政治 ブログランキングへ さらさらの部屋 これから先の中朝関係と言うのは、極めて暗い展望になると思います。 忍者ブログ
19 . March
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20 . June
と言うわけで、前回の話題は今後の中国の状況。
中国の崩壊を見据えた上で全てアジア戦略を考えていくべきである。
・・・と言うような話で御座いましたね^^

うん。やっぱり中国の崩壊と言うのは、物凄く大きな出来事であって。
周囲に与える影響と言うのも物凄く大きいものになりますから。
それを考慮した上でアジア戦略と言うものを考えていかないと・・・なかなかね^^;
どんなアジア戦略であろうとも、成功させる事と言うのは難しいと私は思います。


でまあ、そんなこんなの話を前提と致しまして。
本日の話題は先日と言うか。まだ昨日の話になりますね^^;
北朝鮮の金正恩が三度目となる訪中を実行した一件を取り上げたいと思います。
それでは参りましょう^^

まずは、こちらをご覧下さいませ。
http://www.sankei.com/world/news/180619/wor1806190048-n1.html

こちらは産経さんの記事で、金正恩の訪朝に関する内容が書かれています。

うん。そうですね。
記事で指摘されているように、今回の金正恩の訪中では中朝経済。
中国による北朝鮮への経済支援に関する話題が取り上げられた事だろうと思いますし。
その北朝鮮に対して、ある程度は中国側も受け入れた事だろうと思います。
ただし、前回までの話を考えるのであればね。
そう簡単に話が進む。と言う事はあり得ない。とも私は考えているんです。
なぜかと言いますと、アメリカが最大の障害となっているからです。うん^^;

これも記事で指摘されている事ですが、中朝両国の接近に対しては。
既にアメリカ政府。トランプ大統領が懸念。警告を発している状態です。
もし仮に。
このようなアメリカの警告を無視して中国が北朝鮮への経済支援。
制裁解除を独断で実行してしまえば、確実にアメリカは中国に対する態度を硬化させます。
一応。確認しておきますけれど。
今現在の米中関係と言うのは、経済制裁が発動する程度には悪化している状態です。
この状態でなお中国がアメリカの警告を無視した場合。
更なる制裁が中国に加えられる事は、どこの誰であろうとも容易に想像出来ます。

と言うわけで。
今以上に米中関係が悪化する事は中国。習近平としては絶対に回避したい。
なので、中国。習近平としても慎重に行動する以外には無く。
そんな中国の態度に対して北朝鮮。金正恩は従来からの約束。
つまりは制裁解除。経済支援の確認。念押しのために三度目の訪中を実行した。と、
そのように考えるのが妥当では無いかなぁ。と私は考えております。


それで、です。

この状況で一つ明確になった事があります。
中国。習近平の立場を考えた場合。その理想としては米朝会談が成立。成功した時点で。
アメリカと北朝鮮が和解した事を理由に率先して北朝鮮に対する制裁解除。
各国に先んじて中国が大規模な経済支援を実行し、中朝両国の関係を強化しつつ。
朝鮮半島への影響力を拡大させたい。・・・と言うのがね^^;
大まかな中国。習近平の理想と言いましょうか。思惑だったはずなんです。

ところが実際には米朝会談が成功してもなおアメリカは制裁を解除していない。
それどころか。
米朝会談直後に中国に対して経済制裁を叩き込み、中国の動きを封殺している。
この事実によって、以下に中国が米朝会談で何も出来なかったのか。
その事が如実に示されております。
このままでは中国は北朝鮮に対する影響力を消失させた挙句に。
北朝鮮が中国から離反してしまう可能性すらあり得ます。

要するに。
中国と手を切る事を条件に、北朝鮮が制裁解除と経済支援を日米両国に要請する。と、
そのような可能性すら出現しているからです。
そして、もし万が一にも。
そんな事になってしまえば北朝鮮は親日はともかく。親米となる事は確実です。
うん。そうですね。
今回の北朝鮮。金正恩の訪中とは、その点に対する中国政府。習近平への意思確認。
中朝関係を取るのか。それとも米中関係を取るのか。
中国がどうするのか。その真意を問うための訪中だった。と見る事が出来ます。

もしも中国が北朝鮮を優先してしまえば、ほぼ確実にアメリカとの関係は悪化し。
アメリカから今以上の制裁が加えられる事は確実です。
かと言ってアメリカを優先すれば、北朝鮮は中国を見限って。
独自の判断で日朝関係。米朝関係を構築。改善しようとするかもしれない。
そうなれば中国の面目は丸潰れとなり、朝鮮半島から完全に撤退する事になります。
さてはて。どうするべきなのか。
中国。習近平としては、なかなかに厳しい状況にある。と言えるでしょうねぇ^^;


・・・それでね。
この状況については、先の米朝会談が実行した時にわかっていたはずです。
そもそも北朝鮮への対応。処遇についてはアメリカと中国は正反対。
米中両国は双方お互いに対立した状況にありましたでしょう?
アメリカは、あくまでも合意が履行される度合いに応じた制裁の解除。
対して中国は一刻も早く全面的な制裁の解除。
このようにアメリカと中国は、どのようにして北朝鮮への影響力を確保するのか?
その点において対立した状況だったわけですね。

その上で先の米朝会談ではアメリカの独壇場。中国が蚊帳の外だった事を考えれば。
これから先の北朝鮮に対する処遇はアメリカが主導的な役割によって実行される。と、
そう考えるのは至極道理であるはずであり。
当然ながら制裁解除についてもアメリカの意向が優先される事は確実です。

そんな状態だけでも中国にとっては問題だと言いますのに。
これに加えてアメリカと北朝鮮の処遇について話し合うどころか。
米中経済において対立した挙句。アメリカから経済制裁を受けている状況にある。
これではね^^;
どれだけ中国が声高に北朝鮮の制裁解除を訴えたとしても・・・。
アメリカに無視されて、それで終わりです。うん^^;


んー。根本的な点をしますとね。
アメリカとしては、もう北朝鮮の問題で中国と話し合う理由が無いんです。
なぜかと言うと、北朝鮮の問題は先の米朝会談で一段落してしまったからです^^;
だから、アメリカとしては会談の合意が全てだ。それ以外には無い。と、
そう言えば良いだけの話であって。
今更ながらにアメリカが中国と話し合う理由はどこにもないんです。

もし仮に。
中国がアメリカを無視して独断で制裁解除。経済支援を実行したとしても。
アメリカは更なる経済制裁を中国に加えれば良いだけの話だし。
北朝鮮が米朝会談の合意を無視したのだとしても。
同じく更に強力な経済制裁か。あるいは軍事行動を実行するだけの話です。


とまあ、そんなこんながありまして^^;
北朝鮮の問題。朝鮮半島においてアメリカが中国と話し合う事なんて無いし。
この問題が中国の交渉カードになる事もありません。
なぜかと言うと、今や中国を完全に無視しても何の問題も無いくらいの。
それくらいの状況が確立されてしまっているからです。
・・・先のアメリカによる経済制裁で中国を封殺した狙いの一つが、コレだったんでしょう。

いや、これさ^^;
遠からず。そうなるだろうなぁ。とは私も何となく予想していましたけれど。
それにしてもアメリカの動き。トランプさんの決断力には脱帽です^^;
米朝会談の直後と言う絶妙なタイミングを考えるのならば。
おそらくですが、米朝会談の前から密かにアメリカは準備していたんでしょう。きっと。
会談の直後に経済制裁を加えても何の問題も無い。と言うくらいには。
それくらいにはアメリカは圧倒的に中国より優位だ。と確信していたんでしょう。

・・・うん。さすがはアメリカ合衆国。さすがはドナルド・トランプ大統領です^^


でまあ、一応ですけれど。
それでも一つの可能性として中国の交渉カードを考えるのならばね^^;
例えば中国が北朝鮮の非核化に関する費用を全額出す。
つまりは200兆円とも予想される金額の全てを中国が負担する。
もちろん実際の核兵器の管理。解体についてはアメリカが主導する。・・・とか。
それくらいの物凄い提案と言うか。土下座レベルの譲歩をすれば話は別ですけれどね^^;

でも、そうでもない限りは、アメリカが中国との交渉に応じる理由って無いんです。
・・・これは以前から書いている事ですけれど。
それほどまでに現在の中国と言うのは極めて弱い立場なのであって。
経済的にも。軍事的にも手詰まりだ。・・・と言うような状況なわけです。


あの、ですねぇ。

もしも中国。習近平がアメリカと対等に交渉する。
アジア戦略で主導権をとる。と言う事を本気で考えたのであればね。
もっと前の段階で動きべきだったんです。
ええ。そうですとも。
かつてトランプ大統領から100日間の猶予を与えられた時に。
あの時に真剣に考えて行動するべきだったんです。
例えば、中国主導で米中朝の三か国会談をする。くらいの提案をするべきでした。
うん。そうであれば随分と状況は変わっていた事でしょうねぇ。
今のようにアメリカが問答無用で経済制裁を実行する事だって無かったはずです。

それなのに中国政府。習近平は100日間の時間を無駄にしただけで終わってしまった。
安直に時間稼ぎを続けていれば状況は変わるだろう。などと、
そんな甘過ぎる見通しで行動してしまった。決断を先送りにしてしまった。
その結果が今の状況になったわけです^^;

なるほど。確かにアメリカ政府。トランプ大統領は優秀でした。
見事なほどに正しく現状を見極めて決断した。と言う事も理由にあります。
でも、それ以上の理由としては中国政府。習近平が無能だった。
何も考えずに時間だけを無駄に浪費する。と言うような事をしてしまった。
そうでなければ、今のように中国が手詰まりの状況にはならなかったはずです。
やはり結論としては、習近平がバカで無能だったから。と言う事でしょうねぇ^^;


でまあ、最後にトドメみたいな話をしますとね^^;
これは青山繁晴さんがおっしゃられていた事なんですけど・・・。
既に現時点においてアメリカ政府。トランプ大統領は中国に対する更なる経済制裁。
それも洒落にならないくらいの物凄い制裁を準備しているそうです。

これが中国が密かに北朝鮮への制裁解除。経済支援を画策する事への対抗処置なのか。
あるいは、それと無関係に準備されていた問答無用の制裁行動なのか^^;
私は単なる一般人のチンピラ風情ですので、その詳細についてはわかりませんけれど。
少なくとも、今以上に中国の状況が悪化する事は間違いないようで御座います。


・・・しかしまあ、北朝鮮と言う便利な盾を失ってしまえばね。
中国がこうなる事は、大体の人々が予想していた事ですけれどねぇ。
ハッキリ言いますと今の中国の現状と言うのが、本来の中国の有様です^^;
世界の超大国。アメリカ合衆国が本気になった瞬間に中国は負ける。
つまりは、そういう事です。
この一番大切な事を理解するのが、ちょっと遅過ぎましたよねぇ。いやはや^^;


それでは本日もまた失礼致しました。皆々様。おやすみなさいませ^^

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