トルコが不安定化した瞬間にEUとユーロが崩壊してしまうからです。
その点を考えれば経済に対する影響が小さ過ぎます。

・・・ああ。やっぱり。
既に円ドルの為替も105円に戻って安定化しておりますね。
本当ならばイギリスのEU離脱の際と同じ程度の変化があって然るべきです。
なので、こんな短期間で数値が元に戻って安定しているのは相当に異常な事です。
んー。おそらく事前に経済市場に対して何らかの配慮。予防措置が取られていた。と、
たぶん今回のトルコの軍事クーデターが発生する時期と、極めて短期間に。
早期に事態収拾が行われる。との情報が事前に流されていたはずです。
そうでなければ、これほど早く経済状況は安定しませんからね。


あー。ちょっと待った。
うん。エルドアン大統領が死刑制度の復活について言及した事で。
さすがにEUも批判的な発言を見せたようですね。
でもまあ、この辺りが限界。建前と言うところでしょうね。
今ここでエルドアン大統領を批判するくらいなら・・・。
前回の文面でも書きましたようにクーデターを事前に阻止しているはずです。


まあ、あくまでも私個人の意見ですので^^;
必ずしも正しいとは断言しませんし、そもそも断言出来ません。
それに・・・低いとは言いましても。
まだ欧米諸国がクーデターによりエルドアン大統領を排除しようとした。
・・・と言うの可能性も無くなった。とは言えません。まだ残されております。
万が一にもそうだとしたら、エルドアン大統領は烈火の如く激怒している事でしょう。
欧米諸国は極めて苦しい立場に追いやられて、恐ろしい事が起こるかもしれません。

・・・まっ。そんな恐ろしい事は無い。と私も思いたいですけれどね^^;


ともかく。
今回の一件で重要な事は、今後の中東戦略。安全保障戦略で御座います。
既に書きましたように、結果的には。
エルドアン大統領が反対勢力を一掃して、権力基盤を強化する事になりました。
これは確かに強権的で強引な手法ではありましたけれども。
トルコ国内が安定化する。と言う点については、ほぼ間違いありません。

これは今後の中東情勢。ヨーロッパ情勢。ひいては世界情勢にとっては。
プラスへと動くだろうなぁ。と言うのが安全保障としての私の結論で御座います^^


うん。やっぱりね。
エルドアン大統領が完璧だ。とは言いませんが、やはり非常に優秀な人なんです。
トルコと言う極めて重要な国家。
ヨーロッパと中東。双方にとって壁であり、門の役割を担う国家の統治者としても。
これから先の国際秩序。世界平和にとって極めて重要な役割を担う人です。

ぜひとも欧米諸国はトルコ政府。エルドアン大統領と協力して。
その上で中東地域の安全保障戦略を組み立てて欲しいと切に願うところで御座います。



・・・とまあ、こんなところかな^^;

えーと。ちょっと蛇足の話になるんですが。
ここ数年の欧米諸国の安全保障と言うのは、どうにも失敗続きでして。
私としても、なかなか心配なので御座います。
もう欧米諸国の中東戦略が失敗するだろう事を前提とした上で、
私は個人的に世界戦略を考えているくらいです。ナハハハ^^;

なので・・・本当にこんなことは考えたくないんですけれども。
よもやエルドアン大統領を排除しよう。などと考えている可能性についても。
いや、そんな馬鹿な事は無いだろう。とは私も思いたいんですが。
それでも・・・どうしてもね。
どうしても、そんな最悪の事態を考えてしまうのです。


いやいやっ!ダメですよね^^;
こんな無駄にネガティブに考えてしまうのって。
どんな最悪の事態でも何とかするのが安全保障で御座います。
そして、そうであるからこそ安全保障には意味と価値があるのです。いやはや^^;


それでは本日はこれで失礼させて頂きます。皆々様。おやすみなさいませ^^

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17 . July
改良版。

・・・と書いてあるように。
最初に書いた内容から相当に異なった内容になっています。どうか御容赦下さい^^;


と言うわけで、前回は中国の話だったわけで・・・。
もう少し話を続けたかったのですが、その前に重大な事件が発生しましたので。
そちらを優先させて頂きたいと思います。
うん。皆々様もご存じのとおりの、トルコでの軍事クーデターで御座います。


いやいや、トルコでの軍事クーデターにはビックリしましたね^^;
万が一にもクーデターが成功していたら、とんでもない事になっていました。
こちらをご覧くださいませ。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM16H2H_W6A710C1NNE000/?dg=1

こちらは日経さんの記事で、今回の軍事クーデターの事が書かれております。
それでまあ・・・うーん。色々と意見はあるかもしれませんけど。
私の率直な感想としては、欧米諸国は危機感が無さ過ぎるかと思います。

NATOでも既に意思確認をしているように。
欧米諸国はイスラム国の殲滅と中東地域の安定化を目指しているはずです。
それを考えればトルコと言う国家の重要性は凄まじく高いものであり。
今回のクーデターが成功する。なんて事がトルコで起こっていたら。
想定しているだろう中東戦略の一切合切が御破算となるところでした。
無論。ヨーロッパで大問題になっている難民問題についても。
文字通り「トドメ」となってしまった可能性だって十分にあります。

今の欧米諸国。特にヨーロッパ。EUと言うのは。
トルコと一蓮托生の状態である。と考える事が妥当なのであり。
そのトルコにおいて軍事クーデターの発生を許す事は、
その重要性を正確に認識していない。と断言する以外にはありません。



・・・と言うようにね^^;
最初は私も、そのように考えていたんですけれども。
何度も考えてみましたが、妙に引っかかる事がいくつかあるんです。

まず一つ目。
今しがた書いたように極めて重大な事件だと言うのに、欧米諸国の反応が小さ過ぎる。
普通に考えたら、これ以上ないくらいに大騒ぎするべき大事件です。
それが・・・無いような気がします。

次に二つ目。
あまりにも反乱軍の動きが無計画過ぎます。
結局のところ。あの人達は何がやりたかったのでしょうね?
いくら不満があるのだとしても、何らかの大義名分があるはずです。
にもかからず、出てくるのは待遇に対する不満程度です。
政治的主張についてもエルドアン大統領の強権的な姿勢を批判するくらい。
まるで中身がカラッポです。

三つ目。
クルド人勢力の動きが無さ過ぎます。もう完全に蚊帳の外と言わんばかりです。
それこそ軍事クーデターについて何も知らなかったのではないでしょうか?
軍事クーデターを起こす以上。
現体制と対立する勢力と何らかの協力があって然るべきですし。
少なくとも、多少の動き。反乱軍に対する牽制程度の動きはあるはずです。
その報道についても出てきていない。
・・・まっ。これについては私が見ていないだけかもしれませんけどね^^;


んー。そうですね。
ちょっと考える程度でも、この程度の事が私でも思いつきます。
なので・・・こんな事を言うのはアレなんですけれども。
この軍事クーデターって、最初から仕組まれたもの。のような気がします。
うん。その可能性は捨て切れないように私には思われます。
いやまあ、この点についてはね。
今後のトルコ。エルドアン大統領の動きを見ればわかりますので。
その時にまた改めて話題にしますけれどもね^^;


ただ。

一つ確実な事は、今回の軍事クーデターに対して欧米諸国の対応が悪過ぎるんです。
これはもうね。誰がどう見てもそうだと思います。
と言うのも。
普通に考えたら、事前に計画を察知されて未然に阻止されているはずだからです^^;

いや、ほら。今のトルコは中東からの難民を食い止める重要な防波堤なんです。
ですので、欧米諸国。特にヨーロッパ各国にとってトルコの国内情勢と言うのは。
物凄く神経を尖らせている状態のはずなんです。
ええ。万が一にもトルコ国内が政情不安になれば、一気に難民が流入するからです。
そんな事になれば・・・ヨーロッパは一撃で死にます。
欧米諸国。ヨーロッパとしては、それだけは断固として阻止しようとするはずです。
そんな状況で・・・果たして軍事クーデターなどありえるでしょうか?

この一点だけを考えても、現在のトルコで軍事クーデターなど考えられない。
仮にトルコ政府。エルドアン大統領が完全に裏をかかれたのだとしても。
欧米諸国が確実にクーデターの兆しを把握して、事前に警告しているはずだからです。
それが無かった。警告されなかった。
仮にそんな事をする理由を考えた場合に真っ先に思いつくのは・・・。
現在のエルドアン大統領の失脚を狙うために、わざとクーデターを見逃した場合です。


うん。私も当初は、そのように考えました。
まさしく最初に書いた文面。書き直す前の内容が、それだったくらいです^^;
エルドアン大統領は極めて優秀な人です。メルケル首相の百倍くらい優秀な政治家です。
それゆえに。
その優秀さが欧米諸国に疎んじられて、排除されようとしているんじゃないか?
・・・みたいな感じです。うん^^;


しかし、今ここでエルドアン大統領を失脚させるのは、あまりにリスクが高過ぎます。
第一それをキッカケとして本当にトルコ国内が不安定化するかもしれません。
その可能性を考えたら、いくらなんでも出来ないはずです。
では、それ以外の可能性があるとすればなんでしょう?

今回の軍事クーデターを欧米諸国が察知出来なかった。予想出来なかった。見逃した。
・・・と言う可能性は限りなくゼロに等しいものです。
(↑そうだとしたら、私は欧米諸国の情報収集能力を疑ってしまいます^^;)
つまるところ。
欧米諸国がクーデターをわざと見逃した。と言う事実は変わらない。
そして、エルドアン大統領の失脚を画策した。と言う可能性もまた限りなく低い。
となれば考えられる可能性は一つしかない。
わざと反対勢力にクーデターを誘発させて、反対勢力を一網打尽するため。・・・です。

うん。エルドアン大統領ほどの手腕があれば、それも可能でしょう。
権力の集中と権力基盤の強化。それによるトルコ国内の安定化。
それを目的としたのならば、今回の軍事クーデターにも色々と納得出来ますし。
欧米諸国が妙に落ち着いている理由も理解出来ます。
トルコ国内の安定化は、そのまま防波堤としての機能強化に繋がりますし。
そうなれば欧米諸国は見て見ぬフリどころか率先して協力する事でしょう。


・・・うん。そうですね。
ちょっと先走り気味の、大胆な予想ではありますけれど。
このように考えるのが妥当なような気がしてきたのですが、どうでしょう?

いや、もちろんね^^;
これは、あくまでも私の個人的な予想で御座います。
特に何らかの根拠があるような話でもありません。あくまでも予想。妄想の類です。
でも、このように考えるのが妥当なような気するのも確かです。
トルコの不安定化は本当にヨーロッパにとっての死活問題ですから。

本当に欧米諸国がクーデターを予測出来なかった。とか。
本当にエルドアン大統領が失脚されそうになった。とか。
そんなような恐るべき状況である事が、絶対に無いとは言えないんですけれども。
だとしたら、もっと欧米諸国は大騒ぎしていないと不自然なんですよねぇ。


まっ。繰り返しになりますが、事の真相についてはね。
いずれわかるでしょうから、その時に改めて考えると致しましょう。いやはや^^;



それでは本日はこれで失礼させて頂きます。皆々様。おやすみなさいませ^^

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