さてさて。前回では中国に存在する三つの勢力。
習近平とその派閥を中心とした現在の政府中枢。
それに対抗する江沢民さんを筆頭とする従来の支配層。
最後に、従来の支配体制。国家体制の変革を目的とした勢力。
・・・これら三つの勢力が今の中国には存在する。と言う事で御座います。
まっ。一番目と二番目は非常に単純でわかりやすいんですけれども。
残る三番目の勢力が・・・ちょっとねぇ。不明瞭で不確定ですよねぇ。やっぱり。
いやまあ、確かにね^^;
私の個人的な希望的観測と言うか。主観でしかないじゃないか。と言われるとね。
んー。そのような部分が無いとは私も言えません^^;
と言うのも。
事ここに至ってもなお私の中では、中国国民による自発的な民主化。
中国国民こそが中国の未来を決めるべきである。
・・・と言うような期待を、どうしても捨て切れないからです。
もちろん。これを無責任な楽観論だ。と叱責されたら、私も反論出来ません^^;
でも、いつぞやにも書いた事ですが。
正義も理想も失ってしまったら政治。天下国家を論じる事など出来ません。
だから、私の個人的な価値観としては。
この点だけは、国民の意思こそが国家の未来を創る。と言う民主主義の理念だけは。
最後まで持ち続けよう。・・・だなんて考えているのです。
とまあ、そんな私の個人的な決意表明はともかくとして^^;
無論。単なる希望とか楽観論だけで国家体制の変革。民主化を目指す勢力がある。と、
それだけで私は判断したわけではありません。
もっと具体的な。ちゃんとした現実的な理由が御座います。
・・・うん。そりゃあね。ありますとも^^;
それが無かったら、さすがにね。いくら世界の隅っこのブログとは言っても。
そこまでテキトーな事は私だって書けませんもん^^;
と言うわけで。
これを本日の本題とさせて頂こうと思います。それでは参りましょう^^
と言うわけで、早速ですが本題に入りますとね。
今の中国で変革。民主化を目指す勢力が存在する現実的な理由と言うのは。
至極単純な話として。
それをやらないと破滅する以外には無いからです。うん^^;
そもそもの話として今の中国。特に中国共産党の状況としては。
信じられないくらいに危機的な状況である。と言う大前提が御座います。
ですので、「様子を見る」「日和見を決め込む」みたいな生易しい事は出来ません。
まして「逃げる」なんて選択肢が存在するはずも無いんです。
なぜかと言いますと。
それが出来るくらいならば、習近平はあそこまで強硬姿勢にはならないからです^^;
念のために確認しておきますが、現在の習近平の状況。
あそこまで強気一辺倒でゴリ押ししか出来ない状況が、一つの事実を物語っています。
つまりは、そうする以外に自分の身を守る手段が他に無い。と言う事です。
えーと。失礼ながら少し話は変わりますが。
なぜ今現在の中国国内では対立が発生しているのか?と言いますとね。
物凄く簡単に表現すると「責任の押し付け合い」が行われているからです^^;
と言うのも、今の中国と言うのはダメです。どうにもなりません。
経済戦略の失敗による中国経済の低迷を背景とした国内情勢の不安定化。
外交戦略の失敗による周辺諸国との関係悪化からの国際社会での孤立化。
そして、軍事戦略に至っては対中包囲網によって完全に封殺される始末。
トドメとして最悪よりも、さらに悪化しつつある環境問題。
はっきり言いまして、お手上げの状況なんです。
少なくとも今までの国家戦略を大きく転換させなければ、どうにもなりません。
そして、大きく転換するためには。
今までの国家戦略が間違いだった事を認める必要があるわけです。
そうなった場合には必然的な話として。
どこかの誰かに責任を押し付けて、中国国民に言い訳をする必要性が生じます。
ですので、今の中国では誰が責任を押し付けられて犠牲になるのか。
それを理由とした対立が発生しているわけです。
んー。まあ、ここまで中国の現状が悪化しなければね。
一致団結して事態の打開。現状の回復。改善を目指して協力する。・・・とか。
そんな事も出来たかもしれませんけれど。
・・・今ほどに悪化してしまっては、さすがにね^^;
ちょっと習近平の強硬路線と言うのは、あまりにも無思慮。無分別。無計画でした。
自分自身の保身ばかり考えて、あまりにも国益を度外視し過ぎたんです。
一切弁解の余地が無いくらいに、本当に最低最悪の執政だったと思います。
とまあ、話を戻しまして。
色々な意味で全ての元凶である習近平は、今現在に何をしているのでしょう?
やらなければならない事は数え切れないほどあります。
にもかかわらず、今の習近平は強硬姿勢と権力の掌握を最優先として動いている。
これは中国の状況悪化を阻止。改善させる事が目的なのではなくて。
状況が悪化しても自分が失脚しない事を目的として動いている。と言う事です。
つまり、中国の状況が悪化する事を放置している。問題解決を諦めている事の証拠です。
全ての責任を背負わされて犠牲にならないために。
今までの強硬路線は正しいとばかりに、強気一辺倒の姿勢を続けた挙句に。
自分自身を守るために権力の掌握を目指している。
・・・まさしく末期状態の独裁者の典型例と言える言動で御座います。
それでは、このような習近平の現状を基本軸として。
今現在の中国の国内情勢を見てみましょう。
習近平とその派閥の人間は、自分達が生き残るために動いています。
中国共産党と言う組織による独裁から、習近平と言う個人による独裁を目指しています。
もし習近平が失脚してしまえば、全ての責任を背負わされて習近平。
及びその派閥の全ての人間が破滅するからです。
これに対抗する反対勢力は、わざわざ江沢民さんまで担ぎ出して必死に抵抗しています。
ここで抵抗しなければ、やはり全ての責任を背負わされた挙句に。
問答無用で粛清されて徹底的に排除されてしまうからです。
そんなわけで。
どっちの陣営であろうと生き残るために。誰もが必死な状況だと言えます。
それゆえに今の中国。中国共産党では「高みの見物」が出来る人間は存在しません。
一人残らず全員が習近平と同じ状況にある。と考えるのが妥当で御座います。
いつでも逃げ隠れが出来るようにしておく。と言うのは自己保身の基本手段ですが。
今の中国の状況と言うのは、そんな暢気な事が許されるほど余裕のある状況じゃない。
何しろ。最高権力者が率先して自己保身に走っているような凄まじく異常な状況です。
当然の話として、低迷する中国経済が回復する事も無ければ、
国際社会での孤立化が解消される事もありえません。
・・・もうこれ以上ないくらいギリギリの、崖っぷちの状況が今の中国です。
いつ全てが崩壊するか。誰が生き残って誰が破滅するのか。この先の未来はどうなるのか。
それらの全てが何一つわからない恐ろしく危機的な状況にあるんです。
・・・対立が表面化して物凄い流血沙汰になっても不思議じゃない。
こんな状況で「何もしない」と言うのは自爆以外の何物でもありませんし。
まして「逃げる」なんて選択肢などは論外で御座います。
あー。そうですねぇ。
一応の参考程度までに、ここで逃げ出した人の末路について書いておきますと^^;
中国共産党が積み重ねてきた悪行の数々は、まったくもって洒落になりません。
特にチベット。ウィグルなどの少数民族に対する非人道的な扱いは犯罪です。
ぶっちゃけ。
ナチスのホロコーストと同類のものとして扱われる事になります。
となれば、やはりナチスと同じような末路となるのも避けられない事でしょう。
まあ、何が言いたいのか?と言いますと。
怒れる中国国民。チベットやウィグルの人々が世界の果てまで追いかけてくる。
・・・と言う事で御座います。
事実。世界各地に逃げたナチスの残党をユダヤ人の方々は何十年と追いかけました。
これと同じです。
世界中の中国人。華人コミュニティ。各種のイスラム勢力。
果てはアルカイダのようなテロ組織に至るまでが、中国共産党の残党を追いかけます。
自分達の同胞を極めて非人道的な手段で虐げた犯罪者として、です。
中国共産党の全ての方々には、心当たりについては山のようにありますでしょう?
自分達が今の今まで何をしてきたのか。過去にどれほどの大罪があるのか。
それを考えれば地獄の底まで追いかけられても文句は言えないはずですからね。
なので、逃げ切れるわけがないんです。
・・・逃げるのであれば、もっと早くに逃げるべきでしたね。今からでは遅過ぎます。
とまあ、それはそれと致しまして。
今の中国では、誰もがみんな必死で戦っている。と言う状況で御座いますね^^;
逃げる選択肢はない。戦うしかない。戦って勝つ以外に生き残る道はない。
負けたが最後。
全ての責任を背負わされた挙句に、ナチス同様の極悪人として処刑されるからです。
今の中国。中国共産党には勝ち残る以外に生き残る手段がありません。
となれば、必ず国家体制の変革。民主化について考える勢力が出てきます。
それを主張して諸外国との協力を取り付けて戦おう。と考える勢力が必ず出てくる。
なぜならば。
世界各国と協力を前提とする民主化勢力こそが、一番生き残る可能性が高いから。
もちろん楽な道ではありません。完全に茨の道です。
中国ほどの国家の変革を行うと言うのです。それは並大抵の労力ではありません。
もう泣きたくなるくらいに辛い苦行になる事でしょう。
しかし、今の中国共産党の人々が無事に生き残るには、この道を進む以外には無い。
ええ。そうですとも。
中国共産党を打倒し、民主化を推し進めた英雄としての立場以外には。
貴方達が無事に生き残る手段など他に無いんです。
・・・全てを誠実に真摯に受け止めて、死ぬまで贖罪する覚悟を決めなさい。
それ以外に生き残る道。許される道など存在しないのですから。
と言うわけで・・・つまりは、コレです^^;
このような中国内部の動きを利用して、中国を民主化させるんです。
国家体制の変革。経済の自由化と政治の民主化。
国家戦略の転換による国際社会との協調路線。アジア地域の安定。
ひいては新しい国際秩序の確立と世界平和の実現。
・・・うん。まあ、そんな事を私は考えているのでした。いやはや^^;
長々と書いてしまって、ごめんなさい。
それでは本日はこれで失礼します。皆々様。おやすみなさいませ^^
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