政治 ブログランキングへ さらさらの部屋 今回の中国の動きと言うのは、都合よく利用されたものだと思うんです。 忍者ブログ
05 . May
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08 . August
んー。前回は中国が東シナ海。尖閣諸島に手を出した話題だったんですが。
改めて考えましても、私も確たる事は言えません。
前回に書いた内容についても、あくまでも単なる私個人の予想で御座います。
妥当な結論だ。と言う根拠が・・・我ながら少し乏しいんですよねぇ。

それで、ですねぇ。
本日も、もう少しばかり話題を続けさせて頂くんですが・・・。
まず最初に、こちらをご覧下さいませ。
http://www.sankei.com/world/news/160807/wor1608070022-n1.html

これまた前回同様に産経さんの記事なんですけれども。
産経さんの見解としては、中国が明確な意図を持った上で自発的に。
能動的に実行した。と言う事を前提として話を進めているみたいなんです。
つまるところ。
私と正反対の立場で論調が行われているわけです。うん^^;

あの・・・今しがた書きましたように。
私も明確な根拠を持っているわけではないので。
正反対の意見が出てきたからと言って、簡単に批判する事は出来ないんです。
・・・うん。一般人の立場では、これが限界なわけですね^^;


それで産経さんの主張に関しても、なるほど。と思うところもあります。
確かに中国国内における協調外交の主張を牽制するために。
あえて日本との関係を緊張させた。と言うのも理解出来ない話ではありません。
でも、だからと言って東シナ海。尖閣諸島に手を出すだろうか。と考えますとねぇ。
うーん・・・あの、仮にね。
仮に中国政府。習近平が本気で反対勢力への対応が目的なのだとすれば。
わざわざ東シナ海。尖閣諸島に手を出すよりも。
中国国内の反対勢力を直接的に排除して、粛正する方が簡単であるはずなんです。
それほどまでに尖閣諸島。日米同盟と対立するのはリスクが高いからです。

中国国内の反対勢力を排除した方が、日米同盟と対決するよりも遥かに楽だし。
日米両国を不用意に刺激しないですむし。
何よりも反対勢力の排除によって、より確実に中国国内の意思統一が出来ます。
・・・まあ、何が言いたいのか?と言いますとね。
尖閣諸島に手を出して日米両国の怒りを買うくらいであるならば。
中国経済の低迷を理由に李克強さんを排除する方が妥当であり。
習近平の立場から考えれば、そっちの方が一石二鳥であるからです。
はっきり言ってしまいますと。
日米同盟と戦うよりも、文化大革命を実行する事の方が簡単なんです。
・・・うん。それほどまでに日米同盟と言うのはムチャクチャに強いんです^^;
んー。日米同盟を上回る安全保障なんて・・・それこそNATOくらいですから。


ですから、私個人としては・・・そのように思えてしまうんですよねぇ。
どう考えても日米両国より中国国内の反対勢力の方が弱いはずですからね。
そう言う意味でも、習近平が本気で中国国内の意思統一を目指すのならば、
迷わず反対勢力の排除を選ぶはずなんです。
日中関係を悪化させて、協調路線を主張する動きを阻止する。
・・・だなんて。
そんな遠回しで間接的な方法なんか習近平は選ばないはずです。


それで、ですねぇ。
前回では省略した部分の話を、改めて書かせて頂きますと。
私は、前回の話題で「THAADと尖閣諸島は無関係だ」と書きました。
うん。まったくもってそのとおりだと私は思います。

仮に韓国が決定したTHAAD配備を理由に動くのだとするならば。
東シナ海。尖閣諸島に向けて動くのではなくて。
黄海。韓国に向けて動くのが道理であるはずです。
・・・もっと言えば、日米同盟に対して何らかの動きを見せる事よりも。
米韓同盟に対して何らかの動きを見せるべきなんです。

実際に中国は、その点についても考えたはずなんです。
日本よりも韓国。日米同盟よりも米韓同盟の方が脆弱であるはずだ。
ならば、あくまでも目標を韓国に限定して動いた方が良いのではないか。
・・・そんな意見が中国国内にもあったはずなんです。

では、なぜ中国は東シナ海。尖閣諸島に固執したのでしょうか?


うん。この点こそが今回の一件において、中国が能動的では無くて受動的だった。と、
そのように私が考える根拠だったりするんですけれども。
おそらく。
中国は黄海。韓国に対しての動きを見せる事によって、それが中国の新しい動き。
中国の新たな軍事戦略が展開した。と判断される事を恐れたのではないか?
・・・と、そのように私は予想しております。

前回に取り上げた産経さんの記事では、
中国は新しい段階。新しいステージに突入した。と書かれておりました。
でも、その表現について私は疑問だったんです。
200隻を超える中国の漁船は、確かに膨大な数ではあるとは思います。
しかしながら・・・だから何なんだ?と言う事です。

尖閣諸島では、既に日本の自衛隊と中国の人民解放軍。
その双方による軍事的な接触を見せております。
それから考えれば中国漁船を装った民兵組織の投入など生易しい状況です。
何よりも。
繰り返しますが、尖閣諸島は日米同盟の適応範囲内との宣言が出されています。
なので、仮に中国の民兵が何百人。何千人集まろうとも一撃で粉砕出来ますし。
いくらなんでも中国政府。習近平とて漁船に偽装した民兵組織などを、
どれだけ揃えたとしても絶対に勝てないどころか。
そもそも勝負にすらならないだろう事は、完全に理解しているはずなんです。
つまり。
軍事的恫喝としては、先の北朝鮮によるミサイル発射よりも遥かに小さいんです。
日本のEEZ内にミサイルを落下させた北朝鮮の方が、遥かに衝撃的でした。
そして、それは逆に考えるのならば。
それこそが中国の狙いだったのではないか?・・・と私は考えております。

今ここでヘタに黄海。韓国に向けて動くよりも。
従来の行動を繰り返した方が日米両国。特にアメリカを刺激しないのではないか。
そのような思惑が中国にはあったのではないか?と思うわけなんです。



まっ。あくまでも私の個人的な予想ですけれどもね^^;
んー。まあ、軍事訓練を受けた民兵組織であるのにしても。
一応の建前としては中国漁船であるわけでしょう?
だとすれば、あれは漁船で民間の船だ。との言い訳が出来るわけです。
実際に中国政府。習近平は、その言い訳を最後まで押し通すつもりでしょう。
そのために数百隻とは言え、わざわざ中国漁船を動かしたんです。

でまあ、そういう意味ではね。
中国側は言い訳まで考えているので「強かだ」と言えなくもないんですが・・・。
でもさ。
根本的な話として、何がしたかったんだ?と言う話になるんですよねぇ。

いや、今回の一件って物凄く中途半端だったでしょう?^^;

どんな言い訳をしようとも尖閣諸島に手を出すリスクは高い。
日米同盟と対決するリスクは高い。
そんな高いリスクを背負ってまで結局のところ中国政府。習近平が得たものは何か?
・・・うん。無いんですよねぇ。
前回にも書いたんですが、今回の一件で中国が手に入れたものが何も無いんです。
重ねて申し上げますが。
よもや漁船を装った民兵組織で日米同盟と戦って勝てる。・・・だなんて。
いくらなんでも。さすがに中国政府。習近平も考えていないはずですしねぇ^^;

んー。これまた、私の個人的な予想でしかないんですけど。
今回に投入された漁船に偽装した民兵組織って、
本来は南シナ海に投入する予定のものだった。と思うんですよねぇ。
だとすれば、これらの民兵組織を十分に活用する意味も価値もありますから。
ただ。
何度も言いますが日米同盟と戦うとなれば、まったくもって話になりません^^;


なので、中国が手に入れたものなど何一つ無い。と言うような今の状況で。
それでも無理やり成果らしいものを見つけるのならば。
中国が日米両国と対決する。との意思表示を内外に示した事くらいです。

うん。この点では産経さんと私の意見は同じです。
確かに今回の中国の動きと言うのは、示威的な行動だったと思います。
ですが、それも中国国内に示す事であるのならば別の方法があるはずですし。
既に書きましたように、そもそも反対勢力を弾圧。排除。粛正すれば事足ります。
ええ。そっちの方が楽ですから。
となると、残りは国外に向けての意思表示である場合に限られます。
そして、今ここで中国が日米両国と対決して喜ぶ国外勢力とは誰か?
・・・北朝鮮しかいないんですよねぇ^^;


そんなわけで。
北朝鮮のためだけに、今回の一件を引き起こした。・・・としか。
それ以外には考えられないんじゃないかなぁ。と私は思ったわけです。うん^^;

それで先手は北朝鮮です。
これに追随する形で渋々ながら中国が後手で動きました。
この点を考えれば今回の一件と言うのは、中国にとって極めて受動的であり。
主導権は完全に北朝鮮に奪われた状態です。
言い換えるのならば、中国は北朝鮮によって都合良く利用された。と言う事です。

よって。
現時点では中国は次の行動を想定しておらず。
それどころか暴走した北朝鮮に対して物凄い怒りを感じていて。
今後は、勝手に暴走しないように極めて強力に北朝鮮に圧力をかけるはずであり。
つまりは、今以上に事態が悪化する事を避けようとするはずである。

・・・と私は考えているわけで御座います。いやはや^^;


まっ。最後の結論に関しては、少々楽観的な部分もありますけれども。
もし仮に私が中国政府。習近平の立場であるのならば。
北朝鮮の暴走を決して許しはしないでしょうし。
まして北朝鮮のために中国が都合よく利用される。・・・と言うような。
そんな事態など絶対に容認しないはずだろう。と私は考えていたりします^^;


それでは本日はこれで失礼させて頂きます。皆々様。おやすみなさいませ^^

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