さてさて。前回は、マレーシアの北朝鮮に対する大使召還について。
これを裏から手をまわしたのは、ほぼ確実に中国。習近平だろう。
・・・と言う話で御座いましたね。
まっ。普通に考えますと、そうだろうなぁ。と思います。うん^^;
んー。やっぱりね。
何度考えましても、今回のマレーシアの対応と言うのは過剰なんです。
金正男の暗殺事件と言うのは、確かに大きな事件ではありましたけれども。
だからと言って、これほど早い段階で大使召還まで決断する。だなんて。
いくらなんでも限度を超えています。常識的に考えてもありえない。異常です。
とまあ、前回の話題と言うのは、そんな感じの話だったわけです。
それで中国。習近平を中心とした話題を書いたんですけどね。
でも、当然の話と致しまして。
実行した張本人であるマレーシアにとっても重大な話になるんです^^;
と言うわけで、今回はマレーシアの話題を中心に書きたいと思います。
それでは参りましょう^^
それでまあ、改めて申し上げさせて頂きます。
今回のマレーシアの対応と言うのは明らかに過剰であり、異常です。
普通に考えて、こんな事は絶対にありえません。
あの・・・そもそもの話と致しましてもね。
マレーシアにとって金正男との関係性と言うのは、極めて低いんです。
いや、低いどころか。
根本的にマレーシアは無関係の立場であるはずなんです。うん^^;
えーと。前回にも書きましたが、本来のマレーシアの立場は第三者。
たまたま事件現場がマレーシアであり、実行犯がマレーシア人である事以外は。
まったくもってマレーシアにとって無関係の問題であるはずです。
そんな無関係の問題で北朝鮮との国交を半ば断絶させるような。
大使召還などと言う重大な決断をマレーシア政府が下した事と言うのは。
これは、誰の目から見ても極めて不可解な言動で御座います。
・・・ええ。どこの誰であったとしても絶対に無視する事は出来ないでしょう。
それでまあ、これまた前回に書いた内容としては。
おそらく中国側。習近平から圧力。何らかの取引を持ち掛けられて。
それに応じたマレーシア政府。ナジブ首相が実行してしまったのだろう。と、
現時点では最も可能性が高いと言うか。
まあ、大半の方々が真っ先に考える予想を書いたわけなんですけれどもね^^;
いやまあ、もちろん私は一般人であり。単なるチンピラなわけですので・・・。
特に何かしらの明確な根拠があるわけではないんですけれども。
でも、そう考えるのが一番妥当だろうとも思うんです。やっぱりね。
だってそのような事情でも案ければマレーシア政府。ナジブ首相とて。
ここまでのムチャクチャな言動を見せる事は無いはずです^^;
一応確認しておきますが、現時点で北朝鮮がマレーシアに抗議をしているのは。
事件の捜査について。金正男とされる遺体の受け取りについて。
それらに関する理由で批判している状況なわけであって。
これが即座に大使召還。国交断絶の是非を問うような。
それほどまでの問題であるなどと、世界中の誰であったとしても考えません。
・・・それなのにマレーシアは大使召還を実行してしまった。
果たして。この決断の影響が、どれほどまでに大きいものであるのか。
マレーシア政府の方々は正確に理解していますでしょうか?
これによってマレーシアは、中朝両国の対立に巻き込まれてしまったんです。
よろしいですか?マレーシアの方々。
これから北朝鮮。金正恩は間違いなく貴方達に対して反撃を仕掛けてきます。
・・・いえ、もしかすると既に反撃が実行されているかもしれませんね。
ともかく。
それが具体的にどんなものであるのか。わかりますでしょうか?
これについても簡単ですよ。物凄く簡単です。
中国。習近平が実行した事と同じ事を北朝鮮。金正恩が実行してくるんです。
つまりは、今回の一件。北朝鮮の大使召還を実行するに際して。
マレーシア政府が中国と約束した取引。その詳細な内容をマレーシア国民に暴露する。
・・・と脅してくるはずです。
なぜそんな事を北朝鮮が知っているのか?
それは習近平と対立する別の勢力から、北朝鮮に情報が流れているからです。
マレーシアの方々。どうか今一度冷静になって考えて下さいませ。
今回の金正男が暗殺された事件について。
この事件が発生する前提条件としては、中国が北朝鮮に協力する事が必要なんです。
ですから、中国国内には北朝鮮に協力する勢力。
中国の親北派の勢力と言うものが確実に存在しているはずなんです。
もっと言うと中国政府。習近平の頭を完全に飛び越えて独自の判断で行動し。
金正男の暗殺をお膳立て。それらの準備が出来てしまう程度には。
確固たる凄まじい実力を備えている。・・・と言う事でもあるんです。
中国政府。習近平の頭を飛び越えている時点で。
この中国国内の親北派勢力は中国政府。習近平よりも実力は上になります。
ですので、中国とマレーシアの密約に関する情報は北朝鮮に流れている。
それも確実に。大部分の情報が流れているだろう。と私は思うので御座います。
そういうわけですので。
この情報を利用して北朝鮮。金正恩はマレーシアを恫喝するはずです。
今すぐに北朝鮮に大使を戻して、関係改善に全力を尽くせ。
さもなければ、中国との密約の一切合切を暴露するぞ。・・・ってね。
でも、だからと言って中国との約束を反故にするわけにもいかない。
そんなアッサリと北朝鮮と関係改善をしてしまったら。
本気で中国を怒らせてしまうかもしれない。
マレーシアの国益を考えれば、中国との関係悪化など絶対に許されません。
つまるところ。
中国と北朝鮮の間で、今のマレーシアは板挟みの状態になっているわけです。
繰り返しますが、中朝両国の対立にマレーシアは巻き込まれたんです。
えーと。蛇足ながら述べておきますとマレーシアのナジブ首相。
この人は・・・運の悪い事に政治と金の問題で疑惑のある人物です。
ですから、北朝鮮の動き次第では。
ナジブ首相の政治生命が一発で終わる。と言う事も十分に考えられます。
まったく無関係の問題で、マレーシアに大政局が発生する可能性があるんです。
・・・だから、今回の大使召還と言うのは本当に軽率だったと思います。
あの・・・何を言っても遅いんですけどね。
なんでマレーシアって、こんなおバカな事をしてしまったんですか?
目先の損得に目が眩んで、何が国益なのか。見失ってしまったのですか?
無駄に火中の栗を拾って結果的に一番損をする立場になったんですよ?
これからマレーシアで中国と北朝鮮の代理戦争みたいな事が起こったら・・・。
そんな事になったら一体どうするつもりなんですか?
いや、本当にさ。
なんで無関係の問題に。それも良く知りもしない問題に対して。
わざわざ自分から首を突っ込もうとするのかな。
それとも逆ですか?
ここまでマレーシアが過剰な反応を見せると言う事は。
今回の金正男の暗殺事件に、まさかマレーシアが関係しているんですか?
暗殺事件について何らかの関与があったんですか?
・・・うん。そんな風に思われても文句を言えないんですからね?
なぜならば。
それくらいにマレーシアの言動が過剰であり、異常であるからです。
何か後ろめたい事が。良心に恥じる事があるんじゃないか。
マレーシア政府は、何か重大な事を隠しているんじゃないか。
そんな邪推をされても文句を言えないんですよ?
こんな事は国際社会における外交の分野では十分に考えられることであり。
それゆえに十分に注意するのが世界各国。万国共通の常識であるはずです。
外交とは、国家の信頼関係であるからです。
世界中のどこの外交官でも同じ事を考えて、同じように細心の注意を払うはずです。
ちょっとねぇ・・・今回の大使召還は本当に軽率だったと思いますね。
前回にも書きましたが、北朝鮮以外の外交関係についても。
確実に悪影響が発生する事でしょう。
マレーシアの国益に甚大な悪影響がある事を自覚なされるべきだと思います。
うん。このような結論が妥当なんじゃないかな。と思います。いやはや。
それでは本日もまた失礼致しました。皆々様。おやすみなさいませ^^
[2回]
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