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20 . May
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17 . December
おはようございます^^

と言うわけで、ちょっと早過ぎますが朝から失礼致します。
やれやれ。やはり12月の年末ともなりますと、色々と忙しくなりますねぇ^^;


それでまあ、前回はトランプさんと台湾。
そして、その先にある中国の話題だったわけですけれども。
この話題につきましては、詳しくは後日改めて書かせて頂くと致しまして・・・。
それよりも優先するべきは、昨日に行われた日ロ首脳会談です。
今回は、それを話題にしたいと思います。それでは参りましょう^^

まずは、こちらをご覧下さいませ。
http://www.sankei.com/economy/news/161216/ecn1612160039-n1.html

こちらは産経さんの記事で、日ロ首脳会談に関する内容が書かれています。
それで内容としては、日本はロシアに譲歩したが、ロシアは日本に譲歩しなかった。
これでは日本国内で批判が出てくるかもしれないぞ。
ちゃんと日本の協力をロシア国民に伝えて、領土交渉に繋げるべきだ。
・・・と言うものです。

うん。至極道理な意見で御座いますね^^
日本の経済協力が無償の支援。ボランティアだとロシアに思われないように。
そのようにしていくのは、とても大切な事だと思います。
・・・ただ。
私個人の意見ですと今回の日ロ首脳会談については、また違った見方があるんです。


それで、ですねぇ。
私の意見を書く前に一つ謝っておく事が御座います^^;
と言うのも、このブログでも以前に書いたと思うんですけれど。
今回の日ロ首脳会談でロシア側が譲歩するだろう。と私は予測しました。
・・・うん。そうです。ものの見事に大ハズレだったわけです^^;
ごめんまさい。大変に失礼致しました。

いやまあ、もちろんね^^;
ロシアが譲歩する理由がある。と思えばこそ、私もこんな事を予想したのであり。
この理由が、ある意味で日本の最大の成果となるんじゃないか。とも思うんです。


でまあ、それが何か?と言いますとね。
一言で言ってしまえば、今回の日ロ首脳会談が、ロシア側の一方的な勝利だ。
・・・と言う見解があるとすれば、それは間違いです。
ええ。明らかな間違いです。
むしろ逆です。今回の日ロ首脳会談では、ロシアは外交的に敗北したんです。

んー。あの、ですねぇ。
中国と韓国ばかりを見ていると、勘違いしてしまう人もいるかもしれませんが。

「自分は譲歩も配慮もせず。相手から一方的に譲歩を引き出す事が外交的な勝利だ」

・・・と言う判断は極めて浅慮であり早計なのであり。
それこそが外交的な勝利だ。と思ったら大間違いで御座います。うん^^;
と言いますのも、国家間の外交関係って、ずーっと続くわけです。
つまり、いかに長期的な見通しをつけて一つ一つ積み重ねていくのが外交なんです。
そう考えるのならば、今回の日ロ首脳会談の結果と言うのは。
今後の日ロ関係を考えると、明確に優劣が決したとも言えるわけです。

いや、だってさ^^;

私達日本が半ば一方的にロシアに対して経済協力をするんですよ?
だとすれば、その経済協力の主導権は全て私達日本側にある。と言う事です。
うん。当たり前の事ですよね?
そりゃあロシア経済における意思決定は、ロシア政府にあるでしょうけれど。
でも、実際に支援するのは私達日本なわけですからねぇ。
つまるところ。
今後の日ロ関係では、ロシアは私達日本に頭が上がらなくなった。・・・って事です。


蛇足かもしれませんが、一応確認しておきますとね。
今のロシア経済と言うのは、対ロ制裁によって相当に大きなダメージを受けています。
まあ、文字通りの「火の車」の状態である。と表現出来るでしょう。
なので、日本による経済協力は喉から手が出るほど欲しいのだろうと思います。
でもね。
それはロシアの事情なのであって、私達日本の事情ではないんです。

日ロ関係の改善と言う目的では、日ロ両国の共通認識ですけれど。
日ロ関係における経済協力では、日ロ両国の共通認識である・・・とは限りません。
別に私達日本としては、無理をしてまでロシアと経済協力をする理由が無いんです。

・・・ええ。領土問題でも進展しなかったわけですからね。
途中で何らかの理由で経済協力が停滞してしまったとしても、
それは、もう仕方の無い事で御座います。


無論。私達日本としても善処するところではありますけれども。
なにしろ今回の日ロ首脳会談では、日本側だけが一方的に負担と言うか。
国内世論からの反発を受ける。と言うリスクを背負っているわけですからねぇ。
それに対してロシア側は、何一つリスクを背負っていない。
いや、それどころか一切譲歩もせず、日本からの経済協力を引き出したとして。
随分と外交的な成果を誇っておられるようではありませんか。
ロシアの方々。
あえて申し上げますけれども、この差は非常に大きいわけなんです。
・・・まあ、何が言いたいのか?と言いますとね。

私達日本はリスクの多くを負担している。
つまり、すべての決定権はあなた方でなく、我々にある。と言う事です。


うん。今後の日ロ関係って、こんな感じになったわけです^^;
もう何をどうしようとも、日ロ関係では私達日本が主導権を握る事になります。
ロシアは、常に私達日本の御機嫌伺をしなければならない立場になったんです。
失礼ですが、これが外交と言うもので御座います。

・・・いや、だからね^^;
てっきり私はロシアからの譲歩があるんだろうなぁ。と半ば確信していたんです。
それが何一つないどころか。経済協力だけはよろしくお願いします。とばかりに、
8項目の経済協力どころか。
68項目もの経済協力を捻じ込んできたわけでしょう?^^;
これだと今後のロシア外務省では、日本を別格扱いして対応する必要性が出てきます。

まあ、よっぽどの事が無い限り。
もうロシアが日本に対して悪さをする事は無くなるでしょうし。
基本的にロシアは日本の味方をする以外には無いでしょうねぇ。うん^^;


・・・えーと。そういう事になるわけですけれども。
ロシアの方々。今更ながら後悔はありませんね?

まさか中国や韓国みたいに、歴史認識での被害者意識を全面的に押し出して。
贖罪の名目で日本からの経済協力を無理やり引き出そう・・・とか。
そんな情けない真似をするつもりはないでしょう?^^;
ええ。そんな事をすればロシア国家。ロシア国民のメンツは丸潰れになりますものね。
ロシアは強い国家である。との誇りを持とうとするのならば。
そんな女々しい真似など死んでも出来ないはずですものねぇ・・・?

まして。
負け組確定の中国との協力を今更チラつかせて、日本を脅す。みたいな。
そんな下策を用いる事も・・・ありませんよね?
私達日本とアメリカは中国を潰します。
これに味方をする国家は一切容赦しませんし、一切の例外も認めない。
そして、だからこその68項目の経済協力なんです。
・・・せっかく用意された勝ち組の椅子を、自ら放棄するような事はやめて下さいね。

と言うわけで、なかなかに日本の平和外交もエグい。わけで御座います^^;



とまあ、こんな感じかな。

でも、それにしても今回の日ロ首脳会談では、ロシアは精彩を欠きましたねぇ。
うん。まったくもってロシアらしくありませんでした。
・・・やたらめったら遅刻が多かったのも、ちょっとねぇ。

えーと。いつだったかな?
以前の日ロ首脳会談では、プーチン大統領は遅刻をするどころか。
逆に時間よりも早くやってきて、安倍総理を待ち構えた。と言う事があったでしょう?
あれは・・・本当に私も度肝を抜かれました^^;

もう王様みたいに椅子に座っているプーチンさんに、安倍さんが慌てて駆け寄った。
・・・と言う映像がニュースで流れまして。
うわぁ。こりゃあ勝てないわぁ~。とぼやいた事を今でも鮮明に覚えております^^;

ほら。日本人って基本的に遅刻厳禁な性質がありますけれど。
それを逆手にとって、より早く会談の場所で着席している。だなんて、
これは日本側の誰もが予想していなかった事です^^;
これが外交の達人と言うものなのか。と私も心の底から感心したものです^^


でも、今回の場合は、ちょっと微妙でしたよねぇ・・・。
二時間。五十分。十五分と遅刻が続いていたみたいですけど。
んー。外交交渉の手段とも言えなくも無いですが・・・でも、なんか中途半端です。
単純に時間にルーズなだけ。と言う印象しか残りませんでしたねぇ。

何と言うか。全体的に見ると・・・ちょっと準備不足?みたいな。
そんな感じがロシア側にはありましたよねぇ。
これに加えて、半ば一方的な日本への経済協力の要請でしょう?
んー。やはりロシアらしくないなぁ。と私は思います。

対ロ制裁で困っているからこそ。
あくまでも日本との対等関係を維持しようと努力する。
絶対に。もう意地でも自分達の弱みを見せない。と、そう私は考えていたんです。
そんなわけだから・・・。
今回の首脳会談で、少なからず私のロシアに対するイメージが変わりました。


はっきり言いまして、今回のロシアは中国や韓国と同じ事をしています。
・・・まっ。泣き言や屁理屈を言わないだけ遥かにマシですけれど^^;
でも、これでは「助けてくれ」と日本に泣きついている以外に解釈のしようがない。
それくらいに今回の日ロ首脳会談では、ロシアの外交的な敗北が目立ちました。

本来のロシアであれば、断じて自分達の弱みなど見せようとはしなかったはずです。
・・・いつからロシアは、そんなに弱い国家になったのですか?
それともロシアを強国だと思っていたのは、私の勘違いだったのですか?



・・・いやまあ、この一件だけで全てを判断するのは早計ですのでね。
今回はここで切り上げますけれど。
でも、今回の日ロ首脳会談と言うのは色々な意味で、ちょっとガッカリでした。
まったくもって残念に思うところで御座います。いやはや。

それでは今回はこれで失礼させて頂きます。皆々様。本日もまた良い一日を^^

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12 . November
と言うわけで、前回は対ロ制裁が世界全体に与える悪影響について。
どれだけの迷惑を世界中にかけているのか。と言う話でしたけれども。
まあ、そりゃあね^^;
世界の警察として世界中で問題を引き起こすだけ引き起こしておきながら。
いやいや、アメリカは世界の警察では無いので問題解決の責任なんてありません。
・・・だなんて無責任な事をしてしまったらさ。
そんなの。世界中が混乱する事に決まっておりますからね^^;

それで、ですねぇ。
昨今の世界情勢は疾風怒濤の如く不安定化する根本的な原因は、
それが対ロ制裁と言うアメリカの無責任で無分別な言動にある。と言う事って、
実は安全保障に関係する大抵の人間が知っていた事と言うか。
対ロ制裁が発表された瞬間に、誰もが「ふざけるな」と思った事なんですけど。
でも、どうにもならなかったんです。
だって、アメリカがやっている事だからです^^;

いやぁ~。これはイラク戦争の時なんかもそうだったんですけどねぇ。
間違っているからやめるべきだ。と世界中の人間が主張したとしても。
結局のところ。アメリカを止められる人間なんて、世界中のどこにもいないんです^^;
なぜならば、アメリカ合衆国こそが世界の超大国だからです。
どんなに間違っていて、アメリカを含め世界中の誰もが損をする事だとしても。
アメリカが絶対にやる。と決めた事は、もう誰であれ止めようが無いんです。
そして、対ロ制裁が継続する限り中東もヨーロッパも、どちらの場合であっても。
完全完璧に火の海になってしまう事が、半ば確定しておりました。
・・・もうね。
それくらい世界の全ては対ロ制裁一つのために。恐ろしく危機的な状況だったわけです。
これは安全保障の分野にいる人間であるのならば。
誰もが私と同じ結論になるんじゃないかなぁ。と、私は思っていたりします。


とまあ、そういうわけで。
一刻も早く。出来る事ならば一秒でも早く対ロ制裁は即時撤回するべきです。
世界秩序。世界平和を考えるのならば、
どんな国家であれ対ロ制裁に対して、積極的に参加する理由など無いはずだからです。
私達日本とて、わざわざ日米同盟まで持ち出されて参加を強要されなければ。
こんなバカげた事などには、何があろうと断じて参加する事はありませんでした。
ええ。こんな罪深い事などに、どうして協力出来ると言うのでしょうね?
本当に。この対ロ制裁を好き好んで実行された方々は。
世界を滅ぼそうとする邪悪な方々だと思います。・・・恥を知るべきです。

・・・いや、ホントにさ^^;
アメリカ大統領が他ならぬオバマさんであればこそ、私も我慢していましたけど。
そうじゃなかったら、対ロ制裁が実行されてきた二年間。
私は、ずーっとアメリカの批判をしているところでしたからね。
ケリーさんはオバマさんに一生感謝するべきだと思います。うん^^;



まっ。グチっぽくなったので、この話題はここで切り上げましょう。
それで前置きが無駄に長くなってしまったので・・・うーん。そうですねぇ。
今更トランプさんの話題もアレなんで・・・本日は対ロ制裁の延長線上の話として。
日本とロシアの関係についてを話題にしたい思います。
それでは参りましょう^^

えーと。そもそもの話として日ロ関係。日本とロシアの関係と言うのは、ですねぇ。
なんとも絶妙な関係性があったりするのです^^;
前回にも書きましたが、日本とロシアには最大にして最重要の共通点があります。
それは、双方お互いに敵対している余裕が無い。と言う点で御座います。

私達日本にとっては、言わずもがな。中国の問題が最優先であり。
ひいてはアジア全体の安全保障体制を何よりも優先する必要がありますけれど。
ロシアにとっては、アジアよりも中東でありヨーロッパが優先されるんです。
と言うのも、ウクライナに欧米諸国が手を突っ込んできた時点で。
アジアにまで手を出す余裕がロシアには無くなっているからです。
そんなわけで。
日本もロシアも。どちらの場合も敵対している余裕が無いのであると共に。
後顧の憂いなく、より優先するべき問題に対処する必要があるわけで御座います。

だから、日本とロシアが関係改善。関係強化して協力する事と言うのは。
単なる友好関係を構築する。と言う次元の話ではありません。
実際は、もっと切実なんです。
日本とロシアと言う二つの国家。それぞれが生き残るためには、
双方お互いが協力する以外には無い。・・・と言う事です。
ですから、もし万が一にも。
日ロ関係が改善されず、協力関係が構築出来ないとなった場合。
その瞬間に日本もロシアも、どちらの場合も等しく国家滅亡の危機となるわけです。


一応。確認しておきますが、アメリカは世界の警察をやめました。
自国の平和と未来は自力で守る以外には無い。と言う時代に突入したんです。
これは仮に日米同盟があったのだとしても。
日本であろうとロシアであろうと、一つの国家としての立場は同じだと言う事です。
よって日ロ関係の改善と言うのは確定事項なのであり。
また、確定事項としなければならない事である。と私は考えております。



それで・・・んー。これは蛇足かもしれませんけど。
ちょっと気になる噂がありますので、それについて少しばかり書いておきますとね。
その噂と言うのは、ロシア側が日本の経済協力に対する見返り。
つまりは、北方領土の問題で何一つ譲歩する姿勢を見せないのではないか?
・・・と言うような噂が飛び交っているようなのです。

まあ、あくまでも噂の段階なので、私としても何とも言えないんですが・・・。
ですが、仮にね。この噂が真実であった場合。
損失が大きいのは日本では無くてロシアである。と言う事だけは断言しておきます。
なぜか?
ロシアと言う国家の底が知れてしまうからです。うん^^;


と言いますのも、これが事実だとするのならばね。
ロシアは都合良く日本を利用した。と言う事に他ならないんですけれども。
でも、それは裏を返せば、日本に依存している。とも表現出来るわけです。
私達日本に対して、対等の関係性を構築するだけの実力が無いために。
そんな身勝手な事を平気で実行するような弱い国家である。と証明されてしまうんです。
うん。そうですね。
そのような評価がロシアに下される事は、まず間違いないだろうと思います。
なぜかと言いますと、やっている事が中国や韓国と同じだからです^^;


さて。ここでロシアの方々には、確認のために一つ質問させて頂きます。
中国や韓国と同列。
日本と対等の関係を構築するだけの余裕も無ければ国力も無い。
一方的に経済支援を受けるだけの。そんな『施し』を受けるような国家である。と、
そのような評価をロシアは甘んじて受け入れる。と言う事で問題ありませんか?

・・・ロシアの方々は、よくよく考えられた方がよろしいかと思います。
ロシア国家。ロシア国民は自国が強い事を誇りとしておられます。
そして、そうであればこそ。
二年間もの理不尽な対ロ制裁にあってもなお、ロシアは決して屈しなかったのです。
ですから、一方的に日本からの援助。つまりは施しを受けるような状況。
また、中国や韓国などと同列に判断されるような。
自ら三流以下の弱小国家と判断されるような状況と言うのは・・・。
果たして。ロシア国民に受け入られる事なのでしょうか?

念のために申し上げておきますが、私達日本はロシアと対等の関係を望んでいます。
そのためならば可能な限りロシアに対しては、誠実な対応を心掛けている次第です。
そんな私達日本を都合よく利用して、中国や韓国のように身勝手な主張しますか?
そんな情けない事を、果たしてロシア国民は本当に容認するのでしょうか?


まっ。それでも構わない。とロシアが決断されたのならば、仕方ありません。
ロシアの決断を私達日本は最大限に尊重致します。
ただし。
このロシアの決断に対して、私達日本も多少なりに態度を改める事になるでしょう。
中国や韓国のように、極めて不誠実な態度しかロシアには見られない。となれば、
日本はロシアとの対等な協力関係。友好関係を諦める事になると思います。

ええ。私達としても非常に残念ではありますけれども。
ロシアが中国や韓国と同じ程度の弱い国家だったと判断する以外にはありません。
この判断が下された結果。そこから発生する影響につきましては。
大変申し訳ありませんが、その全てをロシアの方々には受け入れて頂く事になります。


私個人としても、ロシアは中国などと比較にならないほどの強い国家であり。
対等な相手には必ず仁義を通す真の強国である。と考えておりました。
しかしながら、それは私の『勘違い』だったようで御座います。
どうやら私は今までロシアに対して過大評価をしていたようですので、
これからはロシアと言う国家の『正しい評価』をして参りたいと思います。
いやいや、本当に大変失礼致しました。


・・・とまあ、ちょっと意地悪に書いてしまいましたけど^^;
でも、おそらくは日本のみならず。世界中が同じ判断を下しますので。
その点を考えるとロシアが何一つ譲歩も配慮もしない。と言うのは、ちょっとねぇ。
私個人としては、その可能性は低いような気がするんです。

それに何よりもロシアの外交って相当に優秀ですからね^^
日本に依存・・・もとい日本を都合よく利用して目先の利益を優先するよりも。
日本と対等の関係を構築した方が、長期的にはプラスである。と判断するはずです。

うん。私の中でのロシアと言う国家の印象と言うのは、コレになるわけです。
このような事を実行してくるからこその、恐るべき強国がロシアなんです。
目先の損得で動くだけの中国などと比較にならない本当の大国です。


それで・・・まあ、これはたぶん。と言う話ですけど。
たぶんロシアも理解していると思うんです。
アメリカが世界の警察をやめた以上は、これからの時代は経済よりも安全保障。
単純な金銭の利益よりも、確かな信頼関係こそが国益になる。・・・ってね。
うん。そうですね。
従来のロシア。従来のプーチン大統領であったのならば。
必ずや日本との対等な協力関係を望むだろう。と私は確信しています。いやはや^^


随分と長い文章になってしまって、失礼しました。
それでは本日はここまでにしておきましょう。皆々様。おやすみなさいませ^^

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11 . January
と言うわけで、前回は北朝鮮の話題だったわけですけれども。

いや、まあねぇ^^;
とにもかくにも北朝鮮。金正恩の目的がなんであるのか。
それが明確にならない事には次の一手を打つ事は難しいでしょうから。
周辺諸国と協力して北朝鮮への対策を実行しつつ。
今回の核実験が何を目的としたものであるのか。と言う点を調べるべきでしょうね。

・・・まっ。話はそれから。と言う事にしておきましょう^^



それでは本日の話題は・・・そうですねぇ。
今後の世界情勢について、改めて確認をしていきましょう。

と言うわけで、その一回目はロシアで御座います^^
まずはこちらをご覧下さいませ。
http://www.sankei.com/world/news/160110/wor1601100036-n1.html

これは産経さんの記事で、ロシアが2019年に国家基金が底をつく。と言う内容です。
うん。まあ、そのとおりだと思います^^;
今現在のロシアの状況を考えれば、この記事の内容は真実でしょう。
それで、ですねぇ。
今回の本題は、そこから先の話になるんですけれども・・・。
危機的な状況にあるロシアが、座して死を待つ。なんて事は絶対にありえません。
必ずや何らかの手段によって事態打開を目指す事は確実です。


・・・って言うか^^;
国家として「座して死を待つ」なんて事をしたら国賊。売国奴が決定しますからね。
なので祖国を売り飛ばす事でも無い限りは、本当の本当にありえないんです。
むしろ国家たる組織ならば、あらゆる手段で国難を乗り切ろうとするのは至極当然。
それが出来ない事。やらない事の方が問題で御座います。

ですから、ここまで欧米諸国がロシアを追い詰めた以上。
それ相応の反撃がロシアから仕掛けられる事くらい欧米諸国は予想して然るべきです。
つまるところ。
これから先にロシアが実行する事を「想定外だった」との言い訳は一切通用しません。
対ロ制裁を実行している以上。反撃は予想出来て当然。想定していて当たり前。
これが出来ない政治家は二流。三流である事が決定します。

まっ。政治家のみならず国家としての格付けも行われるでしょうね。
これ以上ないくらいに明確に。厳密に。
そして、冷酷なまでに容赦なく国家の格付けが行われる事も確実だと思います。
・・・事ここに至って、何の準備もしていませんでした。などと言う国家は。
三流国家である事が決定。その国家元首は国賊。売国奴として問答無用で処刑されるでしょう。
以前に私が書きましたようにドイツのメルケル首相やフランスのオランド大統領などは。
その筆頭に名前が出てくる事になる・・・かもしれませんね。
うん。今はそういう時代なので御座います。


ああ。少しばかり話はズレますが・・・。
イギリスは、とっくの昔に対ロ制裁から手を引きましたからね?
アメリカはオバマ政権が終わり次第。方針転換するはずです。
私達日本は・・・そもそも対ロ制裁には最も消極的な立場だったでしょう?^^;
だから、残るのは貴方達だけ。
オバマ政権の、半ば破綻した安全保障戦略をバカ正直に信じているのって。
今の世界では貴方達だけです。

必然的にロシアが仕掛ける反撃が直撃するのも、貴方達だけ。
貴方達以外の大多数の国々は、ロシアとの関係改善を行うはずだからです。
どこの国も自分の事だけで手一杯で、無駄にロシアと対立している余裕なんて無いんです。

そんなわけで、対ロ制裁を継続する事で得られるメリット。利益とは果たして何なのか。
それに対してデメリット。損失とは果たして何であるのか。
ちゃんと計算した上で行動なされた方がよろしいかと思います。


でまあ、その話はともかく。
本日の本題であるロシアの話題に戻りますと・・・私の個人的な見解としては。
現在の中東情勢の悪化に伴うヨーロッパへの難民流入を加速化させて、
ヨーロッパ経済。EU経済圏を破綻させる事で対ロ制裁を粉砕し。
さらに新しい経済圏の確立。旧ソ連圏のような経済圏を確立させる事によって。
力ずくでも現在の状況を打開させる。・・・と言うような予想を組み立てております。

うん。仮に私がロシアの立場であれば、絶対にそうするからです。
間違っても現在の対ロ制裁に屈する。なんて事はしません。
だって、万が一にも。
そんな事をしたらロシア連邦が崩壊してしまうからです。


えーと。以前に中東地域における従来の安全保障体制について。
色々と詳しく説明した事がありましたけれど。
当然ながら、それと同じようにロシアにも安全保障体制と言うものがあるわけです。
そして、やはり同じように安全保障体制が消滅してしまえば。
ロシア連邦と言う国家。及びそれに付随する全ての国家が連鎖的に崩壊します。

そして、ロシアにとって隣接するウクライナと言うのはロシア連邦と言う国家。
またはロシア周辺の安全保障戦略。安全保障体制にとって極めて重要であると同時に。
中核的な役割を担っているのが、ウクライナと言う国家だったりします。
ですから、そんな役割を持つウクライナに対して欧米諸国の干渉が発生して。
仮にロシアがウクライナから排除される事になってしまえば。
今までロシアが構築してきた安全保障体制が崩壊してしまう事は、間違いありません。
はっきり言ってしまえば。
今の中東地域と同じ状況がロシアとその周辺において発生してしまう事を意味します。

だから、何があろうともロシアはウクライナから手を引きませんし。
対ロ制裁に屈する。などと言う選択肢は最初の段階から、ありえないんです。
なぜならば、そんな事は自殺行為以外の何物でもないからです。



それに、これも以前に書いた事ですけど。
ロシアは自国を守る事と同じように、他国の安全保障も守っているんです。
・・・正直な事を言えば、私達日本にとってもロシアは重要です。
ええ。中国の拡大を阻止する上でロシアの存在は不可欠だからです。
このようにロシアの存在は世界秩序。世界平和にとっても物凄く重要なんです。
だから。
そこまで考えて、それでもロシアを潰すと言うのなら私も何も言いませんけど。
今のアメリカ。オバマ政権は、どう考えてもそこまで考えていません。うん^^;
何も考えずに、ただロシアを潰そうとしているだけです。
そんな事をすれば、それこそ第3次世界大戦が勃発してしまいます。

よもやノーベル平和賞を受賞した大統領の政権が、第3次世界大戦の引き金を引く。
・・・と言うのも実に皮肉な話でしょう?
ですから、本来ならばオバマ政権と言うのは、対ロ制裁は無論の事。
ウクライナにも手を出すべきでは無かったのです。



うん。この点に関する認識がオバマ政権に欠けているんですよねぇ。
ロシアが譲歩すればロシアと協力する用意がある。・・・みたいな。
そんな立場と言うか。思惑でオバマ政権は対ロ制裁を実行してきたんでしょうけど。
でも、そもそもの話として譲歩した瞬間にロシアの安全保障体制が消滅して。
ロシア連邦と言う国家それ自体が崩壊するわけだから・・・。
根本的にオバマ政権の思惑は、最初から成功するわけが無かったんです^^;

欧米諸国がウクライナに介入した挙句に、そこから手を引け。と一方的に言われて。
さらに対ロ制裁と言う強硬手段まで仕掛けられた時点で。
ロシアにとっては戦うか。それとも死ぬか。
その究極的な二者択一しかなく。それゆえに戦う以外に取るべき手段が無かったんです。
・・・こんな事を言うアメリカ陣営の人間も少数かもしれませんけど。
当たり前の話ですが、ロシアにもロシアの立場。事情。境遇と言うものがあるんです。
それを考慮した上でロシア戦略を構築しなかった時点で。
オバマ政権が失敗するだろう事は、誰の目から見ても明らかだったんです。


と言うわけで。

ロシア。プーチン大統領と言うのは、極めて悲壮な覚悟によって。
欧米諸国の無知なバカ連中と戦い続けてきたんです。
その理由は、そうしなければ自分の祖国が滅びて、同胞が互いに殺し合い。
多くの国民が難民となって世界中を彷徨う事になってしまうから・・・です。

可哀想でしょう?本当に可哀想だったんです。
対ロ制裁でロシアを潰した後の。その後のロシアをどうするのか。
一億人を超えるロシア国民をどうするのか。従来に存在してきたロシアの安全保障体制。
それに代わる新しい安全保障体制をどうやって構築していくのか。
・・・そこまでの事を考えていた欧米諸国の人間って、一人でもいたでしょうか?
誰もいなかったはずです。
だからこそ、ウクライナに介入した欧米諸国は無責任であり、対ロ制裁は暴挙なんです。



まっ。もちろんね^^;
そこまでわかっていながら、それでもロシアを助けてあげられなかった責任。
ウクライナへの介入や対ロ制裁などと言うバカ丸出しの暴挙を止められなかった責任は。
同じアメリカ陣営で、嫌々ながらも対ロ制裁にも参加した私達日本にもあるんですけど^^;
・・・でも、私達日本も結構頑張ったんですよ?
私みたいな一般人もそうですが、それ以外の方々もアメリカには何度も警告したんです。

「対ロ制裁などやめろ。絶対に勝てないし無意味だし、何より世界が混乱するからやめろ。
そんな事よりも今は、もっと他にやらなければならない事があるはずだ」

・・・ってね^^;
それでまあ、残念ながらオバマ政権には、まったく無視されてしまったわけで。
その結果が今の、このザマです。
まさしく案の定。世界情勢は急速に悪化しているわけです。ホントにね^^;



いや、これね・・・オバマ大統領は知らなかったんだと思うんですよねぇ。きっと。
ロシアにとってウクライナから手を引く事は死活問題。国家存亡にかかわる問題であって。
どれだけ対ロ制裁を続けたところでロシアが譲歩するわけがないし。
特にプーチン大統領ならば、ロシア国民のために最後の最後まで戦い続けるはずだ。と、

その点について誰一人としてオバマ大統領に教えなかったはずなんですよねぇ。
教えていたら、さすがにオバマ大統領だって止めていたはずです。
ええ。ウクライナから手を引いて、対ロ制裁などと言うバカな事はしなかったはず。
ロシアと関係改善を行って、一刻も早い中東地域の安定化を優先したはずです。

・・・本当にオバマ大統領と言うのは、側近に恵まれませんでしたよねぇ。
周りにいるのが揃いも揃ってバカばかりだったのが、オバマ大統領の不幸でした。
本当にね。オバマ大統領にしろ。プーチン大統領にしろ。
二人とも揃って可哀想な方々だった。と、そのように私には思われてなりません。



ところで
参考程度までに書いておきますと、この対ロ制裁を強力に推し進めたのが。
今のアメリカ合衆国の国務長官であり、同時にオバマ大統領の後ろ盾である民主党の重鎮。
ジョン・ケリー国務長官になります。

・・・私は、昨日の事のように鮮明に覚えております。
ウクライナの問題が発生した翌月。3月の半ば頃からです。
唐突にケリー国務長官が全世界に向けてロシアの猛烈な批判を主張した挙句。
G8からロシアを除外する。などと言いだして始まったのが、この対ロ制裁でした。

あれは・・・完全にケリー国務長官の独断だったのではないか?と私は考えています。
何しろオバマ大統領がロシアの批判をしたのは月末頃でしたからねぇ。
うん。アメリカ大統領よりも先にケリー国務長官が動いていたのは間違いありません。
それに、まるで自分こそがアメリカ大統領だ。と言わんばかりの演説でしたものねぇ。

結論として、ケリー国務長官の独断によって対ロ制裁は決断されて。
半ば暴走と言う形でオバマ大統領の頭を飛び越えて強行された。
それに引っ張られる形でオバマ大統領が追認した。
・・・と言うのが妥当なところではないか。と私は個人的に考えております。


そんなケリー国務長官のバカ丸出しで、恥も知らぬ愚かな演説を聞きながら。
私は、これから先の悲劇を思い浮かべて、呆然とする以外にはありませんでした。

「ああ。たかが東欧の一国家の内政問題が、世界規模の大問題にまで発展してしまった。
あの程度の問題を、これほどの大騒動にして一体どうやって終わらせるつもりなんだ」

・・・などと私は考えていたもので御座います。
ケリー国務長官には、ぜひとも責任を感じて頂きたいところで御座います。
今現在に世界全体が混乱して、数え切れない命が失われておりますが。
その全てのキッカケとなったのは、貴方一人の無分別な行動によるものです。


ああ。そうそう。ケリー国務長官に一つ。良い事を教えてあげましょうか?

貴方に対ロ制裁を助言。提案した人と言うのは、最初から失敗する事がわかっていたんです。
わかっていて、貴方に提案したんです。
ええ。何しろオバマ政権は軍事費を削減しようとしていましたからね。
そんな政権の安全保障戦略を成功させる・・・わけにはいかないでしょう?
貴方はハメられたんです。
見事に罠に引っかかって、オバマ政権の安全保障戦略を破綻させてしまった。
アメリカの安全保障戦略をガタガタにした挙句に、世界を混乱させてしまった。

世界の超大国。アメリカ合衆国の国務長官ともあろう者が。
どこかの誰かの手の平の上でバカみたいに踊り狂って自爆したんです。
・・・でも、結局のところ。それも全ては自業自得。
政治のイロハもわからぬ愚か者が、分不相応の地位にいるべきではなかったのです。
祖国の事を。世界の事を思うのならば、もっと早くに地位と権力を放棄するべきでしたね。



まっ。もはやそんな話は、どうでもいい事です。
今更ケリー国務長官に何かを言ったところで、世界の混乱は終わりませんし。
ここまで追いつめられたロシアが極めて過激な事をするだろう事も、止められません。
これから今まで以上の悲劇は起こります。これもまた避けられません。
もはや・・・これは仕方の無い事です。
世界最強の超大国が実行してしまったんです。誰も止められるはずがありません。
なので、覚悟を決めるしかないのです。

ほら。それに今年はまだ10日・・・今日を入れても11日しか経過していません。
それで今の、この状況です。もう何かの冗談にしか思えませんもんねぇ^^;
昨年より書いてきましたが今年は激動の時代であって。
これでもまだ序の口です。もっと。もっと酷い事が起こりますし。
それについても避けられないでしょう。きっとね。
だから、立ち向かう以外にはありません。
立ち向かって戦って、勝利しなければ日本の平和と未来は守れない。
今は、そう言う時代なので御座います。


・・・この事につきましては。
野党各党の方々にも、少しで良いので理解して頂きたいところですけどね。いやはや^^;


本日はこれで失礼させて頂きましょう。
長々と書いてしまって、ごめんなさい^^;

それでは皆々様。おやすみなさいませ^^

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03 . August
と言うわけで。
前回はロシアが担う安全保障。世界秩序に対する役割の重要性について。でした。
うん。やっぱりね^^;
この点について、ちゃんと今の国際社会は正しい認識をするべきだと思います。


さて。それでは本日の話題で御座います。
うーん。そうですね。本日はロシアの立場から見た中国について。
それを話題とさせて頂きます。それでは参りましょう^^

まず今現在のロシアが考える中国と言う国家について。ですけれど。
一応。表面的と言いましょうか。
欧米諸国に対抗する手段として中国を利用する。と言うのがロシアの基本的な方針ですね。
だから、一見しただけであれば。
ロシアと中国の関係性は良好で親密なものであるようにも見えますけれども。
しかしながら。
その反面としてロシアと中国は双方互いに牽制し合っている関係でもあります。
中ロ両国と言うのは、日米両国のような同盟関係ではなくて。
お互いに潜在的な敵勢力として認識している部分がある。と言うわけですね。

・・・まっ。今の中国政府。中国共産党の一党独裁体制に対して。
潜在的な敵勢力として認識していない国家の方が少ないでしょうけれど^^;

ともかく。そう言うわけですから、当然ながらロシアは前回に書いたような内容。
事と次第で中国がロシアに攻め込んでくる。などと言う可能性についても。
十分過ぎるほどにロシア国内で議論されておりますし。
私達日本と同じように、ロシアも中国に対して脅威を感じている事実も御座います。
ええ。ロシアでは多数の中国人が入ってくる事に対して拒否反応があるくらいですから。
ほぼ間違いないだろう。と見てよろしいと思います。


ですので、中国を脅威とする共通点を考えるならば。
ロシアとしても中国が民主化する事に対して、必ずしも反対ではないはずなんです。
民主化が行われれば、中国も不用意な軍事行動が出来なくなりますし。
その分だけ中国と言う国家に対する脅威が減り、ロシアの平和と安定は守られますから。
ただし。
ロシアと言う国家単位での安全保障を考えた場合。
対ロ制裁と言う今の状況が放置されたままに。
中国が民主化されて、その民主化された中国がそのままアメリカ陣営に組み込まれる。
・・・なんて事になるのは認められないわけなんです。

なぜなのか?と言うとね。
えーと。これは既に中国の話題でも書いた事なんですけれども・・・。
中国の次は自分達だ。とロシアが考えているからです。
ロシアが世界的に孤立した挙句。なし崩し的に。仕方なくアメリカに屈服する。
そんな状況になるくらいならば、ロシアは自国の安全保障。国益を守るために。
中国全土をウクライナのような内戦状態へと引きずり込む事を画策するはずです。
中国が内戦状態であり続ける限り。
アメリカ陣営は中国に集中する事になって、ロシアに手を出す余裕は無くなりますからね。
それで結果的にロシアが守られる。となればロシアは絶対に中国をムチャクチャにします。
ええ。今のままアメリカがロシアと対立を続けるのならば確実にそうなります。
プーチン大統領であるならば、絶対に仕掛けてくる事でしょうね。
・・・それが自分達の国家と国民。国益を守るための手段だからです。

うん。これですね^^;
これこそがロシアの強さであり恐るべきところです。
・・・本当に中国。中国共産党。習近平など足元にも及ばないと思います。
私も個人的にロシアには一目も二目も置いているんですが、本当に怖いですよね^^;



それで、このようなロシアとの対立と言うのは。
はっきり言いまして不毛です。何の利益も発生しない無意味な戦いでしかありません。
アメリカ陣営が仕掛ける対ロ制裁についても、不毛だと表現する以外にはありません。
・・・いやまあ、私も親米派の立場ですのでね^^;
あまりアメリカを批判するのは不本意であるんですけれども。
でも、アメリカが仕掛ける対ロ制裁。対ロ戦略それ自体については。
これは・・・あまりにも問題が大き過ぎる。と思わずにはいられません。


以前にも書いた事ですが、軍事費を削減する今のアメリカでは。
ロシアと対立しながら世界秩序。世界平和を守る。と言う事は出来ません。
なぜならば、アメリカの安全保障戦略は現状維持を基本方針としているからです。

たとえば中国の場合であれば。
現状維持の安全保障戦略において中国共産党の一党独裁体制を叩き潰し。
政治を民主化して経済を自由化させる。・・・と言うのは、
あくまでも中国が『自爆』する事を前提とするから実現可能な話なんです。
しかし、ロシアの場合となりますと話は違います。
なぜならば、ロシアは自爆しないからです。中国ほど脆弱ではないからです。
今のままロシアとの対立を続けた挙句に、ロシアを屈服させようとするのは。
これは明らかに現状維持を逸脱した言動です。
このロシアを本気で屈服させようとするのならば、軍事費を増加させる必要があります。

つまり、何が言いたいのか?と言いますと。
アメリカは最初から実現不可能な事を実行して、無駄に国力を浪費しているんです。
そんな無意味で無価値な事に、世界各国は付き合わされているのが今の現状です。
・・・失礼ながら、はっきりと申し上げさせて頂きますと。
もう世界各国がアメリカのロシアに対する過剰な強硬姿勢に、うんざりしています。
明確な成果。結果も得られない中で、このまま対ロ制裁を継続して何の意味があるんだ?
本当にアメリカは具体的な結果を出す事が出来るのか?・・・と、本気で考え始めています。

ヨーロッパ各国が対ロ制裁に難色を見せ始めているのは、必然的な事です。
だって。
対ロ制裁に見合うだけの利益が存在していないのに。
それに加えて対ロ制裁によるロシアとの関係悪化。経済の停滞による損失があるからです。
・・・ヨーロッパ各国のアメリカに対する不満は大きくなっております。

そして、ここに私達日本などのアジア各国が加わるんです。
対中戦略。アジア地域の安全保障戦略においてロシアとの協力関係が無ければ。
ロシアを除外したままでは、アジア地域に不完全な安全保障体制しか構築出来ませんし。
一番肝心である対中戦略においても、何らかの不備が発生してしまうかもしれません。
・・・それらのリスクを覚悟してまで対ロ制裁を継続しなければならないのか。
私達日本と致しましても、その点については非常に疑問を感じるところです。

なぜアメリカが、そこまで対ロ制裁に固執するのか。無駄に意地を張り続けるのか。
この点がアメリカの国家戦略。これからの世界戦略で足を引っ張る可能性があります。
もっと言えば、致命的で重大なミスに発展する可能性もあります。
仮に私がアメリカの政府高官であるならば。
まず間違いなく対ロ制裁を停止し、対ロ戦略を見直すべきである。と主張致します。
その理由は・・・不毛だからです。


うん。そうですね。
現在の対ロ制裁に対する結論は、これ以外には無いんじゃないか?と私は思います。
ぜひともアメリカの方々には、よくよく考えて決断して頂きたいところです。

それでは本日はこれで失礼致します。皆々様。おやすみなさいませ^^

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02 . August
さて。そんなこんながありまして^^;
前回の話題は、今現在の安保法案を憲法解釈一つで否定する方々は物凄い左翼。
極左と表現する以外には無いほどに、非常に極端な主張の方々である。
・・・と言うものでした。

んー。この流れでいきますと、次回の参院選は野党。特に民主党などは極左勢力として。
日本の安全保障に関する政策を主張する事になるわけで・・・。
まあ、さぞや苦しい選挙戦となる事でしょう。
選挙の時になって全てを覆すように、やっぱり軍事力が必要です。
・・・なんて事を言い出してしまったら。
それじゃあ。なんで先の安保法案で議論をしなかったんだ!?と、
壮絶な批判を受ける事になりますからねぇ。・・・本当に。どうするつもりなんでしょう。

まっ。無関係の私が心配したところで仕方ない話です。
ですので、この話につきましては、これで終わりとしておきましょう^^;


さて。それではアジア最後の話題。ロシアの話題で御座います。
中国の時にも書きましたが最後の最後。全ての結論を左右するのはロシアの動向であり。
ロシアの意思一つになるだろう。と私は個人的に考えております。
それでは参りましょう^^

でまあ、最初に確認としてロシアと言う国家について説明しますと・・・。
これについても中国の話題で書きましたが、ロシアは中国よりも強い国家です。
そして、元々の国土が広大であるだけに、東はアジアから西はヨーロッパに至るまで。
ユーラシア大陸のほぼ全域の安全保障に関係する極めて重要な立場にあります。
特に世界秩序。世界平和の有様が変化しようとしているような現状では。
ロシアの安全保障がどうなるのか。
それ次第で世界平和を維持出来るか。それとも第三次世界大戦へと直結するか。
それが決まると表現しても過言ではないほどに。
・・・ある意味では、国際社会においてアメリカよりも重要な国家になりつつあります。


私は、常々この点に対する国際社会の認識が低過ぎる。と思っておりました。
その背景には第一の原因として。
欧米諸国がロシアを過小評価している事が原因だったりするんですけど・・・。
まあ、それは今は置いておきましょう。

ともかく。
世界秩序に対するアメリカの影響力が小さくなる事に反比例して、
ロシアの影響力が大きくなり、その役割が重要になってくる事は必然です。
えーと。これは私個人の意見ではありますけれど。
ロシアを無視してアジア地域の安全保障体制。アジアの平和を維持する事は不可能です。
これもまた中国の話題で書いた事ですが、万が一にもロシアを敵に回してしまった場合。
本当の本当に中国が今のウクライナのような有様になって、泥沼の内戦状態に突入します
ぶっちゃけ。
これを防ぐだけの力は今のアメリカ陣営にはありません。
ですので、このような未来を阻止するためには。
ロシアとの関係を改善して協力関係を構築した上で、対中戦略を考慮する事です。
・・・これ以外にアジアの平和を維持する事は出来ないのです。


また、別の見方をするのならば。
単純な話として、ロシアが無くなってもらっても困るわけです^^;
うん。あのね。
これについても、ぜひとも勘違いしないて頂きたいんですけれど・・・。
ロシアが全ての元凶で、ロシアが無くなれば世界が平和になる。と思ったら大間違いです。
時折アメリカが、そんな口調でロシアを批判する事がありますけれど。
ロシアが無くなってしまったら、アメリカだって困るはずなんです。絶対に。

これは、なぜか?と言いますと。
もし仮にロシアが無くなったとしたら、今の国際社会では誰も穴埋めが出来ないからです。
最初に述べましたように、ロシアは東はアジアから西はヨーロッパに至るまで。
ユーラシア大陸の、ほぼ全域の安全保障に関係している国家です。
この国家が消滅してしまったら、今までロシアが担ってきた安全保障が崩壊して。
ユーラシア大陸全域がムチャクチャのグチャグチャになってしまいます。



うん。これは非常に重要な事です。よくよく聞いて下さいませ。

私達日本の安全保障戦略。従来の対中戦略。対中包囲網の中には。
明確にロシアが含まれた上で包囲網の構築を目指しております。
ええ。それほどまでに日本の安全保障にはロシアが重要極まりないからです。

そんなロシアと言う国家が、もし万が一にも消滅してしまったとしたら。
そのような事になってしまったら、誰が一番笑うのだと思われますか?
・・・それが中国であり、中国共産党なんです。

私は以前に中国の話題で、今のまま中国を放置し続けた場合。
中国では時代遅れの社会主義革命が起こって。
社会主義の軍事独裁国家。第二のソ連へと逆戻りする可能性が非常に高い。・・・と、
そのような事を書かせて頂きました。
でまあ、その場合において真っ先に狙われるだろう地域が東南アジアである。と、
そのように私は個人的に考えている次第で御座います。
うん。東南アジアが手っ取り早く獲得出来て、利益が大きいからです。

しかし、この時に。
もしもロシアと言う国家が消滅していたとしたら。
あるいは、極めて混乱した状態。国家として疲弊した状態になっていたとしたら。
その場合においては完全に話が変わります。
中国は、最初の標的をロシア。及びユーラシア内陸国へと狙いを変えるでしょう。
・・・なぜならば、アメリカと日本が絶対に手を出せない場所だからです。

いや、これはね。そんなに難しい話じゃなくて・・・。
一つ確認しておくと、私達日本とアメリカの基本方針は「現状維持」にあります。
つまり、東シナ海。南シナ海。あとは朝鮮半島。
このような太平洋やインド洋に繋がる沿岸沿いを主軸に安全保障体制を確立しています。
それゆえに・・・ユーラシア内陸国までの安全保障には手を出せないんです。
中国がユーラシア大陸において、どれだけ好き勝手な事を。
それこそチベットやウィグルなどと同じような事を実行したとしても。
それを止めるだけの力が今の日米両国。日米同盟には存在しないんです。


繰り返しますが、これは非常に重要な事です。よくよく理解して下さいませ。
私達日本とアメリカにも限界があります。
日米同盟ではユーラシア内陸国。モンゴル。カザフスカン。ウズベキスタンなど。
まして、ロシアにまで手を伸ばして中国の侵略を食い止める。
社会主義国家となり、恐怖の軍事独裁国家。第二のソ連となった中国の横暴を止める。
・・・などと言う事は、絶対に出来ないんです。
そんな事をして無理を重ねてしまえば、自分達の安全保障にまで亀裂が入るからです。
私達日本もアメリカも中国が好き勝手をするのを、ただ見ている以外にはありません。
そして、それらの国々を支配して。ロシアを飲み込んだ中国は。
本当に旧ソ連のように巨大となった挙句に、アメリカ陣営に襲い掛かってくるんです。

うん。そうなんで御座います。
これこそが私達日本が現状において考えられる最低最悪の。最も回避するべき未来です。
こうなってしまえば、もはや私達日本も本気で核保有を宣言する必要がありますし。
中国との核戦争まで覚悟しなければならないでしょう。
そうしないと日本を守る事が出来ないからです。
・・・世界滅亡を前提とした、本気の第三次世界大戦が勃発するかもしれません。



まっ。何が言いたいのか?と言いますとね^^;
このような主張が出来てしまう程度には、今のロシアの役割とは非常に大きくて。
物凄く世界秩序に対して貢献してくれているのであり。
今ここで消滅してもらうわけにはいかない。と言うわけなんです。うん。

私達日本やアメリカ。日米同盟はユーラシア内陸部までは手を伸ばせません。
そこまで守り切るだけの力が、今のアメリカ陣営には無いからです。
・・・もう一度アフガニスタンで戦争をするだけの余力は、今のアメリカにはありません。
そんな地域において中国の脅威を牽制しているのは、他ならぬロシアなんです。

ロシアがあればこそ、中国も好きなようには振舞え無いんです。
間違ってもチベットやウィグル。内モンゴルようなマネは出来ません。
だから、ロシアがいなくなってしまえば。
中国は迷わず自分達の支配地域だと言わんばかりに手を伸ばしてくるはずです。
・・・どれだけ日本やアメリカが文句を言おうと何も出来ない。と思うからです。

そして、事実。日米両国には何も出来ません。
重ねて申し上げますが、私達日本やアメリカの基本方針が現状維持であるからです。
中国。中国共産党の横暴を食い止めるためにはロシアの存在。影響力が不可欠であり。
そのロシアを不用意に叩き潰す事は、第三次世界大戦に直結するほどの愚行である。と、
そのように私は考えている次第で御座います。

・・・アメリカの政府中枢の方々にも、ここまで考えた上で。
安全保障戦略。世界秩序。世界平和について考えて頂きたいと私は切に願っております。


それでは本日はここまでにしておきましょう。皆々様。おやすみなさいませ^^

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