政治 ブログランキングへ さらさらの部屋 先の米朝会談は過小評価されている。と私は考えています。 忍者ブログ
03 . July
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23 . June
さてさて。前回は今後の中朝関係の展望が暗い。と言う話でした。

うん。まあ、そうだろうなぁ。と思いますね^^;
あまりにも中国。習近平が無為無策であったがために。
今や北朝鮮。朝鮮半島における主導権は完全にアメリカが掌握しています。
そして、この状況を覆すだけの余力は中国。習近平にはありませんし。
それゆえに北朝鮮との密約。
可能な限り迅速な制裁解除。経済支援を実施する事は非常に難しいと言えるでしょう。

そして、それは中朝関係の悪化。北朝鮮と言う便利な盾を失う事を意味する。
もはやアメリカは何一つ中国に配慮する理由も無く。
今までのツケを支払わせるために容赦なく制裁を加える事でしょう。

・・・うん。これが今現在のアジア情勢である。と私は考えております^^



さて。それでは本日は、改めて先の米朝会談の話。
今までの話を踏まえた上で先に行われた米朝会談に対する私なりの評価について。
その点に関する話をしたいと思います。
それでは参りましょう^^


まず最初に確認しておきますと。
今しがた書いたように中国と北朝鮮は事前の約束。
北朝鮮への制裁解除。経済支援を実施する見通しが立たないために中朝関係の悪化。
中国が北朝鮮と言う便利な盾を失う可能性が極めて高くなっています。
ですが、この状況を覆すだけの余力。国力が今の中国。習近平にはありません。
なので、中国にとっては極めて苦しい状況である。と言えるでしょう。

正直な話。
今の中国。習近平には現状を打開する手段が存在しないと言いましょうか^^;
それを実行するだけの実力が無い以上は、中朝関係が悪化する事は目に見えているし。
北朝鮮。金正恩が中国を見限ってアメリカを選ぶ。と言う事についても。
決して絵空事では無い状況になりつつあります。


それで、です。
これらの原因となったのは、やはり先の米朝会談だっただろうと思いますね。
このブログでも書いたように先の米朝会談ではアメリカの独壇場であり。
中国と言うのは完全に蚊帳の外でした。
だからこそ、先の米朝会談での合意は極めて重要だったと私は考えています。

中国抜きでの米朝両国の直接交渉においての合意。
これは中国。習近平にとっては物凄く致命的な事だったと思いますねぇ。本当に。
米朝両国の直接交渉が成功した。合意した。と言う事は。
中国を含めた第三国の干渉。介入する余地の無い事が確定してしまった。
すなわち北朝鮮の問題が根本的に。最終的に解決してしまった。と言う事だからです。


あの、ですねぇ^^;

そもそもの話として、なぜに北朝鮮問題がここまで複雑化したのか。と言えば。
様々な国家の思惑が錯綜し、色々な介入の果てに複雑化したわけです。
であるのならば、それらの思惑。介入が無くなってしまえば。
問題それ自体が物凄く単純化するのは道理です。
先頃の米朝会談。トランプさんが実行したのは、まさにコレで御座います^^;

・・・・いや、これさ。
そう簡単に実行出来る事じゃなかったんですよ?^^;
米朝両国による直接交渉なんて本当なら中国が絶対に許さないし。
全力で阻止されるはずだったんです。
なぜか?
北朝鮮の問題が解決しちゃうからです。うん^^;

中国の従来の方針としては、いかに北朝鮮の問題を解決させないのか。
その一点に集約されると言っても過言ではありませんでした。
と言うのも、北朝鮮の問題がある限りは、中国が批判される事が無かったからです。
まさに中国にとっては都合の良い。便利な盾だったわけですね^^;
だから、本来なら中国が全力で阻止する事によって。
まず間違いなく米朝会談の話は流れるはずだったんです。
今までが、そうだったからです。

しかし、です。

ここで驚くべき事が起こりました。今までのようにはならなかった。
中国の最高権力者が習近平と言う稀代のバカが就任してしまったからです^^;
このために中国がどう動くべきなのか。その方針が迷走してしまいました。
アメリカ政府。トランプ大統領の動きに適切に対応するどころか。
そもそもの北朝鮮。朝鮮半島に対する基本方針すら定める事が出来ず。
結果として米朝会談の交渉を許してしまった。
米朝両国の直接交渉。それもトップ同士の首脳会談で合意されてしまったがために。
北朝鮮に関する問題が事実上。解決してしまったんです。

うん。ガガガガッ!とアジア情勢が大きく動いた瞬間でしたね^^;


ちなみに。
ちょっと話はズレますけれど・・・この点を見ればさ。
どうしてロシアが六カ国協議で話を進めるべきだ。と言っていたのか。
その事がわかりますでしょう?^^;
あれはロシアの影響力を確保しておきたい。と言うの思惑の裏返しだったんです。

ロシアのアジア戦略と言うのは、ヨーロッパ戦略の次に位置するものであって。
最優先に国力を集中させられない。と言う欠点があります。
これを補うために中国を利用する事。
もとい中国との協力を前提にアジア戦略を構築していたのであって。
その意味では従来の中国の基本方針。
中国と同様に北朝鮮の問題を解決させない。と言うのがロシアの基本方針でした。


ところが、です。
中国の最高権力者が習近平と言う物凄いバカになってしまった事で。
マトモに中国が動かないままに、あれよあれよ。と状況が変化し。
気が付けばアメリカが完全に主導権を掌握する状況になってしまったわけです^^;
せっかくロシアが中国の方針に合わせて動いていたと言うのに。
その肝心の中国がサッパリ役に立たなかった・・・わけです^^;

もうね。ロシアとしては怒り心頭だっただろうなぁ。と思いますねぇ。
あまりにも中国。習近平が無知で無能だったがために。
中朝両国の直接交渉と言う根本的な。最終的な問題解決が行われるのを、
ロシアとしても黙って見ているしかなかったんです。

本来ならば中国が主導的な役割を果たして交渉それ自体を潰すか。
せめて米中朝の三か国の合意くらいまでは。
中国が協力したから北朝鮮と会談が出来た。合意が出来た。との話にするべきだった。
その上で中国が合意に干渉。介入する余地を残すべきだった。
今の中国に何の影響力も無い。と思われる事だけは絶対に回避するべきだった。
でも、それすら今の中国。習近平には出来なかったんです。

「なんて役に立たない連中だっ!」

・・・と言うような。
メチャクチャに大激怒するプーチン大統領の声が聞こえてくるようで御座います^^;


ともかく。
この結果として、北朝鮮の問題は解決した。と言う事を前提としたアジア戦略。
その上で朝鮮半島戦略を組み立てる以外には無くなりました。
そうしないと米朝会談の否定する事になり、ひいてはアメリカを敵に回す事になるからです。
既に状況は変わってしまったんです。
それでまあ、さすがにロシアは格が違います^^;
このような状況の変化にも即座に対応して行動を開始しております。

未だ中国が何も出来ずにいる中で、朝鮮半島の変化を見据えた新しいアジア戦略。
新しい経済戦略を相当に本気で構築し始めております。
それも日本やアメリカに対して見える形で実行しているのが、また見事です^^;
ロシアのアジア戦略それ自体が日米両国に対する牽制になっているわけですね。
ただし。
そのロシアの戦略では中国を利用する。と言うような部分については。
極めて小さくなっていると思いますけどね^^;


とまあ、話を中国に戻しまして。
今の中国と言うのは北朝鮮どころか。ロシアとの関係も悪化と言うか。
もう国際社会における中国の評価がダダ下がりしている・・・わけです^^;
うん。そうですね。
この点については当然ながら、日本やアメリカとしても例外ではありません。
もう何にも出来ないし、何にも役に立たないじゃないか。と、
そのように世界中の誰からも本気で思われているわけですね。

だからこそ、先の米朝会談で中国は蚊帳の外に置かれているわけですし。
これから先に行われるだろう日朝会談におきましてもね。
おそらく中国を半ば無視する形で、日朝両国の直接交渉が行われるはずです。
アメリカと同じように、私達日本にとっても中国に配慮する理由が無いからです。
もう中国に配慮せずとも、北朝鮮と互角以上の交渉が可能だからです。
なぜか?
もはや北朝鮮。金正恩には軍事的恫喝などと言う選択肢が無いからです。



あの、ですねぇ。
ちょっと最後に改めての確認なんですけれどね。
先の米朝会談における合意について、ちょっと過小評価する人が多過ぎます。
・・・よろしいですか?
北朝鮮が非核化するかどうか。それが問題だ。と言う議論も確かに重要ですけど。
そんな未来の話をして今回の米朝会談を過小評価するのは些か・・・世間知らずです。
んー。何と言いましょうか。もう少し目の前の事を見て下さいませね^^;


既に書いたように先の米朝会談による合意が実行された時点で、
北朝鮮問題と言うのは解決されているんです。
ハッキリ言いまして、もう日本にミサイルは飛んできません。
いえ。ミサイルどころか。
そもそも北朝鮮に軍事的恫喝と言うような不当行為が出来ないんです。
その理由は、そんな事をしたらアメリカとの合意を否定した事になるからです^^;

これも一応確認しておきますが、日本への軍事的恫喝は日米同盟に対する恫喝でもあり。
アメリカに対する恫喝でもある。と言う事になります。
合意が成立した以上は、二度と北朝鮮は軍事的恫喝など出来ません。


なので、この一点だけを見てもさ。
先の米朝会談と言うのは、私達日本にとって凄まじく大きな国益があった。
日本の平和と未来にとって物凄く大きなプラスになった。・・・と、
そのように考えるのが普通なんじゃないかなぁ。と思うんです。
そして、そうだとすればね。
日本人の誰かが先の米朝会談に否定的な発言をする事には、私は大きな違和感を感じます。


拉致問題と同じレベルの問題として、日本にミサイルが飛来すると言うような。
北朝鮮の軍事的な脅威と言うのは非常に大きな問題だったはずです。
それが消滅したとしたら、これは日本にとって多大な国益だったはずなんです。
だとすれば、先の米朝会談と言うのは。
アメリカのみならず。私達日本にとっても大いなる勝利だった。と、
そのように解釈するのが正しい結論では無いかなぁ。と私は思います^^
・・・どうでしょう?私の意見と言うのは間違っているでしょうか?

と言うわけで。
アメリカのみならず。私達日本にとっても北朝鮮と交渉する際には。
わざわざ中国に対して配慮する。みたいな事をする必要性が無いんです。
あくまでも中国は中国。北朝鮮は北朝鮮。
それぞれが独立した別々の国家である。として交渉をすれば良いだけの話です。


さて。ここまで言えば、さすがに中国の方々も理解して頂けるでしょうか?^^;
このように日本やアメリカ。果てはロシアまでが。
中国を無視して朝鮮半島戦略を組み立てようとする程度には。
その程度には、もはや中国に朝鮮半島に対する影響力は存在しない。と言う事です。
それに気が付いていないのは中国と・・・まあ、韓国くらいでしょうねぇ^^;

大変失礼ですけれど。
今の中国政府。習近平と言うのは韓国政府。ムン・ジェイン大統領と同レベルであり。
それは北朝鮮。金正恩よりも下回ると言う事であって。
つまり、アジア最弱を意味する。と言う事です。

とまあ、こんな感じかな。いやはや^^;


それでは本日もまた失礼致しました。皆々様。おやすみなさいませ^^

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