政治 ブログランキングへ さらさらの部屋 ヨーロッパの難民問題を解決させるためには。 忍者ブログ
05 . May
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14 . January
いやぁ~。前回は中途半端になってしまって失礼致しました^^;

・・・うん。少し反省しております。
前回にも書きましたけれど、ちょっと先走って軽率な事を書いてしまいました。
仮に私の予想が当たっているのだとしても、もう少し配慮するべきでした。
でも、このままでは・・・うーん。なんとも悩ましいところで御座います^^;
ただ一つ言うべき事があるとすれば。
ドイツと言う国家は、極めて厳しい状況にある。と言う事です。


・・・いや、もちろんね^^;
最初に言っておきますが、ドイツが一番悪いわけではありませんし。
特にドイツ国民に至っては完全な無実です。その点は間違いありません。
間違いないんですけれど・・・この世界は不条理です。
どこかのバカがやらかした失敗。不始末がドイツに押し付けられたんです。
うーん。そうですねぇ。
言うなれば難民に関する一切合切が不良債権化してしまった。・・・と、
そのように表現出来るかもしれませんね。


んー。もちろん難民を受け入れるメリット。利点と言うのはあると思います。
しかし、その利点も大前提として、中東地域の安定化が必要不可欠です。
現実的に中東地域が安定した場合を想定しなければ、難民の利点は発生しませんし。
それどころか。逆に大きな実害が発生してしまいます。
中東地域が安定しない限り、難民の増加に歯止めがかかりません。
無尽蔵に難民が出現し続けて、その全ての負担をヨーロッパが背負う。
・・・と言うのは、最初から無理な話なんですよねぇ。

今現在にドイツが難民の受け入れ枠の縮小や、
犯罪を犯した難民の強制的な国外退去の方針を打ち出したのも。
ドイツにとって難民の受け入れが限界である事を示していますけれど。
そんな後手後手の対応をしたところで、事態が改善される事はありません。
どう考えても「焼け石に水」です。ほとんど効果を発揮する事は無いでしょう。

また、ドイツの場合は自国の難民問題に加えまして。
東欧諸国の難民問題についても、相当の責任があったりするんです。
以前にも書きましたが、難民の受け入れに消極的だった東欧諸国に対して。
経済支援を理由に無理やり難民の受け入れを強要した。と言う事実があるんです。
・・・まあ、ドイツとしても苦肉の策だったとは思うんですが。
でも、もし万が一にも。
難民問題でドイツ経済が圧迫されて約束の経済支援が滞る。なんて事になってしまったら、
ドイツに対して東欧諸国が大激怒する事は間違いありません。
そうなれば受け入れた難民をドイツに押し付ける。なんて事も十分に考えられます。
この点を考慮しても、他のヨーロッパ諸国よりもドイツの状況は厳しいんです。



あの・・・やっぱりね。
メルケル首相やドイツ政府。他にも積極的に難民を受け入れたヨーロッパ各国と言うのは、
一つ極めて大きな誤算をしていたんです。
つまるところ。
中東地域が安定しない。と言う可能性をまったく想定していなかったんです。
オバマ政権の安全保障戦略が失敗して、無尽蔵に難民が発生して大変な事になる。
・・・と言う事を想像していなかったのが、現在の状況を引き起こした最大の原因です。
いや、本当にね。この点が極めて致命的でしたよねぇ。


ともかく。
今のメルケル首相。ドイツ政府としては難民対策に具体的な解決の道筋をつけて。
ドイツ国民全体に対して難民問題が解決する。と言う事を説明する義務があります。
そして、そのためには今以上に難民を増やさない事こそが急務なのであって。
一刻も早く全力で中東地域の安定化。
・・・少なくても、シリアの安定化だけでも実現させる必要があります。
どんな手段を使ってでも、国家戦略の最優先として実行するべきであると私は思います。

うん・・・今のままでは確実にドイツと言う国家は難民問題一つで傾きます。
物凄い政変が起こってメルケル首相を筆頭に、大多数の政治家は失脚して。
信じられないくらいに。
それこそナチスと酷似するような極右勢力がドイツに台頭してしまいます。
そうなってからでは全てが遅いのです。

時間は決まっております。
ぶっちゃけ。ドイツが傾くまで秒読み段階だと言ってもよろしいくらいです。
そんな切迫した状況だと言うのに、未だに安全保障戦略の立て直しを行おうとしないは。
本当に・・・どういう事なんでしょうね?
メルケル首相。ドイツ政府が何を考えているのか。私にもわかりません。



これは・・・例えば、の話ですけれどね。

直接シリアに軍隊を派遣して、問答無用で安全地帯を構築しながら。
そこに難民を送り返す。と言う手段も無いわけではありません。
・・・まあ、それでも帰りたがる難民は少ないでしょうけれど^^;
でも、難民の帰還事業を実際に行って結果を出している。との言い訳は出来るはずです。
難民の受け入れ枠を縮小云々などと言い訳をするよりは、よっぽど説得力はあります。

無論。海外に軍隊を派遣して軍事行動をするわけですからね。
莫大な負担を背負う事になるのは間違いありませんけど。
それでもナチスみたいな極右勢力が台頭するよりは、遥かにマシであるはずです。

んー。さらに踏み込んだ意見を述べるのならば。
難民の対応をめぐってヨーロッパ各国で分離独立の動きが加速化する可能性や、
もっと単純にヨーロッパの人々と難民の対立が激化してしまって凄惨な事件。
最悪の場合。
難民に対する虐殺事件が発生する可能性だってあるんです。
もしそんな事になったら、血で血を洗うような恐るべき戦争がヨーロッパで勃発します。

・・・そんな未来になるよりは相当にマシであるはずです。
極右勢力の無分別な主張に負けないためにも、今ここで全力を尽くすべきだと思います。


それで、仮にドイツが率先してシリアに軍隊を出して。
難民問題の根本的な解決を目指すとすれば。
他の難民問題で悩んでいるヨーロッパ各国も動くはずです。
ヨーロッパの連合軍として行動すれば、より成功する可能性も上がるでしょう。
・・・まっ。それでも負担は小さくないでしょうけどね^^;
でも、それでも難民問題が今以上に悪化して、ヨーロッパで戦争が起きるよりはマシです。

もちろん。これらを実行するには一つの前提条件として。
対ロ制裁の撤回と、ロシアとの和解が不可欠です。
そうしないとシリアを舞台にヨーロッパとロシアが激突する事になりかねません。
万が一にも、そんな事になったら難民問題などと言っていられなくなりますからね。

まさしく。
今こそヨーロッパ各国の政治的決断が必要とされている時である。と私は思います。



とまあ、こんな感じで切り上げておきましょうか。いやはや^^;

それで・・・んー。まあ、ちょっと蛇足になるんですけれども。
私個人の予想と致しましては、遅くても昨年のうちには対ロ制裁は撤回されて。
ヨーロッパとロシアの和解は実現するものだと思っていたんです。
それ以外に難民問題を解決させる手段が無いからです。うん^^;

だって。アメリカに任せていても解決しないでしょう?
少なくても、新しいアメリカ大統領が選出されて、新しい政権が樹立されるまでは。
アメリカは中東地域に対して今以上の具体的な行動を行う事は出来ませんし。
それゆえに難民問題が解決される可能性もまた皆無です。

アメリカの新しい政権が樹立されるまで。
ヨーロッパ各国は悪化し続ける難民問題を我慢する事が出来ますか?
我慢出来る。と言うのなら私としても、もう何も言いませんけれども。
我慢出来ないのならば、今すぐにでも行動するべきだと思います。


ナチスの台頭。ホロコーストの再現。ヨーロッパ全土が火の海になるような壮絶な戦争。

・・・そのような未来を回避したい。と言うのならば、全力を尽くすべきで御座います。



うん。私は、この話を書きたかったのです^^
いやいや、まったく。まだまだ私も未熟で御座いますね。いやはや^^;


それでは本日はここまでにしておきましょう。皆々様。おやすみなさいませ^^

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