政治 ブログランキングへ さらさらの部屋 中国共産党が中国国民を犠牲にしてまで、追求するもの。 忍者ブログ
10 . July
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29 . April
本日の話題は中国の話で御座います^^

今回に取り上げました記事は、東洋経済さんの記事ですね。
内容としては、中国における一般的な国民レベルでの分析。
中国国民が、どのような印象を日本に持っているのか?・・・と言う内容です。


それで、ですねぇ。
この記事の内容としては正論。ほぼ完璧だろうなぁ。と言うのが私個人の感想です。
実際問題としても、中国国民の事だけを考えるのであるならば。
私達日本と中国が対立する理由と言うのは、ありえませんからね。
・・・ええ。そうですとも。
至極単純な理由と致しましても、日中関係が悪化しているよりは。
日中関係が良好な状態である方が、中国国民の大多数の利益になるはずですからね^^
ですので、中国国民だけを考えるのならば日中関係が悪化するわけも無いですし。
この記事に書かれた事は、ほぼ間違いないだろう。・・・と私は思う次第で御座います。


ただし。
繰り返しますが、それはあくまでも中国国民だけを考えた場合の話です。
中国は、あいにくと民主主義国家ではありません。
通常の民主主義国家のように、国民の民意によって政治が動く。国家が動く。
国家権力が行使されるような正常な国家ではないので御座います。
つまるところ。今の中国では中国国民の意思である『民意』よりも。
一党独裁体制と言う支配体制を確立する中国共産党の意思の方が強いと言う現実があります。


私も、一応は軍事。安全保障を司る人間で御座いますので。
このように中国が民主主義ではない現実を直視した場合。
今回に取り上げた東洋経済さんの記事を、そのまま鵜呑みにする事は出来ません。

「中国は日本にとって、さほど大きな脅威ではない。それは日本の誤解だ」

・・・と言う主張を素直に受け入れる事は、私にとっては非常に難しい事です。

まあ、私が何を言いたいのか?と言いますとね^^;
仮に中国国民の大多数が日本に対して悪感情を持っていなかったのだとしても。
それどころか日本に対して好意的な態度を示してくれているのだとしても。
結局のところ。権力を掌握しているのは中国共産党なのであって。
中国国民の日本に対する好意の是非に関わらず。
中国が日本に対して軍事的な恫喝などの明確な敵対姿勢を見せる事は止めようが無い。
・・・と言う事で御座います。
今の中国は国民の民意を無視して、平気で日本に対して攻撃を仕掛けてきます。
なぜならば、国家権力を掌握するのは中国国民ではなく、中国共産党だからです。

それゆえに「中国に対する警戒は過剰であり。日本の誤解だ」との主張は、
このような現実を直視しない。極めて軽率で無責任な主張である。と私は思います。



いやまあ、確かにね^^;
私だって中国とは仲良くするべきであるし、中国国民の方々が好んで日本と対立する。
仮に歴史認識で意見の対立があろうとも。それがそのまま軍事的恫喝を意味する。
・・・だなんて私も思ってはおりません。

でも、中国について考える場合。やはり一つの前提として考えなければならない事は。
今の中国。中華人民共和国と言うのが民主主義国家ではない。と言う現実で御座います
既に最初に書いた事でもありますけれど。
中国国民の立場で考えるのならば、日中関係の悪化など通常では絶対にありえません。
まして過去の歴史認識の問題一つだけで日中関係を悪化させるなど論外です。
日中関係が良好である事こそが中国国民の利益であり。
その利益を犠牲にしてまで。日中関係を悪化させてまで。
歴史認識の問題を優先する中国国民など、間違いなく少数派であるはずだからです。
ですから、中国が民主主義国家であれば歴史認識の問題で日中関係が悪化する事。
いえ、それ以前に歴史認識の問題が外交問題として提示される事すら、ありえない事です。
・・・重ねて申し上げますが、そんな事をしても中国国民の利益にならないからです。


しかしながら、今の中国は民主主義国家ではありません。
それゆえに中国国民の利益が最優先にされるとは限りません。
今の中国。一党独裁体制では国民の利益よりも中国共産党の利益が優先され。
その中でも最優先とされるのは、現状の支配体制の維持である。と言う真実です。

中国共産党は、自分達の支配体制を維持するためであるならば。
平気で中国国民の利益を無視します。
だからこそ、平気で歴史認識を外交問題として提示する事が出来ますし
平気で日中関係を悪化させる事が出来る。中国国民の利益を犠牲に出来るんです。
この点を直視しない限り、今の中国に対する全ての議論。全ての論評は無意味で無価値です。



・・・私達日本が今の今まで。過去の中国に対する国家戦略。対中戦略で失敗してきた理由。
全ての原因と言うのが、この一点に集約されるだろう。と言うのが私の個人的な結論です。

従来の日本政府。日本の経済界。日本のメディアと言うのは。
日中関係が良好である方が中国にとっても利益になる。
そして、そうなってしまえば居間までのように中国は理不尽な言動はしないだろう。
日本に対して配慮してくれるだろう。譲歩してくれるだろう。
日中関係を不用意に悪化させて、自分達の利益を犠牲にする事はしないだろう。

・・・と、そのような思惑を前提として中国に対する国家戦略を構築してきました。
でも、これは戦略を組み立てる以前の段階。前提とする条件から間違っているんです。
中国は、国民の利益よりも中国共産党の利益を優先する。
なぜなら、中国は民主主義国家ではないから。
だから、平気で反日が出来る。理不尽な主張も出来る。日中関係を悪化させる事も出来る。
反日によって国内の不満を国外に向けさせる。などと言う事も平気で出来てしまう。
・・・結果として私達日本は、中国に対して常に後手後手の対応を余儀なくされてきました。

「一体。中国は何を考えているんだ?自分達の利益を犠牲にしてまで何を求めている?」

長年。中国の思惑について。まともに理解している日本人はいなかったようです。
ですが、蓋を開けてしまえば・・・何と言う事はありません。
至極単純に。国民を犠牲にしてまで自分達の権威権勢を守りたい。と言う陳腐な自己保身。
そのような限りなく「どうでもいいもの」を優先してきた。と言うだけの話です。

私達日本の今までの間違いと言うのは。
中国を日本と同じ民主主義国家だと勘違いをした事であり。
守るべき国民を犠牲にしてまで自己保身を追求するような下衆な輩を、
対等の相手である。と勘違いをしてしまった事。それこそが全ての原因だった。
・・・と言うのが今の中国に対する私の個人的な結論で御座います。



それでは本日もまた失礼致しました。皆々様。おやすみなさいませ^^;

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