本日の話題を書く前に、こちらの話題を取り上げさせて頂きます。
自民党の谷垣禎一元総裁と高村正彦副総裁が引退に関する内容が書かれています。
うん。まったくもって二人とも実に優秀な方々でした。
本物の政治家とは、この方々の事だと思います。誰が見ても超一流の政治家です。
一人の日本人として深く感謝する次第で御座います。
この日本国家。日本国民を守って頂きまして、本当にありがとう御座いました。
・・・さて。前回はメルケル首相と小池都知事の共通点に関する話でした。
うん。そうですね。
この二人には、何が何でも自分の失敗を認めない。と言う共通点があります。
でまあ、それだけだったらね^^;
まだ可愛いものだ。と見逃す事も出来るんですけれども・・・。
この二人が本当に悪いのは自分の失敗を誤魔化すためならば、あらゆる手段。
どれほど大きな損失。深刻な悪影響のある手段ですら平気で実行する事です。
それがメルケル首相ではヨーロッパ全体に対する難民の受け入れの強要であり。
小池都知事の場合には、築地と豊洲の両方を残す。と言う決断だったわけです。
自分の都合一つ。自分の身勝手な理由一つで自分の権力を行使している。
これは、権力に伴う責任を一切自覚していない。と言う状態でなければ。
こんな事は絶対に出来ないはずなんです。
つまり、政治家と言う権力者の立場における最も基本的な事が出来ていない。
・・・と結論付ける以外には無いわけです。
まあ、メルケル首相も小池都知事も決して頭が悪い人だとは私は思いません。
実際に私なんぞよりも頭は良いと思いますしねぇ^^;
ただ・・・やはり政治家としては不適格な人であるかと思います。
自分の失敗を誤魔化すために。好き勝手に国家権力を行使している時点で。
一番根本的な部分として。人間として未熟過ぎるのです。
うん。私個人の意見としては、このようなものになります。
それで、です。
ちょっと早いんですが諸事情ありまして。
今回の選挙における小池さんに対する総括を書いてしまいたいと思います。
それでは参りましょう^^
まず最初に確認です。
今しがた書いたように小池さんが自分の身勝手な理由によって。
権力を乱用している事は、これはもう明らかです。
残念ながら、築地市場の豊洲移転問題を代表とする都政運営に関しては。
どれほど偏った視点で判断しても、著しく不誠実な点が存在するかと思います。
・・・その場その場で最優先としているのが自分の人気。
自分の利益。自己保身でなければ説明がつかないような言動が。
あまりにも小池さんには多過ぎるんです。
これらの点を見る限り、果たして小池さんにとっての東京都知事と言う役職。
東京都政。東京都民の意味と価値が何であるのか。それが判明するかと思います。
すなわち小池さんにとっての踏み台でしかない。と言う事です。
それで、この点を裏付けるのが今回の選挙に対する小池さんの姿勢です。
今回の衆議院解散総選挙におきましては。
これも何度も書いた事ですが、小池さんにとっては最悪のタイミングです。
つまるところ。
小池さんにとっての最善の決断とは、今回の選挙を見送る事だったんです。
政権交代。小池さんの総理大臣への就任。それらの可能性が次回もある。と、
そのように考えるのならば今回の選挙は見送るべきでした。
勝てない時。負け以外が存在しない勝負に対しては、迷わず手を引く事。
それが出来ない人が勝負師などと呼ばれるはずが無いんです。
さてはて。小池さんは、この事にすら気が付いていなかったんでしょうか?
もし仮に。
どうしても今回の選挙で勝負する以外に無かった。と言う場合を考えても。
だったら、なんで小池さん自身は出馬しなかったのでしょう?
小池さん自身が今回の選挙に出馬しなかった。と言う事は。
ほぼ確実に小池さんとしては、次のチャンスがある。と考えたはずなんです。
だったら迷う事などありません。
その次のチャンスで勝負をかけるべきだったんです。
今この選挙で無理をしてまで。それこそ民進党の議員を受け入れてまで。
無理やり候補者を立てる。なんてリスクの高い事をしなくても良かったはずです。
よって私なりの結論と致しましては以下のとおり。
小池さんは行き当たりばったりで今回の選挙に参加してしまった。
・・・と、そのように解釈する以外には無いだろうなぁ。と私は思います。
いやまあ、なんとも無計画に行動してしまいましたねぇ。
自分自身の一世一代の大勝負として考えれば、明らかに出馬するべきでした。
分が悪いと判断したのならば勝負をかけるべきでは無かったし。
勝負をかけたのならば一切において手を引くべきでは無かったのです。
・・・国民の支持が無かったから?都知事を途中でやめる事に反発が大きかったから?
いやいや、そんな事を気にしている余裕など無いでしょうに^^;
もしそんな理由で出馬を取りやめたと言うのならば、
自分達の立場を理解していないにもほどがあると思います。
新党まで作っておきながら、そこまでの勝負をかけておきながら自分は出馬しない。
それはつまり、そこまでやっても都知事として元に戻る事が出来ると考えている。
・・・そんな都合の良い話が通るわけが無いでしょうに^^;
まんまと自分は逃げ出して、部下だけを置き去りにするような。
まるで捨て駒のように平気で見殺しにするような人を、一体誰が支持してくれると言うのです?
だから、なんですからね?
そんな無慈悲で無責任な事を平気でやるから、小池さんに誰もついてこなかったんです。
自民党から希望の党に参加したのが若狭さんと、あと副大臣が一人だけで。
それ以外の全ての自民党議員が無視したのは、小池さんの責任に対する無自覚さが原因です。
あんな人にはついていけない。と自民党の誰もがそう考えたからです。
・・・まあ、何を言っても全ては後の祭りですけどね。
何にしても小池さんの一世一代の大勝負は、これで終わりです。
それで、これは以前にも書いた事ですけれど。
小池さんが総理大臣になる可能性は、今回が最初で最後でだと私は考えております
はっきり言わせて頂きますけれど、小池さんに次なんてありません。
何度も言いますけれど、仮に次がある。と思うくらいなら今回の選挙は見送るべきでした。
実に軽率で行き当たりばったりな果てに自爆した、のが事の顛末だと思います。
とまあ、そんな小池さんの自爆については、今はどうでもよろしい。
本題に戻りまして、小池さんにとっての都政が踏み台だったのか否か。です。
そこで改めての疑問になりますが。
なぜ小池さんは今回の選挙を見送る事が出来なかったでしょうか?
なぜ次の選挙。次のチャンスまで待てなかったのでしょうか?
小池さんは頭が良くて器用な人です。それゆえに必ずや次のように考えたはずです。
「東京都知事としての実績を持った上で、その上で国政に戻れば良い。
勝てない状況で無理やり勝負をする必要など無いはずだ」
・・・です。
うん。そのように小池さんが考えいないわけが無かったんです。
でも、それでも今回の選挙に出る以外に無い理由があったんです。
その理由とは何か?
簡単です。とっても簡単です^^;
そもそも小池さんには都知事としての実績など存在しないから、です。
現在の都政がどんな状況であるのか。その点は小池さんも正確に把握している事でしょう。
だとすれば、次の選挙まで待っていられるはずが無かったんです。
一刻も早く国政に戻る事によって、東京都知事の責任から逃れるために、です。
うーん。たぶんと言う話ですが、小池さんの想定では選挙は来年。
衆議院が解散するのは来年初頭だろう。と小池さんは読んでいたはずです。
そして、そこまでならば都政の混乱を誤魔化しきれる。と判断していたし。
また、それ以上は誤魔化しきれない。とも判断していたはずです。
どれほどまでに東京都政がグチャグチャであろうとも。
その期間であれば対応出来なくも無い。都民を騙せなくもない・・・ってね。
だから、これほどまでに唐突に。早い段階で衆議院が解散する事は。
総選挙が実施された事は、小池さんにとって完全に想定外だったはずです。
さあ大変です^^;
ここで勝負をかけるべきか。それとも次回に勝負をかけるべきか。
小池さんは実に悩んだ事でしょう。
改めて確認しますが、選挙のタイミングが早過ぎてマトモな準備が出来ていない。
・・・と言う点を考えれば、今回の選挙は見送るのが最善です。
次の選挙までに準備をしておけば、わざわざ民進党の連中を受け入れてまで。
そこまでして候補者を確保して新党を結成する。だなんて。
そんなリスクの高過ぎる事をしなくても良かったのですから。
自前で候補者を立てて、ちゃんとした政党として選挙を戦う事も出来たはずです。
でも、それが出来なかった。
なぜならば、小池さんにとって東京都政などは踏み台でしかなく。
そのためにマトモな都政をやらなかった事で都知事としての実績どころか。
混乱した都政に対する責任追及があるかもしれなかったから。
自分の失敗を誤魔化せないのならば一か八か。今ここで勝負をする以外には無い。
勝負をかけて国政に進出する以外に他に逃げ道が無かった。
だから、無理を承知で今回の選挙で勝負をかけた・・・のでしょうね。きっと。
うん・・・まあ、こんなところだと思います。
そう考えれば一見して無謀とも言える小池さんの言動にも、
ある程度までの説明が出来るかと思います。
なるほど。そういう意味では小池さんは勝負師だったかもしれません。
でもまあ、しつこいようですが小池さんは出馬しませんでしたからねぇ^^;
東京都知事としての自分の失敗。それを誤魔化すための国政への進出と言うか。
国政への逃避を目的として、これほどまでに不利な状況で勝負を仕掛けたのならば。
最後の最後まで徹底的に戦うべきだったんです。
中途半端に片足だけ都政に残しておくべきではありませんでした。
そんな事をしても無駄と言うか。自爆以外の何者でもありませんからねぇ・・・。
ええ。これだけ大立ち回りをしたのに中途半端な結果で終わってしまえば。
もはや誰も小池さんに配慮しません。
次の都議会で小池さんは野党勢力から激烈に批判されて、集中砲火を受ける事になるのは。
ひいては東京都民の大多数から物凄い冷たい目で見られる事になるのは。
これは、もう火を見るよりも明らかで御座います。
これも以前に書いた事ですが石原さんや自民党を批判した事と同じ事が、
そっくりそのまま自分に跳ね返ってくるわけです。まさに因果応報ですね。
小池さんの人気取りに利用された誰もが壮絶に怒りを爆発させる事でしょう。
うん。どう考えても絶対に許してもらえないでしょう。
ちなみに。
言うまでもありませんが、都民ファーストは烏合の衆なので誰もが見て見ぬフリ。
旗色が悪くなれば一目散に逃げだして、誰一人として小池さんを守らないと思います。
都議会第一党だとしても実際は単なるハリボテでしかありません。
ともかく。このような批判を回避しようとするのならば。
希望の党の比例第一位でも何でも良いから衆議院議員に戻るべきだったのです。
その上で別の誰かに都知事としての責任を押し付けてしまえば良かった。
これならば責任追及からも知らぬ存ぜぬで押し通せたかもしれませんけれど。
・・・ホントにねぇ。今となっては全てが手遅れでしょう。
失礼ながら、これから先の小池さんはズタボロになるまで批判された挙句。
東京オリンピックまで全ての責任を背負わされる事になります。
・・・うん。そんな簡単に東京都知事を変えるわけにもいきませんからねぇ。
つまり、レームダック化した傀儡も同然の都知事として。
最後の最後まで責任を押し付けられた挙句に、使い捨てられるのがオチです。
重ねて申し上げます。小池さんに次なんて無いんです。
今しかないんです。今回の選挙しかなかった。
今回の選挙以外で小池さんが総理大臣になれる可能性は存在しなかったんです。
なぜならば、小池さん自身の不誠実な言動が次のチャンスを潰してしまったからです。
まったく・・・ちゃんと東京都知事としてマトモに都政を運営していれば。
自分の人気取りばかり優先するのではなくて、真面目に都民の事を考えていれば。
小池さんには次のチャンスが与えられていたはずなんです。
そのチャンスが無いと言うのは。
それは、ひとえに自分の都合で都政を動かしてしまったからです。愚かでしたね。
・・・政治は駆け引きだけではなく、人の意思と人の心が重要だとは思いませんか?
うん。まあ、こんな感じかな。いやはや^^;
それでは本日もまた失礼致しました。皆々様。おやすみなさいませ^^
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