政治 ブログランキングへ さらさらの部屋 トルコで発生した軍事クーデターについての話です。(改良版) 忍者ブログ
19 . May
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17 . July
改良版。

・・・と書いてあるように。
最初に書いた内容から相当に異なった内容になっています。どうか御容赦下さい^^;


と言うわけで、前回は中国の話だったわけで・・・。
もう少し話を続けたかったのですが、その前に重大な事件が発生しましたので。
そちらを優先させて頂きたいと思います。
うん。皆々様もご存じのとおりの、トルコでの軍事クーデターで御座います。


いやいや、トルコでの軍事クーデターにはビックリしましたね^^;
万が一にもクーデターが成功していたら、とんでもない事になっていました。
こちらをご覧くださいませ。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM16H2H_W6A710C1NNE000/?dg=1

こちらは日経さんの記事で、今回の軍事クーデターの事が書かれております。
それでまあ・・・うーん。色々と意見はあるかもしれませんけど。
私の率直な感想としては、欧米諸国は危機感が無さ過ぎるかと思います。

NATOでも既に意思確認をしているように。
欧米諸国はイスラム国の殲滅と中東地域の安定化を目指しているはずです。
それを考えればトルコと言う国家の重要性は凄まじく高いものであり。
今回のクーデターが成功する。なんて事がトルコで起こっていたら。
想定しているだろう中東戦略の一切合切が御破算となるところでした。
無論。ヨーロッパで大問題になっている難民問題についても。
文字通り「トドメ」となってしまった可能性だって十分にあります。

今の欧米諸国。特にヨーロッパ。EUと言うのは。
トルコと一蓮托生の状態である。と考える事が妥当なのであり。
そのトルコにおいて軍事クーデターの発生を許す事は、
その重要性を正確に認識していない。と断言する以外にはありません。



・・・と言うようにね^^;
最初は私も、そのように考えていたんですけれども。
何度も考えてみましたが、妙に引っかかる事がいくつかあるんです。

まず一つ目。
今しがた書いたように極めて重大な事件だと言うのに、欧米諸国の反応が小さ過ぎる。
普通に考えたら、これ以上ないくらいに大騒ぎするべき大事件です。
それが・・・無いような気がします。

次に二つ目。
あまりにも反乱軍の動きが無計画過ぎます。
結局のところ。あの人達は何がやりたかったのでしょうね?
いくら不満があるのだとしても、何らかの大義名分があるはずです。
にもかからず、出てくるのは待遇に対する不満程度です。
政治的主張についてもエルドアン大統領の強権的な姿勢を批判するくらい。
まるで中身がカラッポです。

三つ目。
クルド人勢力の動きが無さ過ぎます。もう完全に蚊帳の外と言わんばかりです。
それこそ軍事クーデターについて何も知らなかったのではないでしょうか?
軍事クーデターを起こす以上。
現体制と対立する勢力と何らかの協力があって然るべきですし。
少なくとも、多少の動き。反乱軍に対する牽制程度の動きはあるはずです。
その報道についても出てきていない。
・・・まっ。これについては私が見ていないだけかもしれませんけどね^^;


んー。そうですね。
ちょっと考える程度でも、この程度の事が私でも思いつきます。
なので・・・こんな事を言うのはアレなんですけれども。
この軍事クーデターって、最初から仕組まれたもの。のような気がします。
うん。その可能性は捨て切れないように私には思われます。
いやまあ、この点についてはね。
今後のトルコ。エルドアン大統領の動きを見ればわかりますので。
その時にまた改めて話題にしますけれどもね^^;


ただ。

一つ確実な事は、今回の軍事クーデターに対して欧米諸国の対応が悪過ぎるんです。
これはもうね。誰がどう見てもそうだと思います。
と言うのも。
普通に考えたら、事前に計画を察知されて未然に阻止されているはずだからです^^;

いや、ほら。今のトルコは中東からの難民を食い止める重要な防波堤なんです。
ですので、欧米諸国。特にヨーロッパ各国にとってトルコの国内情勢と言うのは。
物凄く神経を尖らせている状態のはずなんです。
ええ。万が一にもトルコ国内が政情不安になれば、一気に難民が流入するからです。
そんな事になれば・・・ヨーロッパは一撃で死にます。
欧米諸国。ヨーロッパとしては、それだけは断固として阻止しようとするはずです。
そんな状況で・・・果たして軍事クーデターなどありえるでしょうか?

この一点だけを考えても、現在のトルコで軍事クーデターなど考えられない。
仮にトルコ政府。エルドアン大統領が完全に裏をかかれたのだとしても。
欧米諸国が確実にクーデターの兆しを把握して、事前に警告しているはずだからです。
それが無かった。警告されなかった。
仮にそんな事をする理由を考えた場合に真っ先に思いつくのは・・・。
現在のエルドアン大統領の失脚を狙うために、わざとクーデターを見逃した場合です。


うん。私も当初は、そのように考えました。
まさしく最初に書いた文面。書き直す前の内容が、それだったくらいです^^;
エルドアン大統領は極めて優秀な人です。メルケル首相の百倍くらい優秀な政治家です。
それゆえに。
その優秀さが欧米諸国に疎んじられて、排除されようとしているんじゃないか?
・・・みたいな感じです。うん^^;


しかし、今ここでエルドアン大統領を失脚させるのは、あまりにリスクが高過ぎます。
第一それをキッカケとして本当にトルコ国内が不安定化するかもしれません。
その可能性を考えたら、いくらなんでも出来ないはずです。
では、それ以外の可能性があるとすればなんでしょう?

今回の軍事クーデターを欧米諸国が察知出来なかった。予想出来なかった。見逃した。
・・・と言う可能性は限りなくゼロに等しいものです。
(↑そうだとしたら、私は欧米諸国の情報収集能力を疑ってしまいます^^;)
つまるところ。
欧米諸国がクーデターをわざと見逃した。と言う事実は変わらない。
そして、エルドアン大統領の失脚を画策した。と言う可能性もまた限りなく低い。
となれば考えられる可能性は一つしかない。
わざと反対勢力にクーデターを誘発させて、反対勢力を一網打尽するため。・・・です。

うん。エルドアン大統領ほどの手腕があれば、それも可能でしょう。
権力の集中と権力基盤の強化。それによるトルコ国内の安定化。
それを目的としたのならば、今回の軍事クーデターにも色々と納得出来ますし。
欧米諸国が妙に落ち着いている理由も理解出来ます。
トルコ国内の安定化は、そのまま防波堤としての機能強化に繋がりますし。
そうなれば欧米諸国は見て見ぬフリどころか率先して協力する事でしょう。


・・・うん。そうですね。
ちょっと先走り気味の、大胆な予想ではありますけれど。
このように考えるのが妥当なような気がしてきたのですが、どうでしょう?

いや、もちろんね^^;
これは、あくまでも私の個人的な予想で御座います。
特に何らかの根拠があるような話でもありません。あくまでも予想。妄想の類です。
でも、このように考えるのが妥当なような気するのも確かです。
トルコの不安定化は本当にヨーロッパにとっての死活問題ですから。

本当に欧米諸国がクーデターを予測出来なかった。とか。
本当にエルドアン大統領が失脚されそうになった。とか。
そんなような恐るべき状況である事が、絶対に無いとは言えないんですけれども。
だとしたら、もっと欧米諸国は大騒ぎしていないと不自然なんですよねぇ。


まっ。繰り返しになりますが、事の真相についてはね。
いずれわかるでしょうから、その時に改めて考えると致しましょう。いやはや^^;



それでは本日はこれで失礼させて頂きます。皆々様。おやすみなさいませ^^

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