政治 ブログランキングへ さらさらの部屋 朝鮮半島が現状にまで至った経緯についての話です。 忍者ブログ
20 . April
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31 . January
前回は少しばかり寄り道を致しましてトランプさんの大統領令。
そこから難民問題に関する話題だったわけですけれどもね。

んー。まあ、私が情けなく無様に怒り狂っているわけでして^^;
その分だけ説得力に欠けるかもしれませんが・・・。
でも、基本的には間違ってはいないと思うんです。

それで、今回のトランプさんの大統領令に反発したのはイギリスでしたね?
http://www.sankei.com/world/news/170130/wor1701300069-n1.html

この産経さんの記事では、イギリスの世論は随分と反発しているみたいです。
この点について一つだけ指摘させて頂きますと。
イギリスは、EUから離脱して難民問題から手を引いた国家です。
だから、無責任にトランプさんに対して偉そうに批判出来るんです^^;

もし仮に。
これがドイツやフランス。まして東欧諸国となれば・・・。
トランプさんを批判する事は、ほぼ確実に不可能で御座います。
なぜならば、トランプさんの対応が正しい事を身に染みて理解しているからです。
不用意に。安易に難民を受け入れた結果。
極めて重大かつ慎重な問題として扱わなければならなくなったからです。
・・・間違っても今以上の難民を受け入れる。と言う選択肢はありえないでしょう。


まあ、この問題に対して正しい結論が出るのに時間は必要ないと思いますね。
誰もが内心では気が付いているはずですから。
ただ・・・。
その結論が出るまでに、果たして恐ろしく非人道的な事件が発生するかどうか。
それを未然に阻止出来るかどうか。と言う点だけを私は心配しております。



さてさて。寄り道もこれくらいにして、そろそろ本題に戻りましょう^^
と言うわけで。
本題は日米が去った後の韓国。そこにおける中朝の話でしたね。
うん。大体のところはあっているんじゃないかなぁ。と思います^^;

・・・まっ。やっぱりねぇ。
日米が去った後の韓国で一番苦労するのは、間違いなく中国でしょうねぇ^^;
韓国を見捨てるわけにもいかず。さりとて助けるのも容易ならず。
日本やアメリカが今までどれほど韓国に対して苛立ちを感じていたのか。
それを中国は身をもって知る事になるでしょう。


とまあ、そんな感じの話だったわけですが・・・うーん。そうですね。
本日は改めて一番最初からの話。
どうして朝鮮半島が今現在のような状況にまで至ってしまったのか。
その話を書かせて頂きたいと思います。それでは参りましょう^^

と言うわけで。
改めて最初の段階から一つ一つ見ていきますと、ですねぇ。
現状のように韓国。朝鮮半島の情勢が変化した最初のキッカケは何か。
それを考えますと、まず間違いなく中国の弱体化にあります。

んー。その中国が弱体化した理由を少しばかり書いておきますとねぇ。
至極単純な話と致しましてはね^^;
中国を支えていた中国経済の低迷。中国マネーを背景とした経済力の低下であり。
そして、もっと単純に言えば、習近平による失策の連続で御座います^^;
うん。色々な意味で習近平は多数の致命的な失策を実行しましたからね。
これが中国の衰退を加速度的に早めた事については、疑う余地がありません。
・・・ちなみに。
その中でも最大の失策は日米同盟にケンカを売った事でしょうね^^;

ともかく。
このように中国が弱体化。衰退してしまった事によって。
相対的に北朝鮮への影響力もまた低下した事は間違いないだろうと思われます。
それで、だからです。
だからこそ、アメリカは在韓米軍にTHAAD配備を実行しようとしたんです。


あの、ですねぇ。
先のオバマさん。オバマ政権と言うのは、何も好き好んで中国と対立するような。
そんな政権ではなかったんです。
あの・・・なぜか中国ではオバマ政権を対中強硬の政権と思われているようですけど。
オバマ政権と言うのは、間違いなく対中穏健の政権だったんですからね?^^;
中国が余計な事をして、日米同盟にケンカを売ったりしなければ、
オバマ政権が中国と対立する事は絶対に無かったでしょう。

実際にオバマ政権の対応は必要最低限の対応だったでしょう?
日米同盟にケンカを売って、あの程度の対応で終わっていたのは。
オバマ政権なりの中国に対する最大限の配慮だったんです。
ええ。そうですとも。
一番近くにいた私達日本が断言します。オバマ政権は中国に物凄く優しい方々でした。
それなのに、なぜか中国はオバマ政権に文句を言ってばかりだったんですよねぇ。


いやまあ、その話は今は置いておくと致しまして^^;
このようにオバマ政権は基本的には中国を刺激したり、反発されるような事は、
極力しないように配慮していたのであって。
本来であれば、韓国へのTHAAD配備についても行われないはずだったんです。

ですが、朝鮮半島の状況が変わったんです。
北朝鮮を管理する中国が弱体化して、その影響力が低下したからです。


繰り返しますが、アメリカがTHAAD配備を決断したのは、
金正恩と言う新しい独裁者。最高権力者による言動の予測が極めて困難であり。
アジア情勢が予測不能に悪化する可能性を憂慮したからです。

うん。ある意味では張成沢の一件が決定打になったと言えるでしょうね。
本来なら中国が北朝鮮を管理するべきはずなのに。
その中国とのパイプ役であるはずの張成沢が処刑されてしまった。
まるで中国の管理下から飛び出すようにして、金正恩が動いたわけです。
だとすれば。
中国の制止を振り切って、予想外の動きを北朝鮮が見せるかもしれない。
そう考えれば、事前に対応しようとするのは当然の判断で御座います。

しかしながら。
このTHAAD配備を中国が認めるわけにはいかなかったんです。
と言うのも、THAADのレーダー能力は極めて優秀であり。
北朝鮮の軍事基地。ミサイル基地を監視するどころか。
その先にある中国のミサイル基地まで監視出来る性能をもっていたんです。
万が一にも。
そんな事になれば中国の軍事戦略は根底から覆される事になってしまう。
それゆえに中国の立場としては、
何としてでも韓国へのTHAAD配備を阻止する必要があったんです。


と言うわけで。
アメリカのTHAAD配備は、中国が北朝鮮への影響力を低下させた事。
中国が弱体化した事が原因なのであって、
ぶっちゃけまして全部が全部。中国の自業自得になるわけです^^;

うん。しっかり中国が北朝鮮を管理出来ていれば万事解決だったんです。
中国が北朝鮮を管理しているわけだから、THAADなど必要ない。・・・と、
そのようにアメリカに主張すれば良いだけの話ですからね。
でも、そのための張成沢は処刑されてしまったわけです。

それで、その張成沢と言うのは、実は金正恩を失脚させようとしていたんです。
もっと便利で都合の良い別の誰か。
中国に従う別の権力者の擁立を画策していた事もありまして・・・。
だから、金正恩は中国に対して物凄く怒っているわけです。
今のままでは。特に弱体化したままの中国が相手では絶対に言う事を聞きません。

そして、当時の中国は既に尖閣諸島で日米同盟にケンカを売っているので。
アメリカともイマイチ上手い具合に話を進められないわけです。
まっ。先ほども書きましたように、配慮しているはずのオバマ政権を強硬的だ。と、
中国が筋違いの批判をするわけですから、話し合いが上手くいくわけがないんです^^;
それゆえに中国は北朝鮮ではなくて、韓国への画策を仕掛けたんです。



それでまあ、話を続けますとね。

韓国の立場は、はっきり言いまして米中の間に立たされた小国でしかありません。
軍事ではアメリカに依存しながらも、経済では中国に依存している状態です。
だから、中国としては韓国ならば扱い易い。と判断したのでしょう。
アメとムチを駆使して韓国を自分の陣営に引き込もうとしたわけですね。
当時のパク・クネ大統領の中国との蜜月関係の背景には、
このような中国の事情と思惑があったわけですね。

あの手この手で中国は何とか韓国。パク・クネ大統領を引き込もうとします。
言わずもがな。
その中に日本に対する歴史認識。反日での連携なども含まれていたわけですね。
反日と言う韓国の感情論を利用した中国の扇動は、極めて高い効果を発揮しました。
中国が応援してくれている。と調子に乗ったパク・クネ大統領は、
世界各地で『告げ口外交』まで展開する事になります。

さあ。これで韓国は中国側に傾くのか。・・・と思われた時。
突如としてアメリカから起死回生の一手が仕掛けられるわけです。
うん。それこそが『日韓合意』で御座います^^


日韓合意はアメリカが画策し、韓国により提案され、日本が受け入れました。
これにより歴史認識。反日。慰安婦問題などの全ての問題に決着がつきました。
状況の全てを一発で逆転させるアメリカ。オバマ大統領の一手だったわけです。

当初の段階で、中国は日韓合意を軽く考えていた様子でした。
そんな合意をしたところで、韓国の反日が消えるわけがない。
中国の優位は揺るがない。と考えていたようです。
ですが、予想外に日韓合意によって日韓関係は急速に改善され。
日韓両国で反日に関する動きが明らかに鈍化する。・・・と言うような。
まさに中国にとっては驚くべき事態を目の当たりにする事になります。


中国は焦ります。
このままではマズイ。このままでは日韓関係は改善され。
THAADが配備されるどころか。日米韓の三か国による安全保障体制が確立される。
それだけは絶対に。何としてでも阻止しなければならない。
だから、中国は・・・パク・クネ政権を潰す事にしたんです。

「日韓合意を実行した政権が潰れてしまえば合意は無効。
必ずや韓国国内の反日は再燃し、左派勢力が台頭して合意は破棄されるはずだ」

中国の予想は当たりました。
パク・クネ大統領に対する弾劾裁判が実行され、パク・クネ政権は半ば崩壊。
次期大統領選における有力候補の全ては、左翼系の候補者で占められている。
これで新しい政権では間違いなく親中派の左派政権が誕生し、
日韓合意の破棄と共にTHAAD配備も阻止出来る。
日米韓の三か国による安全保障体制の結成など夢のまた夢だ。
・・・と、中国は勝利を確信した事でしょう。


しかしながら、この次に見せた日米両国の動きによって。
中国は勝利の幻想から一気に現実へと引き戻される事になります。

日韓合意の破棄。それによる再交渉を主張する韓国に対して。
私達日本が本気で大激怒して、大使と総領事の一時帰国を決断。
韓国との断交すら視野に入れた凄まじい強硬姿勢を見せたのです。

また、アメリカでは大方の予想を裏切ってドナルド・トランプさんが勝利。
しかもトランプさんは中国に寛容と噂されていたにもかかわらず。
実際は正反対の物凄い強硬姿勢であり、中国との全面衝突の構えすら見せている。
当然のように韓国の合意破棄に関する動きなど、一切容認しないのは明白。


本来であれば、なんやかんやで日米は韓国を見捨てないだろうし。
見捨てられないだろう。と判断していた中国としては完全に想定外です。
中国としては、日米の足を引っ張る程度の事しか想定していなかったはずであり。
韓国の全ての面倒を見る。などとは微塵も考えていなかったはずです。
これで日米両国が韓国を見捨てた場合。
韓国に残るのは中国と、その中国の管理から飛び出そうとする北朝鮮の二つだけです。

THAAD配備。日米韓の安全保障体制の懸念は無くなりましたが。
その代わりに韓国と言う物凄い足手まといと、対立する気満々。
中国を追い出して、自分達だけで朝鮮半島を統一する気満々の北朝鮮。
朝鮮半島の双子の問題児を、中国だけが全て背負う事になってしまったのです。
これに加えて日米両国。日米同盟との対立は相変わらず継続したままであり。
しかも日本もアメリカも本気の本気であるわけです。
・・・中国としては、誰か助けてくれ。と泣き叫びたい状況だと思われます。

まっ。重ねて言いますが、まったくもって中国の自業自得なんですけどね^^;



とまあ、こんな感じが今までの朝鮮半島の経緯になるかと思います。
当たらずとも遠からず。と言う事で、大体の部分はあっているはずです。
長くなってしまって、ごめんなさい。いやはや^^;

それでは本日もまた失礼致しました。皆々様。おやすみなさいませ^^

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