さて。そんなこんながありまして^^;
前回の話題は、今現在の安保法案を憲法解釈一つで否定する方々は物凄い左翼。
極左と表現する以外には無いほどに、非常に極端な主張の方々である。
・・・と言うものでした。
んー。この流れでいきますと、次回の参院選は野党。特に民主党などは極左勢力として。
日本の安全保障に関する政策を主張する事になるわけで・・・。
まあ、さぞや苦しい選挙戦となる事でしょう。
選挙の時になって全てを覆すように、やっぱり軍事力が必要です。
・・・なんて事を言い出してしまったら。
それじゃあ。なんで先の安保法案で議論をしなかったんだ!?と、
壮絶な批判を受ける事になりますからねぇ。・・・本当に。どうするつもりなんでしょう。
まっ。無関係の私が心配したところで仕方ない話です。
ですので、この話につきましては、これで終わりとしておきましょう^^;
さて。それではアジア最後の話題。ロシアの話題で御座います。
中国の時にも書きましたが最後の最後。全ての結論を左右するのはロシアの動向であり。
ロシアの意思一つになるだろう。と私は個人的に考えております。
それでは参りましょう^^
でまあ、最初に確認としてロシアと言う国家について説明しますと・・・。
これについても中国の話題で書きましたが、ロシアは中国よりも強い国家です。
そして、元々の国土が広大であるだけに、東はアジアから西はヨーロッパに至るまで。
ユーラシア大陸のほぼ全域の安全保障に関係する極めて重要な立場にあります。
特に世界秩序。世界平和の有様が変化しようとしているような現状では。
ロシアの安全保障がどうなるのか。
それ次第で世界平和を維持出来るか。それとも第三次世界大戦へと直結するか。
それが決まると表現しても過言ではないほどに。
・・・ある意味では、国際社会においてアメリカよりも重要な国家になりつつあります。
私は、常々この点に対する国際社会の認識が低過ぎる。と思っておりました。
その背景には第一の原因として。
欧米諸国がロシアを過小評価している事が原因だったりするんですけど・・・。
まあ、それは今は置いておきましょう。
ともかく。
世界秩序に対するアメリカの影響力が小さくなる事に反比例して、
ロシアの影響力が大きくなり、その役割が重要になってくる事は必然です。
えーと。これは私個人の意見ではありますけれど。
ロシアを無視してアジア地域の安全保障体制。アジアの平和を維持する事は不可能です。
これもまた中国の話題で書いた事ですが、万が一にもロシアを敵に回してしまった場合。
本当の本当に中国が今のウクライナのような有様になって、泥沼の内戦状態に突入します
ぶっちゃけ。
これを防ぐだけの力は今のアメリカ陣営にはありません。
ですので、このような未来を阻止するためには。
ロシアとの関係を改善して協力関係を構築した上で、対中戦略を考慮する事です。
・・・これ以外にアジアの平和を維持する事は出来ないのです。
また、別の見方をするのならば。
単純な話として、ロシアが無くなってもらっても困るわけです^^;
うん。あのね。
これについても、ぜひとも勘違いしないて頂きたいんですけれど・・・。
ロシアが全ての元凶で、ロシアが無くなれば世界が平和になる。と思ったら大間違いです。
時折アメリカが、そんな口調でロシアを批判する事がありますけれど。
ロシアが無くなってしまったら、アメリカだって困るはずなんです。絶対に。
これは、なぜか?と言いますと。
もし仮にロシアが無くなったとしたら、今の国際社会では誰も穴埋めが出来ないからです。
最初に述べましたように、ロシアは東はアジアから西はヨーロッパに至るまで。
ユーラシア大陸の、ほぼ全域の安全保障に関係している国家です。
この国家が消滅してしまったら、今までロシアが担ってきた安全保障が崩壊して。
ユーラシア大陸全域がムチャクチャのグチャグチャになってしまいます。
うん。これは非常に重要な事です。よくよく聞いて下さいませ。
私達日本の安全保障戦略。従来の対中戦略。対中包囲網の中には。
明確にロシアが含まれた上で包囲網の構築を目指しております。
ええ。それほどまでに日本の安全保障にはロシアが重要極まりないからです。
そんなロシアと言う国家が、もし万が一にも消滅してしまったとしたら。
そのような事になってしまったら、誰が一番笑うのだと思われますか?
・・・それが中国であり、中国共産党なんです。
私は以前に中国の話題で、今のまま中国を放置し続けた場合。
中国では時代遅れの社会主義革命が起こって。
社会主義の軍事独裁国家。第二のソ連へと逆戻りする可能性が非常に高い。・・・と、
そのような事を書かせて頂きました。
でまあ、その場合において真っ先に狙われるだろう地域が東南アジアである。と、
そのように私は個人的に考えている次第で御座います。
うん。東南アジアが手っ取り早く獲得出来て、利益が大きいからです。
しかし、この時に。
もしもロシアと言う国家が消滅していたとしたら。
あるいは、極めて混乱した状態。国家として疲弊した状態になっていたとしたら。
その場合においては完全に話が変わります。
中国は、最初の標的をロシア。及びユーラシア内陸国へと狙いを変えるでしょう。
・・・なぜならば、アメリカと日本が絶対に手を出せない場所だからです。
いや、これはね。そんなに難しい話じゃなくて・・・。
一つ確認しておくと、私達日本とアメリカの基本方針は「現状維持」にあります。
つまり、東シナ海。南シナ海。あとは朝鮮半島。
このような太平洋やインド洋に繋がる沿岸沿いを主軸に安全保障体制を確立しています。
それゆえに・・・ユーラシア内陸国までの安全保障には手を出せないんです。
中国がユーラシア大陸において、どれだけ好き勝手な事を。
それこそチベットやウィグルなどと同じような事を実行したとしても。
それを止めるだけの力が今の日米両国。日米同盟には存在しないんです。
繰り返しますが、これは非常に重要な事です。よくよく理解して下さいませ。
私達日本とアメリカにも限界があります。
日米同盟ではユーラシア内陸国。モンゴル。カザフスカン。ウズベキスタンなど。
まして、ロシアにまで手を伸ばして中国の侵略を食い止める。
社会主義国家となり、恐怖の軍事独裁国家。第二のソ連となった中国の横暴を止める。
・・・などと言う事は、絶対に出来ないんです。
そんな事をして無理を重ねてしまえば、自分達の安全保障にまで亀裂が入るからです。
私達日本もアメリカも中国が好き勝手をするのを、ただ見ている以外にはありません。
そして、それらの国々を支配して。ロシアを飲み込んだ中国は。
本当に旧ソ連のように巨大となった挙句に、アメリカ陣営に襲い掛かってくるんです。
うん。そうなんで御座います。
これこそが私達日本が現状において考えられる最低最悪の。最も回避するべき未来です。
こうなってしまえば、もはや私達日本も本気で核保有を宣言する必要がありますし。
中国との核戦争まで覚悟しなければならないでしょう。
そうしないと日本を守る事が出来ないからです。
・・・世界滅亡を前提とした、本気の第三次世界大戦が勃発するかもしれません。
まっ。何が言いたいのか?と言いますとね^^;
このような主張が出来てしまう程度には、今のロシアの役割とは非常に大きくて。
物凄く世界秩序に対して貢献してくれているのであり。
今ここで消滅してもらうわけにはいかない。と言うわけなんです。うん。
私達日本やアメリカ。日米同盟はユーラシア内陸部までは手を伸ばせません。
そこまで守り切るだけの力が、今のアメリカ陣営には無いからです。
・・・もう一度アフガニスタンで戦争をするだけの余力は、今のアメリカにはありません。
そんな地域において中国の脅威を牽制しているのは、他ならぬロシアなんです。
ロシアがあればこそ、中国も好きなようには振舞え無いんです。
間違ってもチベットやウィグル。内モンゴルようなマネは出来ません。
だから、ロシアがいなくなってしまえば。
中国は迷わず自分達の支配地域だと言わんばかりに手を伸ばしてくるはずです。
・・・どれだけ日本やアメリカが文句を言おうと何も出来ない。と思うからです。
そして、事実。日米両国には何も出来ません。
重ねて申し上げますが、私達日本やアメリカの基本方針が現状維持であるからです。
中国。中国共産党の横暴を食い止めるためにはロシアの存在。影響力が不可欠であり。
そのロシアを不用意に叩き潰す事は、第三次世界大戦に直結するほどの愚行である。と、
そのように私は考えている次第で御座います。
・・・アメリカの政府中枢の方々にも、ここまで考えた上で。
安全保障戦略。世界秩序。世界平和について考えて頂きたいと私は切に願っております。
それでは本日はここまでにしておきましょう。皆々様。おやすみなさいませ^^
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