政治 ブログランキングへ さらさらの部屋 ナチス。ヒトラー時代のドイツについて。の話です。 忍者ブログ
20 . May
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

15 . January
えーと。前回は新しい世界秩序は今より良くなる。と言う話でしたね^^;


それで・・・これで話を終わらせようと思ったのですが、ちょっと予定変更。
と言うのも、新しい事がわかったからです。
なので、もう少しだけ話を続けさせて下さいませ。
それでは参りましょう^^

それでは早速ですが、何がわかったのか?と言いますとね。
前回に私はナチス。ヒトラー時代のドイツを例題に出しましたでしょう?
あの時に、私は次のように表現したのです。

「ナショナリズムを無理やり国際競争に持ち込んだ」

ごめんなさい。これは訂正致します。
これは前回の文面を書き込んだ時から、何となく違和感を感じていたのです。
この一文と言うのは正解に近いけど正解では無い。
では、正解とは。真相とは何か?
これを昨夜一晩。丸ごと全部を使って考えてみたのです。
・・・おかげで今日は随分と酷い事になりましたけれどもね^^;

でも、その甲斐もありまして結論が出ました。
前回にも書いたように、最初はナショナリズムだったのです。
ナチス。ヒトラーは間違いなく最初はドイツの歴史と文化を背景としており。
それはナショナリズムだったのです。
でも、これを最後まで続けていたのか。と言う事になると、それは別の話です。

なぜかと言いますと、ナショナリズムは基本的には内向きであるからです。
自国保護を優先し、孤立化を覚悟してでも国際社会から距離を取ろうとするはずです。
排外主義的な性質を持ち、当然ながら対外政策に対しても消極的になる事こそ道理。
つまるところ。
当時のドイツが同様の。類似した文化圏である隣国を併合する事はありえますが。
まったく異なる別の国家に対して軍事的侵攻を実行する。と言うのは筋違いなんです。
ええ。明らかにナショナリズムの基本原則に反した行動です。
よって。行動に対する動機は、ほぼ確実に別の何かだと言う事です。


これについて私は、当時の時代背景が理由。原因である。と解釈しておりました。
当時の世界情勢では帝国主義における植民地政策がグローバルスタンダード。
まあ、文字通り『弱肉強食』が世界秩序と言うムチャクチャな時代だったわけで^^;
それによる影響で変質した異形のナショナリズムである。・・・と、
そのように私は考えたのです。


でも、それだけでは説明し切れない部分がある事に気が付きました。
当時の時代背景がナショナリズムに何らかの影響を与えた。・・・のだとすれば。
それでは他の国家はどうだったのか?
時代背景がナショナリズムを変質させるのならば、他国とて例外ではないはずです。
そこで思い至ったのが当時のアメリカです。

当時のアメリカでは『モンロー主義』と言う思想が確立されておりました。
これはヨーロッパに対しては不干渉とする。と言うものであり、
間違いなくナショナリズムを前提とした自国防衛を目的とした孤立主義の思想でした。
うん。アメリカでは完璧にナショナリズムが国家戦略として成立していたんです。
そうなりますと、ドイツの場合では説明がつかなくなります。

繰り返しますが、ナチス。ヒトラーが他国に攻め込んだ理由。
軍事的侵攻を含む超が付くほどの強硬的な拡張政策。極端な積極的な対外政策。
これはナショナリズムを前提とするのならば、絶対にありえない事です。
なので、やはりナショナリズムとは異なる別の何か。と言う事になります。


それは何か?

それは、おそらくアドルフ・ヒトラーそれ自体が一つの価値基準として確立しており。
この恐るべきカリスマを持った独裁者に対する熱狂的な支持。
宗教的な崇拝に近しい独自の思想だった。・・・と言う事です。
うん。そうですね。
このように考えると非常に理解しやすく、納得しやすいかと思います。
ですので、前回に書きましたドイツの基本思想についても幾分か訂正されます。

「ドイツ民族こそが世界最優良の民族であり。
それゆえにドイツ国家こそが世界の全てを統治する資格が存在する」

これはナショナリズムを前提としたものではありませんでした。
ええ。前半部分の世界最優良の民族。と規定するまでならばナショナリズムです。
ですが、それだけでは後半部分を説明できません。
重ねて申し上げますが、ナショナリズムであれば対外政策は消極的になるはずだからです。
ですので後半部分は、まさしくヒトラー個人に対する崇拝を前提としたものであり。
言ってしまえば、ヒトラー教とも言うべき宗教を構成する基本思想です。
そして、この点については、かつてのキリスト教における十字軍などを考えて頂ければ。
あるいは理解しやすいかもしれません。

「自分達こそが神に選ばれた最も正しい宗教の信徒であり。
これを教え広める事こそが正義にして、邪魔をする全ての者は神の敵にして悪。
恐るべき邪悪の使徒である以上は、徹底的に排除するべきである」

と言うような、かつてのローマ・カトリックの主張に酷似するだろう。・・・と、
そのように私個人は率直に感じたのです。
『宗教的熱狂』
これほど適切にナチス時代のドイツ国家。
ひいては、ヒトラーを支持したドイツ国民を表現する言葉も他には無いだろうと思います。
そして、たぶんそれが『ナチズム』と言う極めて独善的な思想の正体です。

・・・うん。これが事の真相であるかと思います。



いやぁ~。なかなか焦りましたが、何とか結論にまで到達出来たようです^^;

今までの話は、完成した後の話を書き続けていただけなので。
何の苦労も無く、楽に書いていたんですけれども。
最後の最後で自ら墓穴を掘ってしまったようで・・・。
いやいや、私もまだまだと言う事で御座います。ナハハハ^^;

でもまあ、そうは言いましてもね。
やはりナチス。ヒトラーは途中までは確実にナショナリズムであった事。
それにより混乱するドイツ国内を安定化させた事は、事実であるとも思います。
本当にねぇ。
そこまでで終わっていればねぇ。あのような悲劇が起こる事も無かっただろうし。
第二次世界大戦が勃発する事も無かったんですけれどねぇ・・・。

ですから、ナショナリズムから、ナチズムへと変化してしまった事については。
私としても擁護する事は出来ません。
ただし。
ナチズムをナショナリズムの一つだ。と解釈されて批判されるのは困ります。
その点については明確に反対で御座います。あれはナショナリズムではありません。
ですから、この話を理由としてナショナリズムを一方的に悪だと決めつけた挙句。
ナショナリズムの全てを排除するのは筋違いですし、あまりにも愚かな事です。


ちなみに。
最後に蛇足の話ですが、日本の軍国主義を例題に出す事も考えたのです。
そりゃあ私達は日本人なわけですから、日本を例題とするのが道理ですからね^^
ただ・・・。
その辺りの歴史については、あいにくと中国や韓国。
何よりも日本のメディアによる歪曲。捏造された部分が多々存在しますので。
改めて全面的に。徹底的な再検証を行う必要があるかと思います。
ええ。日本のナショナリズムに関わる話ですので、必ずや実行するべきです。
そんなわけなので、ドイツのナチスに関する話題を例題とさせて頂きました。


あの・・・そもそも私は右派。保守。ナショナリズムの人間ですのでね^^;
どうしても意見が偏るだろうなぁ。と思いまして・・・。
一番極端な例を出して欠点について考察した方がフェアだろう。と、
そう思って、あえて話題にしたわけで御座います。

あえて話題にしたら、私の未熟さが露呈して・・・このザマです。
どうぞ笑ってやって下さいませ。いやはや^^;


それでは本日はここまでにしておきましょう。皆々様。おやすみなさいませ^^

拍手[1回]

PR
NAME
TITLE
TEXT COLOR
MAIL
URL
COMMENT
PASS   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
プロフィール
HN:
ササラド
性別:
非公開
P R

ルワンダ中央銀行総裁日記 (中公新書)

新品価格
¥1,037から
(2015/1/27 23:02時点)

昭和史 1926-1945 (平凡社ライブラリー)

新品価格
¥972から
(2015/1/27 23:12時点)

コレキヨの恋文

新品価格
¥1,728から
(2015/1/27 23:15時点)

Powered by NINJA BLOG  Designed by PLP
忍者ブログ / [PR]