政治 ブログランキングへ さらさらの部屋 無駄と思われて排除された中には、大切なものもあったのです。 忍者ブログ
08 . May
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16 . January
と言うわけで。
前回は予定を変更してナチス。ヒトラーについての話だったわけですけど・・・。
まっ。色々と書きましたけれども、根本的な問題点は全部一緒で御座います。

要するに。
一つの価値基準を絶対のものとして、相手に無理やり押し付けたらダメ。
・・・ですね。うん^^;


それがナチズムであれ。帝国主義の植民地政策であれ。
キリスト教の十字軍であれ。共産主義や社会主義であれ。
あるいは、昨今の極端に偏ったグローバリズムであったとしても。
何か一つの価値観こそが絶対的に正しくて、それゆえに他の全てが悪い。・・・と、
そのように考える事は必ず失敗しますし、致命的な破綻を呼び込む原因になります。
はっきり言いまして、自殺願望の破滅主義者である。と私は考えています。

多種多様な主義主張がある事こそが、当然の事であり普通の事なんです。
だから、自分こそが絶対的に正しくて。自分以外の全てを否定する。批判する。
・・・と言うような幼稚な事はやめましょう。
その幼稚さ。未熟さと言うのは、無用な争いのもとで御座います。



さて。それでは本日の話題ですけれども。
改めての確認と言う事にしたいと思います。それでは参りましょう^^

今まで書いてきた事と言うのは右翼と左翼の関係性について、であり。
ひいては、それがナショナリズムとグローバリズムの関係性でもある。
・・・と言う話で御座いました。

それで今まで何度も書いてきた事ですけれども。
この両者の関係性は対立関係であると共に相互の補完関係でもあります。
どっちかが正して、どっちかが間違っている。と言う論理は成立しません。

なので、ナショナリズムを無視したままで。グローバリズムだけで全ての問題を解決する。
世界中の全ての基準。グローバルスタンダードを作り上げる。・・・と言うのは、
絶対に不可能ですし、最初から失敗するのがわかりきった愚行です。


うん。ホントにね。そのとおりなんです^^;
昨今の世界情勢では、本当にバカみたいにグローバリズムが評価されておりました。
それこそ冗談じゃなくグローバリズム万能論とも言うべき風潮が蔓延していて。
それが原因で様々な問題が発生するのに、誰もその点を指摘出来ない。と言うような。
色々な意味で、どうしようもない状況だったわけで御座います^^;

いやまあ、わからなくもないんですけどねぇ。
なぜに過剰なまでにグローバリズムに傾倒した風潮が出現したのか?と言いますと。
資本主義を前提とした発展。進歩を最優先としてきたからです。
ぶっちゃけ。
お金が欲しくて、そのための手段を徹底的に合理化。効率化させた結果です。

まっ。それ自体についてはね。別に悪い話じゃないんですけどね。
お金持ちになりたい。裕福になりたい。と言うのも。
自助努力によって自分自身を向上させようとする事であるわけですし。
それを体現なされているのが、あのドナルド・トランプさんなわけですからね^^;
だから、私も否定はしませんし、とても立派な事だと思います^^
思いますけれども・・・。
さすがにさ^^;
ナショナリズムが徹底的に排除されるくらいまでとなると、やり過ぎです。


・・・あのね。

合理化と効率化って、これもまた万能論のように語られる場合が多々ありますけど。
この方法についても欠点が無いわけじゃないんですよ?
合理化。効率化と言うのは、一言で言えば無駄を排除する事です。
一つの目的に対して不必要な要素を切り捨てる事で、目的達成を早める効果があります。
しかしながら。
無駄で不必要だ。として切り捨てた要素が、別の目的では物凄く有用な場合もあるんです。
合理化。効率化と言うのは、その可能性を全否定する事でもある。
つまりは、融通が利かなくなるんです。


昨今の過剰なまでのグローバリズムは、資本主義においては有効でした。
それにより経済発展。新しい富の生産により富裕層も拡大した事でしょう。
ですが、一つ見方を変えるのならば。
競争に次ぐ競争により、世界情勢全体が不安定化し、人心が容赦なく荒廃した結果。
国民。民衆のモラル。民度を著しく低下させる。と言う事態へと繋がったのです。


あの・・・このブログでもチラッと書いているんですけれどもね。
移民政策の推進。外国人労働者の受け入れと言う事についての話です。

「日本国民の生活水準を向上させるために、より安い労働力を確保。
移民や外国人労働者を受け入れて、それらを活用して国民生活を向上させるべきだ」

・・・と言うような事を主張があったんです。
まあ、さすがにね。もう主張人もいないとは思いますけれども^^;
ですが、これは本当に酷い意見であると私は思います。


と言うのも、ですねぇ。
これはグローバリズムを前提とした意見を述べたものだと思われます。
なるほど。経済的な見地から述べるのならば、至極まっとうな意見なのかもしれません。
しかしながら、一般的な見解を述べるのならば言語道断です。

なぜか?

その安い労働力が日本国民よりも劣る待遇。劣る労働環境を前提としているからであり。
それは言い換えるのならば一般国民よりも下の身分。
つまりは奴隷の身分を作る。と言う事に他ならないからです。
うん・・・あまりにも物事を数字で考え過ぎて。
人の心と言うものが何一つ存在しない恐るべき主張で御座います。
どれほど頭が良くても、人間的に未熟過ぎる。
こんな主張が平気で飛び交っていたのが、グローバリズムだったわけです。

それで、私は極めて率直にグローバリズムへの猛烈な怒りを感じました。
そもそも私達日本人だって、そんなに裕福な生活をしているわけでもありません。
いえ、それどころか慎ましやかに。貧しい生活している状態だと言いますのに。
これより低い待遇。労働環境で外国人を利用するって、血も涙も無い意見です。
よくぞ今の日本を見て、そんな事を主張出来るものだ。恥を知れ。・・・です。
まっ。私がナショナリズムに突き進む一因にもなったわけなんですけれど^^;

ともかく。
このように金銭の利益。経済的な利益のみを追求してしまった結果。
合理化。効率化により人の心ですら無駄。不必要であると排除されてしまった。
人間として最も大事なものが忘れ去られる世の中になってしまった・・・わけです。
うん。ダメでしょう?
こんなのは、どう考えても間違っているでしょうに^^;


あの、資本主義だから利益を追求するのは当然ですし、それは私も否定はしませんが。
その追求のために人間が人間として扱われないとなれば、これは断じて許せない。
さすがに、ここまでやるのは・・・やり過ぎだし。偏り過ぎです。

さらに言えば偏り過ぎている事にも気が付かずに、とんでもない意見が平気で出てくる。
しかもそれが正しい意見であるかのように。です。
それほどまでに日本国民のモラル。民度が下がっていたんです。
少し考えればわかるはずの事がわからない。あまりにも人心が荒廃し切っていたんです。
こんな事を続けていたら日本が滅びます。・・・いえ、世界が滅びてしまいます。
これは改善されて然るべきだろう。と私は思ったわけなのです。


しつこくて申し訳ないんですが、右翼と左翼は両方とも重要です。
同じくナショナリズムとグローバリズムの両方とも重要なんです。
どっちかが重要で、どっちかが重要じゃない。なんて事にはなりません。絶対に。

右翼とは右派。保守。ナショナリズムであり。
その本質は安定。不変であると共に停止。停滞を意味します。
尊重するのは過去であり現状の維持。
つまりは自己の肯定であると共に。内向きの傾向で対外的には消極的。
国家や社会における発展。進歩の速度は遅く、それゆえの安定な状態があり。
このため人心の安定。これによりモラル。民度は向上します。

左翼とは、左派。リベラル。グローバリズムであり。
その本質は発展。変化であると共に混乱。混沌を意味します。
尊重するのは現在。未来であり現状の変革。
つまりは自己の否定であると共に。外向きの傾向で対外的には積極的。
国家や社会における発展。進歩の速度は速く、それゆえの不安定な状態があり。
このため人心の荒廃。これによりモラル。民度は低下します。

どちらかに偏るのは問題ですし、どちらを切り捨てる事も出来ません。
両方ともに重要であり、時と場合に応じて適時活用していくのが望ましいのです。


それでまあ、マトモな右翼やマトモな左翼と言うのは。
自分自身の思考が、どちらかに偏っている事を自覚しているものです。
ナショナリストは自己肯定を前提とするために内向きになります。
今のままでも良い。現状に満足している。だから自己の肯定による安定があって。
グローバリストは自己否定を前提とするために外向きになるわけです。
今のままではダメだ。現状を変革したい。だから自己の否定による発展があるわけです。

・・・そうなんですよ?
本来の左翼とは発展。進歩のために自己批判による変革を目指すのであって。
誰かを貶めるために批判する。と言うのは、明らかに間違っているんですからね?
日本の左派。リベラルを名乗る方々には、よくよく理解して頂きたいと思います。
無分別に日本批判を続ける方々と言うのは、本当に罪深い方々で御座います。


それで最後に、もう一つだけ。
右翼と左翼以外に中道。中庸もある。と言う考え方もあります。
ですが、あえて私は二つだけに限定しました。
なぜかと言いますと、なかなか中道。中庸は実現しないかな。と思ったのです。

「右翼と左翼の思考を用いて、政治と言う手段によって適切な結論を出す」

この場合。その結論は必ずしも中道。中庸にはならないだろう。と思うのです。
私自身もそうなんですけど、大抵の場合。右か左のどちらかに偏るものです。
なぜならば、それが人間であるからです^^;
そして、議会制民主主義における政治であれば、なおさら偏るはずです。
偏り過ぎるのは問題ですが、ちょっとくらい偏るのは・・・まあ、人情です^^;


とまあ、最後の段階で何とも不確定な話をしてしまいましたけど^^;
まっ。所詮はチンピラの意見で御座います。
この程度が関の山だった。と言う事にしておいて下さいませ。いやはや^^;

それでは本日はこれで失礼させて頂きます。皆々様。おやすみなさいませ^^

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