と言うわけで。
前回は金正恩の電撃的な訪中に関する話題だったわけですが。
うん。まあ、大体あっているんじゃないかなぁ。と思いますね^^
それで前回にも書きましたが、今回の中朝首脳会談については。
中国。習近平の動きは予想していましたが、北朝鮮。金正恩の動きは予想外でしたねぇ。
直接に金正恩が訪中する。と言う事は、ちょっと私も予想出来ませんでした。
アメリカ政府。トランプ大統領の本気を些か見誤っていた事と言うのは。
安全保障の人間としては致命的なミスだった。と私は反省しています。
・・・まだまだ私も修行が足りないみたいで御座いますね。ナハハハ^^;
とまあ、そんなこんなの話がありまして。
本日の話題は、前回に書いた事をふまえて今後のアジア情勢がどうなるのか。
その話を書きたいと思います。それでは参りましょう^^
でまあ、改めての確認です。
前回にも書きましたように、先の中朝首脳会談の目的。思惑は色々ありますが。
基本的には中国が北朝鮮を支援する事。米朝会談で味方をする事。
密かに中国が北朝鮮へ資金や物資などの支援する事。
万が一の場合は金正恩の保護する・・・とか。大体がそんな感じだと思いますね^^;
それで、です。
これらの内容を約束するのは出来ると思うんですけれど。
でも、いざ実行する。となったら、これは相当に大変で御座います^^;
もっと言えば、根本的な疑問として現実的に実行出来るかどうか疑わしいです。
なので、今回の中朝首脳会談と言うのは世間一般と私の意見は少し異なります。
ちょっと世間で騒がれている事とは違う結果が出てくるんじゃないかなぁ?
・・・と言うのが、私の率直な感想だったりします。うん^^;
と言いますのもね。
今回の中朝種の会談を額面通りに解釈するのであれば。
アメリカと北朝鮮の間に中国が入る。と言う事になるわけでしょう?
その上で両者が合意するオトシドコロを模索する。と言う事になるかと思いますが。
果たして。
それが今の中国。習近平に出来るのでしょうか?
そもそもの話としても、中国はアメリカと北朝鮮の板挟みの状態だったんです。
あちらを立てればこちらが立たず。と言う極めて難しい状況であり。
そんな難しい状況で何も出来なかった。のが今までの中国であり、習近平です。
ほら。先頃に百日間の間に北朝鮮に適切な対応をしろ。北朝鮮を黙らせろ。・・・と、
そのようにアメリカ政府。トランプ大統領から要請があったでしょう?^^;
その際に中国。習近平と言うのは、特に何も出来なかったんです。
ええ。そうですとも。
中国。習近平は何もしなかったわけじゃなくて、何も出来なかったんです。
あまりにも難しい状況であり過ぎて今の中国では何も出来なかった。
習近平の実力では、どうする事も出来なかったんです。
その結果としてアメリカと中国の関係は悪化しました。
アメリカ政府。トランプ大統領の立場としては、中国はアメリカの要請を拒絶した。
中国はアメリカを裏切ったんだ。・・・と、そのように判断されてしまったんです。
その延長線上にあったのが、先の鉄鋼やアルミに対する関税です。
あれは確実に中国を想定したアメリカの経済制裁でした。
つまり、それほどまでにアメリカとの関係は悪化しているわけですね。
これに加えて北朝鮮との関係も今回の中朝首脳会談でようやく改善したばかりです。
中国の立場としては、自然に北朝鮮寄りの立場になるところでしょうけど。
でも、ヘタに北朝鮮を擁護しては今以上にアメリカとの関係は悪化しますし。
それはアメリカによる中国への圧力。制裁が今まで以上に強くなる事を意味します。
改めて申し上げます。
中国。習近平と言うのは、この状況を本当に何とか出来るんですか?
なるほど。中朝首脳会談により確かに中国と北朝鮮の関係は改善したと思います。
ですが、それで全ての問題が解決したわけじゃない。
それどころか。
ここまで中国が動いて、それで失敗した。なんて事になったらアメリカと北朝鮮。
その二つと中国は同時に関係が悪化する事になってしまいます。
さてはて。習近平と言うのは、本当に考えて行動しているのでしょうか?
えーと。改めて習近平の実力について書いておきますとね^^;
そもそもの話として、今回の中朝首脳会談につきましても。
本来なら米朝会談の開催が発表される前の段階で実行するべきものだったんです。
もっと言えば、国家主席の任期撤廃を宣言する前。
習近平が中華皇帝を目指すと宣言する前の段階で実行するべき事でした。
つまるところ。
中国。習近平と言うのは、やっている事の順番がメチャクチャなんです^^;
基本的に対応が後手後手で、全てのタイミングが遅過ぎるんです。
これは未来の状況を予測する事が出来ず、その場その場での対症療法。
行き当たりばったりの対応をしていないと、こんな事にはなりません。
断言しますが、習近平には計画性と言うものが皆無なんです。
ですから、習近平は信頼するに値しない相手だ。と私は考えているんです。
そして、おそらくアメリカ政府。トランプ大統領も同じ印象を持っていると思います。
あの・・・やっぱりね。
ここでも中国側。習近平の読みの甘さが出ていると思うんですが。
今更ながら中国が出てきて、果たして何をどうすると言うのでしょうね?^^;
中国が出てきた。だから、アメリカは譲歩するだろう。みたいな。
そんな甘過ぎる見通しで中国。習近平は動いたのかもしれませんけれど。
これは大きな間違いです。
と言うのも、今現在の中国は既にアメリカと対立していますでしょう?^^;
なんで対立しているのか?と言えば、中国がアメリカを裏切ったからです。
そして、この事をアメリカ政府。トランプ大統領は一つの結論を出したんです。
すなわち中国に配慮しても。頼っても無駄だ。・・・です。
であればこそ、アメリカは中国に対しても圧力をかけているんです。
繰り返しますが、先の鉄鋼とアルミに対する関税は、確実に中国を狙ったものです。
これ以上アメリカの意志に反した行動をするな。舐めた真似はするなよ。・・・と、
アメリカ政府。トランプ大統領からの明確な。強烈な警告だったんです。
そんな状況下での・・・今回の中朝首脳会談です。
独自の判断で北朝鮮との関係改善した。アメリカを完全に無視する形で行動した。
うん。当然ながらアメリカ政府。トランプ大統領が大激怒している事でしょう。
つまるところ。
それほどまでに怒り狂っているアメリカ。トランプ大統領を納得させるだけの。
何らかの物凄い説得材料を中国。習近平が用意していない限りは。
アメリカが態度を変える理由は何一つ存在しない・・・わけです。うん^^;
それで、今しがた書いたように習近平って計画性が皆無な部分があるわけで・・・。
そんな習近平が事前の準備を万全にしている事。
大激怒のトランプさんを納得させる物凄い説得材料を準備している事と言うのは。
この点については、ちょっと疑わしいんじゃないかなぁ。・・・と、
そのように私には思われてならないわけです^^;
でまあ、それでアメリカ。トランプさんを納得させられなかった。となれば。
今度は北朝鮮。金正恩が当然のように怒るわけです。
約束が違うじゃないか。中国が何とかする。と言ったんだから、何とかしろ。と、
改善しかけた中朝関係はアッサリと元通りに悪化してしまう事でしょう。
うん。まあ、そうですねぇ。
普通に考えると、こんな事になるんじゃないかなぁ?
今の中国。習近平と言うのは、随分と危ない橋を渡っている。と思いますねぇ。
まあ、以前にも話題にしたように習近平が毛沢東。中華皇帝になるためにはね。
どうしても北朝鮮。金正恩と関係改善する事が不可欠なんですけど。
でも、だからと言って米朝会談に介入しようとするのは・・・。
さすがに。ちょっと早計だったんじゃないかなぁ。と私は思いますねぇ。いやはや^^;
それでは本日はこれで失礼させて頂きます。皆々様。おやすみなさいませ^^
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