政治 ブログランキングへ さらさらの部屋 ヨーロッパの難民問題に明確な変化が見られました。 忍者ブログ
20 . May
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13 . October
さてさて。前回は小池さんについて。
その発言の軽さ。無責任な言動の裏には小池さん自身の野心があるのではないか。
国民のためでは無く。自分のための主張であればこそ。
小池さんの主張には無責任さが付きまとうのではないか?・・・と言う話でした。

うん。まあ、あくまでも私の個人的な感想ではあるんですけどね^^;
でも、そのように私には感じられてしまったわけなのです。


それで、です。

ちょっと話が変わって申し訳ないんですけれど。
本日の話題はヨーロッパに関する話題を取り上げようかと思います。
と言いますのもね。
難民問題で明確な進展がありましてので、それに関する話を書きたいと思うんです。
それでは参りましょう^^

まず、こちらをご覧下さいませ。
http://www.sankei.com/world/news/171009/wor1710090012-n1.html

こちらは産経さんの記事なのですが、ついにドイツが移民の受け入れを制限しました。

それで、これは先月末にあったドイツでの選挙結果が影響するんですけど。
うん。まあ、私個人と致しましてもね^^;
今まで難民の受け入れをやめろ。と言い続けてきた立場ですので・・・。
この判断については、極めて正しい判断である。と思います^^

ただ。やはりと言うか。当然の話なんですが、もっと早くに決断するべきでした。
もっと早くドイツ政府。メルケル首相が方針転換をしていれば、
ここまで難民問題が悪化する事も無かったでしょう。
・・・自分の失敗を認めるのに、あまりにも時間がかかり過ぎた。と思います。
この点については、将来のドイツ。ヨーロッパにおいて重くのしかかる事になります。


とまあ、そんなグチみたいな事を言っても仕方ありませんよね^^;
ともかく。
難民の受け入れを強硬に主張してきた張本人であるドイツ。メルケル首相が、
受け入れに制限する事を宣言した事によって。
これがヨーロッパ全体。EU全体の動きにも影響する事は間違いありません。

もちろん難民の受け入れを制限する。と言う事については大変よろしい事だ。と、
そのように私も思うのですけれども。
受け入れを制限して、それだけで難民問題が解決するわけじゃないんです。
むしろ。ここからが重要なのです。
受け入れを制限したところで、流入してくる難民そのものを阻止しなければ。
難民に対して適切な対処をしなければ何の意味もありません。


まあ、何が言いたいのか?と言いますとね。
流入する難民そのものを食い止めないと、逆に事態は悪化する。と言う事です。
難民の受け入れ制限をしても、それで難民が消えてなくなるわけじゃないんです。
受け入れ制限で溢れた難民をヨーロッパ各国が押し付け合う事など目に見えています。

「ドイツは難民の受け入れを制限した。それじゃあドイツ以外の別の国に行こう」

・・・となるだろう事は間違いありませんからね^^;
ドイツが難民の受け入れ制限を発表した事で、それ以外の国々はさらに厳しい制限。
ドイツから溢れた難民が流入しないように厳格な規制をかける事は確実です。
こうなると難民をヨーロッパ各国が押し付け合う状況になるわけであり。
それは必然的に難民に対する嫌悪感に繋がり、極端な極右思想。排外主義が蔓延し。
難民を排除する風潮。最悪の場合には難民の虐殺と言う悲劇に至るわけです。
これを阻止するためにも根本的に難民の流入そのものを阻止する必要があるわけです。
となると、実行するべき事は一つ。
あらゆる手段を用いて難民流入のルートを片っ端から潰していくしかありません。


それで、現在のヨーロッパに流入する難民のルートと言うのは。
大きく分けて三つ御座います。
それは中東。アフリカ。そして、ロシアです。
それで、これらのルートからの難民流入を阻止するためにね。
ヨーロッパだけで対応するには限界があるんです。それだと後手に回るからです。
中東では中東諸国。アフリカではアフリカ諸国。ロシアでは単純明快にロシア。
それぞれの地域の国家と協力して難民の流入を食い止める以外に方法はありません。

さて。そう考えた場合です。
今のヨーロッパの周辺状況は最悪です。
今しがた挙げた三つの地域。その全ての地域とヨーロッパは敵対しているからです。
ええ。そうですよね?

中東については、トルコの役割が極めて重要になっています。
これは世界地図などを見てもわかりますように、
トルコと言うのはヨーロッパと中東における門の役割を果たしている国家です。
そして、難民問題において考えれば実際にヨーロッパにとっての城門。城壁の役割。
そんな極めて重要な役割を担っているのが現在のトルコです。

ただ今のヨーロッパとトルコの関係は良好とは言い難い状況になっているんです。
と言うのも、ヨーロッパ各国はトルコのEU参加に『待った』をかけたからです。
ヨーロッパはトルコ政府によるクルド人に対する非人道的な対応を理由として。
トルコのEUへの参加に反対したわけなんですけれど。
いや、本当にバカじゃないのか。・・・と私は思いますね。

クルド人の人権云々を問題視出来る余裕など今のヨーロッパには無いはずです。
もし仮に。
トルコが本気で激怒して、抑え込んでいる難民の全て。
その一切合切をヨーロッパに流し込んだらどうなると思っているんでしょう?
その瞬間にギリシャなどの南欧諸国は壊滅的な打撃を受ける事になりますし。
東欧諸国の全ての国々は、あらゆる難民を拒絶するでしょう。
当然ながらEUは崩壊。ヨーロッパはバラバラに分裂する事になります。

よってトルコとの関係悪化はヨーロッパにとっての死活問題です。
それを正しく理解していないから、クルド人の問題を取り上げるんです。
・・・いやまあ、クルド人の問題も決して小さいとは言いませんけど。
でも、優先順位は違うでしょう?
クルド人よりもヨーロッパ人を優先するべきでは無いのですか?
それともクルド人のためにヨーロッパの全てを犠牲にしても構わない。と、
そんな自己犠牲溢れる決断をヨーロッパ各国は下したとでも言うつもりですか?
・・・本当に。私には理解出来ません。

結論としてはクルド人の問題を棚上げして。
全速力でトルコとの和解。関係改善をする以外に南欧諸国を救う手立てはありません。
まあ、根本的な解決のためには中東地域の安全保障体制を確立させる。と、
そこまで実行する必要があるんですけれど、今はここまでが精一杯でしょう。
難民問題では中東よりも優先するべき地位がありますからね。
重ねて申し上げます。
トルコとの関係悪化は絶対に回避するべきです。
・・・バルカン半島を再びヨーロッパの火薬庫にしたい。と言うならば。
それならば、もう私も止めませんけどね。



さて。中東一つで、これだけの問題があるわけですけど^^;
それでも次にアフリカよりはマシです。アフリカは中東よりも状況的には悪いです。
と言うのも、中東では今しがた書いたようにトルコと言う強国があるからです。
トルコと協力すれば、中東の難民に関しては対応する事は難しくありません。
・・・まあ、それでも一時的な話でしかないんですけど。

そんな中東と比較すればアフリカにはトルコほどの強国は存在しません。
地中海沿岸に存在するアフリカ北部諸国は一つ残らず脆弱な国家です。
うん。これも全ては先にあった『アラブの春』が原因なんですけれど・・・。
いやぁ~。ホントにさ^^;
このアラブの春の時点でヨーロッパ各国が適切に対応していればねぇ。
こんな事にはならなかったと言いますのに・・・。


一応。確認のために書いておきますとアラブの春が発生するまでは。
このアフリカ北部諸国はヨーロッパの壁として機能があったんです。
実際にリビアのカダフィ大佐などが過去に明言していましたけれど。
アフリカの難民を食い止めているのは、地中海沿岸のアフリカ北部諸国です。
この壁としての機能がアラブの春によって一切合切がぶっ壊れてしまったのです。
そして、壊れたのを壊れたままにした結果。
ヨーロッパがアフリカを放置し続けた結果が今現在の難民問題に繋がっているわけです。

あの・・・改めて質問するんですけれど、わざとじゃありませんよね?
アラブの春が発生したらどうなるのか。本気でわからなかったんですか?
いやまあ、百歩譲ってアラブの春については良いとしましょう。
リビアのカダフィ政権をヨーロッパ連合軍が潰したわけですけれど。
それが果たして。どんな結果をとなるのか。本気でわからなかったんですか?

ただカダフィ政権を潰しただけでは、リビアから大量の難民が流れてくる。と、
それが本当に予想出来なかったんですか?
私達日本ですら、朝鮮半島有事の際は難民流入の危険性を考慮していると言うのに。
ヨーロッパは誰一人として、その危険性を予想出来ませんでしたか?
・・・本当にねぇ。信じられませんよねぇ。意図的にやったとしか思えません。


まあ、それを今ここで言っても仕方の無い話です^^;
ともかく。
この脆弱であろうが何だろうが。アフリカ北部諸国を何とかしない限りは。
アフリカからの難民を食い止める事は出来ません。
すなわちヨーロッパの総力を挙げてアフリカ北部諸国を立て直すしかない。
ヨーロッパにおける壁としての役割を復活させる以外に、ヨーロッパ生き残る道は無い。
トルコと協力して一時的にでも中東からの難民流入が阻止されている今この時に。
一刻も早くアフリカへの対応を実行し、難民が流入する状況を打開するべきです。
これ以外の他にヨーロッパ各国が破滅の未来から逃れる手段はありません。

・・・難しいとか。無理とか。そんな陳腐な言い訳は聞きたくありません。
ヨーロッパが生き残るためには、もうやるしかねぇ。の一言だけです。うん^^;



さて。それでは最後にロシアです。
なぜに難民問題でロシアが出てくるのか?と疑問に思われた方々もいるでしょう。
うん。これは実に簡単な話です。
わざわざロシアが難民をヨーロッパにまで運んでいる可能性があるからです^^;

いやまあ、別に私も明確な証拠があって言っているわけじゃないんです。
ですが、そう考えないと説明が出来ない状況があるんです^^;

えーと。これは聞いた話なんですけれどね。
確かヨーロッパにはアフガニスタンからの難民がいるはずですよねぇ?
失礼ですが、よっぽどのお金持ちじゃないとアフガニスタンからヨーロッパには。
普通に考えても逃げ込めるわけが無いんです。

例えばシリアからの難民を見て頂ければわかると思うんですけれど。
彼らは全ての財産を投げ捨てて必死でヨーロッパにまで逃げてきた人々です。
シリアからヨーロッパでそれです。
それじゃあアフガニスタンからヨーロッパって・・・距離的に考えても無理でしょう?
いや、そもそもシリアよりも遥かにアフガニスタンは貧しい国家なわけですから。
投げ捨てる財産すら存在しないはずです。

・・・と言う事は、どこかの親切な誰かさんがお手伝いしない限りは。
どう考えてもアフガニスタンからの難民がヨーロッパに流れ込むわけが無いんです。

ちなみに。
シリアやアフリカにおける難民に関連したブローカー。
ヨーロッパに流入すために手助けをする人々は極めて高額な報酬を要求しています。
もうこれ以上ないくらいに難民の足元を見ているわけです^^;
それと比較すれば・・・信じれないくらいに良心的な。
もう格安どころか。タダでやっているんじゃないか。と言うような。
極めて特殊なブローカーがいる。と考える以外には無いわけです。
果たして。
そんな難民にとっての救世主。聖人君子が如き存在とは誰の事なのか?


・・・まっ。普通に考えてロシアしかいないだろうなぁ。と思います^^;
無論。あくまでも可能性の話。私の単なる予想。推測の話でしか無いんですけど。
でも、そんな事をする誰かさんは他にいませんからねぇ。

なぜロシアがそんな事をするのか?・・・考えるまでもありません。
対ロ制裁に対する明確な報復です。
難民と言う存在をヨーロッパを滅ぼす戦略兵器として用いているわけです。
ええ。そうですとも。
仮にバレたとしても、何が問題なんだ?と開き直る事も出来るでしょう?
人道的な見地から対応した。と言われたら誰も批判など出来なくなりますから。
つまるところ。
難民から搾取する連中と比較すれば、慈母のように優しく難民たちを手厚く扱い。
安全なヨーロッパまで逃がしている。・・・となるわけです。
もう完璧な世界戦略です。これをやられたら私達日本でも悲鳴を上げますもん^^;


それで、ですねぇ。
あくまでも私の個人的な予想。推測の話でしかありませんけれど。
でも、この可能性については明確に安全保障の話になりますのでね。
とっくの昔にヨーロッパの方々には警告しております。
対ロ制裁を継続した場合。必ずやロシアは難民を利用してくる。
ヨーロッパに対する反撃手段の一環として、難民問題が利用された場合。
それ一つでヨーロッパは丸ごと全部が火の海になるかもしれないぞ。・・・と、
数年前から私ですら警告しておりました。

ですから・・・知らなかった。なんて言わないで下さいませね?
ヨーロッパの方々は理解していたはずです。
それなのに今まで対応していなかったのは、それは・・・ヨーロッパの怠慢です。


対ロ制裁については、アメリカへの配慮だとは思いますけれど。
あまりにもヨーロッパにとって悪影響が大き過ぎるんです。
中東やアフリカに対応しなければならない状況にあって。
そこで、さらにロシアにまで対応するなど論外であるはずです。
と言うわけで。
アメリカに対して対ロ制裁をやめるように説得するべきです。
それが出来ないのならば・・・水面下でロシアとの和解。関係改善を進めるべきです。

まあ、さすがにね。対ロ制裁が実行されて、もう随分と時間が経過していますし。
ヨーロッパは、もうロシアと密かに和解している。関係改善している。と、
そのように思いたいですけれどね^^;

ですが、もし万が一にもロシアとの関係改善が未だに出来ていないのならば。
どんな事をしてでもロシアとの関係改善をしなさい。ロシアとの対立を回避しなさい。
今の段階でロシアと対立しても絶対に勝てません。必ず負けます。
このままではヨーロッパが滅びます。


よろしいですか?
難民の受け入れを制限した。と言う事は、これは明確な前進です。
事態の悪化を食い止めて、状況を打開しようとする第一歩です。
ヨーロッパが滅亡から回避するために自浄作用が機能した事の証左です。
この動きを無駄にしてはなりません。急ぎなさい。時間はありません。
一刻も早く適切な対応をしなければ、本当の本当にヨーロッパは・・・。
言葉に出来ないほどの悲劇に直面する事になってしまうのですから。


とまあ、こんな感じかな。いやはや^^;

それでは本日もまた失礼致しました。皆々様。おやすみなさいませ^^

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