政治 ブログランキングへ さらさらの部屋 大英帝国の栄華。イギリスの実力に関する話です。 忍者ブログ
19 . April
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02 . June
さて。本日は、ちょっと外に目を向けましてイギリスの話です。
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO87582180S5A600C1000000/

でまあ、これは日経さんが取り上げていたフィナンシャルタイムズの記事なんですけど。
うん。・・・これは非常に重大な事が書かれていると思いますね。
あくまでも個人的な見解として聞いて欲しいのですが、
イギリスに対する最大の特長。評価するべき点を軍事力である。と、
そのように私は判断していたので御座います。

それで、その中でもイギリスの軍事力。安全保障戦略については。
私は従来より非常に大きなものであって、イギリスが先進国たる最大の理由。
かつての大英帝国の栄華を示すものである。と個人的に判断しているくらいです^^;
ええ。そうですね。
世界通貨の中でドルやユーロ。私達日本の『円』などに匹敵するほどの価値。
国際的な基軸通貨。決済通貨の一つとしてイギリスのポンドが存在する最大の理由と、
そのように表現しても過言ではないくらいで御座います。


で。

今回に取り上げましたフィナンシャルタイムズの記事としては。
今現在のイギリス首相であるキャメロン首相が軍事費を削減しようとしている。
・・・と言う事になるわけですけれど。
私もフィナンシャルタイムズと同じ意見で御座います。
今のイギリスで軍事費が削減され続けていけば、間違いなく先進国から脱落するでしょう。
先進国の中にイギリスを含める理由がなくなりますからね。
もちろんイギリスのポンドの価値も著しく下がると思います。


あの・・・私もこんな事を言いたくは無いんですけど。
今のイギリスってね。ちょっと色々な意味で弱いんです。
EUに残るか離脱するかで、国論が二分されていたり。とか。
その流れでEUに加盟していながらも、共通通貨であるユーロを使用しない。と、
そんな中途半端な態度を見せておりますし。
イギリス政府が実行してきた経済戦略についても・・・あんまり成功していないんです。

ほら。先頃にスコットランドの独立を問う選挙などが行われたりしましたでしょう?
あれはスコットランドが独立を本気で考えるくらいには。
イギリスの情勢が悪化し、不安定化している。と言う事実が背景にあったからなんです。
・・・ちなみに。
万が一にもスコットランドが独立したら、文句無くイギリスは先進国から脱落していました。
なかなかにイギリスも崖っぷちの状況なんです^^;


ですから、そのような事もありまして。
軍事費を削減して、何とか財源を確保しよう。とキャメロン首相は考えたのでしょうけど。
今のイギリスの状況を考慮した上で軍事費を削減した場合。
それはそのままイギリスの安全保障戦略を直撃して、ひいては国際的なイギリスの地位。
先進国としての地位を失う事になるのは確実だろう。と私は思います。
うん。そうですね。
フィナンシャルタイムズが相当の危機感を持って、このような記事を書くのも当然です。

んー。さらに悪材料を指摘させて頂くのならば。
イギリスって・・・中国のAIIBに参加しちゃったでしょう?
アメリカの警告を無視して。アメリカを裏切って参加をゴリ押ししちゃったでしょう?
あの一件で米英同盟それ自体にも、少なからず亀裂が走っております。
そんな状況で軍事費を削減し、安全保障戦略を縮小させ。
イギリスの国際的な地位と影響力まで低下させる事になってしまえば。
完全完璧に米英同盟の意味と価値は、今よりさらに小さいものになってしまう事でしょう。



あの・・・他国の人間。それも世界の反対側にいるような人間が偉そうに言うのもね。
物凄く生意気で、出過ぎたマネをしている。とは私も思うんですけれども。
でも、この場合においてはフィナンシャルタイムズの主張は正しいと思います。
今のイギリスの最大の長所。他国が認めるセールスポイントと言うのは。
軍事力であり安全保障戦略である。と私は個人的に考えております。

そんなわけだから・・・出来る事ならばね。
この点でイギリスの国際的な地位と影響力を拡大させて欲しかったんです。
そうすればEU。ヨーロッパでイギリスが盟主となるのも夢ではなかったと思います。
しかしながら。
昨今の歴代の英国首相と言うのは軍事。安全保障に関しまして。
正しい認識を持たれてはいなかったようにも、私には思われるので御座います。


今のヨーロッパは少なくとも三つの戦場を抱えております。
一つは中東。一つはアフリカ。そして、最後の一つが東欧でありロシアです。
ドイツのメルケル首相は優秀な人物かもしれませんけれど、
残念ながら軍事。安全保障についてはド素人も同然です。

だから、もしイギリスが率先して問題解決に動いていたとすれば・・・。
イギリスを中心にヨーロッパが動いていたとしても、不思議な話じゃないと私は思います。
なぜかと言いますと。
今のヨーロッパと言うのは安全保障について他人事と考えているからです。

うん。誰もがみんな。自国の安全保障しか考えていないんです。
自分達の国家さえ良ければ、それで良い。と本気で考えているんです。
・・・だから、ギリシャショックを防げなかったんですよねぇ。
ユーロと言う共通通貨を使用していながら、ギリシャの危険性を見抜けなかった。って。
失礼ですけれど、怠慢にも程があると思います^^;
だって。
経済が苦手な私ですら、チラホラとギリシャの危険性は聞こえていたくらいですからね。
それで知らなかった。予想出来ませんでした。って、もう全然ダメダメです^^;


ヨーロッパ全体。EU全体の安全保障戦略と言うものを誰も考えていないんです。
そして、経済も問題ですけれど。それ以上に軍事は酷い状態だと思います。
・・・なので、ここでイギリスがリーダーシップを発揮していれば。
今とはまったく違った状況になっていた事でしょう。
うん。アメリカを裏切って中国のAIIBへの参加などしなくても良かったはずです。

まっ。繰り返しますが私は経済が苦手ですのでね^^;
イギリスの経済政策の是非については、意見を述べる事は出来ませんけれど。
それでも軍事費を削減する事については、十分に議論を行った上で。
極めて慎重に実行なされるべきだと思います。
イギリスと言う国家の意味と価値が問われる事になる。と思いますから。


それでは本日はこれで失礼致します。皆々様。おやすみなさいませ^^

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