政治 ブログランキングへ さらさらの部屋 世界の話~ロシア 忍者ブログ
04 . July
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

09 . April
むっ!?・・・また、凄いニュースが流れてきましたね。

これまた日経さんの記事なんですけれど。
ギリシャが対ロ制裁について反対とまで明言したようです。
この背景には、ロシアに対する資金援助などの期待も含まれていますが。
やはり一番の理由を考えますと。
ドイツなどのEU各国がギリシャ政府に求める緊縮などの財政政策への反発であり。
対ロ制裁を利用してEU側に譲歩を求める思惑だ。と考えるのが妥当でしょうね。

実際問題と致しましても、今現在に実行されている対ロ制裁と言うのは。
膨大な負担と労力を必要とする割には。・・・さしたる成果が存在しておりません
ですので、対ロ制裁に対して不平不満を感じる国家。勢力は少なくないのです。
その中の一つにギリシャも含まれておりますので、
ギリシャの財政再建の事情を差し引いても、対ロ制裁に反対と言うのは本心でしょう。

・・・ぶっちゃけますと。
対ロ制裁に不平不満を感じる国家の中には、私達日本も含まれております。
私達日本にとって対ロ制裁と言うのは、何一つ日本の国益がプラスにならないどころか。
極めて重大かつ甚大な損失。明確なマイナスが発生しております。
正直な感想としては、今すぐにでも対ロ制裁をやめるべきだと私は思っております。


まあ、それはともかく。
ここでギリシャが提示した対ロ制裁と言う問題。争点につきましては。
極めて重大でありEU各国は絶対に無視する事は出来ないはずです。
・・・ええ。昨今のドイツに対して戦後賠償を求める。などと言う屁理屈とは。
確実に次元の違う問題。争点であると考えるべきですね。
今のままの流れでいけば、対ロ制裁の是非をめぐって。
非常に高い確率でEU内部での意見は真っ二つに分かれてしまう事でしょう。

これを防ぐためには、EUは改めて対ロ制裁の正当性について。
また、それを実行する場合での明確な成果について説明する責任がありますし。
それが出来ないのであれば。
段階的な対ロ制裁の縮小を発表しなければならなくなるでしょうね。
・・・まっ。そうなったら主導権は完全にロシア側に移りますので。
なし崩し的に対ロ制裁の全てが形骸化する事になってしまう。・・・でしょうけど。
でも、それも仕方ない事です。繰り返しになりますけれど。
対ロ制裁には、実行する負担と労力に見合うだけの成果。利益がありません。
そうである以上。
対ロ制裁それ自体が破綻する事は、まったくもって必然的な事だと私は思います。



さて。ここで失礼しまして、少しばかり話題を変えさせて下さいませ^^;
この話の中で一つの疑問が出てきます。
なぜにロシアは、今になってこれほど活発な動きを見せてきたのか?
・・・そのように考えた場合。理由は一つしかありません。
至極単純に。アメリカの身動きが取れなくなったからです。

先に行われたイランとの核協議に関する合意において。
アメリカはイスラエルと交渉し、イスラエルの安全保障を最優先とする。と、
そのような密約が交わされたはずです。
・・・うん。これ以外にイスラエルを納得させる手段がありませんからね。

そんなわけで、これにより中東地域周辺に存在するアメリカ軍の全ての軍事戦略は。
イスラエルを中心に構築される事となりました。
・・・ええ。間違ってもウクライナに軍隊を派遣する事は出来ません。
ウクライナに軍隊を派遣するくらいなら、イスラエルに軍隊を派遣しろ。と、
凄まじいまでの圧力がアメリカ政府。オバマ政権に仕掛けられるはずだからです。
だから、絶対に出来ない。
今後の軍事支援などについても極めて最小限。言い訳程度の支援しか出来ません。
もちろん。これはウクライナのみならず。スウェーデンなどの北欧諸国。
ポーランドなどの東欧諸国などについても例外ではありません。

未だ辛うじてアメリカは対ロ制裁を維持しておりますが。
それ以外の部分においてアメリカは東欧地域から手を引いた。と、
そのように考えても間違いではないだろう。と私は個人的に考えております。
・・・はっきり言いまして。
アメリカは対ロ制裁すらも、そう遠くない未来において維持出来なくなると思います。
今のアメリカには、そんな無駄な余裕など無いからです。

で。

ロシア政府。プーチン大統領は、このようなアメリカの現状を正確に把握し。
完全にアメリカの身動きが止まったところで、活発に動き出した。と、
そのように考えるのが妥当だろう。と私は思っております。
東南アジアの国々と経済協力を合意したと宣言したり。
ベトナムに至っては水面下で行われていたの軍事協力を表面化させたり。
今回に話題としたギリシャやキプロスなどの南欧諸国。
ハンガリー。チェコ。スロバキアなどの東欧諸国との関係改善。関係強化。
これらは極めて秘密裏に計画。準備されてきたものだと思われますね。
そして、手札を次々にオープンにする事で、ロシアは主導権を掌握しようとしている。
・・・うん。出来るでしょうね。今のロシアならば。


あの・・・こう言ってはアレですけれど。
今のロシアは、文字通りに欧米諸国との格の違いを見せ付けております。
絶対に対ロ制裁が行き詰る事。アメリカが手詰まりになって身動きが止まる事。
それらを完全完璧に予測し切った上での、今現時のロシアの行動です。
一体どの段階から予測していたのでしょう?
・・・底知れぬ。とはこういう事を言うのでしょうね。
やはりプーチン大統領の政治センス。外交手腕はハンパじゃありません。本当にさ^^;


それでは、本日はこれで失礼致します。皆々様。おやすみなさいませ^^

拍手[3回]

PR
01 . April

さて。それでは本日の話を始めましょう^^
本日は、産経さんのニュースでロシアの話題で御座います。
http://www.sankei.com/premium/news/150401/prm1504010004-n2.html


この産経さんの記事と言うのは。
ロシアのプーチン大統領が、昨年のウクライナ政変において。
核使用の準備を発言した事に対するロシアのメディアの論評が書かれています。

まあ、簡単に言ってしまえば。
所詮は「はったり」であって、そんなに気にする事じゃない。
・・・と言うものですね。


うん。まず最初に率直な感想としては。
私達日本では考えられないくらいの暢気さですよね^^;
もう。どんだけ楽観的なんでしょう?・・・私もビックリしてしまいます。
一国の国家元首。それもロシアほどの大国が核兵器の使用に言及していながら。

「西側諸国に対する誇大、かつ壮大なはったりだ」

「プーチン氏は、ウクライナではなく、
核大国(米国)を脅かしていると暗示してみせたのだ。
当然、核戦争への実際の準備などは行われていない」

・・・とまあ、こんな感じの論評がロシアのメディアで出ているなんて。
まっ。普通に考えても、信じられないほど論点のズレた論評だと思います。
うん。正直な話。
このような論評を、私はダメダメだと思っております^^;

うーん。あの・・・普通に。常識的に考えましてね。
ここで論じるべき論点。最も重要な部分と言うのは。
核兵器の使用がはったりかどうか。ウソかホントか。と言う事ではなくて。
(↑まっ。もちろんそれはそれで重要だと思いますけれど^^;)
プーチン大統領が核兵器にまで言及するほどに。
極めて危機的な状態だった。と言う事だと私は思うわけなのです。
うん。そうじゃないかなぁ?


それに、そもそもの話と致しましてもね。
このような論評。プーチン大統領の核兵器使用と言うのが、
「はったり」だと言う意見が出てくる事。それ自体は私にもわかります。
ロシア。プーチン大統領に対する牽制の意味がありますし。
決して無駄な事ではない。と私も思うんですけれど・・・。
でも、それをロシア国民が言うのって・・・なんだかおかしくありません?^^;
これが仮にアメリカ。イギリス。フランスとかドイツだったらね。
それならまだ理解出来るんですけれど。
ロシア国民でありながら、プーチン大統領の核兵器に言及した事。
それを「はったり」だと言うのは、これはちょっと考えられない事です。
だって。
それはつまり。ロシア国民自らが、ロシアが保有する核兵器の抑止力。軍事力。
国際的な影響力。ロシアの国力それ自体を否定する言動になってしまいますもん。
ロシアと言う国家。国民。国益の事を考えるのならば。
こんな発言が出てくるわけが無いはずなんです。うん。

そんなわけなので、私としましては。
この産経さんのニュースのような論評を行うロシアのメディアがあるのならば。
それは、よっぽどロシアの国益について軽視しているメディアじゃないかなぁ。と、
そのように私には思われてならないんです。


んー。まあ、そりゃあね^^;
核兵器なんて物騒なものが無い方が良いに決まっていますし。
それを否定する発言と言うのは、決して悪い事だとは思いません。
でも、その結果として自国の国益に損失を与えるとなれば。
それは本末転倒だと思うんですよねぇ。
だから、そう言う点を考えますと。
日本の左翼メディア。朝日新聞などと同類の方々かもなぁ。・・・と、
そんなように私には感じられたのでした。

でまあ、それで・・・ちょっとだけ話は変わるんですけれど。
これは、私個人の意見ではありますが
今回に話題としましたウクライナ政変。
この一件でロシアだけが悪い。と言う風潮が国際社会にあるみたいですけれど。
これについては、私は絶対に反対の立場で御座います。
ですので、ロシアが全て譲歩すれば直ぐにでも解決する。
・・・などと言う主張。意見については、断固として反対させて頂く所存です。


いや、これは別にさ^^;
これは別にロシアに肩入れしているわけではなくて。
至極単純な話として、私なりに日本の国益を考えた上での事です^^
ウクライナの問題の全てをロシアが譲歩する事で解決させたとしても。
それは決して日本の国益にはならないと私は思っているんです。

んー。その理由は色々あるんですけれど・・・まっ。一番わかりやすい理由としては。
世界の反対側の出来事を理由に、ロシアと対立してしまう。
日ロ関係が悪化してしまう。と言うのは。
これはどう考えても日本の国益にならないと思うんです。そうは思いませんか?^^;

私達日本は、ただでさえ中国や韓国。北朝鮮と言った筋金入りの問題児国家。
そんな連中の問題を抱えていると言うのに。
ここに新しくロシアを加えるだなんて、もう冗談じゃありませんもんね^^;
なので、ウクライナで何が起こっているにしましても。
それを理由に日本がロシアと対立する。だなんて、絶対に私は容認する事が出来ません。
断じて反対。断固反対の立場で御座いますっ!


・・・とまあ、一人で勝手に熱くなってしまったわけですが^^;
こんな感じで話を進めて参りたいと思います。

それでは本日もまた失礼致しました。皆々様。おやすみなさいませ^^

拍手[3回]

プロフィール
HN:
ササラド
性別:
非公開
P R

ルワンダ中央銀行総裁日記 (中公新書)

新品価格
¥1,037から
(2015/1/27 23:02時点)

昭和史 1926-1945 (平凡社ライブラリー)

新品価格
¥972から
(2015/1/27 23:12時点)

コレキヨの恋文

新品価格
¥1,728から
(2015/1/27 23:15時点)

Powered by NINJA BLOG  Designed by PLP
忍者ブログ / [PR]