さて。前回は先の中朝首脳会談における中国の立場についての話だったわけですけど
とにもかくにも。
中国。習近平と言うのは、ちゃんと対応が出来るのか?・・・です^^;
前回にも書きましたが相当にアメリカ政府。トランプ大統領は怒っているはずです。
アメリカが本気で北朝鮮に圧力を加えて、世界中がビビっている真っ最中に。
そのアメリカを大激怒させるなど、もうハンパじゃありませんもん^^;
普通に考えたら、ここは動かない方が良い。と判断するはずですけれど。
さすがは中国。習近平です。
ちょっと普通とは考え方が違ったみたいで御座いますね^^;
これで中国。習近平はアメリカと北朝鮮が激突しているド真ん中。
まさに問題の渦中に自ら飛び込んでしまったわけですから・・・。
なるほど。これで習近平が米朝間の仲介役となれるだけの実力を見せる事が出来れば。
確かに習近平は毛沢東。中華皇帝として認知されるかもしれません。
ただし。
その分だけ恐ろしく難しい状態。立場での舵取りが要求される事になると思います。
ですから、よっぽど考えに考え抜いた上で行動しなければならないでしょう。
万が一にも無計画なままに。中途半端な態度を見せてしまえば。
アメリカと北朝鮮の双方から袋叩きにされる事は間違いありません。
なので、今後の中国。習近平と言うのは、よくよく慎重に行動するべきだと思います。
でまあ、私の個人的な意見を言わせて頂くのであれば。
いやぁ~。習近平は物凄い火中の栗を拾ってしまいましたよねぇ。・・・です^^;
今のアメリカを説得する。
それも中国の立場が説得するって並大抵の事ではありません。
普通に考えるのならば、おそらくは無理だと思います^^;
実際に習近平がアメリカに対する説得材料を用意している。と考えるのは難しい。
ぶっちゃけ。
私が習近平の立場でも、アメリカを説得する具体的な手段が思い浮かびません^^;
と言うわけで。
たぶん中国。習近平はアメリカの説得を失敗し、中朝関係は元通りに悪化。
それどころか怒り狂ったアメリカとの関係も悪化した挙句。
さらにアメリカからの圧力。制裁が加わって今まで以上に中国は窮地に陥るだろう。
・・・と言うのが私の率直な感想になります。
うん。まあ、こんな感じが妥当なところじゃないかなぁ。と思いますねぇ。
さて。それで、です。
中国。習近平が半ば自爆して自ら渦中に飛び込んだ。と言う事についてはね。
これは、私達日本には大して関係の無い話で御座います^^;
私達日本が律儀に付き合って差し上げる理由など、どこにもありません。
それよりも日本が考えるべき事と言うのは。
このような状況になった上で、日本がどうするべきなのか。と言う事です。
本日の話題は、そのような話で御座います。
それでは参りましょう^^
それで、今回の話題で注目するべき点と言うのは。
今回の中朝首脳会談については、ほぼ確実に中国の自爆なのであり。
この点について私達日本は無関係であるので、大して気にする事はでありませんけど。
それとは別の話として。
実際に金正恩が訪中した。と言う事実があるわけです。これは重要です。
一応。確認しておきますと中国。習近平は計画性が皆無の実力不足ですので。
そんな中国。習近平を頼ったところで、大して役に立たないだろう事は。
その事については、たぶん金正恩も理解していたはずです。
ですから、今ここで中朝関係を改善し、中朝首脳会談を実行したところで。
北朝鮮。金正恩の立場としては、気休めにしかならない。・・・と、
そこまでの事まで理解していたと思います。
しかし、です。
それでもなお金正恩は電撃的に訪中したわけです。
つまりは、それほどまでに金正恩が苦しい立場にある。と言う事です。
この事実について私達日本とアメリカは、よくよく理解する必要があります。
まあ、何が言いたいのか?と言いますとね^^;
私達日本がそうであるように、アメリカにとっても今回の金正恩の電撃的な訪中。
中朝首脳会談。中朝関係の改善は予想外だったはずです。
本来であれば、中国など蚊帳の外において米中会談を行おう。と、
そのようにアメリカ政府。トランプ大統領は考えていた事でしょう。きっとね。
ですが、その思惑に反して北朝鮮。金正恩は訪中したわけです。
この事実から判断しますとね。
アメリカの手段と目的に些かズレがあるのではないかなぁ。と私は考えています。
いや、これは別に今のアメリカの強硬路線。圧力重視の対北戦略が間違いだ。と、
そのように主張しているわけでは無いんですよ?^^;
以前にも書きましたように、あのボルトンさんを起用した事などは。
さすがはアメリカ政府。さすがはドナルド・トランプ大統領だ。・・・と、
私個人と致しましても脱帽している次第で御座います。ナハハハ^^;
でも、同時にね。
今回のように北朝鮮。金正恩が中国に走った。と言う事については。
これはアメリカ政府。トランプ大統領としても予定していなかったはずです。
うん。少なからず計画が狂ったのではないでしょうか?
そして、狂ったのだとすればね。
その原因がある事をアメリカの方々には理解して頂きたい。と思うので御座います。
その原因とは何か?・・・簡単です。物凄く簡単です^^;
アメリカの強烈な圧力に反して、北朝鮮に対する対話の扉が小さ過ぎたのです。
たぶん北朝鮮。金正恩からは何度となく対話の打診があったはずです。
条件交渉についても話し合いが行われた事でしょう。
でも、その場においてもアメリカは一歩も譲歩しないどころか。
もしかしたら、半ば金正恩からの提案を黙殺したのではありませんか?^^;
私としてもね。
別にアメリカの立場。即時の非核化を前提に交渉する事が悪いとは言いません。
・・・うん。言いませんけれどね^^;
それでも、もう少しくらいは北朝鮮。金正恩の話に耳を傾けるべきだったと思います。
アメリカとの意思疎通は実現されている。と、
そのように北朝鮮。金正恩が考えているのならばね。
今回のような電撃的な訪中など金正恩はしなかっただろう。と私は思います。
一つ確認しておきますが、今の中国。習近平と言うのは。
隙あらば必ずや金正恩を排除して。北朝鮮を中国の傀儡にしようと考えています。
なぜならば。
そうする以外に習近平が毛沢東。中華皇帝にはなれないからです。
ですから、習近平と金正恩は潜在的な敵対関係である事は避けられず。
ある意味では、敵対関係が宿命付けられている。と表現しても良いくらいです^^;
その事は世界中の誰よりも金正恩自身が理解している事でしょう。
だから、金正恩は可能であれば中国を頼る事。
それも習近平に頼る事だけはしたくなかったはずです。
しかしながら、それでも金正恩は中国。習近平との関係改善を決断しました。
すなわち中国。習近平との関係改善をしなければ危ういと思うほどに。
北朝鮮。金正恩は、これから開催されるだろう米朝会談を不安視していたからです。
そんなわけでね。
アメリカが中国に余計な事をさせずに、米朝会談で問題解決を目指すのであれば。
もう少し交渉において解決する。と言う可能性を北朝鮮。金正恩に見せるべきでした。
そして、それは圧力を緩めずとも可能だったはずです。
要するに。
硬軟を織り交ぜて交渉する姿勢を見せるべきだったのです。うん^^;
とは言え、です。
あのボルトンさんまで起用した今のアメリカ政府で、今更ながら態度を軟化する。と、
そんな事は出来ないでしょう。
それでアメリカが譲歩した。などと判断されるのでは本末転倒ですからね。
となれば、アメリカの態度を硬化させたままで。軟化の姿勢を見せれば良いんです。
どうすればいいのか?
これも簡単です。私達日本を活用すればよろしいのです。うん^^;
日本とアメリカが交互に硬軟を使い分けて北朝鮮と交渉すればよろしい。
これを実行していたのならば北朝鮮。金正恩が中国を頼る事は無かったはずです。
あの、ですねぇ。
今回に限って言えば、金正恩も決断を間違えたんです。
ここで中国。習近平などを頼るべきでは無かったんです。役立たずだからです^^;
今のアメリカ政府。トランプ大統領を少しでも止められる人間がいるとしたら。
それは、どう考えても日本であり、安倍総理以外には存在しません。
よって北朝鮮。金正恩は中国では無くて、日本こそ頼るべきだったんです。
一言で言うと金正恩は泣きつく相手を間違えたんです。うん^^;
日本に対しては拉致問題と安全保障を提示すれば良かったんです。
拉致問題を全面的に解決させて、安全保障での合意もします。
二度と日本に対して軍事的な恫喝などしません。だから、アメリカを止めて下さい。と、
そのように北朝鮮。金正恩が頼んだのであれば、私達日本だって無下にはしなかった。
そもそも現時点で北朝鮮を攻撃するのであれば。
他の誰よりも日本の協力をアメリカは必要としているわけですし。
そんな日本が「ちょっと」と一声かければ「ん?」とアメリカは手を止めたんです。
繰り返しますよ?
北朝鮮。金正恩と言うのは、頼るべき相手を間違えたんです^^;
もう少し付け加えましょう。
アメリカ政府。トランプ大統領と言うのは、まだ交渉による解決を諦めていません。
ただ。
今回の交渉が最後の最後だ。とも考えています。だからこそ、圧力が本気なんです。
ここで一つ対応を間違えたら、泣きつく相手を間違えたら北朝鮮が消滅します。
と言うわけで・・・日本の悪口を言っている場合じゃないんですよ?^^;
とまあ、このように私達日本には重大な役割があるだろう。と私は考えております^^
それゆえに、です。
昨今のアジア情勢。朝鮮半島情勢の急速な変化について。
私達日本が対応し切れていない。日本政府。安倍政権が出遅れている。・・・と、
そのような主張がチラホラと聞こえてきますけれど。
その主張について私はハッキリと否定する次第で御座います。ありえません。
日本政府。安倍政権と言うのは、米朝会談の開催が決定する以前の段階から。
アメリカと連携し、朝鮮半島情勢に極めて強く関与している事は間違いありません。
うん。そうですね。
日本の政府関係者が揃いも揃って仕事をサボタージュして、昼寝でもしていた。とか。
そんな可能性でも無い限りは、私達日本が出遅れるなんて事は無いと思います^^;
まあ、ともかく。
つい最近まで森友問題と言うような、あえて国会でやる問題じゃないだろ。みたいな。
そんな問題で国政が停滞していたわけなので・・・。
日本政府。安倍政権が対応出来ていないのではないか?との疑問や不安があるのもね。
わからなくはないんですけれど。
でも、この点に関しましては心配無用である。と私は考えております^^;
国会における立法府としての機能は停滞していても。
内閣における行政としての機能は継続しておりますので、大丈夫だと思います^^
しかしまあ、これは蛇足の話になっちゃうんですが。
つい最近までの森友問題で国会が空転していたわけですけれど・・・。
もしかして、今回の政局って意図的に放置されて長期化したんですかねぇ?^^;
いや、この森友問題の政局があったから日本が動けなかった。
・・・正確には動けないように見えていたわけです。
であればこそ、北朝鮮。金正恩は日本などアテに出来ない。と考えて中国を選んだ。
中国も中国で、渡りに船とばかりに金正恩の訪中を受け入れた。
その結果として・・・中朝関係。米朝関係の両方が危機的な状況にあるわけです^^;
もし仮に。
この状況を日本政府。安倍政権が狙っていたのだとしたら?
日本が動かなかったから、中国がものの見事に自爆したのだとしたら?
だとすれば。
日本政府。安倍政権って相当に凄まじい事をやってのけたって事になります^^;
十中八九。このままいけば中朝関係は破綻するでしょうし。
そうなれば、その分だけ私達日本の存在感が嫌でも増してくるわけですからね。
これを見越した上で。この状況を狙って日本政府。安倍政権と言うのは。
動くべきタイミング。時期を見計らっていた。・・・のだとしたら?
んー。ちょっと考え過ぎのような気もしますが・・・でも、実際の話として。
今まで日本が動かなかったから、ものの見事に中国は自爆した・・・わけです^^;
米朝会談において日本が埋没するどころか。
むしろ日本こそが一番重要な立場になった・・・のだとしたら。
極めて高度な政治的判断が実行された。と、そうは思いませんか?いやはや^^;
それでは本日もまた失礼致しました。皆々様。おやすみなさいませ^^
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