政治 ブログランキングへ さらさらの部屋 イギリスがEUから離脱した本当の理由は、コレだと思います。 忍者ブログ
10 . May
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26 . June
さてさて。さっそく朝からではありますが失礼します。
前回は中途半端になってしまって、ごめんなさい。
・・・まったく。こんな重要な時に限って仕事が忙しくなるんだから^^;


とまあ、私などの事はともかくと致しまして。
私は安全保障を司る立場なので、やはり一番に重要視しているのは難民問題です。
・・・まっ。移民の流入を阻止するためにEU離脱を決断したわけですから。
当然の話として難民の流入だって阻止するに決まっていますからね^^;

それで、前回にも書きましたように。
対ロ制裁を行う今のヨーロッパに難民問題を解決させる手段が存在しないんです。
この状況でイギリスが難民問題から手を引いた事実は極めて重大な意味を持ちます。
とまあ、こんな感じの話を本日も続けたいと思います。
それでは参りましょう^^


今回のイギリスのEU離脱と言うのは、今すぐに行われるわけではありません。
正式な離脱のための準備で幾分かの時間がかかります。
・・・ただ。
私個人の意見としては、イギリスが正式にEUから離脱するまで。
そこまでEUが今現在のように無事に残っているかどうかも疑問です。
ええ。それくらいに私は今のEUに対しては懐疑的です。
なぜならば、まったくもって今のEUは安全保障を軽んじているからです。

イギリスが正式に離脱するには最低でも2年はかかるそうですが、
その2年間をEUが耐えられるかどうか。それすら相当に怪しいと私は考えています。
今後2年間でEUそれ自体が分裂。崩壊してしまっても不思議ではありません。
・・・それくらいに今のEUは危機的な状況にあると思います。


でまあ、この最大の原因は・・・何度も繰り返して申し訳ないのですが^^;
やっぱり難民問題にあるわけで御座います。
今のヨーロッパには難民問題の根本的な解決が出来なければ、
そもそも現状維持すら出来ていない。時間稼ぎで手一杯の状況にあります。

ちなみに。
この時間稼ぎが何か?と言いますと・・・簡単です。とっても簡単な話です^^
EU全体に難民を分散させる。と言う非常に単純なものです。
そして、単純であるからこそ。本来ならば、すぐにでも理解するべきだったんです。
EU全体に分散させたとしても。
それでも対処しきれない数の、膨大な難民が押し寄せてくる。・・・とね。


あの、この場所では・・・まだ書いていなかったかもしれませんけれどもね。
その国家が難民を受け入れる事が出来る数と言うのは、
理論上の数値と比較して、実際に受け入れ可能な数値は遥かに下回るんです。

「その国家の国力。経済規模などを考えて、この程度までなら難民を受け入れられる」

・・・などと考える政治家。学者。有識者がいたとしたら。その人はド素人です。
と言いますのもね。
それらのデータを分析して出した数値は、あくまでも理論上の話なのであって。
実際の問題。現実の問題と言うものを完全に無視しているからです。

あの、ですねぇ。
冷静になって考えて頂きたいのですが、続々と難民が流入する事になれば。
当然ながら、その国家の国民は不安と恐怖を感じるものです。
難民の数が少数。小規模であれば問題ないんですけれども。
ある一定数を超えた瞬間から、国民の不安と恐怖が一気に表面化してしまうんです。
うん。そうなんです。
私のような安全保障を司る人間が、難民の存在を極めて重大かつ恐るべき問題として、
最大限に警戒する理由が、つまりはコレです。

仮に。
世界中の。どんな国家。どんな社会であったとしても。
ある一定以上の数の集団が唐突に。急激に流入しようとした場合。
ほぼ100%の確率で排斥運動が間違いなく発生します。

時と場合。各種条件によって多少の誤差はありますけれども。
大抵の場合は、極めて悲劇的な事件が発生する事は避けられないのです。
うん。これについては古今東西。ありとあらゆる歴史が証明する事でもあります。
それゆえに難民に関する扱いは極めて厳格に行うべきである。と言うが、
安全保障の分野における常識であり、鉄則になっているんです。


もちろん難民の方々を助ける事については、私としても異論はありません。
可能な限り。出来る限りは助けて差し上げるべきだと思います。
しかしながら、その行為については細心の注意を払って行うべきであり。
もしも難民を受け入れる際には、極めて緻密な計画と各種の配慮が不可欠である。と、
私は、そのように強く主張する次第で御座います。

間違っても無計画なまま。積極的に受け入れる。などと言う愚かな事はやめるべきです。
そんな事を主張する人間がいるとしたら、
それは安全保障に対する致命的なまでの不見識を露呈させる愚行で御座います。
・・・その代表例がドイツのメルケル首相なるわけですね。うん^^;


それで話を戻しますと、今現在のヨーロッパに流入した難民。
または、これから流入しようとしている難民の数と言うのは。
今しがた書きましたように、明らかに一定以上の数である事は間違いありません。
ほぼ確実に。ヨーロッパ各国の人々が抱える不安と恐怖と言うものが、
容赦なく表面化してしまうには、十分な数になってしまうはずです。
これほどまでに危機的な状況にもかかわらず。
具体的な解決策が未だに提示されていないのでは、あまりに危機意識が無さ過ぎる。
・・・我先に。とイギリスが逃げ出したのも無理からぬ事です。

そんなわけで、イギリスが離脱した事によって難民が流入する場所。
難民を分散させる場所が確実に一つ消滅したわけですけれども。
でも、だからと言って難民それ自体の総数が減るわけではありません。
必然的にイギリスに向かっていた難民が別の場所に向かう事は明らかです。
・・・さて。ここからです。
ここから難民問題の真の恐ろしさをヨーロッパ各国は思い知る事になるわけです。
あれだけ警告されていたと言うのに、警告されたとおりの未来になるんですからね。
本当に。どれだけ安全保障。自国の平和と未来を軽んじていたのだか。
いやいや、まったく。ちょっと呆れてしみます。





それにしても・・・最後に蛇足の話になりますが。
なんともまあ、本当にイギリス上手く逃げましたよね。お見事です^^

ええ。実に絶妙なタイミングでしたものね^^;
丁度これから夏に入る頃合で100万人の難民が新たに流入してくる。と、
そんな状況になる直前でEU離脱を決めると言うのは、本当に凄いと思います。
さすがは天下の大英帝国。私と致しましても脱帽で御座います。いやはや^^;


とまあ、今回はここまでにしておきましょう。
それでは皆々様。本日もまた良い一日を^^

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