政治 ブログランキングへ さらさらの部屋 あるいは、日欧EPAがEUを救ったのではないか。と私は思います^^ 忍者ブログ
29 . April
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04 . February
さてさて。前回はEUがどうやったら存続出来るのか。と言う話でした。

でまあ、一番はメルケル首相を排除する事ですけれど。
それが出来ないのだとしたら、やはりドイツそれ自体を排除する。と、
そこまでの事を考えないと・・・EUを存続させる事と言うのは難しいでしょう。

ハッキリ言いますが、現在のEUにおける最大の元凶はドイツであり、メルケル首相です。
これを何とかしない限りは、何をどうしたとしても・・・EUの存続はありえません。
今のように軍事。安全保障を無視して、ゴリ押しの経済戦略だけで突っ走るなんて。
そんな事が出来るほど、これから先の国際情勢は甘くはありません。
断言しますが、現状を放置すれば確実にEUどころかNATOが崩壊すると思います。


んー。前回にも書きましたが共通の通貨であるユーロ。
それゆえの欧州中央銀行による金融政策の統一化。と言うのは、桁違いの経済連携です。
うん。通常の多国間での経済協力とはワケが違うんです。
これは紛れもなくEU統合を前提としたものです。

しかしながら。

その崇高な理念と比較して、あまりにも各国の自主独立性が高過ぎるんです。
ハッキリ言いまして、誰もがみんな自国の利益を追求しており。
EU全体の利益を考慮している人間が、数えるほどしかいないのが実情です。

うん。この点で非常に致命的でしょう?^^;
EU統合を前提とした経済戦略だと言うのに、その肝心のEU統合について。
誰一人として明確なビジョンを持ち合わせていないのですからね。
うやむやで目的が不明瞭なのに、振り切れた思想。行動だけを全力で実行している状態です。
これは一般的に暴走状態と表現するべき状況です^^;
この状況に危機感を持てなかったと言うのは・・・迂闊だった。と言う以外にはありません。

・・・まあ、あくまでも私個人の意見ですけどね。
EU統合。ヨーロッパ統合と言うは、あまりにも早過ぎただろう。と思いますね。
今しがた書いたように各国の自主独立性が高い。と言う事は、
それほどEU統合が望まれていない。と言う事の裏返しでもあるはずです。
つまるところ。
崇高な理念があまりにも崇高過ぎるがために。まったくもって民意が追い付いていない。
機が熟さぬままに。EUの大多数の人々を置き去りにして。
無理やり統合を推し進めようとした結果。
現在のように完全に安全保障戦略を無視して、経済戦略だけが暴走するに至った。と、
そのように結論付けるのが妥当ではないか。と私は考えています。


それで、です。
えーと。誤解しないで欲しいんですが、私はドイツ。メルケル首相を批判しましたけど。
だからと言ってドイツが嫌いだ。と言っているわけじゃないんですよ?^^;
また、ドイツ国民が恐ろしく邪悪な人々だ。物凄い悪意により行動している。と、
そのようにも考えていません。

ドイツ国民は決められたルールの中で一生懸命に。誰よりも努力したはずです。
その結果としてEUで最大の経済力を持ち、そのために最大の影響力を持った。と、
そう考えていますので、この点で私はドイツ国民を批判するつもりはありません。
むしろ。よくぞ立派に努力した。と評価したいくらいです^^

ただし。

ドイツ国民が努力したのは経済分野だけの話です。軍事。安全保障ではありません。
ですので、軍事的。安全保障上の観点から見ればドイツの影響力は弱かった。
・・・いや、弱いどころかド素人も同然ですから最弱であるはずだったんです^^;
そんなわけで。
必ずしもドイツ一強と言う状態にはならなかったはずなんです。・・・本来ならば。
ここでEU。ドイツにとって不幸だったのは昨今の過剰なまでに経済重視の風潮です。

グローバルスタンダード。経済至上主義の風潮により結果としてドイツの影響力は過剰に。
恐ろしく過大に評価されてしまった事が悲劇でした。
また、軍事。安全保障は経済活動にとって非合理的で非効率的だ。邪魔だ。として、
容赦なく切り捨てられてしまった事は・・・まるで破滅願望の塊でした。
結果的にドイツの意見がEUの意見となり、そのドイツは経済のみを重視してしまった。
元々が極端過ぎる経済戦略を、さらに極端化させて完全に安全保障を無視してしまった。
ドイツの破滅。EUの破滅を自ら招く事になってしまったんです。


それでまあ・・・以前にも書きましたがドイツは民主主義国家です。
よって全ての責任は国民にあるはずです。
メルケル首相がどれほど問題のある政治家でも、それを選んだのはドイツ国民です。
であればこそ、これより先にドイツ国民は責任を果たす事になるかと思います。
おそらくは非常に苦しい状況になるだろうなぁ。と私個人は考えている次第で御座います。

・・・どうかドイツ国民の方々は、もう少し真剣に政治家を選ぶべきだと思います。



とまあ、そんなこんながあってのヨーロッパの話だったわけですけれどね^^;
この話って別に寄り道で書いていたわけじゃないんです。
今や世界はグローバルだそうですので、私達日本にとっても影響のある話だったんです。
本日は、そんな感じの話で御座います。それでは参りましょう^^

まずは、こちらをご覧下さいませ。
https://www.sankei.com/economy/news/190130/ecn1901300032-n1.html

こちらは産経さんの記事で、日欧EPAが発行した事が書かれています。

でまあ、このブログで書いてきた事。
つまりは、今後のEUは縮小するか。あるいは消滅する可能性すらあるわけで。
そのような相手とEPAを締結したとしても、それほど期待出来ないだろう。
十中八九。当初に予想した額面通りの経済効果は無いだろうなぁ。
と言うのが、私の個人的な意見だったりします。うん^^;
ですが。
この意見は、あくまでも経済的な観点から述べた意見です。
安全保障の観点から判断しますと話は変わります。それもガラリと変わります^^;


日欧EPAは経済的な協力と言いつつも、実際には非常に高度な政治的事情。
政治的な判断が介在しております。
それらの私達日本側とEU首脳部の利害が合致したがゆえに成立したものだ。と、
そのように表現してもよろしいくらいです。
まあ、簡単に言えば敵の敵は味方。と言う論理で御座いますね^^;

まず日本側から話しますと、至極単純な話としてね。
EUが中国の味方になってもらっては困るんです。
最低でも中立。出来る事ならば日本側。日米同盟の味方になって欲しいんです。

これに対してEU側としては、こちらも意外に単純です^^;
EUとしてもドイツ。メルケル首相の影響力が今以上に拡大する事を阻止したい。
これ以上にメルケル首相の暴走に巻き込まれたなくない・・・わけですね。

要するに。
中独連携に対して日欧連携と言う形で対抗したのが、今回の日欧EPAだった。
・・・と言うわけで御座います。うん^^;


まあ、こんな感じの話を昨年の・・・何月でしたっけね。ああ。7月でしたか。
その頃に日本で署名された際に、このブログでも話題にしています。
当時の日本が豪雨被害によって安倍総理の外遊が中断された事を受けて。
わざわざトゥスク大統領が直接訪日してまで署名をした一件です。

でまあ、ちょっと。
どうでも良い話なんですけど・・・大失敗です^^;
『トゥクス』大統領と思っていましたが、正しくは『トゥスク』大統領です。
間違って名前を覚えていたみたいです。いやぁ~。大変に失礼致しました^^;


でまあ、そのトゥスク大統領が訪日してまで。直談判をしてまで署名した際に。
この際におそらくと言うか。まず間違いなく。
ドイツ。メルケル首相は反対したはずですし、ひいては中国も反対したはずです。
日本とEUが連携する事はドイツ。中国の双方にとって都合が悪いからです^^;


んー。私個人の意見ではあるんですけどね。
ドイツと中国はEU丸ごと全部。もっと言えばヨーロッパ丸ごと全部を親中派。
親中路線の経済戦略を押し付けようとしていたはずです。
中国にとっては言わずもがな。
自分達の経済的な影響力。あるいは中国経済圏の拡大のためです^^;
そして、ドイツにとっては・・・保険ですね。

ドイツと同様に親中路線をEU。ヨーロッパ各国に押し付ける事により。
一蓮托生の状態に仕立て上げて、自分達が破滅するリスクを軽減させよう。と、
そのようにドイツ。メルケル首相は考えていたのではないか。と思います。
うん。たぶんですが相当に確率は高いと思います。
と言うのも、同じ事を既にメルケル首相は難民問題で実行しているからです。

ほら。難民の受け入れをEU各国。ヨーロッパ各国に押し付けたでしょう?^^;
ドイツ一国だけで難民を受け入れるのはリスクが高いので、
他の国にもリスクを分散したんです。・・・実に愚かで迷惑な話でしたけどね。

そんなわけで。
これと同じように親中路線でもリスクを分散させようとした可能性があります。
EU丸ごと全部。ヨーロッパ丸ごと全部を親中路線にしてしまえば。
そう簡単に中国を見捨てる事は出来なくなるだろう。
これでしばらくの間は、中国依存のドイツ経済も安泰だ。・・・ってね^^;
でまあ、それに勘付いたEU内部の良識派が日欧EPAを強力に推し進め、
ドイツ。メルケル首相の思惑をブチ壊した。と言うのが実情でしょう。たぶん^^;


なので、この時のトゥクス大統領の行動力と決断力は称賛されて然るべきです。
EU全部。ヨーロッパ全部が親中路線って自爆も良いところです^^;
それを食い止めるために日欧EPAによりドイツを牽制。
ひいては中国を牽制したのは見事な判断で御座いました^^

・・・ただ。これをやるんだったらね。
メルケル首相の四選を阻止しなさいな。とも思いますけどね。うん^^;

まあ、ともかく。
このように日欧EPAと言うのは経済的な観点だけでは無く。
それ以上に安全保障上の観点において極めて重要だった。と私は考えています。
もしもEU。ヨーロッパが中国の味方をしたとなれば。
何とも面倒で手間の増える話になったなぁ。と私も思いましたからねぇ^^;




それで・・・どうしようかな。もう少し話を進めましょうか^^;

今しがた私はドイツ一国のみならず。EU丸ごと全部が中国の味方になったら。
何とも面倒だなぁ。手間がかかるなぁ。と書きました。
でもね。
逆に言えば、その程度でしかない。と言う事でもあるんです。うん。


前回までに長々とEU。ヨーロッパの話を続けてきましたけれど。
それらの話って結局はアジア情勢。私達日本にどんな影響があるのか。
・・・と言う本題に対する前置きの話だったんです。

既に書いたように現在のEUはドイツ。メルケル首相が原因で消滅。
少なくとも、現在より縮小する以外には無い状態にあります。
また、何よりもイギリスが離脱してしまっている点が、あまりにも大き過ぎました。

なので、安全保障のド素人が我が物顔で威張り散らしている。
それを誰一人として制止する事。諫める事が出来ない・・・となればさ^^;
こんな事を言うのはアレなんですけど。
仮に今のEU丸ごと全部が中国。習近平の味方になったとしてもね。
私個人としては大した脅威には感じておりませんでした。

・・・いえ、脅威に感じるどころか。中国に味方をした時点で敵だ。と判断して、
中国もろともEU丸ごと全部をブッ飛ばすつもりでした。
うん。実を言えば今のEUなら楽勝だ。とすら密かに考えていました。ナハハハ^^;


でも・・・どうか悪く思わないで下さいませね。EUの方々。ヨーロッパの方々。
今の中国。習近平は、冗談でも何でもなくて世界の平和を破壊し続けています。
本当の世界の脅威であり、世界中の全ての人々にとっての害悪になっているんです。
今のうちに何とかしないと、本当に世界が滅びてしまう。

ですので、そんな世界平和を破壊するような中国を擁護する。味方をすると言うのなら。
どこの誰であろうとも私ども安全保障の人間は一切において容赦致しません。
中国。習近平と同罪だ。・・・と判断させて頂きます。
それが仮にEU。ヨーロッパ。かつての西側陣営の国々だろうとも、です。


・・・うん。これは本当にね。冗談じゃないんですよ?
今の中国。習近平を放置すれば確実に世界の平和は破壊されて、
数え切れないほどの人々が犠牲になり、涙を流す事になってしまうんです。
それゆえに、何がどうあろうとも絶対に今ここで止める必要があるんです。

もっと言えば本当に第三次世界大戦。核戦争を引き起こす可能性すらありえるんです。
そんな邪悪な輩に味方をする。などと寝言をほざく連中には。
当然のように中国。習近平と一蓮托生として、私は一人残らず破滅して頂くつもりでした。


大変失礼ながらEUの方々。ヨーロッパの方々と言うのは。
それほどまでに世界の平和に対して無責任であり、極めて罪深い事をしていたんです。
グローバルスタンダードと言う経済最優先の思想により。
秩序の全て。平和の全て。未来の全てを犠牲にしていたんですからね?

そして、今現在もなおドイツ。メルケル首相が存在している以上は。
現在進行形で。今この時もなお自分達の平和と未来を犠牲にし続けている。と言う事実。
恐ろしく危機的な状況である事を自覚して下さい。


うん。まあ、大体こんな感じの話になるんですけどね^^;
そういう事情があればこそ。だからこそ、今回に取り上げた話題。
日欧EPAと言うのは安全保障において相当に大きな意味と価値がありました。

EUは、必ずしもドイツの暴走を許していない。必ずしも中国の味方ではない。
それに対抗する勢力がEU首脳部には存在する。・・・と、
その事実を明確に世界に対して。私達日本やアメリカに示すものでした。

と言うわけで。
あの時のトゥスク大統領の決断。わざわざ日本に直談判した事と言うのはね。
ある意味ではEUの未来を救った大英断だったかもなぁ・・・とも私は思います^^



とまあ、こんな感じかな。いやはや^^;

それでは本日もまた失礼致しました。皆々様。おやすみなさいませ^^




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