さて。前回は中朝両国が和解した。と言う話でした。
うん、まあ、そうだろうなぁ。と思いますねぇ。
本来であれば中朝両国の対立で、もう少しガタガタするところでしたけど。
アメリカが動き出した事で中国と北朝鮮が和解。
厳密には北朝鮮側が中国側に幾分か配慮する。と言う形で和解した。
・・・と言うのが私の個人的な見解で御座います。
うん。当たらずとも遠からず。くらいにはね。
それくらいには、なっているんじゃないかなぁ。と思います。ナハハハ^^;
それで、です。
やはり次に問題とするべきは、アメリカの動きについてです。
いやぁ~。私もね。あれから色々と考えていたんです^^;
果たして今ここでアメリカが動く理由って何だろうか?・・・です。
と言うわけで、それが本日の話題で御座います。
それでは参りましょう^^
それで、まず最初に話題にしなければならない事があるんです。
アメリカが今月中にでも北朝鮮を攻撃する。・・・と言うような噂。
そのような物凄い噂が飛び交っているわけなんです。うん^^;
「先に行われた米韓合同軍事演習が、そのまま実際の攻撃に直結するかも」
・・・と言うような話すらあるくらいでして。
私としてもビックリすると同時に、ある意味では納得出来る話なんです。
このブログでも既に書いておりますように。
先にあった金正男の暗殺事件と言うのは、中朝両国の対立によるものです。
非人道的な事件ではありますが、決して無差別なテロ事件などではありません。
ですので、本来であれば当事者同士。
中国と北朝鮮のそれぞれが話し合って、決着をつけるべき事件なのであって、
わざわざ私達日本やアメリカが介入する必要ない問題です。
それでもアメリカが動いたわけです。
動くだけの理由があった。と言う事であり、それが北朝鮮への攻撃であれば。
なるほど。アメリカが動くほどの理由だなぁ。・・・と私も思いました。
しかし、です。
そう考えますと幾分か不可解な部分も出てくるんです。
北朝鮮に限らず今のアメリカ。トランプ政権が他国を攻撃する。と想定した場合。
その場合には極めて緻密な計画と膨大な準備を前提として実行されるはずだ。・・・と、
そのように考えられるからです。
そもそもの話としてもトランプ政権の第一のテーマと言うのは。
これは紛れもなく『アメリカファースト』です。
アメリカの国益が最大になる国家戦略を構築する。それがトランプさんの目的です。
それで、これを前提として他国を攻撃する。戦争をする。と考えた場合。
必然的な話として、その軍事戦略は短期的かつ決定的なものになるはずです。
無駄にダラダラと長期的に。惰性的に続ける。などと言うのは御法度。
トランプ政権においては絶対に許されない事でもあります。
なぜならば、それはアメリカの国益に反するからです。
そして、これは朝鮮半島。北朝鮮においても例外ではありません。
短期的で決定的なものにする。となれば、まさしく一撃必殺であるべきです。
一撃で北朝鮮を打倒し、朝鮮半島の全域を解放し。
アジア地域の平和と安定を確実に強化する事。そのような目に見える結果を出す事。
それこそがトランプ政権が目指しているものである・・・と私は考えています。
となると、です。
これを前提に今の状況。つまりは、金正男の暗殺事件を理由とした攻撃。
極めて唐突に発生した事件を理由に北朝鮮を攻撃する。と言うのは・・・。
これは見逃す事の出来ないくらいには・・・大きな違和感があるかと思います。
そんな突発的な理由で攻撃しても、決定的な結果が出るとは限りません。
そして、決定的な結果を出せなければ、無駄にアメリカの国力を浪費しただけ。
アメリカの国益に反する行為だとして、アメリカ国民に判断されて。
トランプ政権の支持率が低下する。と言う事態にもなりかねません。
これは今のトランプ政権において許されない事です。
だから、金正男の暗殺事件を理由として北朝鮮を攻撃する。と言うのは。
これは私にとっては納得し難い論理で御座います。
あまりにも浅慮であり、無計画で無分別な行動であると思います。
いやまあ、もちろんね^^;
既に事前の準備を完璧にした上で、後はキッカケを待っていた状態だった。と、
そんな場合であれば私も納得出来るんです。
そこまで計画的にトランプ政権が事前の準備をしていたのならば、
この点については私の違和感など杞憂であった。と言う事になると思います。
でも、そうだとしても・・・まだ別の点で違和感を感じるんです。
それは中朝両国の和解について、です。
アメリカが、本気の本気で北朝鮮を攻撃する意思があったのだとすれば。
必ずや中朝両国の対立を利用するはずです。
中国と北朝鮮が対立している。習近平と金正恩が対立している。と言う状況は、
北朝鮮への攻撃を計画するアメリカにとっては、極めて好都合であるはずです。
つまるところ。
中国。習近平と協力して北朝鮮。金正恩を攻撃する事が出来るからです。
北朝鮮を攻撃する場合において、一番のネックになるのは間違いなく中国です。
中国の対応次第で、北朝鮮への攻撃が成功するか否か。
また、攻撃した後の事後処理についても成功するか否か。
それらの成否が中国の態度一つで大きく変わります。
もしも北朝鮮を攻撃するのであれば、ぜひともに中国を味方にしておきたい。
少なくとも、中立の立場である事を中国に確約させておきたい。
・・・と考えるのが、軍事戦略においては当然の判断で御座います。
ですので、中国と北朝鮮が和解する前に。
その前の段階においてアメリカは中国と密約を交わした上で。
北朝鮮を攻撃するのが、軍事戦略上におけるセオリーであるはずなんです。
ですが、中国と北朝鮮は和解してしまった。
それどころかアメリカが動いたがゆえに、中朝両国は和解してしまったんです。
・・・うん。まったくもって筋の通らない話なので御座います。
と言うわけで。
軍事的な側面から考えると、昨今のアメリカの言動と言うのは。
北朝鮮を攻撃する事とは異なる意図がある。と考えないと説明出来ないんです。
うん。まあ、そうですね。
どこの誰が考えても、これと同じような事を考えるんじゃないかな。と思います。
繰り返しますが、せっかく中朝両国が対立してくれていたんです。
アメリカに本気で北朝鮮を攻撃する意図があるのだとすれば、
この状況を利用しない手はありません。
しかし、アメリカは利用するどころか。その状況を自らの手で潰してしまった。
対米戦略において中朝両国が協力する。と言う状況を復活させてしまったんです。
さてはて。こうなってくると、本当にアメリカが北朝鮮を攻撃するのか。
少なくとも、今この段階において攻撃するのか。少々怪しくなってきます。
・・・まあ、あくまでも私個人の意見ですけれども。
もっと別の目的がアメリカにはあるのではないか。と思わずにはいられないんです。
それで、ですねぇ。
たぶん。それは・・・うーん。いや、どうしようかな^^;
重ねて申し上げますが、これは私個人の意見です。
単なるチンピラの。一般人の意見です^^;
だから、私如きにアメリカの思惑なんてわかるはずもないんですけど・・・。
それを百も承知の上で、あえて言わせて頂きますとね。
たぶんですが、アメリカの目的は韓国だろう。と私は思うんです。
まっ。いいや^^;
これはまた次回の話とさせて下さいませ。いやはや^^;
それでは本日もまた失礼致しました。皆々様。おやすみなさいませ^^
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