政治 ブログランキングへ さらさらの部屋 アメリカの目的は、最初から最後まで同じだっただろうと思います。 忍者ブログ
06 . May
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11 . April
さて。前回はアメリカの北朝鮮に対する攻撃は、物凄くリスクが高くて。
今ここで攻撃するのはやめた方が良いんじゃないか。
・・・と言う話で御座いましたね。

いやまあ、普通に考えたらね。そうなりますよねぇ。うん^^;

現時点における北朝鮮。朝鮮半島。ひいてはアジア全体の情勢。
どの観点から判断しても、あまりにもリスクが高過ぎます。
普通に軍事。安全保障の見識を持った人間であれば絶対にやりません。
これは私如きチンピラ風情ですら迷わず大反対するほどに、明確な話です。



・・・でも、そうは言いましてもね^^;
前回の最後にも書きましたけれども、やはり可能性は低いと思います。
だから、あくまでも私の警告は形式的なもので御座います^^;
ええ。そうですとも。
私ですらわかる事が、アメリカにわからないわけがありません^^;
必ずやアメリカはギリギリの段階で手を止めるはずです。

なぜならば、アメリカの狙いは最初から北朝鮮などでは無いからです。



と言うわけで、本日はアメリカの真の狙いについての話です。
それでは参りましょう^^

まず最初に基本的な事を確認しますと、ですねぇ。
現在のアメリカ政府。トランプ大統領の目的と言うのは。
ひとえに『アメリカ・ファースト』である。と言う事で御座います。
だとすれば。
今の段階で北朝鮮を攻撃する事は、その目的に明確に反する事です。

このアメリカ・ファーストを追求するのならば。
現時点での北朝鮮への攻撃は、建前上のものである。と判断するべきです。
うん。そうですね。
北朝鮮への攻撃は、あくまでも口実に過ぎなかった。
アメリカが必要としていたのは、北朝鮮の脅威を理由とした軍事行動。
すなわち米韓合同による軍事演習そのものだった。・・・とすれば。
なるほど。それは確かにアメリカ・ファーストであるかと思います^^


現実的な話と致しましても、現在に行われている米韓合同の軍事演習。
これによりアメリカは韓国に対して最大の影響力を確保しました。
これは、つい最近まで中国が絶大な影響力を保持していた事を考えれば。
まったくもって驚愕するべき事実で御座います。

先のオバマ政権においては最後の最後まで。
ついにアメリカは、韓国において中国の影響力を上回る事が出来ませんでした。
この点はTHAAD配備が実現しなかった事や日韓合意の否定の風潮。
これらの韓国の情勢を見れば一目瞭然であるかと思います。
・・・日米両国のアジア戦略は、サッパリ前進しなかったので御座います。

それで、このような劣勢にあった状況を、わずか数カ月でトランプ政権。
トランプ大統領は鮮やかに逆転して見せたのです。
まったく前進しなかったアジア戦略を、確実にトランプさんは前進させたのです。
外交。安全保障を知る者であれば、この結果に称賛を送らない人間はおりません。
うん。あれほどまでに韓国の不誠実な態度を不問として、米韓同盟の強化。
韓国とアメリカによる軍事演習の実施と言う判断は本当に見事でした^^
対韓国の戦略においてはアメリカ側の勝利。中国側の敗北。
トランプさんが習近平に圧勝した・・・わけです^^


でもね。

実を言うと、この韓国における言動も部分的な話でしかないんです^^;
ええ。アメリカの狙いは韓国などでは無いんです。
北朝鮮は建前。韓国は前提条件。アメリカの本当の狙いは、中国です。

うん。そうだろうと思いますね。
実際に今回の米韓首脳会談においても、アメリカの優位は圧倒的です。
中国側はなすがまま。されるがまま。
トランプさんが一方的に習近平をボッコボコにしているはずです^^;

んー。先に行われた米中首脳の電話会談でも、そうだったんですけどね。
もう習近平には手札が無いんです。完全に手詰まりの状態で。
とにもかくにもアメリカとの対立は避けたい。関係改善をしたい。と、
それを全面に押し出して、最初から降伏した状態で会談しているんです。
そりゃあね。ボッコボコになるのは当然で御座います^^;

これはなぜか?と言いますとね。
習近平の目的が中国の国益を確保する事ではなくて、自分自身の自己保身。
自分が破滅しないために時間を稼ぐ事を目的としているからです。
だから、習近平は形振り構わずアメリカの要求を丸のみしているはずです。
アメリカと関係改善する以外に、習近平に生き残る道が無いからです。


うん。普通の状態でコレです。
しかし、ここに今現在の状況が加わります。
つまりは米韓合同の軍事演習。アメリカによる韓国への絶対的な影響力の確保。
北朝鮮への攻撃の示唆。空母打撃群の北上。トドメにシリア攻撃。
これらの全てが中国への圧力であるとすれば、一切合切を説明出来ます。

・・・まっ。シリアに関しては偶発的な要素だったとは思いますけどね^^;
しかしながら、結果的には物凄い圧力になったはずです。

それで、これは北朝鮮への圧力でもあったとは思いますが。
でも、やはり最大の目的。標的となっていたのは中国。習近平であるはずです。
その理由は何か?と言いますとね。
そうでなければアメリカ・ファーストにならないからで御座います^^;


いやまあ、先の電話会談の結果を知った時からね。
何となく私もアメリカの完勝だろうなぁ。と予想はしていましたけど・・・。
でも、それにしたってさ^^;
トランプさんの交渉術と言うか。圧力のかけ方に容赦が無さ過ぎる。
これほどまでに中国。習近平を追い込むとは、私も本当に予想外でした^^;

だって。
わざわざ空母打撃群まで呼び寄せちゃうんですよ?^^;
習近平が中国船を尖閣諸島付近でウロウロさせる意味が完全に消し飛びます。
・・・いえ、消し飛ぶどころか。
大慌てで外に出している全ての中国船を、今すぐに引っ込める事になるでしょう。
中国。習近平の面子は丸潰れです。もう本当に容赦が無さ過ぎです^^;

えーと。私は個人的に習近平を激烈に批判する立場なんですけれど。
今現在に限って言えば、ほんの少しだけ習近平には同情してしまいます。
・・・ええ。それほどに今の習近平は、悲惨な状況であるはずだからです。
うん。そうですね。
今回の米中首脳会談は、アメリカの歴史に間違いなく残る事でしょう。
過去に類を見ないほどに中国を徹底的に譲歩させた。
圧倒的なほどに。完全完璧にアメリカの勝利だった。・・・として、です。


それで・・・アメリカの方々。
ここまで勝利したんです。ここまで国益を確保出来たんです。
今ここで北朝鮮を攻撃しなかったとしても、十分にオツリがくるはずです。
現在に行われている米韓合同の軍事演習。
その延長線上として、韓国の軍事政権を樹立させたところで。
そこで一つ様子を見て、今後のアジア情勢を見極めてもよろしいはずです。

・・・何も無理をしてまで北朝鮮を攻撃するような。
そこまで無用なリスクを背負う事は無いだろう。と思います。
改めてアメリカ・ファーストと言う観点から冷静に。慎重に判断して。
その上で、これからの行動を決めてもよろしいかと私は思います。


とまあ、こんな感じかな^^;



それで・・・うーん。余計かもしれませんが、ちょっと蛇足の話です^^;

そんなこんなで、思わず同情してしまうほどに悲惨な習近平ですけど。
それとこれとは話は別として。
安全保障の観点から、改めて一つ忠告と言うか。助言で御座います。

前回にも書きましたように、習近平を信頼するなど論外です。
習近平は対等の協力者として信頼するに値しない人物です。
信頼するには、あまりにも習近平の実力が低過ぎるからです。
ですから、アメリカが習近平を利用するだけ。であるならば何も言いません。
ただし、習近平を対等の協力者として信頼するとなれば。
ほぼ確実に。オバマ政権の二の舞を演じる事になるだろうと思います。


あの、ですねぇ。
誰かを信頼するためには、その相手に最低限度の実力が必要です。
習近平は、その最低限度の実力すら備えていないんです。
この点は韓国のパク・クネ大統領と同じです。
そんなわけだから、オバマ大統領と同じ失敗をする可能性が極めて高いのです。

この点については、ぜひとも忘れないようにして下さいませ。
あまり必要以上に習近平との距離を近づけ過ぎますと、
習近平と一緒に地獄の底へ落っこちる事になります。お気を付け下さいませ。



・・・まっ。私如きが言わずどもねぇ。
こんな事はアメリカ。トランプさんは百も承知でしょうけどね。いやはや^^;

それでは本日はこれで失礼させて頂きます。皆々様。おやすみなさいませ^^

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