政治 ブログランキングへ さらさらの部屋 現在の問題をアメリカだけで解決させるのは・・・無理があるかも。 忍者ブログ
19 . April
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05 . April
あら。もうこんな時間でしたか。
ちょっと文章を考えるのに、時間をかけ過ぎましたね^^;

それでは本日は、前回の続きで御座いますね。
イランの核協議。そして、イスラエルに関連する話題で。
今回は日経さんの記事をテーマとさせて頂きましょう^^

しかし・・・なるほど。昨日のうちにイスラエルに対する言及があったわけですか。
んー。ちょっとタイミングが合いませんでしたね。ナハハハ^^;
でもまあ、そりゃあそうか。当然と言えば当然ですものねぇ。


さてさて。そうなると前回の話と言うのは。
私の単なる推測が混じった話ではなくて、明確な事実として受け止めて。
話を次に進める必要があります。それでは参りましょう^^

まず最初に確認と致しましては、この日経さんの記事でも書かれておりますように。
イスラエルは今回のイランとの合意に対する条件と致しまして。
アメリカがイスラエルを最優先として扱う事。
イスラエルの安全保障。平和と安定を守る事を確約し。
それによってイスラエルが今回の合意を了承したわけで御座います。

ですので、前回に書きましたように。
今後のアメリカ軍の行動は、相当の部分で制限されたものになる。と、
そのように考えてほぼ間違いは無いでしょう。
うーん。具体的なことを指摘するのならば・・・。
イエメンで発生している混乱の長期化が半ば確定した。と考えてもよろしいでしょうね。
もちろんイエメンだけではありません。
中東地域における大部分の紛争においても同じ事が指摘出来るはずです。
ええ。明確にイスラエルに対する脅威とならない限りは、
もうアメリカ軍は満足に行動する事は出来ないでしょう。
これはアメリカにとって、何とも綱渡りな状況だ。と言えるでしょうね。

んー。どんなに楽観的に考えたとしても。
イランとの最終合意までの六月までにおいて。
何らかの中東情勢の変化が発生してしまった場合は。
まず間違いなく欧米諸国だけでは対応し切れない・・・かもしれません。

最悪の可能性を考えるのならば、
イエメンでの混乱がサウジアラビアにまで飛び火する場合です。
サウジアラビアこそ現在の中東情勢の要です。
なので、ここでの混乱が発生してしまえば中東全域まで混乱が拡大するのに。
それほど時間を必要とはしないはずです。・・・もう誰に求められません。
欧米諸国としても、早期の解決を諦めて傍観する事になってしまうでしょうね。
・・・かなり危うい状況で御座います。


それから・・・うーん。さらに指摘するのならばね。
今回のイランとの核協議における合意。その大前提となる部分が揺らいでいるんです。
これを果たして気づいている方々と言うのは、何人程度いるでしょうか。
いや、これは別に難しい話ではありません^^;

至極単純な話として。
今回のイランとの核協議における合意と言うのは、あくまでも。
中東地域における欧米諸国主導の安全保障体制が存在している事が、大前提です。
そうですね。
この点こそが今回の核協議における合意での、一番弱い部分であると言えます。

今しがた書きましたように。
現状の中東情勢で要。中核となるのはサウジアラビアではありますけれど。
でも、本来の有様を考えるのであればね。
中東地域におけるアメリカを中心とした欧米諸国主導の安全保障体制。
これこそが最も中核とならなければならないものです。
ええ。実際に従来の中東地域での平和と安定とは。
まさしくコレによって維持されてきたのです。

しかし、近年において。この安全保障体制と言うのは明確に揺らいでおります。
・・・いや、揺らいでいる。と言うのは、かなり控えめな表現ですね。
はっきり言いますと、半分くらい消滅した状態にあります。
ええ。そう考えないと「イスラム国」などと言う勢力の台頭を説明出来ないからです。

このような状況となった最初のキッカケは、アメリカの前政権による『イラク戦争』であり、
トドメを指したのが今の政権による『シリアに対する軍事介入の撤回』です。
この二つの出来事により。
従来より中東地域に存在していたアメリカを中心とした安全保障体制が、
アメリカ自身の手によって否定されてしまったんです。
・・・これらの詳細については、いずれまた改めて書きますけれど。
ともかく。
今現在の中東地域には従来の安全保障。
アメリカを中心とした安全保障体制と言うのは、まともに機能しない状態にあります。


とまあ、このような背景がありますので。
従来の安全保障体制を基盤とした今回のイランとの核協議における合意と言うのは。
極めて不安定であり、極めて大きな不安要素を抱えた不完全なものである。と、
そのように判断する以外には無いのです。
もちろん。アメリカ軍は今も昔も変わらず世界最強ですので。
アメリカの軍事面における圧力は未だ明確に存在するものではありますが・・・。
しかし、今の中東地域では、これ一つだけで平和が成立する状況ではないんです。

それに何よりも。
この状況に加えまして、今回に話題とした内容が非常に重いのです。
既に申し上げましたが、アメリカはイスラエルを最優先とするために。
それ以外の分野での行動。
イスラエル以外を目的とした行動が著しく制限されている状態であり。
それは同時にアメリカの軍事面における圧力。その効果が限定されている事でもある。
・・・世界最強の軍隊を持っていようとも、戦えなければ宝の持ち腐れです。


うん・・・実に悩ましい状況で御座います。
考えれば考えるほどに、現状が悪い事がわかってしまいます。
えーと。私個人の意見としましては。
もういい加減にアメリカは、自分達だけで全ての問題を解決出来る。と、
そのような考えは改められた方がよろしいだろうなぁ。と思ってしまいます。


それでは本日はこれで失礼させて頂きます。皆々様。おやすみなさいませ^^

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