政治 ブログランキングへ さらさらの部屋 今のアメリカと良好な関係を維持するのは、難しい。 忍者ブログ
20 . April
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06 . April
うん。見事ですね^^
今回に話題とするのは産経さんで書かれていた桜井よしこさんの論評です。
http://www.sankei.com/politics/news/150406/plt1504060006-n1.html


私個人と致しましては、この人は凄いなぁ。と思っておりましたが。
やっぱり改めて拝見しましても凄いですよね^^;

この論評では変化する世界情勢。
それに合わせてアメリカと、どのように付き合っていくべきなのか。
これからの関係性をどのようにしていくべきなのか。
・・・と言う点を中心に語られているのですけれども。
うん。まさしくコレで御座いますね^^;
私もまた、ここで指摘されている事で悩んでおりました。

「今のアメリカと、どのように付き合っていけば良いのか」

これは今の日本において少しでも政治を考えた時。
避けては通る事の出来ない最重要課題である。とも言えるだろうと思います。
なぜ今この段階で、これほどまでに根本的な事を改めて考えなければならないのか。
それは桜井よしこさん自身が述べられておりますように。
アメリカによる立て続けの失策が最大の原因であるからです。

んー。まあ、桜井よしこさんの論評ではね。
色々と配慮を重ねられているようで、その部分の説明は最小限のものになっていますが。
しかし、私如き一般的な知識しか持たない人間であろうとも。
今日までアメリカが行ってきた失策と言うは・・・少々目に余るものがあります。

私は、本来ならば親米派の立場だったりしますので。
本当を言えば桜井よしこさん以上にアメリカに対して配慮を行い。
また、アメリカを擁護しなければならない立場でもあるんですけれど。
・・・そんな私ですら、今のアメリカを擁護する事は出来ません。
あまりにも今のアメリカと言うのはレベルが低過ぎます。

ちなみに。
どの程度までレベルが低いのか?と言いますと・・・。
従来からの『世界の超大国』と言う圧倒的な地位を失う程度には。
今のアメリカ政府。オバマ政権と言うのは極めてレベルが低いのです。
うん。そうですね。
今の流れのまま物事が進んでいくのであるならば。
冗談じゃなくて。本当に超大国の地位から転落するほどに、今のアメリカのレベルは低い。

ですので、そんな斜陽とも呼べる世界の超大国と従来の関係を維持する事は。
果たして本当に日本の国益になるのだろうか?・・・と、
そんな根本的な部分について、私は割りと本気で悩んでいたりします。


このように私が悩むキッカケとなったのは、欧米諸国が実行する対ロ制裁です。
この対ロ制裁と言うのは・・・詳しく説明すると話が長くなるんですが。
とにもかくにも。
まったくもって信じられないほどの愚策で、下策。大悪手だと私は考えています。
本当に・・・今の世界情勢から判断すれば考えられない暴挙暴論です。

それでまあ、それだけなら他人事だ。と切り捨てる事も出来ますが。
あろう事か。アメリカは私達日本にも対ロ制裁への参加を強要してきました。
これがもう致命的なほどに日本の国益を阻害する事になったんです。
うん・・・今しがた私は親米派の立場だ。と書きましたが。
この時に限っては。私は自分の立場を忘れて激烈にアメリカを批判致しました。

当時の日本は、日ロ関係を改善させようとしていた最中であり。
それは対中戦略。対中包囲網の一つとして実行していた事でもありました。
つまり、事実上の日本の安全保障戦略の一環でもあったんです。

ええ。これは至極単純な話としてね。
今まさに目の前の脅威となっている中国への対応を万全なものとするために。
日ロ関係を改善させ、事前にロシアの脅威を打ち消し。
日米同盟の抑止力を中国のみに集中させて、アジアの平和と安定を守る。・・・と、
そのように極めて遠大かつ。重大な安全保障戦略でもあったんです。
短期的な視野だけではない。
中長期的な視野による非常に計算された上での日本の国家戦略だったのです。
・・・それをアメリカが自分達の身勝手な都合でブチ壊してしまった。

無理やり日本の国家戦略を捻じ曲げさせて。
日米同盟の抑止力を中国とロシアの二つに分散させる。と言う愚策を行ってしまった。
結果的に日米同盟の意味と価値が著しく低下する事になってしまったんです。
うん。そうですとも。
このような無残極まる結果を見ればわかりますように。
今のアメリカは対ロ制裁を優先させるためにアジア戦略を後回しにした挙句。
その全ての後始末。尻拭いを私達日本にさせている状態なんです。

これを・・・違う。などとアメリカには言わせません。
実際問題として、今の私達日本は中国とロシアの両方を敵勢力としております。
ええ。アメリカが対ロ制裁を継続し続ける限り。
日米同盟のある私達日本もまた、ロシアへの制裁行動を継続しているわけですから。
そして、中国一国を相手にすら日米同盟の発動を躊躇しているアメリカが。
中ロ両国を相手に日米同盟を発動させるのを、躊躇しないはずがありません。
これだけ状況が揃っていれば、誰がどう見たところで。
私達日本がアメリカのアジア戦略の不手際の尻拭いをしている。と、
そのように表現したとしても、間違いではないだろう。と私は思います。


でまあ、このような状況に陥っている私達日本において。
今回に桜井よしこさんが指摘なされている問題。
中国のアジア・インフラ銀行(AIIB)の問題が提示されるわけです。

当初の段階でアメリカは厳しく批判し、否定する立場を見せておりました。
世界各国に対して、この中国のインフラ銀行に参加しないよう警告を発するほどに。
徹底した態度を見せておりました。
しかし、状況が変化するに従ってアメリカの態度は変わっていきます。
まずイギリスが参加を表明しました。その後にフランス。ドイツ。イタリアと。
欧州各国はこぞってアメリカの警告を無視して参加を表明。
これにつられる形で世界各国も中国のインフラ銀行への参加を表明してしまい。
最終的には40カ国を超える参加国が集まってしまいました。
この事実に対してアメリカは反対の姿勢から軟化。
国際的な孤立を避けるために間接的に。外部から影響を与える。との発言に変化していき。
部分的な連携を示唆する発言などが見られるようになった挙句。
最終的にはルー財務大臣の「歓迎する」との発言まで飛び出してくる始末。
終始一貫してアメリカと共に反対を表明してきた私達日本は、
ものの見事に面子を潰されてしまった。と言う事になってしまいました。

・・・まっ。何が言いたいのか?と言いますと。
あまりにもアメリカのアジア戦略はお粗末極まりないものだ。と、
そのように表現する以外には無い。と言う事で御座います。
うん。そうですね。
もうテキトーに決めている。と言ってもよろしいかもしれませんね。
私達日本に共同歩調を求めておきながら、
その日本をあっさり見捨てるかのようにアメリカが譲歩の姿勢を明確にする。
・・・これは一体どういう事でしょうね?
今のアメリカと言うのは、私達日本の事をバカにでもしているのでしょうか?

これほどまでに不誠実極まりない言動を見せられて、
それでなおアメリカと協力していく。と決断する事が。
果たして私達日本にとって、どれほどまでに難しい事になっているのか。
自分達の無責任な言動について、アメリカ政府中枢の方々には。
ぜひともに。少しでも良いので自覚して頂きたいところで御座います。


・・・まっ。本心を言いますと、これでもまだ言葉を濁しております^^;
本当はもっと苛烈に。激烈に批判したところですけれど。
まあ、私も一応は親米派で御座いますし。
この辺りでアメリカに配慮致しまして、やめておくと致しましょう^^;


それでは本日もまた失礼致しました。皆々様。おやすみなさいませ^^

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