さてさて。前回は色々な話題を取り上げたわけなんですけれどもね^^;
まっ。様々な問題が山積みになっているわけですが。
それでもね。本当に地道に一歩ずつ前に進んでいくしかありません。
んー。どうしても遅く感じてしまいますが・・・でもね。それが一番の近道なんです^^
と言うわけで。
本日の話題はアジアに戻りまして、これから始まる中国共産党の秋の党大会。
それに関する話を改めて書いていきたいと思います。
それでは参りましょう^^
まず最初に確認で御座います。
10月の半ばにも実施される中国共産党の党大会では、
習近平派と反習近平派の両陣営による権力闘争。その争いが頂点に達します。
しかも日米両国を筆頭に。国際社会の大多数が静観を決め込む。と言う状態で。
一切の外圧を気にしなくても良い。となれば、なおさらに凄まじい争いになります。
・・・うん。まあ、そうなるでしょうね。
習近平としては、今ここで権力を掌握しなければ確実に失脚する事になりますし。
反習近平派としても、習近平を失脚させなければ自分達が粛清される事になります。
どっちも引く事が出来ない最終局面に突入して、
どっちかの陣営が壊滅するまで物凄い争いが続く事になるだろうかと思います。
まっ。もしかしたら、意外とアッサリ習近平が失脚してしまってね^^;
別の誰が最高権力者になって終わり。と言う可能性もあるかもしれませんが・・・。
ただまあ、そんな楽観論を期待するのは禁物だと思いますねぇ。
血で血を洗う物凄い権力闘争。あるいは、文化大革命に匹敵する大粛清。
そのような事が起こるかもしれない。と言う覚悟だけはしておくべきでしょう。
・・・その程度には今の中国の情勢と言うのは危機的な状況ですからね。
それで、です。
このような危機的な状況かつ予測不能な中国に対しまして。
あえて干渉する誰かさん。と言うもの限りなく少ないわけなんですけれど・・・。
でも、まったく存在しないわけじゃないんです^^;
今の中国に、あえて干渉し火中の栗を拾う例外的な人もいるにはいるんです。
それが北朝鮮。金正恩で御座います。
このブログでも既に話題としておりますように。
北朝鮮。金正恩の立場としては自分達を支持し、味方である勢力。
すなわち反習近平派。江沢民派などの中国国内にある親北勢力・・・と言うか。
親金正恩勢力とも呼ぶべき勢力を極めて重要視しております。
もっと言えば、彼らの存在こそが今の金正恩にとっての生命線である。と、
そのように表現しても間違いでは無いわけですね。
となれば、です。
これから始まるだろう習近平派と反習近平派の全面衝突について。
日本やアメリカなどの世界各国と同様に、高みの見物を決め込む。
・・・と言うわけにもいかないわけなんです。
何としてでも反習近平派。江沢民派が排除される事を阻止し。
出来る事ならば彼らにこそ中国の権力中枢を掌握して欲しい。勝利して欲しい。と、
そのように金正恩は考えているはずなんです。
ええ。そうですとも。
反習近平派が排除されてしまえば、次に排除されるのは間違いなく金正恩だからです。
よって北朝鮮。金正恩としては、これから発生する中国国内の権力闘争に対して。
全面的に。全力で介入する以外には無いわけです。
つまり、構図としては習近平VS反習近平派+金正恩となるわけであり。
ヘタをすれば中朝両国の間でミサイルが飛び交う。なんて事もありえるわけです。
うん。そうですね。
そこまで事態が悪化する可能性は十分にあるだろう。と私は予想しています。
なぜならば、習近平派と反習近平派にとっては一歩たりとも譲れないからです。
・・・譲ったが最後。ほぼ確実に自分が殺されるか。または一生監禁されるかです。
自分達が生き残るためには戦って相手を排除して、勝利する以外にはありません。
重ねて申し上げます。
それほどまでに今の中国の状況と言うのは、危機的な状況であるからです。
でまあ、そういうわけですのでね^^;
私達日本が選挙をしている間に北朝鮮からミサイルが飛んでくる。
・・・と言う可能性は、まず存在しないだろう。と思ってよろしいかと思います。
もし仮に飛んでくるとしたら、前回のような北海道上空ではなくて。
おそらくは南側。習近平を牽制する形で東シナ海に向けて発射されるはずです。
うん。金正恩にとっては日米両国よりも中国。習近平を優先するはずなので。
十中八九。間違いないだろうなぁ。と言うのが私の予想になります^^;
それでね。
これも一つ確認しておくのですけれども。
現状において北朝鮮に対する日米両国の対応は、正直に言えば手詰まりの状況にあります。
うん。今以上に強力な制裁手段を実行する。と言う事もあるんですけれど。
あまり北朝鮮に集中し過ぎて、中国への対応が後手に回る事も避ける必要があったんです。
そんなジレンマが日本とアメリカにはあったわけですね。
やはり日米両国にとってもアジア戦略で優先するべきは中国になりますから。
それゆえに、です。
日本とアメリカは北朝鮮から一時的に手を引いたんです。
手を引いた上で「お前たちで解決しろ」と中国に丸投げしたんです。
それが今の状況であるだろう。と私は考えております。うん^^;
既に述べたように、これから中国で発生する権力闘争には確実に北朝鮮。
金正恩が全力で介入してくる事は疑いようがありません。
それは結果として中朝両国を巻き込んだ物凄い争いに発展する事になるわけで。
これを日本やアメリカが静観する。と言う事は、
その争いを見極めた上で中国と北朝鮮。それぞれに対する方針を決める。
そのように日米両政府。安倍総理とトランプ大統領は考えている。と思われます。
ほら。どんなにトランプさんが言っても習近平が動かなかったでしょう?^^;
100日間の猶予を与えたのに動かなかった。先の国連決議においても譲歩しなかった。
むしろアメリカが譲歩する事になった。
だから、絶対に習近平が動かざるえない状況までアメリカは追い込む事にしたんです。
中国の権力闘争を一切手出しせず。静観する事で最大限にまで争いを激化させて。
そこに北朝鮮。金正恩を巻き込む事で、無理やり事態の打開を目指している。
・・・わけです^^;
うーん。まあ、安全保障の立場としては、ちょっと賛同し難い部分もあるんですけど。
でも、今の日本やアメリカ。安倍総理やトランプ大統領の立場を考えるのならば。
このような強引な手法を用いる事についても・・・仕方ない部分はあるかなぁ。と、
私も手段の妥当性については、納得する次第で御座います。
んー。本当は中国の混乱はアジア情勢を不安定化させる事でもありますし。
可能な限り被害を最小限にするためにもね。
安全保障の立場としては止めたいところでもあるんですけれども・・・。
でもまあ、そうですね。
私個人の意見を言わせて頂くのならば・・・もう中国に劉暁波さんはおられません。
なので、もはや私個人としても中国に配慮する理由が無いわけです。
日本の国益を犠牲にしてまで中国を助ける理由が・・・私には見つかりません。
ですので、私は安倍総理とトランプ大統領の決断について支持したいと思います。
中国国内が混乱してアジア情勢が不安定化する事は。
中国が無分別に暴れ回ってアジア情勢を不安定化させる事よりも遥かにマシです。
・・・中国の混乱を中国国内に押し込める事は、私の目的にも合致する事ですからね。
ならば、アジア地域を守るために中国国内の混乱を最大限に悪化させたとしても。
それは緊急的な処置として納得する事も出来ます。
その意味では安倍総理とトランプ大統領の決断は極めて妥当であり。
アジア地域の平和と安定を守るためにも、非常に高度な政治的判断だろうと思います。
・・・とまあ、こんな感じかな。いやはや^^;
それでは本日もまた失礼致しました。皆々様。おやすみなさいませ^^
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