さてさて。前回は米朝会談。北朝鮮との最終交渉を成立させるための話でした。
うん。まあ、そうですねぇ^^;
北朝鮮との交渉を成功させるためには、より具体的に。
確かに自分達の未来に対して展望が存在する。と言う事を北朝鮮側。
金正恩に対して認識させる事が出来るのか否か。それが重要な点になるでしょう。
もし仮に。
この点を疎かにしたままに。テキトーに扱ってしまえば交渉は決裂します。
うん。金正恩に無意味な暴走を許す事にもなってしまうでしょう。
私個人と致しましては、そんな未来は断固として回避したいと思う次第です。
そのためにも私達日本の役割と言うのは、非常に大きいだろうなぁ。と思います^^
と言うわけで。
本日の話題は、北朝鮮との交渉。その具体的な内容。実際の条件などについて。
より踏み込んだ話をしたいと思います。それでは参りましょう^^
でまあ、まず最初に確認です^^;
このブログでもそうですが、私としては北朝鮮に最低限の核保有を容認する事。
それを前提として話を進めてきたわけですけれど・・・。
昨今のアメリカの態度を見る限り。
アメリカは、どうあっても北朝鮮の完全な非核化を目指しているように思えます。
そして、北朝鮮の完全な非核化を望むのであるのならば。
当然ながら、それに応じて交渉。条件に関する内容が変化します。
つまるところ。
非核化に対してアメリカから北朝鮮へ提供するものが変わる、わけです^^;
ちなみに。
参考程度までに私の話。北朝鮮に最低限の核保有を容認する場合。
その場合に提示される条件としては、韓国を差し出す事を私は考えていました。
うん。そうですね。
米韓同盟の破棄と在韓米軍の完全撤収。
それと共に北朝鮮主導による朝鮮半島の統一。
すなわち金正恩による朝鮮半島全域の支配権を黙認する事。
これを条件として北朝鮮に最低限以外の全ての核兵器。核技術を破棄させる事。
(↑無論。その中にはICBMなどに関する技術の完全破棄なども含まれます)
・・・とまあ、そのような事を私は考えていたわけです。うん^^;
それで、たぶんと言う話になってしまうんですが。
この条件内容であれば北朝鮮。金正恩は了承しただろうと私は考えています。
北朝鮮。金正恩が望んでいる事は体制の維持であり、未来に対する保障です。
その点から考えても核保有を実現しつつ、さらに朝鮮半島の統一を実現したとなれば。
これはもう朝鮮民族の誰もが認める最大の英雄として。
比類なき確固たる正当性と共に、間違いなく朝鮮半島の歴史に名前が残ります。
朝鮮民族の誰一人として、金正恩を否定。批判する事は出来なくなります。
それゆえに朝鮮半島における金正恩の支配体制は、不動のものとなる事でしょう。
・・・金正恩が了承する可能性は十分にあっただろう。と私は考えたわけです^^;
ちょっと蛇足ですが、金正恩に限らず独裁者とって自身の正当性は極めて重要です。
何しろ民意と言う最強の正当性が存在しないわけですからね^^;
どんな理由。背景で自分が独裁者として君臨するのか。
それは独裁者たる当人にとっては、まさに死活問題に直結します。
それゆえに北朝鮮。金正恩にとって拉致問題を解決させるのは難しいんです。
なぜかと言うと拉致問題を認める事。間違いを認める事と言うのは。
自分の父親。祖父がやった事を否定するわけですからね。
それは偉大な金一族と言う金正恩自身の正当性を、自ら否定する事を意味します。
金正恩にとって拉致問題を全面的に解決させる事は、なかなかに難しいわけです。
だからこそ、私は朝鮮半島の統一を提案しました。
自分の父親。祖父のどちらも出来なかった事。朝鮮民族の誰もが出来なかった事。
それを実現したとなれば、もはや金正恩の正当性を疑う人間はいなくなります。
それこそ熱狂的に朝鮮民族は金正恩を支持する事でしょう^^
そして、その状態であれば金正恩が拉致問題を解決させる事は十分に可能です。
うん。そうですね。
私達日本が目指すべき拉致問題の解決。そのための最短ルートがコレです^^
金正恩が熱狂的に支持され、不動の正当性が確立された時。
日本の拉致被害者を一人残らず取り戻す事が出来るはずです。
そのように私は考えている次第で御座います。・・・どうかな?^^;
それで本題に戻りますとね。
一つの必然的な話として、最低限の核保有以外の全てを放棄させる事・・・ではなく。
完全完璧な非核化を実現させる事となれば、今しがた書いた事。
金正恩による朝鮮半島全域の支配権を黙認する。と言う条件だけでは足りません。
さらなる条件を提示する必要があるわけで御座います。
んー。まあ、一応の参考程度までに書いておきますとね^^;
なんでも北朝鮮。金正恩が提示した非核化に対する条件としては毎年600億ドル。
大体の金額として6兆円を毎年。無条件で北朝鮮に提供しろ。・・・と、
そのような要求をしているそうです。
いやまあ、毎年6兆円と言うのも法外な金額ではありますし。
それに何よりも、これは中国メディアの情報でもありますのでね^^;
必ずしも真実とは限らないんですけれど・・・。
でも、北朝鮮。金正恩から提示した要求としては妥当である。とも私は思いました。
うん。そうですね。
仮に私が金正恩の立場でも、この程度の要求はするだろうなぁ。と思います。
ただ勘違いしないで欲しいのですけれど。
それじゃあ6兆円を支払え。・・・などと私は提案しているわけじゃないんです^^;
ここで一つ断言しておきますが、北朝鮮の問題はお金だけでは解決しません。
仮に要求通りの金額を支払ったところで、北朝鮮は非核化しないと思います。
・・・お金だけ出して、それで終わり。と言う一昔前の常識は捨てるべきです。
と言うわけで。
ここから本題になるんですが、北朝鮮に提示する具体的な条件について、です。
米韓同盟の破棄。在韓米軍の撤収による韓国の放棄。
北朝鮮主導による朝鮮半島の統一と、その全域の支配権の黙認。
これらに加えて別に新しい条件を提示するべきです。
その条件とは北朝鮮が非核化した場合の補償であり、保障であるべきです。
と言うのもね。
北朝鮮が非核化して日米韓の三か国と和解した場合。
その場合に北朝鮮。金正恩にとって最大の脅威となるのは中国。習近平になるわけです。
このブログでも何度も書いていますけれど。
金正恩と習近平と言うのは潜在的な。宿命的な敵対関係にあります。
ですから、金正恩が弱い。と判断すれば迷わず習近平は金正恩を潰しにかかります。
この両者が和解する事と言うのは絶対にありません。
そして、北朝鮮の非核化とは金正恩の弱体化でもあるわけです。
となれば、習近平は手のひらを返して金正恩を排除しようと画策してくるはずですし。
おそらく非核化した北朝鮮。金正恩では習近平に対抗し切れないでしょう。
この点について私達日本やアメリカは考慮するべきだ。と私は強く主張致します。
つまりは以下の通り。
「北朝鮮に対して中国が攻撃を仕掛けた場合は日米同盟が北朝鮮を守る」
・・・との条件を付け加える必要がある。と言う事で御座います。
この条件が無ければ北朝鮮。金正恩は決して非核化を認めないでしょう。
いやまあ、今までの経緯もありますので、現時点ではね^^;
まだ水面下での合意。文字通りの密約と言う形になりますけれど。
それでも十分過ぎる交渉カードになると思います。
でまあ、この条件を成立させるためには日米朝の三か国だけでは不足です。
ロシアを加えた日米朝ロの四か国において合意する必要があります。
つまるところ。
朝鮮半島におけるロシアの権益すらも日米同盟が守る。・・・と、
そのように条件付けをしない限りは、この条件が成立する事は無い。と言う事です。
うん。そうですね。
ロシアを除外した上で北朝鮮を日米同盟が守る事は、いらぬ対立を呼び込みますし。
逆にロシアを含める事により、朝鮮半島での日米同盟とロシアの衝突が回避出来ます。
名実共に北朝鮮には日米同盟とロシアの緩衝国になってもらうわけですね^^
いやぁ~。今回の米朝会談でもそうでしたが。
昨今の朝鮮半島問題で中国が半ば影響力を消失しているのは非常に好都合でした^^
中国が無駄に影響力を行使していたら大変でしたけれど。
現在のように中国が蚊帳の外どころか。半ば自爆した状態であるのならば。
この条件を成立させる事と言うのは、それほど難しくは無いだろうと思いますね^^
これは以前にも書いた話ですけれど。
日米ロの三か国に共通する目的として中国の拡大阻止が指摘出来ます。
日米同盟で中国による朝鮮半島への進出を阻止する事と言うのは。
当事者の金正恩だけではなく私達日本やアメリカ。
ひいてはロシアにとっても国益になりますので、必ずやロシアは快諾してくれます^^
金正恩にとってもアジア最強の安全保障たる日米同盟。
今まで敵だった恐るべき日米同盟が味方になって守ってくれる。と言うのです。
これほどまでに効果的な交渉カードは他に無いと思います^^
あの、ですねぇ。
先にも書きましたように、日本は金を出すだけ。と言うような一昔前の常識。
それこそ戦後レジームが如き古い固定概念は捨て去るべきなのです。
日本は世界有数の経済大国であるだけではなく、アジア最強の安全保障。
日米同盟を掲げるアジア最強国家でもあるんです。
だとすれば。
北朝鮮との交渉において、これを活用しない手は無いはずです。
もちろん日米同盟は日本の一存だけで決められる事ではありませんが^^;
日米両政府が合意する事案であるのならば、私は活用していくべきだろう。と、
そのように考えている次第で御座います。ナハハハ^^;
さて・・・。
これにより北朝鮮。朝鮮半島の問題が解決すれば、いよいよ次は中国です。
アジア最大の問題児にして、アジア情勢における代々の元凶。
これを攻略せずして日本の平和と未来。アジア地域の平和と未来。
ひいては世界の平和を守る事は出来ません。気を引き締めて参りましょう。
とまあ、大体こんな感じかなぁ。と思いますね。いやはや^^;
それでは本日もまた失礼致しました。皆々様。おやすみなさいませ^^
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