政治 ブログランキングへ さらさらの部屋 対ロ制裁から見た現在の世界情勢についての話です。 忍者ブログ
07 . July
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12 . November
はぁ~。やれやれ。
ちょっと予定外の出来事があって、遅れてしまいました^^;


と言うわけで。
前回ではアメリカ大統領選でトランプさんが勝利した事による影響。
その中でも一番早い段階で、一番大きな変化になるだろう話。
対ロ制裁の撤回による米ロ関係の改善と、
それに伴う今後のロシアの動きについての話題をさせて頂きました。

うん。まあ、そのような事になるのではないかな。と言うのがね。
私の個人的な予想で御座います^^;


それで、ですねぇ。
この対ロ制裁と言うのは、これからの事を考えると相当に重要な話題になるので。
トランプさんの話よりも、こっちを優先したいと思います。うん^^;
あの、私も安全保障を司る立場ですので。
この対ロ制裁が終わる事による変化。それに伴う世界情勢。世界秩序。
ひいては世界平和に極めて大きな変化が発生するだろうと私は確信しております。
それでは参りましょう^^


まず改めて対ロ制裁についての話をさせて頂きますとね。
この対ロ制裁と言うのは、確かにオバマ政権が画策した事なんですけれども。
でも、オバマ大統領が画策した事では無いんです。
うん。この点については明確に断言するところで御座います。
オバマ大統領は、むしろ対ロ制裁について極めて消極的な立場だったんです。
それもそのはず。
オバマ大統領はウクライナ以前に発生したシリアの問題で断言しているんです。

「アメリカは世界の警察では無い」

この発言と比較すると対ロ制裁と言うのは、まったく正反対の動きになるんです。
もう完全に矛盾した暴走状態です^^;
なぜならば、対ロ制裁と言う行為そのものが。
アメリカが世界の警察である事を前提としなければ成立しない話だからです。
つまり、オバマ大統領の意向を無視して、どこかのバカが実行した事なんです。
それが現在の国務長官であるジョン・ケリーその人です。

この人はオバマ大統領の頭を完全に飛び越えて、対ロ制裁をゴリ押しした張本人です。
ぶっちゃけ。世界情勢を不安定化させ、世界秩序をぶち壊し、
世界平和の全てを破滅させようとしてしまった元凶。
・・・いやまあ、当人に悪意はなかったのだろう。と私も信じたいですけれども。
しかしながら。
この無分別極まる軽率な言動により、世界全体がムチャクチャになったのは事実です。

私が前回の話題で、一発くらい殴ってやろう。などと書いた理由がコレです^^;


いや、だってさ^^;
対ロ制裁によって何かしらのプラスが発生した事など、
今現在に至るまで何一つとして存在しないのですからねぇ^^;
ウクライナは混乱し続ける、中東も混乱し続けるし。難民は発生し続けるし。
その難民問題でヨーロッパはドエライ事になるし。
中東地域の安全保障体制が半ば消滅してイスラエルは大激怒するし。
対ロ制裁に日本までが巻き込まれた事で、対中包囲網からロシアが離脱するし。
結果的に中国が暴れ回って、アジアまでが混乱するし。

・・・もう最悪です^^;

対ロ制裁によるプラスが何か一つでもあるならば、私に教えてくれ。です^^;
ちなみに。
オバマ政権が外交面で失敗続きだ。と言われた原因も対ロ制裁にあると思います。
まっ。こんなバカ丸出しの愚かな事を続けていたら。
そりゃあ世界中の、どこのどんな外交も上手くいくわけがありませんもん^^;


でまあ、さすがにね。
いくらなんでもアメリカとしても、さすがにヤバイと思ったのか。
対ロ制裁の段階的な縮小と、米ロ関係の改善を目指して動いていたんです。
その証明の一つが、私達日本とロシアの関係改善。
日ロ関係の改善と強化をアメリカが容認した事を見ればわかるかと思います。
ですから、前回にも書きましたけれども。
仮にヒラリーさんが勝利した場合でも、対ロ制裁は段階的に緩和されるはずでした。
ただ。
今回の大統領選で勝利したのはトランプさんになりますので、
かなり思い切った形での対ロ制裁の撤回が行われる事になる。と私は考えています。


前回でも書きましたがオバマ大統領の、アメリカは世界の警察では無い。との発言を。
トランプさんは、より積極的かつ強い形で実行しようとするからです。

「アメリカは世界の警察では無いし、そもそもアメリカと無関係の国家。
ウクライナのためだけにアメリカの国力を膨大に浪費してまで。
ロシアと対立しなければならない理由など無いはずだ」

・・・と、必ずやトランプさんならば主張するはずです。
確認しますがウクライナはNATOでもなければ、EUでもありません。
ここでアメリカが手を引いたとしても、誰からも文句を言われる筋合いは無いわけです。
そもそもの話としても。
アメリカのメンツに固執する一部のバカの悪あがきがあったがために^^;
既に決着が出ている勝負を、対ロ制裁と言う理不尽な言動で引き延ばしていただけです。
ウクライナ。ひいては、その延長線上にある中東地域などにつきましても。
そんな陳腐な理由でアメリカの国力を浪費する事を、トランプさんは許さないでしょう。


んー。今後の中東地域においては、おそらくトランプさんはロシアと協力して。
その上で新しい安全保障体制を構築する。と言う極めて妥当な方法を選ぶと思います。
既に中東地域ではイスラエルがアメリカを見限るように独自の外交を展開しており、
イスラエル。トルコ。ロシア。そして、シリアのアサド政権などが連携を見せています。
これらの勢力と敵対するか。それとも協力するかによって中東情勢は大きく変わります。
そして、従来のアメリカ。オバマ政権と言うのは敵対していたんです。
・・・終わらないんです。そんな事ではね。

いや、わかるんですよ?^^;
シリアのアサド政権が生物兵器を使った以上。あんな連中との和解などありえない。
そんな風に考えるのは十分にわかるんです。
わかるんですけれど・・・今のまま敵対していては、絶対に中東地域は安定しません。

うん。そもそもの話としてもね。
ロシアと対立しながら中東地域を安定させようとするって、そんなのムリです^^;
そんな不可能な事をオバマ政権と言うか。ケリー国務長官はやろうとしていたわけで。
だから、今のままでは何をやろうと絶対に中東地域の安定化など出来ませんし。
それ以前にケリーさん自身が半ば諦めていたようだったので・・・。
私としても中東地域を安定化させる事は不可能だ。と諦めていたんです。
ですが、子飼の大統領選によりトランプさんが勝利した事で。
あるいは、中東地域が安定化する兆しが出てくるかもしれないなぁ。・・・と、
そのように私は期待していたりします^^


また、私達日本。ひいてはアジア情勢においてもロシアと対立する事よりも。
ロシアと協力する事で中国をけん制する。と言う点を重要視するはずです。
・・・うん。その方が安上がりだからです^^;
これは私達日本としても中国だけに集中したいので、歓迎するべき事だと思います。
まっ。より根本的な点を指摘すればね。
これからの日本とロシアと言うのは、相互に協力する以外にはありませんからね。
日本もロシアも、お互いに対立している余裕が無い。との共通点があります^^;

うん。そうなんです。
ロシアは無論の事。私達日本にとっても対ロ制裁と言うのは、
本当の本当に。冗談でも何でも無くて害悪以外の何物でも無かったわけです^^;
そもそも、なんで地球の裏側にあるような、日本と全く関係ない国家のために。
対ロ制裁などのために日ロ関係を犠牲にしなければならないのか。
まったくもって理解不能で御座いましたからね^^;

それに何よりも日ロ関係が悪化してしまったら。
アメリカだって日米同盟によりロシアを警戒しなければならないわけであって。
それだけ余計な国力を浪費するわけですし、それをトランプさんが見逃すはずが無い。


とまあ、そんなこんながありまして。
対ロ制裁の撤回。それも迅速な撤回と言うのは、確定事項だと私は思います。

・・・って言うか。この点でトランプさんが譲歩しちゃったらねぇ^^;
はっきり言いまして、トランプさんは何もする気が無い。と判断するしかありません。
ですから、まず間違いなくトランプさんが最初に着手する事と言うのは。
対ロ制裁の撤回と米ロ関係の改善。
ウクライナから手を引く事と、中東戦略の全面的な見直し・・・になるかと思います。


うん。こんな感じになるんじゃないかなぁ。と私は考えております。いやはや^^;
それでは本日はこれで失礼させて頂きます。皆々様。おやすみなさいませ^^

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