政治 ブログランキングへ さらさらの部屋 難民を受け入れるのは後手の対応。これでは、あまりにも遅過ぎます。 忍者ブログ
29 . April
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24 . April
本日は、以前にも話題としましたヨーロッパの難民問題についてです。

これは日経さんの記事なのですが、EUで難民問題の対策が話し合われたそうです。
その内容は、以下のとおり。
一つ目は地中海での監視や救助活動を強化。
二つ目は密航船の取り締まり強化。
三つ目は不法移民の流入阻止。
四つ目はEU内部での連携強化。
これらを実行するために財源を現状の3倍にまで拡大する。と言う事が決定されたそうです。
それでまあ、私個人の感想なんですけれど・・・ダメダメですね^^;
こんな中途半端で中身がカラッポの対応では、何の解決にもなっていません。


いや、あの・・・そもそもの話として、最初から論点がズレているんです。
難民の受け入れについて議論をするのでは、遅過ぎます。
戦争や紛争で発生した難民を受け入れる。と言うのは完全に後手の発想ですからね。
もし今回のEUの決定に、それなりの意味と価値を持たせるのだとすれば。
一つの大前提として。
アフリカや中東において発生した全ての難民をヨーロッパが受け入れられる。
「全ての難民を救済する事が出来る」との大前提があって初めて意味と価値があります。
しかし、私は個人的な見解として「そんな事など不可能だ」と思っております。

不可能であると考える以上。このようなEUの行動で私は納得しません。
どう考えても足りません。明らかに不足です。危機感が欠如しております。


これは・・・これもまた私個人の意見で申し訳ないんですけれど。
これより先においてアフリカや中東での難民の数と言うのは。
非常に高い確率で『億』を超える数になるだろうと考えております。

ええ。これは極めて恐るべき事態で御座います。
1億単位の難民となれば、これはもはや「災害」と表現してよろしいレベルです。
この「災害」に何の対策も行わず巻き込まれてしまった国家があるとすれば。
おそらく。その国家は滅亡するだろうと思われます。
ええ。もう本当に。冗談でも何でもなくて、難民に国家を滅ぼされます。
そして、私は、どれほどヨーロッパ各国が頑張ろうとも。
全ての難民を受け入れる事は不可能だろうとも思っております。

・・・ええ。それほどまでの膨大な数の難民が安全な土地を目指して。
つまりは、ヨーロッパを目指して逃げてくる事になるんです。
この事態の重大性をEU各国。ヨーロッパ各国は正確に理解しておられません。


つまるところ。
より根本的な対応を本格的に考えるべきなんです。
難民を受け入れるかどうか。を議論している場合ではありません。
何度でも言いますが、難民を受け入れるにも限度があるんです。
その限度を超えた時点で、全てを拒絶する以外に選択肢が無くなるんです。

うん。どうしてイタリアとかギリシャは難民への対応がイマイチなのか。
その点をヨーロッパ各国は、もう少し考えて欲しいものです。
先頃の難民船が沈没した一件でも、イタリア政府は別に悪意があって。
監視体制を縮小していたわけではないんです。
イタリア国家として難民問題への対応が限界だから、縮小していたんです。
よろしいですか?
既にイタリアは難民問題の対応が限界だと明確なサインを出しているんです。
そのサインを無視して、これからも難民を受け入れるとなれば。
イタリアと同じように限界になる国家が続々と出てくる事になります。
うん。どこの誰が考えても、そうなるに決まっております。
・・・この事実を、いい加減にヨーロッパ各国は直視するべきだと思います。


ヨーロッパ全体が難民の受け入れが不可能になる前に。
そうなる前に根本的に難民の発生。流入それ自体を阻止するべきです。
・・・まあ、今となっては難民の発生それ自体を阻止する事は不可能に近いですが。
難民の流入を阻止する事については今の段階からでも十分に可能です。
でも、時間が経過すればするほどに。ドンドン事態は悪化していくし。
選べる手段も限られて、しかも非常に極端な手段ばかりになってしまうんです。
本当に・・・どうしてそれがわからないのかなぁ?



えーと。ちょっと参考程度までに。
難民の受け入れが限界になって、もう受け入れ不可能な状態になった時。
どんな極端な手段をヨーロッパ各国が選ぶ事になってしまうのか。
んー。代表的なところでリビアの場合を例として、ちょっと書かせて頂きます。
それで、ですねぇ・・・一番簡単で単純な方法としましては。
もう一回。カダフィ政権と似たような政権を樹立させる事ですね。うん^^;

いや、これについても別に冗談ではなくて、ですねぇ^^;
今現在のリビアは極めて不安定であり、ほぼ内戦状態だと言える状態です。
そのような情勢不安を利用して、大量の難民がヨーロッパに流入するわけですからね。
これを阻止するとなれば、一刻も早くリビア国内を安定化させる事が最優先です。

・・・ええ。もう受け入れは限界だ。と言う場合を想定してますからね。
とにもかくにも時間。一刻も早く対応するしかない。
ヨーロッパ国内で難民の排斥運動や難民への暴力行為。虐殺行為が発生する前に。
難民の流入を阻止した。と大々的に宣言される必要がある。と言う状況ですから。
もう。それほどギリギリの段階になってしまえば。
民主的で。正当な手段などに固執するような余裕など無いんです。
そんな事をしていたらリビアの安定は何年。何十年も先になります。
あらゆる手段。あらゆる非合法な手段を黙認した上で、
一番有力だと思われる勢力に大量の資金と武器を投入して支援すればよろしい。

その上で、その後の支配体制。統治内容については一切の文句を言わず。
難民を阻止する。と言う一転だけを要求すれば・・・それで難民の流入は止まります。

これが一番簡単で。一番早い方法です。
うん。これより迅速な解決手段は他にはありません。
その間にも難民が流入し続けるとなれば、悠長に待ってなどいられませんからね。

無論。この方法は下策も下策。本当に最悪一歩手前の手段です。
うん。このような無茶苦茶な形で誕生した新しい政権。新しい支配体制と言うのは。
どこをどう考えても民主的ではないし、非合法で非人道的で正統性の欠片も無い。
第二のカダフィ政権・・・いえ、カダフィ政権なら、まだ遥かにマシですね。
最悪の場合。
北朝鮮みたいな全ての国民を奴隷のように扱う国家になるかもしれませんが・・・。
でもまあ、それは仕方の無い事です。


うん。そうですね。
たぶんヨーロッパの人々は「仕方ない」との一言で切り捨てるはずです。
表向きには批判するかもしれませんが、全てのヨーロッパ各国はリビアの新政権。
新しい支配者に対しては何もしない事でしょう。
再び『アラブの春』が起こったとしても、完全完璧に無視するはずですし。
その際に民主化勢力が極めて卑劣な手段で弾圧される事になったとしても。
・・・ヨーロッパの人々は見て見ぬフリをする事になるでしょう。
だって。
そうしないと自分達の生活が難民問題で脅かされる事になるからです。
どれほど冷酷で。非道な支配者がリビアに誕生したとしても。
難民の流入を阻止してくれている時点で、ヨーロッパ各国は黙認するしかないんです。

・・・ええ。そのような決断をヨーロッパの方々は行う事になるでしょうね。
本当に。ヨーロッパの人々って。何を考えて。
何を目的としてカダフィ政権を倒したんでしょうね?私にはわかりません。



とまあね^^;
これは、あくまでも一つの予想でしかありませんけれど。
こんなような未来が、これから先のヨーロッパに待っているかもね。
・・・みたいな話でした。何かの参考にでもなれば幸いで御座います^^

ああ。そういえば以前にイタリアの首相が発言していたんですけれど。

「シリアのアサド政権と交渉するべきだ」

・・・みたいな。
そのような極めて現実的な発言をしていた事がありましたね。
アレってどうなったんでしょう。黙殺されてしまったのかな・・・?

まあ、シリアの難民についてはドイツとスウェーデンが対応したみたいですけど。
その対応が、いつまでも出来る。と考えているのならば。
本当に甘過ぎる見通しだろうなぁ。と私には思われなりません。
・・・ギリギリになってしまえば、本気で第二ノカダフィ政権。
または、北朝鮮みたいなバカ国家を自分達の手で建国する事になってしまうのに。
ヨーロッパの人って、私達日本以上に平和ボケした方々ばっかりだと思います。


それでは本日はこれで失礼致します。皆々様。おやすみなさいませ^^

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