えーと。早速で申し訳ないのですけれども。
まずは、こちらを御覧下さいませ。
中国の人工島に対するアメリカ軍艦船の派遣について。
今後「四半期に2度」の継続方針を発表したそうです。
うん。私が前回に話題にしましたように「間違いでした」でアメリカが方針転換して。
中国との対決姿勢を唐突に撤回して、アジア地域の安全保障体制がムチャクチャになる。
南シナ海がシリアに。アジア地域が中東地域と同じ状況になる云々。
・・・みたいな。
そんな最悪の展開だけは回避されたわけで、それについては一安心です^^
ただ一安心ではあるんですけれども・・・うーん。
でも、万々歳。めでたしめでたし。で終わるような話でも無いんですよねぇ。
いやまあ、もちろん繰り返しますが最悪では無いんです。
私達日本やアジア諸国など中国の脅威を感じている全ての国家にとっては。
今後も継続する。と主張してくれたアメリカの姿勢は大変に心強いものですし。
とても嬉しく思うところで御座います^^
ただし、一つ指摘するとすれば。
南シナ海やアジア諸国は大丈夫ですけれども・・・。
しかし、肝心のアメリカ合衆国が大丈夫であるかどうかは、わかりません。
それとこれとは完全に別問題なので御座います。
と言うのも、ですね。
至極単純な話として、今回のアメリカの発表を額面どおりに受け取るのならば。
来年にある次期大統領選の真っ只中でも、南シナ海での作戦行動を実行する。
・・・と言う事になるからです。
あの・・・アメリカ政府中枢の方々に質問したいんですが。
本当に大丈夫なんですか?問題ありませんか?
大統領選を行っている最中に南シナ海で中国と対峙するんですよ?
万が一にも米中の軍事衝突となってしまったら、
大統領選それ自体に重大な悪影響が発生するかもしれませんよ?
最悪の場合。大統領選が不成立だ。と言う事にもなりかねません。
ええ。どれだけ慎重に行動したとしても、それほどまでに事態が悪化する可能性だって。
まったく無い。絶対に無いんだ。・・・とは言い切れないのですからね?
なぜならば。
アメリカの南シナ海での行動と言うのは紛れも無く『軍事行動』であるからです。
なぜに私がこんな風に騒いでいるのか。と言いますとね。
今回に話題とした発表があった日と同じ日。
つまりは、まさしく本日。今日この日の出来事なのですけど^^;
中国の北京を訪問したアメリカ太平洋軍のハリス司令官が演説したんです。
「専門家は米中衝突を予測するが、私はそうした悲観的な見方はしていない」
・・・とハリス司令官は演説において主張したわけなんです。
うん。いやまあ、色々と政治的な事情があって演説された事ですのでね。
この演説だけでハリス司令官を評価するのは、さすがに酷だと言う事は百も承知の上で。
その上であえて申し上げますけれども。
これを本気で語っているのならば、即日に更迭されても文句は言えません。
はっきりと申し上げます。
米中衝突と言う可能性を考慮せずして、今回のアメリカによる作戦行動。
南シナ海における中国の人工島に駆逐艦を派遣する事は、絶対に出来ないはずです。
それゆえに。
今更になって、こんな主張がアメリカ軍高官から出てくるのは極めて不可解です。
そもそもの話と致しましても。
あらゆる軍事行動は、全てにおいて万が一の事態を必ず想定するべきものです。
・・・いえ、逆に万が一の事態を想定しない軍事行動などありえません。
うん。この点を自覚しない軍人は、軍人として失格です。
それほどまでに基礎中の基礎であり、イロハのイです。
(↑憲法九条を掲げる日本国民の私が言うのも、ちょっとアレですけどね^^;)
だとすれば、南シナ海における米中の軍事衝突も十分にありえる話ですし。
それどころか。
その可能性があればこそ、今回のアメリカによる作戦行動には意味と価値があるのです。
万が一にも米中の軍事衝突があるかもしれない。
その可能性について中国政府。中国共産党。習近平が恐れるからこそ。
中国側に対する強烈な圧力となり、中国の自制と譲歩と言う結果を期待出来るんです。
・・・って言うか。その期待が無かったらさ^^;
今回のアメリカの行動には、何一つ意味も無ければ価値も無い事になります。
そして、そんなバカな話になるわけがありません。
つまるところ。
アメリカは米中軍事衝突の可能性を覚悟してでも。
中国に圧力をかける事を選んだのです。
これ以外にアメリカの行動についての解釈など出来ませんし。
また、これ以外の結論など考えられません。
一つ。アメリカの方々にお聞きしたいんですが。
今回の作戦行動のリスクを、しっかりオバマ大統領に説明しましたか?
説明したのであれば、今更こんな主張なんて出てこないはずですけどね。
んー。それとも当たり前過ぎて、説明しなくても大丈夫だろう。と思われたのかな?
・・・まあ、終わってしまった話ですし、とやかく言っても仕方ないんですけど。
でも、だからこそアジアの全ての人々が喜んだのですよ?
そこまでのリスクをアメリカが背負ってまで、アジアの安全保障。
アジアの平和のために尽力してくれているんだ。と言う背景があったからです。
まっ。ともかく。
前回も書いた事ですが、やってしまった事は仕方ありません。
例えそれが極めて軽率で、まったくリスクを考慮しない行動だったのだとしても。
全ての状況を誠実に受け止めた上で。
その上で、次にどうするべきなのか。それを考えて参りましょう^^
それに、ぶっちゃけますとね。そこまで落ち込む必要もありません。
いつぞやから申し上げておりますように、現在の状況だけを見るのならば。
私達日本やアメリカの方が圧倒的に優位な状況にありますからねぇ^^
・・・ええ。日米両国が自爆しない限りは、この優位は覆りません。
どれだけ後手になろうとも、今の中国が相手なら私達の勝利は揺るぎません。
うん。たぶん大丈夫だと思います^^
上手くいけば、大統領選の最中に今回のような作戦行動を行う必要は無くなりますし。
少なくともね。
米中の軍事衝突と言う可能性については、確実に潰す事が出来ますから^^
とまあ、その話は次回にすると致しましょう。
それでは本日はこれで失礼させて頂きます。ではでは皆々様。おやすみなさいませ^^
[0回]
PR