政治 ブログランキングへ さらさらの部屋 ドイツの対ロ制裁に関する安全保障の話です。 忍者ブログ
20 . May
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01 . December
さて。前回はEU最大の利益保持者にして、EU最大の守護者たるドイツが。
誰よりも率先して難民問題によりEUを破綻させようとしている。
・・・と言う話で御座いましたね。

いやまあ、地球の反対側で起こっている事でもありますのでね^^;
細かい事までは正確ではないかもしれませんけれども。
大雑把に言えば、そうだろうなぁ。と言うのが私の個人的な感想です。


んー。前回にも書きましたけど、今のドイツって本当に昔の日本。
バブル期の日本に酷似しているんですよねぇ。
EU。ヨーロッパ連合の盟主としての地位。ドイツを中心としたEU経済圏。
それを可能とするユーロと言う極めて都合の良い共通通貨。
これらを背景としたヨーロッパ全体。ひいては世界全体に対する影響力。発言力。
まさしくドイツは、この世の春を謳歌している状態だと思います。
しかしながら。
あまりにも経済優先。お金儲けばっかりを続けて、それ以外がまったく見えていない。
何が正しくて何が間違っているのかもわからない。
当然ながら明確な安全保障戦略。国家の指針となるものも存在しない。
それくらいに今のドイツと言うのは、完全に迷走状態にあるだろうかと思います。

だから、今のドイツにおける安全保障は半ば放置された状態にあります。
・・・冗談でも何でも無くて、本当に国家的な危機なんですけれども。
なぜかドイツ政府。メルケル首相は対処しようとしないんですよねぇ。


とまあ、そんなわけで。
今回はドイツの安全保障の現状についての話で御座います^^;
前回にも書きましたが、最近のドイツ政府。メルケル首相と言うのは失敗ばっかりで。
結果として無駄にドイツと言うのは敵を作り続けている状態なんです。
・・・まあ、当人達が気づいているのかどうかはわかりませんけどね^^;
それでは参りましょう^^

でまあ、現在のドイツの安全保障におきまして。
最も重大な問題と言うのは、前回から話題としている難民問題です。
もうこれ以外に考えられないくらい極めて重要かつ危機的なものであって。
本当の本当に洒落にならない大問題です。
ただ。
ドイツの問題がコレだけか?と言うと・・・そうでもないんです^^;

難民問題が桁違いの大問題であるために、他の問題が隠れがちになっていますが。
これ以外についてもドイツの安全保障と言うのは、
相当に大きな問題があって、しかも幾つも同時に抱えている状況だったりします。
その最たるものが『対ロ制裁』です。


このブログでも既に話題としておりますように。
私達日本にも重大な悪影響を与えた対ロ制裁ではありますが。
ドイツも例外ではなくて、明確に対ロ制裁の悪影響があったりするんです。
と言いますのもね。
ドイツは、目と鼻の先に全ての原因とも言うべきウクライナがあります。

現在のウクライナは、欧米諸国が大部分を支配している。と言う状況にありますが。
先のアメリカ大統領選でトランプさんが勝利した事により。
近い将来。確実にウクライナの親米派。親欧派は徹底的に排除され、
完全にロシアの支配下に置かれる事が予想されております。

ええ。現在のウクライナ政府が消滅するのも秒読み段階だと表現しても良いでしょう。
なぜならば、この点について国際社会の大多数が黙認するだろうからです。
特に日米英の三カ国は、ロシアとの関係を考慮して黙認するはずですので。
ウクライナがロシア陣営に戻る事は、ほぼ不可避の状況になっています。


うーん・・・まあ、これは私個人の妄想じみた予想なのですが^^;
このように国際社会が黙認するとなればね。
意外と平和的な流れでウクライナは政権交代するかもしれません。

まっ。私も赤の他人の立場ですので、確固たる事は言えませんし^^;
一部の方々は容赦なく断罪されるでしょうけど。
それでも今後のロシアの国際社会における評価。立場を考えると、
あの程度の配慮をロシア政府が行う可能性もあるだろう。と私は思うわけです^^


とまあ、その話は今は置いておくと致しまして。
本題に戻りますと、このようにウクライナが欧米諸国。アメリカ陣営から離れて。
再びロシアの支配下になるわけですが・・・。
この影響と言うのはウクライナ一国だけでは絶対に終わらないでしょう。
うん。まず間違いなく東欧諸国全体に物凄い影響を与えると思います。

あの、ドイツの方々。ドイツ政府。メルケル首相はイマイチ自覚していないんですが。
この東欧地域における安全保障体制の変化。東欧地域の不安定化と言うのは。
ドイツの安全保障を直撃するものです。
それでまあ、ウクライナから欧米諸国の勢力が排除される事に対して。
東欧諸国は欧米諸国。現状の秩序に対する不信感を確実に高める事になります。


それでまあ、何度も書いておりますように。
現在の東欧諸国はドイツから経済支援を条件として。
難民の受け入れを強要されている。と言う状況があります。
なので、難民問題での不信感に加えて、さらにウクライナの問題で不信感を高めるわけです。
この点に関してドイツの方々は予想しておられるでしょうか?
あるいは、東欧諸国が怒りを爆発させてしまう可能性が・・・あるかもしれません。
このように難民問題のみならず。対ロ制裁においてもドイツは危機的な状況なんです。


いやまあ、自国の安全保障も満足に考えていない方々に対して。
東欧地域全体の安全保障を考えろ。と言うのも酷な話なのかもしれませんが^^;
しかしながら、それを実行するのがドイツ政府。メルケル首相の責任でもあります。
と言うわけで。
実を言いますと難民問題のみならず。対ロ制裁についても警告されていたんです。


ただ当時の私は、メルケル首相が優秀だ。と思っていたので・・・。
誰よりも率先してドイツが動くだろう。などと考えて暢気にしていました^^;
んー。ウクライナからは手を引け。対ロ制裁などバカげている。と、
そんな風な事を言ってギャーギャー騒いでおりましたけど^^;
それでもね。
さすがに誰かが止めるだろう。とも思っておりましたし。
その筆頭がドイツであり、メルケル首相だろうなぁ。と期待していたんです。
繰り返しますが、東欧地域の不安定化はドイツの安全保障を直撃するからです。

ところが、です。
いつまでたってもドイツは動かず。動いたと思ったら対ロ制裁の支持を主張する。
そんな事を言いだしたものですから、私も頭を抱えました。
もうダメだこりゃあ。・・・です^^;

ウクライナで問題が発生したら、何をどうしようとも東欧全体が不安定化する。
となれば、間違いなくドイツの安全保障に悪影響が及ぶのは明白です。
また、それ以上に重要な話として。
当時の状況を考えれば、アメリカとロシアの関係悪化。
米ロ両国が対立する事だけは、何としてでも阻止しなければならなかったんです。
ええ。その理由は、ひとえに難民問題に対処するため。です。


あの・・・今現在の中東地域。中東情勢を見て頂いてもわかるかもしれませんが。
ウクライナの問題が発生した段階で、中東地域の安全保障体制。
アメリカを中心とした従来の秩序と言うのは、半ば崩壊している状態でした。
この状況を打開して、中東地域を再び安定化させるためには。
アメリカとロシアの両国が協力する以外に方法は無かったんです。
それゆえに。
万が一にもウクライナの問題でアメリカとロシアが対立してしまえば。
その瞬間に中東地域を安定化させる手段が消滅します。
それはつまり、中東地域が混乱し続けて新たな難民が発生し続けるわけであり。
当然ながら、発生した難民は続々とヨーロッパへと流れ込む事が確定し。
中東地域が安定しないために、難民を帰還させる事も出来ない・・・わけです。

そんなわけだから、メルケル首相が優秀であるのあらば。
是が非でもウクライナの問題を早期に鎮静化させ、米ロ両国の対立を回避し。
あらゆる手段を用いて対ロ制裁なるバカげあ事を阻止するだろう。
・・・などと考えていた私の予想が全て外れたわけです。うん^^;


とまあ、そんなこんながありまして。
今のドイツ政府。メルケル首相と言うのはウクライナの問題。
東欧情勢における安全保障体制への対応。ドイツの安全保障への認識。
また、対ロ制裁に伴う米ロ両国の関係悪化に関する悪影響についての分析。
ひいては、中東情勢の安定化が遅延する事による難民問題の今以上の深刻化。
これら全ての問題に不備があるんです。

・・・いや、もちろんね^^;
ドイツ政府。メルケル首相が何もやらなかった。とは私も言いません。
状況打開のために動いていた事。努力していた事については認めます。
認めますけど、あまりにも対応が後手に回っていますし。その時の周囲の状況。
世界情勢と言うものを見ていないんです。
なので結論としては、実力不足である。と表現するしかないだろう。と私は思います。
まったくもって現状認識が甘過ぎて、あまりにも危機感が無さ過ぎます。

それにさ。
ウクライナ。対ロ制裁。東欧情勢の安定化が難しかったとしても。
難民受け入れの即時停止については、十分に可能だったはずなんですからね。
確かにアメリカの無分別な対ロ制裁が、ヨーロッパの難民問題を深刻化させた。
これは事実です。
ですが、その事実を前にしてもなお、適切な対応を見せる事も無く。
未だにダラダラと難民を受け入れ続けている現状。その現状への言い訳にはなりません。


さて。ドイツの方々。
新しいアメリカ大統領にトランプさんが就任する事によって。
対ロ制裁と言う世界を混乱させてきた嵐が過ぎ去る事。
それも予想よりも相当に早い段階で過ぎ去る事が確定したわけです。
アメリカとロシアの関係は改善されます。
私達日本とロシアの関係も改善されます。
ついでに言えば、たぶんイギリスとロシアの関係も改善される事でしょう。
ええ。あの大英帝国がEUを離脱しながら、ロシアと関係改善をしないわけがありません。


と言うわけで・・・取り残されてはいませんか?
ドイツ。フランス。スウェーデン。ポーランド。この辺りが厳しいでしょうか?
今まで味方になって応援してくれたはずの国が、気が付いたらいなくなっていた。
単独でロシアと向き合う事になっていた。・・・なんて事になったら大変です。
もう少し積極的にロシアとの関係改善を行った方がよろしいかと思います。

まあ、完全に出遅れて後発組になるわけですけれど。何もしないよりはマシですから。


一応確認しておきますが。
国際社会の秩序。世界全体の秩序が変わろうとしております。
今この時における行動によって、今後の命運が左右される事になるでしょう。
ぜひとも後悔なされないような選択。決断をなされた方がよろしいかと思います。

・・・自分達の状況を冷静に。慎重に確認してくださいませ。
難民を助けている余裕。赤の他人を助けている余裕はありますか?
私も安全保障を司る立場ですので、一応の警告はしておきます。


とは言いましてもね。
さすがに私としても、何度も言い続けて疲れましたのでね^^;
もうそろそろ警告したり。心配するのもやめようかと思います。
所詮。私は他国の人間であり、赤の他人と言う立場でしかないのですからねぇ。


それでは本日はこれで失礼させて頂きます。皆々様。おやすみなさいませ^^

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