政治 ブログランキングへ さらさらの部屋 中国が今頃になって東シナ海に手を出した理由についての話です。 忍者ブログ
18 . May
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07 . August
いやぁ~。ちょっと忙しくて、しばらく間があいてしまいましたね。
大変失礼致しました^^;


とまあ、それはそれとして・・・早速ですが本日の話題は中国です。
それでは参りましょう^^
まず最初に、こちらをご覧下さいませ。
http://www.sankei.com/world/news/160806/wor1608060058-n1.html

これは産経さんの記事になりますが、
6日の午前に沖縄県・尖閣諸島周辺の接続水域におきまして、
中国海警局の船6隻とその周辺に中国漁船約230隻を確認した。・・・と、
そのような内容になっております。
・・・いやいや、まったくもって酷い話で御座います。
この期に及んでなおも強硬姿勢を貫こうとするのは、暴走以外の何物でもありません。


それで、ですねぇ。
ここで一つ率直な疑問が御座います。
なぜ今ここで中国は東シナ海。尖閣諸島に手を出してきたのでしょう?
うん。このような根本的な疑問が出てくる程度には、中国の動きは不可解です。
一見しただけでは中国の思惑。目的と言うものが、まったくわかりません。

ちなみに。
参考程度までに書いておきますと、先頃にあった北朝鮮によるミサイル発射。
日本のEEZ。排他的経済水域にミサイルが落下した一件については一目瞭然です。
韓国の在韓米軍に配備されたTHAADに対抗するため・・・でしょうからね。
それで、この北朝鮮の動きと比較すると中国の動きは極めて不可解です。
韓国のTHAAD配備と東シナ海。尖閣諸島は無関係であるからです。


と言いますのもね。
今までの中国と言うのは、韓国のTHAAD配備に対して。
あくまでも韓国の問題として扱ってきた側面があるからです。
まあ、韓国を批判する延長線上でアメリカを批判する事はあったとしても。

批判の矛先を私達日本に向ける事はありませんでした。
・・・いや、もしかしたらね。批判していたかもしれませんけれども^^;
でもまあ、少なくとも私個人と致しましては。
韓国のTHAAD配備で中国が日本を批判する報道は聞いておりません。

でまあ、これはね。
今の中国の国家戦略として日米両国を不必要に刺激したくない。・・・と、
そのような思惑があったからだと思われます。
東シナ海と南シナ海の両方で争うのは得策ではない。と判断したんでしょう。
何よりも。
尖閣諸島は日米同盟の適応範囲内である。との宣言がされているので・・・。
南シナ海の、どのような場所よりも中国にとって尖閣諸島はリスクが高いんです。
ですので、最近の東シナ海と言うのは小康状態が継続しておりました。
(↑まっ。それでも中国の船舶が尖閣諸島にやってきていたんですけどね^^;)

それで、そのような経緯を考えますと・・・やはり最初にも書きましたように。
あえて今の状況で中国が東シナ海。尖閣諸島に手を出す理由が無いんです。
いや、理由が無いどころか。
今ここで不用意に東シナ海。尖閣諸島の問題を再燃させる。など愚の骨頂。
日米両国を刺激して今の中国が得るものなど何も無く、あまりに失うものは大きい。
それが今の中国の実情であるはずなんです。
よって今回の中国の暴走は、中国の事情によるものでは無い。と私は考えています。
うん。そうですね。
その理由としては、おそらく北朝鮮にあると思われます。


北朝鮮にとって韓国のTHAAD配備は、明確な意思を持った「攻撃」です。
なので北朝鮮の立場から考えれば、THAAD配備に対する反撃は至極道理。
先のミサイル発射で日本のEEZ内部に落下させるのは、
日米韓の三カ国全てを標的とした牽制であり、軍事的恫喝行為であるはずです。
そういう意味では北朝鮮の行動と言うのは、非常に理解出来るものです。

北朝鮮が保有する主なカードはミサイル発射と核実験です。
このうち核実験に関しては、さすがに中国も容認しません。
先頃に中国との関係改善の動きがあったとは言え、今ここでの核実験はリスクが高い。
となれば実行されるのはミサイル発射であり、そのミサイル発射で今まで以上の脅威。
今まで以上の恫喝行為を示そうとすれば、
必然的にミサイルが発射した距離を延長する事になるかと思います。
ですから、今回は日本のEEZ内にまでミサイルを発射させた。・・・わけです。

北朝鮮の言動は暴挙ではありますが、同時に非常に納得出来る行動でもあります。
極めて計画的で妥当性が高く国家戦略。軍事戦略としても相当にマトモです。
先の金正日のような無意味でバカ丸出しの暴走などとは比較になりません。


で、そう考えた時に。
北朝鮮と言うのは、必ずや中国に対して要求するはずなんです。

「今回のミサイル発射に対して中国は連携するべきである。
THAADに対抗する中国の明確な姿勢を見せろ。北朝鮮と同調しろ」

・・・ってね。
その結果が今回の東シナ海。尖閣諸島での行動であるとするならば。
私としても非常に納得出来ます。
韓国のTHAAD配備が決定してから、それからの中国の動きは素早いものでした。
即座に中国は北朝鮮との関係改善へと方針転換をしました。
北朝鮮との協力関係によって韓国のTHAADに対抗する手段とするためです。

そして、その北朝鮮が日本のEEZ内にミサイルを落下させる。と言うほどの。
極めて露骨な手段でTHAADに強力な対抗姿勢を見せました。
これほどまでに北朝鮮が動いたのです。
とすると、中国としても「何もしない」と言うわけにはいかないわけですね。
何らかの方法でTHAADへの対抗姿勢を示す必要があった。
北朝鮮との協力関係を維持する必要があった。
協力関係を維持するために「動け」と北朝鮮から圧力をかけられた。
今ここで北朝鮮との協力関係が消失すればTHAADへの対抗手段が無くなる。
だから、東シナ海。尖閣諸島に中国艦船。中国漁船を数百隻も送り込んだ。
・・・のでしょうね。きっと。

うん。そうですね。
これが理由だとするならば、今回の中国の動きは私としても理解出来ます。
それくらいに今回の一件と言うのは、なかなかに不可解でした。
いや、だってさ。
東シナ海。尖閣諸島の問題を再燃させる。なんて事実上の自爆ですからね^^;
何一つとして中国の利益は無いし、それ以前に何一つ勝算がありませんからね。
そんなわけで。
まったく別の理由がある。と考える以外にはありませんでした。

でまあ、私の結論としては。
今の中国の本音では「仕方なく動いた」との側面が強いのではないかなぁ。と、
もっと言うのならば。
北朝鮮のミサイル発射に対しても、内心では苛立っているのではないかなぁ。と、
そのように私は考えている次第で御座います。




それで最後に、これはオマケの話で・・・あくまでも私の個人的な予想ですけどね。
今の中国の立場を考えるのならば、北朝鮮との協力関係を構築する以外には無く。
それゆえに当分の間は、主導権は中国では無く北朝鮮にある。
・・・と考える事が出来るかもしれません。

んー。まあ、あれだけ中国はTHAAD配備に反対していましたからね。
中国のメンツとしてもTHAADを容認。黙認する事は出来ないはずです。
だから、それに対抗するためにも中国の立場としては。
どれだけ嫌だろうとも北朝鮮と協力する以外には無いのでしょうね。


それで、ですねぇ。
ここで注目するべき点は、協力する相手がロシアではない点で御座います。
普通に考えたら北朝鮮と協力するなどリスクが高過ぎます。
ええ。単純な話として、何をするかわからないからです^^;
なので、普通に考えれば中国はロシアと協力してTHAADに対抗しているはずです。
・・・でも、そうはならなかった。中国は北朝鮮と協力した。協力するしかなかった。
つまり、ロシアとは協力出来なかった。と言う可能性があると私は思うわけです。

ロシアは、今の中国と協力する事に大きなリスクを感じているはずです。
今の中国と協力する事による日米両国との関係悪化を割に合わない。と考えている。
これは裏を返すのならば。
今ここで中国に味方をしない事で日米両国と関係改善が出来る。と考えているはずです。
つまるところ。
中国はロシアに見限られている。と言う事ではないかなぁ。と思うわけです。

・・・まっ。あくまでも私の個人的な予想なんですけれどね。いやはや^^;


それでは本日もまた失礼致しました。皆々様。おやすみなさいませ^^

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