政治 ブログランキングへ さらさらの部屋 これからはアメリカ陣営の盟主としての責任が重要になってきます。 忍者ブログ
05 . May
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03 . July
それでは前回の続きで御座います^^

アメリカの軍事及びその他の国家戦略の変化によって。
世界に従来とは異なる新しい秩序が構築されようとしております。
今までのようなアメリカ単独による秩序と平和が終わり。
この先はアメリカと同盟国の連携。つまりはアメリカ陣営による秩序と平和が始まります。
これに伴って様々な事情が変化するだろう事は、間違いないでしょうし。
それによって少なからず混乱が発生してしまう可能性は否定し切れません。
この対応を間違ってしまうと、世界全体にとっての不幸が起こってしまいます。
それだけは、何としてでも防がなければなりません。

それで前回の話題では。
アメリカの方々には、既に今までとは様々な面で異なっている事。
世界の超大国から世界の議長国へと役割が変わりつつある事を自覚した上で。
慎重に判断しながら適切に対応して頂きたい。・・・と言う話でしたね^^


んー。一つ参考程度までに。
この点をアメリカが勘違いしてしまった場合は、どうなってしまうのか。
その具体例について少しばかり書かせて頂きますとね。

アメリカはウクライナの問題においてロシアを批判した上で、
ヨーロッパ各国と連携して対ロ制裁を実行する決断をしております。
そして、この流れの一環として。
アメリカ陣営に所属する同盟国である私達日本に対しても。
対ロ制裁に参加するように要求してきたのです。

・・・うん。私も親米派だったりしますので、
なかなかアメリカを批判するのは心苦しくもありますけども。
これら一連の言動の全てが今しがた指摘した問題点。
従来と同じようにアメリカが振舞って、強引に物事を進めようとした事でもあります。
でまあ、結果としてアメリカ陣営が崩壊しかけたのです。
この点についてアメリカの方々は、よくよく反省なされるべきだと私は思います。



これねぇ。詳しく話すと少し長くなるんですけど・・・まあいいか^^;
本日は、アメリカが対応を間違った場合。どれほど危険な事になるのか。
その重大性を説明する上でも、この一件を詳しく説明させて頂きましょう^^

まず、そもそもの話と致しまして。
私達日本の立場を考えると、対ロ制裁に参加する事は非常に難しい問題でした。
その理由は、とっても簡単です。
今現在もそうですが、当時の私達日本と言うのは中国と対立している真っ最中です。
そんな中でロシアとも対立するような事になったら、もう泣くしか無いんですToT

私達日本はアジアの先進国と言う立場から考えても。
中国側が仕掛けてくる軍事恫喝に対して、毅然として立ち向かう必要がありました。
もしも私達日本が中国の恫喝に屈するような事になれば。
ドミノ倒しのように次々とアジア諸国は中国の恫喝に屈する事になります。
つまり、私達日本はアジア全体の平和と安定を守るためにも。
断じて中国の理不尽極まる恫喝に屈するわけにはいかなかったのです。

そして、このような状況がある以上は。
日本の立場としてはロシアとの対立を絶対に避けたかったわけです。
ええ。ヘタをすれば中国とロシアの双方を同時に敵に回してしまうかもしれないからです。
中ロ両国と二方面同時で軍事戦略を組み立てる事は、日本が考える最悪の事態の一つです。
ですので、仮にアメリカからの要求であったのだとしても。
私達日本が対ロ制裁に参加する事と言うのは、非常に難しい決断だったのです。

しかしながら、最終的にアメリカは日米同盟を前提として協力を求めてきました。
事実上。これはアメリカからの最終通告でした。
もしもアメリカの要求を拒否したとすれば。私達日本は日米同盟を否定する事になります。
結果的に私達日本は苦渋の決断によって対ロ制裁への参加を決断しました。
・・・この決断により日本の安全保障における脅威が倍増したのは言うまでもありません。


私は、一般人の立場ですのでね。
このように日本の現状をまったく考慮しないアメリカの傲慢極まる要求に対しては。
当時の私は親米派と言う自分の立場も忘れて、激烈にアメリカを批判しておりました。
・・・うん。あれほどまでにアメリカを批判したのはイラク戦争以来でしたね。

アメリカは日米同盟を何だと思っているんだ?いつから日本はアメリカの属国になった?
アメリカの都合で対ロ制裁への参加を要求するのなら、
日本の都合で対中制裁への参加を要求されても文句は言えないはずだ。
アメリカは日本のために中国と激突する覚悟があって、この提案をしているのかっ!?
・・・とまあ、そんな感じで。当時の私は怒り狂っておりました。ナハハハ^^;

まっ。私のみならず右翼や保守。親米派の人間までもが怒り狂っていましたけれど。
日本政府や安倍総理が、この爆発的に増加しかけた反米感情を封じ込めました。
物凄く高度な政治判断によって、アメリカに対する配慮を最大限に示したわけですね。
だから、私も黙りました。そりゃあ日本政府や安倍総理が我慢しているんです。
そりゃあね。私だって我慢しないわけにはいきません^^;


とまあ、このように。
たまたま相手が私達日本だったから問題が表面化しませんでしたけれど。
日本以外を相手に、アメリカが相手の事情を無視して一方的に要求してきたら。
ほぼ確実に問題は表面化していた事でしょうし。
アメリカ陣営全体の連携。協力関係についても間違いなく亀裂が入った事でしょう。

これから先の世界情勢において、こんな事は二度とあってはならないんです。
今までと同じような感覚でアメリカが動くような事は絶対に許されません。
・・・今までは、全てのリスクをアメリカが背負う。と言う大前提があればこそ。
アメリカのゴリ押しと言うものが可能だったんです。
でも、今はそうでは無いでしょう?
全てのリスクを背負え。と言われてもアメリカだって困るでしょう?
うん。そう言う事で御座います。


とまあ、こんな事が平気で繰り返されたりしたら色々とマズイわけなんです。
今後は慎重に行動する責任。
アメリカ陣営の盟主としての責任がアメリカにはあるだろう。と私は思っています。

・・・でもまあ、もう今はアメリカの方々も軽率な言動はしておりませんし。
ちゃんとアメリカも日本に配慮してくれています^^
ほぼ名ばかりとは言え対ロ制裁はいまだ継続してはいますけれど。
改めて日ロ関係の改善に向けて日本政府は動いておりますし。
それについてアメリカも、さすがに妨害するような事はしておりません。

そんなわけで。
アメリカが軍事費を削減している現状では、今回に話題としたような事はもちろん。
他の国々だってアメリカとは異なる動きを見せるようになるのは当然なんです。
どの国家にも、それぞれの事情と言うものがありますからね。
この事についてアメリカ政府。議会。議員の方々は、しっかりと理解して頂きたい。と、
そのように私は考えた次第で御座います。


それでは本日はこれで失礼させて頂きます。皆々様。おやすみなさいませ^^

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