政治 ブログランキングへ さらさらの部屋 今の中国と協力することの意味。 忍者ブログ
19 . May
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04 . November
さて。それでは本日は前回の話題に書きましたように。
南シナ海を発端としたアメリカの対中戦略について話題ですね。

それで、ですねぇ。
んー。まあ、具体的にどうするのか。と言う事を書く前に。
どうしても一つ確認しておかなければならない事が御座います。
まずは、その話題から参りましょう^^


それでは、まず最初に今までの出来事を改めて振り返りますと・・・。
従来のアメリカ政府。オバマ政権の正直な感想と致しましては。
中国の動きを牽制しつつ経済的な協力は維持したい。と言う事でした。
その証拠に私達日本に対しまして、
何度と無く自制と話し合いによる解決をアメリカ政府。オバマ政権は主張してきました。
中国との決定的な対立は避けたい。と言うアメリカの意向が明確だったわけです。
しかしながら、それが先頃の南シナ海での一件。
中国の人工島に対する駆逐艦の派遣によりアメリカは米中対立路線に変化しました。


それで、私が何を確認しておきたいのか?と言いますと・・・。
アメリカの方々が中国との協力をする事に対するリスク。
中国リスクを正確に理解していないんじゃないか?と思われてならないんです。
うん。あの・・・やっぱりね^^;
今のアメリカ政府中枢。オバマ政権には事ここに至ってもなお。
中国との協力について未練を残している雰囲気を感じてしまうんです。
まっ。そう考える気持ちもわからなくもありませんけど。
でもね。この段階でそんな甘い考えを持っている事は非常に危険だと思います。うん。

これは今までも何度となく書いてきた事ですが。
米中対立が表面化した時点で、米中両国による協力関係の構築など不可能です。
そんな事をすれば、アジア地域の安全保障体制は崩壊して、
アメリカが保有するアジア地域の権益の一切が消滅してしまいますし。
必然的に「世界の超大国」と言う国際的な地位すら消滅してしまうからです。
・・・この危険性をアメリカの方々は、もっと真剣に考えるべきで御座います。


でね。

これでも、まだ納得出来ない方々がいるのだとすれば。
どうか一度だけで良いんです。逆の視点から考えてみて下さいませ。
何が言いたいのか?と言いますと、アメリカが中国との協力関係を維持する場合。
果たしてアメリカは、何をしなければならないのか?と言う事です。

この場合。まず真っ先に要求される前提条件は、中国との対立を回避する事です。
うん。仮に何があろうとも、中国との対立は断固として回避しなければなりません。
それこそ中国がどれほどまでに傍若無人で、理不尽極まる言動を繰り返しても。
その全てをアメリカは見て見ぬフリを続ける以外にはありません。
反論も可能な限り避けるべきですし、今回のような軍事行動など論外です。

ですから、必然的な話と致しまして。
中国を脅威とするアジア諸国の主張についても無視しなければなりません。
もちろん私達日本も例外ではありませんし、日米同盟も無視しなければなりません。
なぜなら、日米同盟に深く関与しては東シナ海で中国と対立してしまうからです。
可能な限り日米同盟も封印しなければならないでしょう。
・・・どれほど私達日本が悲鳴をあげて、アメリカに助けを求めたとしても。です。


どうかアメリカの方々。よくよく考えてみて下さいませ。
そこまでやらないと、アメリカは今の中国と協力関係を維持出来ないんです。
事実。
今までのアメリカ政府。オバマ政権は、これに近い事をしていたでしょう?
中国の脅威があったのだとしても。
あくまでも話し合いによる解決をするべきだ。とアメリカが主張していたのは。
そうする以外に中国との協力関係を維持する方法が無かったからです。
うん。そうですよね?
そのために日米同盟があったのだとしても。
日中両国の対立があったのだとしても、可能な限りアメリカは無視するしかなかった。
もっと言えば、中国に配慮した言動を続けるしかなった。
そうしなければ中国との協力関係。米中関係を維持出来なかったからです。

まずこの事実を、アメリカの全ての方々には真摯に受け止めて頂きたい。と思います。
今の中国と協力関係を構築する。と言う事は、
中国の脅威。中国による横暴極まる全ての言動を無視する事が必要不可欠であり。
同時に中国以外の全てのアジア諸国の声を無視する事が必要だと言う事です。


さて。そうなると、です。

そこまでのリスクを背負ってもなお、
アメリカは今の中国と協力関係を維持しなければならないのでしょうか?
日米同盟を犠牲にしてでも。アジア諸国の全てを無視してでも。
そこまでしても、米中関係は維持されなければならないものだったのでしょうか?
・・・アメリカの国益にとって、
これらの中国リスクは受け止める以外に方法が無かったのでしょうか?

今の中国は、世界の超大国。世界の頂点に君臨するアメリカ合衆国大統領。
さらに歴代大統領の中でも有数の穏健派だったバラク・オバマ大統領ですら。
今の中国を説得することは出来なかった。話し合いによる解決が出来なかった。
・・・だからこそ、先の南シナ海での軍事行動があったはずですからね。
だとすれば、もはや世界中の誰であろうと今の中国を説得する事。
話し合いにより解決する事は不可能だ。と言う事です。
その事実をアメリカ政府。オバマ政権の方々は真正面から。重く受け止めるべきです。


今の中国と協力する。と言う事は、中国以外の国々の主張を無視する事であり。
アジア地域における主導権を中国に譲渡する事であり。
中国の覇権を認める事に他ならない。・・・と言う事です。
うん。そうですね。
何をどのように誤魔化して、どれほど偏った見方をしたとしても。
今現在の中国。中国共産党による一党独裁体制と言う支配が続く今の中国では、
最終的には必ずこのような流れになるだろうと思います。

・・・当たり前の話ですが、その時には日米同盟どころか。
日本と言う国家すら残っているかどうかわかりません。
これは、そう言うレベルの話で御座います。
そのような未来が果たしてアメリカの国益になるのか否か。
アメリカの方々はもう一度。冷静になって考えてみるべきだと私は思います。



あの・・・先の南シナ海での軍事行動を後悔している人もいるかもしれませんけど。
しかしながら、アメリカの国益から考えれば非常に正しい決断だった。と私は思います。
なぜかと言いますと。
もしも中国との協力関係を重視するがために。
アメリカが中国に対して何も動かず、他のアジア諸国の声を無視し続けてしまえば。
アジア諸国はアメリカを見限ったはずだからです。
ええ。自分達だけで対中包囲網を構築して中国と戦っていた事でしょう。

その理由は、何となく察して頂けるかも知れませんが。
来年にアメリカ大統領選があって、オバマ政権がレームダックになるからです。
これを狙って中国が不穏な動きを見せるだろう事は、誰の目から見ても明らかです。
少なくとも、中国を脅威に感じる全ての国々は、そのように考えております。
・・・もちろん私達日本とて例外ではありません。

そうなればアメリカが身動きが取れない間に、アジア情勢は大きく変化しておりました。
中国共産党が打倒され、習近平が失脚し、中国が民主化されていたかもしれません。
そうなれば、それまでの中国と協力関係を築いていたアメリカの国益と言うのは。
一つ残らず御破算になっていた可能性が非常に高い。
あの悪逆非道の中国共産党の協力者であり、中国の民主化にも特に何かをする事も無く。
ただボケッと見ているだけだった・・・と判断されるからです。

アメリカは中東に続いて、アジア地域でも戦略を一から見直す事になったかもしれません。
言うまでも無く、アメリカの国益は多大な損失を受けていた事でしょう。
・・・そうは思われませんでしょうか?
中国との協力関係を重要視するあまり。他のアジア諸国を軽んじたがために。
来年のアメリカ大統領選の最中に中国が今以上にムチャクチャな行動を見せる可能性と。
それに対抗するためにアジア諸国が独自の意思で動くと言う可能性と言う事を、
今のアメリカはまったく考慮していないように・・・と言うのは酷だったかな^^;


まあ、今回の南シナ海での軍事行動があった以上。
アメリカ政府。オバマ政権の方々も、考えて下さっている。とは思います。
中国が何か悪い事をする前に。アメリカが事前に動いて下さった事については。
改めてアジアに生きる一人の人間として、深く深くお礼を申し上げるところです^^
でも、それども・・・やっぱりね。
もう少しだけで良いので、危機感を持って下さいませ。
なぜならば、今と同じ状況と言うのは、もう続く事が無いからです。

・・・今の状態がいつまでも続く。そんなわけなんです。
この先に到来する時代と言うのは、そんな生易しいものではないんです。
世界中の全てが激変する時代だと言う事を、どうぞ御理解下さい。お願い申し上げます。



それでは本日はこれで失礼致します。皆々様。おやすみなさいませ^^

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