と言うわけで。
前回の話は、現在の状況は金正恩の実力を見定めるのに好都合であり。
その実力を見定めた上で、日米両国は今後の対応を検討するべきである。
・・・と言う話でした。
中国で習近平の独裁体制が確立されて、反習近平派の敗北が明確になったために。
中朝両国での対立激化が予想される反面。
逆に日本とアメリカとしては随分と余裕が出来たわけです。
いやぁ~。でも、ホントにさ^^;
私としても先の中国での党大会と言うのは、実に予想外な結果だったんですけど。
ただ結果的には、日米両国が高みの見物を継続出来る状況になった。とは思います^^
うん。そうですね。
前回にも話題にしましたが北朝鮮。金正恩がよっぽどのバカじゃない限り。
習近平との戦いを最優先とするために、日米両国との対立は回避しようとします。
回避しなければ、それで金正恩の命運は尽きるからです。
・・・少なくとも、無駄に日本やアメリカを怒らせるような事。
不要にミサイルを発射させて、日米両国と関係悪化をさせるような事は。
今の北朝鮮。金正恩の立場を考えれば、相当に低いと予想されます。
とまあ、そんなわけで^^;
先の党大会で習近平が無駄に頑張って独裁体制を確立し、
それにより金正恩との最終決戦を繰り上げてくれたおかげで。
日米両国としては当面の危機は去ったわけですので。
せっかく余裕が出来たのですから、あくまでも冷静に。慎重に行動するべきです。
・・・習近平としては何としてでもアメリカを戦争に引きずり込みたい。
何とかして金正恩を排除するのにアメリカを利用したい。と考えているので。
あの手この手で甘言を画策してくると思いますけれど。
そんな陳腐な工作に惑わさない事が、今の日米両政府には重要だと思います。
前回にも書いた事ですけど。
日米としては漁夫の利。間違いなく時間は味方になってくれるはずです。
待っていれば、勝手に向こうから利益がやってくる状況なのだとすれば。
今ここで無駄に急いで軽率な行動をして、そのチャンスを逃すのは悪手です。
この点について丁寧に説明すれば、必ずやトランプ大統領は理解してくれます。
私達日本と一緒に中朝関係を冷静に眺めてくれる事でしょう^^
さて。それでは本日の本題です。
本日は改めて今の中朝関係。習近平と金正恩の現状について。
それを話題にさせて頂きます。それでは参りましょう^^
それで早速なんですが結論を申し上げますとね。
現状を見る限り中国と北朝鮮。習近平と金正恩の対立は不可避だと私は考えています。
んー。まあ、仮に金正恩の立場だけを考えれば、和解の選択肢も無いわけではありません。
相手の出方次第。習近平の態度次第では和解もありえる。と言う立場でしょう。
うん。先頃にあった中国の党大会。
あの党大会で、あそこまで習近平の独裁体制が確立されてしまう事。
反習近平派が降伏にも近い状態になってしまう事については・・・。
私も予想外でしたが、金正恩にとっても予想外だった事でしょう。
このまま中国。習近平と対立し続けるのはヤバイ。
回避出来るものなら回避したい。和解出来るものなら和解したい。
・・・と言うのが金正恩の本音ではないでしょうか?^^;
ただし、現在の状況は金正恩にとっては非常に厳しい。
アメリカと対立している真っ最中で、習近平が独裁体制を確立させてしまった。
事実上。金正恩は米中両国に挟まれた形になったわけです。
北朝鮮の国家戦略としてはアメリカ一国。もしくは中国一国であれば。
それであれば十分に対応出来る。との読みだったはずですし。
実際に北朝鮮の読みは正しいだろう。と私も思います。
アメリカ単独。中国単独で北朝鮮を攻略する。と言うのは極めて困難ですからね。
ですが、ここにきて中国で習近平の独裁体制が確立してしまった。
今まで自分を支援してきたはずの反習近平派。江沢民派が敗北してしまった。
習近平を牽制し、北朝鮮を擁護する勢力が消滅してしまった。
その結果としてアメリカと中国が協力する状況が出現してしまった。となれば。
北朝鮮。金正恩としては、これ以上ないくらいに危機的な状況であり。
それゆえに中国。習近平としては絶好のチャンスでもあるわけです。
それで、です。
このような金正恩の現状と比較して習近平の現状を見た場合。
最大の特徴としては、和解の可能性が無い。と言う事でしょうね。
と言うのも、今ここで習近平が金正恩と和解するような事をしてしまえば。
習近平は弱腰だ。と言う批判が出てきてしまうからです。
ええ。そうですとも。
先の党大会で、あれだけ大見得を切って自分の権威を内外に示したのです。
その舌の根の乾かぬ内に北朝鮮一国。金正恩一人と和解した。譲歩した。
・・・なんて判断されてしまったら、習近平のメンツは丸潰れ。
せっかく確立した自分の独裁体制。支配体制が早々に揺らぐ事になります。
だからこそ、習近平としては金正恩と和解する事など論外であり。
金正恩を完全に屈服させた上で、代わりとなる傀儡政権を樹立させる事。
すなわち中国。習近平の完全勝利と言う結果以外は認められないわけです。
えーと。一つ確認しておきますけれど。
そもそもの話として、習近平には目立った成果。誇るべき成功がありません。
逆に失敗。失策が山のように積みあがっている状況です。
つまりは、独裁体制を構築出来るほど習近平は認められていないんです。
それでも先の党大会で習近平が独裁体制を構築出来た理由としては。
ただ強引に。
力ずくで無理やり独裁体制を確立させただけ、と言う状況であるわけです。
だから、無理をした分だけ習近平には選択の余地が無いんです。
うん。ここですね。
今の中国。習近平にとっての最大の弱点。
無理に無理を重ねたがゆえに、致命的なまでに行動が制限されている。
この一点において習近平は確実に破滅するだろう。と私は見ております。
まあ、その話は今は置いておくと致しまして。
習近平とてバカでは無いので、内心では誰もが自分を認めていない。と、
その程度の事は考えて猜疑心の塊になっているはずです。
であればこそ、誰もが認めるだけの明確な成果。成功が欲しいのです。
そして、その一番手っ取り早い方法が戦争で戦って勝つ。と言う事です。
しかしながら、中国の目の前には日米同盟がある。
この日米同盟は明らかに中国よりも強力で、何をどうしても絶対に勝てない。
それでは、その日米同盟が及ばない相手は誰だ?
中国国内の中国国民であると共に、唯一の例外とも言うべき北朝鮮です。
そして、その北朝鮮とアメリカは対立している。
今にもアメリカが攻撃を仕掛けそうな状況にすらなっている。
北朝鮮には北部戦区の軍閥がいるが、アメリカと協力すれば確実に勝てる。
そのように考えて、習近平は間違いなく金正恩と激突します。
中途半端に和解などして自分に反発する勢力を残しておくよりも。
今ここで最大の抵抗勢力である金正恩と北部戦区を潰しておいた方が。
この先の自分の独裁体制。支配体制は安泰である。・・・と考えるからです。
んー。まあ、習近平が何を考えているのか。と言う事を予想する事についてはね。
それほど難しい話では無いだろうと思います。
繰り返しになりますが習近平には目立った成果。成功の類がありません。
要するに独裁者となるための正当性が無いわけです。
そのために潜在的に敵対する人間が多い事も自覚している事でしょう。
ですから、習近平は正当性の確保。戦争の勝利と。
潜在的な敵対勢力の排除。大規模な不穏分子の粛清を考えているはずです。
すなわち第二次朝鮮戦争と文化大革命です。
これらを実行する事で自分を毛沢東と同列と位置付け。
自分の独裁体制。支配体制を確固たるものにする事。
このような事を今の習近平は考えている。と私は考えている次第で御座います。
でまあ、この二つは同時に実行されるだろうとは思いますけれど。
でも、やはり金正恩。そして、北部戦区と言う軍閥組織が残っている状況では。
それほど大規模で露骨な粛清は出来ないはずです。
これだけ明確に習近平と対立する組織が残っている中で文化大革命なんてやったら。
ほぼ確実に大規模な軍事クーデターが起こりますし。
習近平自身が暗殺されるか。それとも中国それ自体が分裂するか。二つに一つ。
さすがに、これではね^^;
あまりにもリスクが高過ぎますから、あくまでも金正恩と北部戦区を排除してから。
それから本格的な粛清。文化大革命が実行されると思われます。
その上で毛沢東のように完璧な独裁者として中国に君臨したい・・・わけです。
・・・うーん。もし仮に、と言う話として。
習近平が金正恩との和解の可能性と言うものを、本気で考えているのだとしたらね。
先の党大会での結果は、もう少し習近平が譲歩したものになっていたはずです。
でも、あの結果を見る限り習近平は全力でのゴリ押しだったでしょう?^^;
江沢民派や胡錦涛さん。共青団に対して、あそこまで強引に押し切ったのです。
金正恩に対してだけ譲歩なんてしたら、確実に反発が起こりますもん^^;
だから、習近平と金正恩の激突と言うのは不可避なのです。
でもまあ、それにしてもね。
習近平も相当に追い詰められていたのでしょうねぇ・・・。
ここで一歩でも引いたら負ける。とばかりの物凄いゴリ押しです。
まあ、実際に習近平は失敗続きであり、特に人望があるわけでもありません。
強引にでも独裁体制を目指さない限り習近平は失脚していたわけで。
そういう意味では正しい判断だった。と言えるのでしょう。
ただ習近平が独裁者になる代わりに中国の全てが地獄になる。と言うだけの話です。
・・・わかりますね?中国人の方々。
これが最後ですよ?ここで何もしなかったら、本当の本当に終わりです。
韓国人と同様に自分の祖国が滅亡するのを、ただ見ているだけになります。
もう誰も助けてなどくれませんからね?
事ここに及んで、それでもなお中国国民が立ち上がらないのだとしたら。
これから先に世界各国が何をしたとしても、一切文句を言う資格はありませんよ?
よくよく考えて行動した方がよろしいかと思います。
とまあ、こんな感じかな。いやはや^^;
・・・どうでも良い話ですが、ちょっと風邪を引いたみたいです。
皆さんも、どうか気を付けて下さい。
それでは本日もまた失礼致しました。皆々様。おやすみなさいませ^^
[2回]
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