政治 ブログランキングへ さらさらの部屋 日ロ関係の改善についてアメリカが意見するのは、都合が良過ぎます。 忍者ブログ
23 . April
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07 . October
さてさて。TPPが大筋合意されたそうで御座いますね。
まあ、私は相変わらず経済が苦手ですので・・・。
この点に関する是非を述べるだけの立場にはありませんけれども。

ただ。そうだと致しましてもね。
ともかく・・・お疲れ様で御座いました^^;

いやぁ~。私もずーっと最初から見ておりましたけれども。
甘利さんの御苦労については、私のような経済について素人の立場であっても。
物凄く鮮明に伝わってくるもので御座いました。
まさしく文字通り「一世一代の大勝負」とばかりに戦われておりましたからね。
・・・あいにくと。
何度も言いますが私は経済についてはアホ丸出しな人間なので^^;
今回の合意に関する是非を述べる事は出来ませんけれども。
それでも並大抵の努力。苦労では無かった事だけはわかります。

本当に御苦労様で御座いました^^


とまあ、そう言うわけで。
経済がサッパリな私のTPPに関する話題は、これくらいに致しまして。
本日の本題と参りましょう^^
それでは、まずこちらを御覧下さいませ。
http://www.sankei.com/politics/news/151007/plt1510070023-n1.html

これは産経さんの記事なのですけれども。
アメリカ議会調査局の報告書について書かれております。
その内容は日本政府が最近になってロシアに接近している事について。
ロシア大統領の訪日を目指す動きについて、アメリカが圧力を加えるかもしれない。
・・・と言うような警告が書かれているらしいんです。


それでまあ、最初に。
この記事を拝見した私の率直な感想を、最初に書かせて頂きますとね。

今回の報告書。これ自体が既に日本に対する圧力です。

うん・・・まっ。そう受け取る以外には無いでしょうねぇ^^;
日米同盟に影響しないために。調査局をクッション代わりにした報告書。・・・と、
そのような形式で相当に遠回しですが、明確な日本に対する圧力そのものです。


さて。ここで重要な事は。
なぜに。このようなタイミングで、こんな形式での圧力があったのか?・・・です。
なぜアメリカは、こんな遠回しに圧力をかけているのでしょう?
これだけ遠回しで中途半端な事をするくらいならば、最初からやらない方がマシです。
ええ。本当に日米同盟に配慮するならば水面下において。
表立った警告。圧力とならないように。見えないようにやった方が良いはずです。
うん・・・次期大統領選を前に日米関係を悪化させる事は出来ない。
また、対ロ制裁と言うアメリカの国家戦略に影響する。と言うのならば。
尚の事にハンパなマネはやめるべきでしたからね。

それで、そうだとすれば。
なぜこんな事をアメリカはしてしまったのでしょう?
その理由とは、こんな中途半端なことをする程度には。
今のアメリカの国家戦略が中途半端なものであるからです。うん^^;
もし仮にアメリカが本格的な警告を今の日本に行ってしまった場合。
日本政府も本気になってアメリカに反発して、反論してくる事が予想されます。
・・・って言うか。反論しないわけがありませんよね^^;


うん。これは以前に話題とした事ではありますけれど。
アメリカは、日本に対ロ制裁への参加を要求しておきながら。
その要求に対する安全保障戦略。安全保障体制の増強を行っていません。
つまり、日本が対ロ制裁の参加する事により想定される事態。
日ロ関係の悪化に伴う対ロ戦略と言うものを、まったくアメリカは提示していません。
このようなアメリカの態度は極めて不誠実なものです。

この上で日ロ関係の改善に動いている日本政府の動きを本気で封じ込めた場合。
ほぼ確実に日本政府が対ロ制裁に伴う安全保障体制の強化。
対ロ戦略の強化を前提とした在日米軍の増強をアメリカに要求する事になります。
ええ。日米同盟における義務として日本はアメリカに要求するはずです。
・・・そうなる事がアメリカは怖いんです。

もしそんな事になればウクライナと言う東欧地域に加えて。
日本と言う極東アジア地域においてもアメリカは軍備増強を行う必要がありますし。
そうなったら当然の話として、軍事費削減の方針は撤回する以外にはありません。
そんな事になってしまうのは今のアメリカとしては避けたいんです。

これからのアメリカは次期大統領選に向かって動き出します。
そんな中で従来の方針を全面的に撤回する。と言う事は、
その方針自体が間違いであり、失敗だった事を自ら認める事になるわけであって・・・。
戦う前の段階から、極めて大統領選挙が不利な状況になる事を意味します。
ですから、今の時期で方針転換をして日本に対する軍備増強など出来るわけが無いし。
かと言って圧力をかけるだけで何もしなければ、日本が本気で反発してくるかもしれない。
そうなれば日米関係の悪化は避けられません。
どちらの場合も今のアメリカ。オバマ政権にとっては恐怖です。

と言うわけで、今のアメリカ政府。オバマ政権。アメリカの民主党としては。
日本の対ロ制裁への協力を維持しつつ。
なおかつ安全保障戦略についても現状維持をしたい。
軍備増強をせずに、日本のリスクとは無関係でいたい。
その上で日本とロシアの関係改善を阻止したい。と言うのが本音なのでしょう。


うん。まったくもって「ふざけるな」・・・ですね^^;
もうね。どこの誰が見たとしても。
なんともまあ、呆れるくらいに都合の良い事をアメリカは主張しているわけです。
アメリカの軍事費削減と言う方針と、日本政府の日ロ関係の改善の方針と言うのは。
まったくもって完全完璧に。物凄く。極めて合致する事であるはずです。
日本におけるロシアの脅威を排除する事は在日米軍。
ひいてはアメリカの負担軽減になるはずですからね。まったく問題無いどころか。
むしろアメリカは「よくぞやってくれた」と私達日本を感謝するべき事であるはずです。

それほどまでに忠実に。
アメリカの意向に従って動いているはずの私達日本の邪魔をすると言うのだから。
もう本当に。アメリカの主張と言うのは身勝手極まりないムチャクチャなものです。
まったくもって筋が通っていない。冗談じゃなくて、本当の本当に支離滅裂な主張です。
こんな理不尽な主張をされても文句一つ言わずに我慢しているなんて・・・。
世界中で私達日本くらいで御座います^^;

いや、そもそもの話としてもアメリカの強い要望によって。
日米同盟の義務として、私達日本は対ロ制裁への参加を決定したんです。
ええ。私達日本が対ロ制裁を望んだ事など一度たりともありません。
全てはアメリカの意向によるものです。
それなのに張本人であるアメリカは、日本の対ロ制裁への参加に伴う安全保障戦略。
ロシアを想定した安全保障上のリスクについて。まったく無関心と言う立場です。
・・・これは明らかにアメリカ側の日米同盟における義務の不履行です。

対ロ制裁による日ロ関係の悪化に伴う日本のリスクについて。
日本の安全保障体制の脅威について、アメリカは完全に見て見ぬフリを決め込んでいる。
このアメリカの態度は極めて無責任かつ不誠実なものであり、
日米同盟の意味と価値を引き下げる重大なリスク要因だと表現する以外にはありません。

そうだと言うのに。
これでなお日ロ関係の改善に奔走する日本政府の動きを批判するとなれば・・・。
日本国内におけるアメリカへの反発は避けようがありませんし。
無論。これはアメリカ国内においても例外ではありません。
日米同盟の不履行に対するアメリカ政府の態度。
日米関係。日米同盟を軽んじる態度を批判する声は、アメリカ国内からも出てくるはずです。

でまあ、それらの批判の全てを回避するために。
調査局の報告書と言う極めて遠回しな形での警告を行った。
・・・と言うのが事の真相だろうと思われます。



うん。まあ、オバマ大統領の苦しい立場を考えると致し方ない。・・・と、
そんな感じのアメリカの事情があるのはわかるんですけれども。
でもね。
はっきり申し上げますが・・・私達日本に責任転嫁するのはやめて下さい。
これではまるで、私達日本が対ロ制裁に積極的に参加しなかったから。
協力しなかったから悪いんだ。と、そう言わんばかりです。

違うでしょう?
悪いのは、さしたる勝算無く。浅い考えで対ロ制裁などと言うような。
どこの誰が考えても大失策でしかない愚かな事を実行した当事者であるはずです。
ウクライナの問題にしても。その後の対ロ制裁にしても。
これらの動きについては、誰がどう見ても勝てる戦いではなかったはずです。
うん。本当に・・・勝てる戦いじゃなかったんですからね?



・・・あのさ。
ちょっと話は変わって申し訳無いんですけれど。
アメリカの方々は一度冷静になって考えるべきだと思うんです。
と言うのも、ですねぇ。
アメリカが負ける最大の理由として、真っ先に出てくるのは状況が悪過ぎた事です。

アメリカはイラク戦争で疲弊した状態でした。国力は回復していませんでした。
これに対してロシアは国力を蓄えた状態でした。プーチン大統領がバリバリの現役です。
つまり、アメリカは自分達が一番弱い時に、一番強い状態のロシアと戦っているんです。
・・・勝てるわけ無いでしょう?
そりゃあアメリカが下がってロシアが上がってきたわけだから。
急速に国力の差を縮められて焦る気持ちも十分に理解出来ますけれども。
それにしても状況が見えて無さ過ぎます。冷静に考えれば絶対にわかったはずなんです。

あと十年。
十年待っていれば、自然の流れでプーチン大統領は現役を退いたはずです。
プーチン大統領さえいなくなってしまえば、アメリカが負ける要素など何も無いからです。
ええ。次期大統領のメドベージェフさんは、プーチンさんよりも一つも二つも劣ります。
その時を待ってロシアと戦っていれば、何の苦労も無くアメリカが勝利出来たはずです。
それなのに・・・なぜ今この時に。
疲弊したままのアメリカは、最強とも言える状態の今のロシアと戦ってしまったんです?
どんな結果になるか。
そんなのは子供でもわかるはずの事でしょう?違いますか?


・・・まあ、こんな事を今更それを言っても仕方ありませんけどね。
ともかく。
このように、今のアメリカでは今のロシアには勝てない。と、最初から予測出来たんです。
そこまでの明確で確実な失策。確実に敗北する戦いを平気で実行しておきながら。
無理やり協力させた相手を批判するなど筋違いもいいところ。言語道断です。

対ロ制裁に関する明確な安全保障戦略を提示出来ない。
日米同盟における義務を確実に。誠実に履行する事が出来ない。

この時点で私達日本の安全保障戦略。
特に日ロ関係に対してアメリカに意見する資格はありません。
私達日本が日ロ関係を改善しようとしているのは、
ひとえに日本の安全保障のためであり、日本の平和と未来と守るためです。
アメリカの主張が日米同盟の義務を果たせないものである以上。
その主張は同盟国の立場では無い。と言う事になります。
ならば、それは単なる日本への内政干渉です。アメリカは発言を控えられるべきです。

・・・これ以上の無理難題を主張するならば、日本国内で反米感情が高まります。
日米同盟への悪影響も避けられないでしょう。
ぜひともアメリカには良識ある言動を心掛けて頂きたいところです。


まっ。アメリカ自身も、黙っているべきだ。と思ったからこそ。
こんな遠回しな警告にしたんでしょうけれどね。いやはや^^;



でね。

ここまでは一応。建前上の話なんです^^;
もうちょっと思い切って。ぶっちゃけた話をしますと・・・。
来年中に対ロ制裁は解除されるだろう。と言うのが私の個人的な予想です。
うん。それ以外に方法が無いでしょうからね。


えーと。ちょっと長くなってしまったので、この話は次回と致しましょう。
それでは本日はこれで失礼させて頂きます。皆々様。おやすみなさいませ^^

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