えーと。前回は習近平の胸中に関する話題。
今現在の習近平が、どんな状況にあって何を考えているのか?
・・・と言うような話題でしたね。
んー。まあ、大体あっているんじゃないかなぁ。と思います^^;
習近平の失政。失敗の内容を見ていくと、極めて稚拙なものばかりなんです。
うん。そうなんですよね。
何らかの偶発的な事情で失敗したり、物凄い抵抗勢力が存在したり。
どこかの誰かに足を引っ張られ続けた。・・・なんて事はありません。
基本的には、大部分が見通しの甘さによって失敗しているので。
当人の実力不足。と言う至極単純な結論以外には他に理由が無いんです。
そして、そんな内政の失敗を恫喝じみた強硬外交によって打開しようとして。
今のように中国が国際的に孤立する状況が出現しているわけで・・・。
いや、ホントにね^^;
世界中の政治家が反面教師にしたいくらいに、模範的な自爆を繰り返している状況です。
・・・うん。そうですね。
私が政治に関する教科書を作るのだとしたら、例題として習近平を取り上げます。
これほどわかりやすく失敗を続けている人と言うのも、そうはいませんから^^;
とまあ、それはともかく。
今の中国と言うのは、習近平と言う最高権力者が原因で危機的な状況にあるわけですが。
この点を考えていきますと、
これから先の中国がどうなるのか?・・・と言う事が何となくわかってきます。
それを本日の話題とさせて頂きます。それでは参りましょう^^
それで、早速ですが中国の未来がどうなるのか。と言う事を考えますと。
大きく分けまして三つのパターンがあります。
まず一つ目は、中国経済の自由化と中国政治の民主化した場合です。
今の中国を立て直し、国益を考えれば誰もが真っ先に思いつく正攻法ですね。
これらの事が実行出来れば間違いなく中国は立ち直りますし。
様々な諸問題に対しても解決の兆しが見えてきますし。
何よりもアジア情勢。世界情勢が劇的に改善される事は間違いありません。
・・・別に中国国民は「戦争したい」と思っているわけではありませんからね^^;
東シナ海。南シナ海から中国は手を引いて、国際協調へと路線変更するはずです。
うん。大多数の人間にとって幸せとなる未来で御座います^^
次に二つ目が、習近平が失脚して別の最高権力者が出現する場合です。
これは、一つ目の場合には及びませんが・・・それでも状況は改善します。
そもそもの話として、現在の中国の危機的な状況。
また、アジア情勢。世界情勢が不安定化している根本的な原因の一つに。
習近平と言う一個人が存在している事は、疑いようがありません。
ええ。そうですとも。
この人間。たった一人の無能で、愚かな統治者のために。
無用な対立と混乱が発生している事は誰の目から見ても明らかですからね。
なので、このまま中国における経済の自由化や政治の民主化も行われず。
現在の中国共産党における一党独裁体制が継続されたとしても。
習近平の排除によってアジア情勢。世界情勢は安定化の方向へと進む事は確実です。
それで最後の三つ目が、習近平が絶対的な独裁体制を確立した場合です。
これは中国全体。アジア全体。ひいては世界全体にとっても不幸な事であり。
ほぼ確実に。恐るべき規模で世界情勢が不安定化する事になります。
その理由は『文化大革命』が発生するからです。
今の習近平が失脚せず、現在の地位。権力を守るためには、これ以外の方法がありません。
そして、自分自身にとっての絶対的な独裁体制を確立させるためには。
反対勢力の一切合切を排除するために、非常に大規模な粛清が必要となります。
それは「文化大革命と同じものだ」と表現される大事件を意味します。
この大事件が発生した場合。中国全土が地獄絵図のような状況に陥る事になります。
・・・大多数の人間が超ド級の不幸となる未来になってしまう事でしょう。
そんなわけで、中国の未来と言うのは大雑把ではありますが。
この三つのうちのどれかになるだろうなぁ。と私は個人的に考えています。
でまあ、ここで重要な事は・・・ですねぇ。
前回にも書きましたが、今の中国には三つの勢力があるんです。
一つ目は李克強さんを中心とするインテリ層を中心とした改革派。経済グループです。
その彼らが目指しているのは一つ目の未来です。
二つ目は、江沢民さんなどを中心とする中国共産党における旧来の権力層です。
彼らが目指しているのは二つ目の未来。
三つ目が習近平を中心とした現在の権力中枢における支配層です。
彼らが目指しているのは三つ目の未来。
このうちのどれが中国の未来になっても不思議ではありませんが・・・。
もちろん一つ目の未来になってくれるのが、一番良いんですけれどもね^^;
ただ。
今のままの状況を放置し続けていれば、必然的に三つ目の未来になるわけです。
ええ。最高権力者が習近平ですからね^^;
この状況を何もせずに傍観していれば、極めて高い確率で文化大革命が発生します。
習近平が絶対的な独裁者となり、中国全土を恐怖で支配しようとする事でしょう。
それで、ですねぇ。
今しがた書いた事で一番重要な事を書きますとね。
中国共産党の利益と習近平の利益は、もはや別物になっている。と言う事です。
うん。何となくでも察している方々がおられるかもしれませんが。
今の習近平にとっては、もう既に中国共産党と言う組織は目障りな状態にあります。
その理由は、習近平が絶対的な独裁体制を確立させようとした場合。
どこをどう考えても中国共産党と言う組織は邪魔です。
絶対的な権力を目指す習近平にとっての対抗勢力になるからです。
なので・・・これから始まるだろう文化大革命においては。
中国共産党の党員かどうか。と言う事では無くて。
習近平と言う一個人の味方であるか否か。と言う基準で粛清が行われる事は明白です。
よって。
今ここで習近平を止める事が出来ないのであるならば。
中国共産党は、江沢民さんを筆頭として皆殺しにされる。と考えるのが妥当です。
あの・・・これも前回に書いた事ですけれども。
習近平と江沢民さんが対立している背景には、習近平と既存の権力層との対立。
絶対的な権力を目指す習近平と中国共産党の利益との対立があります。
この対立は、どちらかが生き残り。どちらかが全滅するまで続きます。
中国国家。中国経済の状況が切迫して、両者の共存が不可能になりつつあるからです。
もっと言いましょう。
既に書きましたように、習近平が実行している恫喝外交。
東シナ海。南シナ海における露骨なまでの軍事的な恫喝による強硬外交は、
国際社会における中国の、明確な孤立を意味するものです。
これは、明らかに中国共産党の意向に反する状況だと言えます。
今の習近平が実行している無意味なほどに強硬的な外交戦略と言うのは、
中国共産党による一党独裁体制と言う現在の国家システム。
現状の支配体制すら破綻しかねないほどの暴挙であり。
つまるところ。
これを実行している時点で、習近平は中国共産党の一党独裁体制。
従来の支配体制の維持を完全完璧に無視して、自分の都合を優先している事になります。
これは中国共産党における旧来の権力層。既得権益層にとっては。
昨今に行われる習近平の暴挙。暴走の数々は、絶対に見逃す事が出来ません。
・・・習近平は、彼らの全てを犠牲にしてでも自分の利益を優先しているからです。
この点から考えても両者の対立は不可避であり。
どちらかが絶滅するまで激突する事になるだろう。と私は想定しております。
ですので、私はアジア地域における最初の大規模な騒乱と言うのは。
東シナ海でもなければ南シナ海でもなく。
十中八九は、中国国内であるだろう。と個人的に予想している次第で御座います。
うん。まあ、こうなるでしょうね。たぶん^^;
中国経済の減速。停滞が明確になる最中にあって。
それでなお国際社会でも孤立してしまう。と言うのは相当に致命的です。
これで、さらに習近平が絶対的な独裁体制の確立を画策している。ともなれば。
中国共産党による一党独裁体制と言う従来の国家体制そのものの変革を意味する。と、
習近平が絶対的な独裁者になる事は、自分達の失脚を意味する。と、
そのように中国共産党。旧来の権力層。既得権益層が考えて行動するだろう事は、
ある意味で自明の理であるだろう。と、そのように私には思われてならないのです。
もしも行動しない場合であれば・・・それなら話は早い。
習近平が一人残らず粛清して、それで終わり。と言うだけの話ですからね。
だから、何をどうしようとも必ず負けた方は絶滅する運命にあるんです。
双方が生き残れるほど、今の中国の状況は甘くはありませんから。
まっ。そうは言いましても。
基本的には他国の事であり、私達日本には他人事ですけれどもねぇ。いやはや^^;
内政不干渉の原理原則によって、私達日本が関与する事は絶対にありませんけれど。
でも、アジア情勢に多大な影響を与える事は間違いありませんのでね。
どちらが勝つにしても、よくよく状況を見定めておく必要があるかと思います。
それでは本日はここまでにしておきましょう。皆々様。おやすみなさいませ^^
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