政治 ブログランキングへ さらさらの部屋 アメリカがTHAAD配備を譲れない理由は、こんな感じだと思います。 忍者ブログ
26 . April
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05 . February
さて。前回は韓国がギリギリの崖っぷちである事と。
次の大統領選で保守派が勝とうが何をしようが、韓国経済が破綻して。
アジアの最貧国に突入するかも・・・と言う話でした。

うん。まあ、残念ながら、韓国経済の破綻は避けられません。
この点については他の誰よりも韓国国民が一番理解しているはずですし。
私も嘘を言いたくないので、はっきり言います。どうにもなりません^^;


しかし、今の韓国にとってはね。もはや経済破綻など些細な問題です。
ええ。そうですとも。
国家が残るかどうか。人権が残るかどうか。人として扱われるかどうか。
そんな最も根本的な部分が問われている状況であるからです。
それから比べれば、経済破綻など些事も同然。

そもそも経済対策を優先しなければならない時にあって。
バカ丸出しに反日などで騒いでいたのは、一体どこの誰ですか?
今更になって経済がどうこうなどとガタガタ寝言をほざくな。・・・です。
経済のような些末な問題よりも、安全保障を優先させなさい。

よろしいですか?
韓国は、今ようやくスタートラインに立っただけの状態です。
ここから反日と戦って勝利する事が絶対条件。必要不可欠です。
もし負ければ、その瞬間に韓国は滅亡し、韓国国民は奴隷となります。
あらゆる手段を用いて反日に勝利する事が求められております。
死力を尽くしなさい。それ以外に貴方達が進むべき道は他に無いのですかね。

はぁ~。やれやれ。まったくもって、手間のかかる方々で御座います^^;


さて。そんな韓国の話題は、これで切り上げると致しまして。
本日は北朝鮮と言うか。朝鮮半島から、アジア情勢を見据えた話です。
それでは参りましょう^^

それで、ですねぇ。
このブログでも既に色々な話題を書いてきたわけなんですけれども。
改めて確認として朝鮮半島における米中の対立。そのキッカケとなったのは・・・。
やはりTHAAD配備である。と言う事になるかと思います。

この韓国に配備されるTHAADのレーダー能力は北朝鮮のみならず。
中国にまで及ぶものであって、それが中国の反発を招いている。・・・と、
そのような事になるんですけれどもね。
この話を聞いて、皆々様も一度は次のような事を考えたと思います。

それじゃあ中国に及ばないレーダーにすれば良いじゃないか。
THAAD以外の別のレーダーにするか。
あるいは、能力を落としたTHAADにすれば良いはずじゃないか。

・・・と考えられた方々も多いかと思います。

いや、そのとおりなんです^^;
THAADがダメなら別のレーダーにすれば良いはずなんです。
中国に及ばない。北朝鮮だけに限定されたレーダーを設置すれば、
何もこれほどまでに中国が反発するはずも無いわけであって。
特に前任者のオバマ大統領。オバマ政権は対中穏健派の政権ですし。
その程度の配慮くらい実行されたとしても、何ら不思議ではなかったはずです。
そうだとすれば・・・なぜそれが出来なかったのでしょう?
ここには一つ物凄く重大な理由があるだろうと私は考えております。


えーと。これはあくまでも私の個人的な予想の話なんですけどね^^;
つまるところ。
中国にまで及ばないレーダーでは意味が無かった。と言う事だと思うんです。
うん。アメリカの立場としては中国まで及ぶレーダーが絶対に必要だった。
なぜならば、北朝鮮の核ミサイルが中国から発射される可能性があったからです。

こちらをご覧下さいませ。
http://www.sankei.com/premium/news/161010/prm1610100010-n1.html

これは少し古い記事になるのですが、産経さんの記事になります。
これには中国の軍管区。そのうち北朝鮮に隣接する『瀋陽軍区』について書かれています。
ぶっちゃけ。
これを読めば私の話なんていらねぇじゃん。と言うくらいに見事な記事ですね^^;
野口裕之さんと言うのは、非常に優秀な人だと思います^^

それで・・・うん。そうなんです^^;
中国政府。中国共産党。習近平の意思に逆らう事が出来るほどに。
極めて強力な地方軍閥である瀋陽軍区が、今の中国には存在しているのであり。
そして、その瀋陽軍区を背後から強力に支援しているのが北朝鮮なんです。
この両者は極めて密接な関係性を持ち。
ある意味では中央政府以上の強力な関係を確立させているのが現状です。

それゆえにアメリカとしては。
万が一にも北朝鮮の核兵器が密かに中国国内に持ち出され。
中国の軍事基地。ミサイル基地から北朝鮮の核ミサイルが発射される。と、
そのような可能性を無視する事が出来ないわけで御座います。
ですので、中国にも及ぶレーダーの設置。THAAD配備について。
穏健派のオバマ政権であっても、この点で譲歩する事は出来なかったんです。


・・・うん。たぶん。と言う話ではありますけれどもね^^;

でも、このような事情。理由が背後になければ・・・。
あれほど対中穏健派だったオバマ政権が中国の反発を覚悟してまで、
韓国にTHAADを配備する理由がないだろうなぁ。と私は思うんです。

それで、この点については私達日本や韓国に対しても伝えられているはずですし。
だからこそ、韓国政府はTHAAD以外の。別のレーダーにしてくれ。と、
そのように主張する事が出来なかったのだろう。と思われます。



それで、もう少し話を続けますと、ですねぇ。
北朝鮮の核兵器が中国に持ち込まれる可能性があるのか。と言いますと・・・。。
まず間違いなく。十分過ぎるほどにありえるだろう。と私は考えています。
うん。それほどまでに中国政府。中国共産党。習近平と、
中国軍。人民解放軍。一部の軍閥の関係性と言うのは極めて悪いからです。
これについては一つ根拠となる話があります。
それは、このブログでも話題にしましたが張成沢の一件で御座います。


張成沢は当時の北朝鮮における実質的なナンバー2。
最高権力者である金正恩の後見人としての立場を確保している重要人物であり。
金正恩が権力を掌握して日の浅い。と言う点と、
中国政府。中国共産党と太いパイプを持っている。と言う点を考慮すれば。
ある意味ではナンバー1と表現しても過言ではない状況でした。

だとすると、一つ疑問が出てきます。
これほどまでに絶対的に優位かつ重要な立場にあったはずの張成沢が、
なぜ失脚したのか。なぜ処刑され粛清されてしまったのか?


張成沢は、確かに金正恩を失脚させて別の誰か。
別の都合の良い親中派の誰かを擁立させようとしていました。
しかしながら、張成沢とてバカではないはずです。
万が一にも金正恩に知られれば、確実に粛清されるような画策である以上。
細心の注意を払い、徹底的に機密を守って行動していたはずですし。
北朝鮮におけるナンバー2.実質的にはナンバー1の地位と権力。
さらには中国政府。中国共産党を背景とする影響力を持っているとなれば。
北朝鮮国内において張成沢の企みが暴露される事。糾弾される事など、
普通に考えれば、絶対に無いはずだったんです。

張成沢とその一派が粛清される。と言う事はありえないはずだった。
でも、そのありえないはずの事が現実には発生してしまった。
これは明らかに金正恩に対して情報をリーク。密告した誰かがいるんです。
それも決定的で。一切の反論が出来ないほどの確固たる証拠をセットにして、です。
果たして。それが誰であるのか?
それは、おそらく中国軍。人民解放軍。瀋陽軍区であるはずです。

・・・そんな事が出来る勢力など、他にいませんからね。ほぼ確実であると思います。


さて。それでは瀋陽軍区は、なぜ金正恩に密告したでしょう?
その理由は中国共産党。習近平と人民解放軍。地方軍閥の対立にあります。

皆々様もご存知のように、習近平は自らの独裁体制を確実とするために。
あらゆる権力の掌握を目指して、極端な中央集権化を実行している真っ最中です。
そして、その延長線上として北朝鮮に対する影響力拡大があったのは半ば必然です。
北朝鮮が独立した意思を持ち続ける事と言うのは、
習近平の独裁体制にとって目障り以外の何物でもないからです。
だから、張成沢を利用して北朝鮮を間接的に支配しようとしたんですね。

ただ。ここで問題が発生します。
その習近平の行動を人民解放軍。瀋陽軍区は絶対に許さなかったのです。
北朝鮮が習近平により支配されれば、次は自分達が排除されるから、です。



習近平による中央集権化の動きを人民解放軍。軍閥組織は極めて不快に感じています。
ええ。自分達の利権を習近平に奪われる。と考えているからです。
そのために一部の軍閥は徹底的に習近平と対立しているわけですね。
そして、その中でも最強の対立勢力が、今しがた話題にしている瀋陽軍区です。

瀋陽軍区が最強の対立勢力である理由。
それは北朝鮮。すなわち北朝鮮の核の傘が彼らを守っているからです。
また、瀋陽軍区も北朝鮮を密貿易などで支援して守っている。
両者の関係と言うのは、ある意味で絶対的な相互の補完関係があるわけですね。
なので、もし仮に習近平が瀋陽軍区を支配しようと強引な手段を用いたとすれば。
ほぼ確実に瀋陽軍区は軍事クーデターを起こします。
そして、北朝鮮の核ミサイルが日米韓ではなく北京に向けられる事でしょう。
・・・瀋陽軍区の次は自分だ。と金正恩もまた考えているからです。

だから、です。

だから、あれほどまでに北朝鮮は中国に強い態度を見せるのであり。
中国共産党。習近平は無分別に暴れ回る北朝鮮を制止するどころか。
その北朝鮮を支持する。と言う明らかな悪手を選ぶ以外には無いんです。
・・・中国の国益よりも、習近平の自己保身が優先されているからです。


そんなこんながありまして、先の張成沢の一件と言うのは。
中国共産党。習近平と人民解放軍。軍閥の権力抗争に巻き込まれた結果なわけです。
張成沢を利用して北朝鮮。核兵器を完全に管理下に置く事。
その上で習近平が瀋陽軍区を叩き潰そうと画策している事。
それらの一切合切が人民解放軍。瀋陽軍区にバレてしまって、
張成沢に関する全ての計画が決定的な証拠と共に金正恩に知られる事になった。
だから、実質的にナンバー1だったはずの張成沢一派が完全に粛清されたんです。


んー。アメリカ政府。オバマ政権としても当初の段階ではね。
そこまで積極的にTHAAD配備を実行する様子ではなかったんです。
韓国に配慮していた事もありますし、中国に北朝鮮の管理をしっかりやれ。と、
そのように水面下で交渉していた事などもあったでしょう。
でも、張成沢を利用して中国が北朝鮮を管理する。と言う話だったのに、
その張成沢が処刑されてしまったわけですからね^^;
この事実にアメリカ政府。オバマ政権は愕然とした事でしょう。
それほどまでに中国国内の権力闘争が激化しているとは、予想外だったはずですし。
管理するはずの中国が、無責任にも北朝鮮の暴走を容認する事も予想外だったはずです。

と言うわけで、想定外のスピードで凄まじく情勢が悪化していく現実に直面して。
いくら対中穏健派のオバマ政権だとしても、
韓国へのTHAAD配備をしないわけにはいかなくなった・・・わけです。



とまあ、少しばかり長い話になってしまいましたが^^;
このような経緯を考えれば、アメリカの憂慮は十分に現実的なものであり。
THAAD配備が主張される事は、まったくもって至極道理の話です。
とは言え、中国からしてみれば。
どれほど反抗的であろうとも瀋陽軍区は極めて重要な軍隊であり戦力です。
その行動がアメリカに筒抜けになるとなれば、
中国が構想している軍事戦略は根底から覆される事になってしまいます。
北朝鮮の一件があったとしても、THAAD配備に反対する以外には無い。

でも、北朝鮮も瀋陽軍区も、当然ながらアメリカもどうにも出来ない。
なので、一番弱い韓国に圧力をかけて阻止しようとしている。・・・わけです。


うん。まあ、当たらずとも遠からず。と言う感じになっていると思います^^;

それでは本日もまた長々と失礼致しました。皆々様。おやすみなさいませ^^

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