政治 ブログランキングへ さらさらの部屋 北朝鮮が対話を提案する理由についての話。 忍者ブログ
18 . May
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23 . May
とまあ、そういうわけで。
前回の話題は、中国内部において権力闘争が発生して。大きな騒乱が起こる。
・・・と言うような話で御座いました。

いやまあ、実を言いますとね^^;
私が当初に予想していた展開とは、異なる状況ではあるんです。
と言いますのも。
私個人の予想としては中国政府中枢。または中国共産党の大部分が。
とっくの昔に習近平が掌握していて、近い将来に必ず文化大革命が起こる。
それも、おそらくは秒読み段階だろう。と予想していたんです。うん^^;

でも、実際には習近平に対抗する形で江沢民さんの名前が出てきましたでしょう?
習近平は未だ中国共産党を掌握し切れていなくて、
習近平に対抗する勢力が存在する。と言う事実が出現しました。
でまあ、そうだとすれば、文化大革命が阻止される可能性があるかもなぁ。と、
私も考え直したわけで御座います^^;

しかしまあ、本当にね。文化大革命を阻止する程度には。
今の中国共産党に自浄能力が残っていた事が、ちょっと意外でしたよねぇ^^;
習近平のような人間を最高権力者に選んだ時点で、
よっぽど中国共産党と言う組織はガタガタなんだろうな。と私も思っていただけに。
私個人と致しましても、なかなかビックリで御座いました^^;
さてさて。そうなってきますと。
習近平が最高権力者として一方的に粛清する。と言う状況ではなくなってきます。
中国で権力者同士による一大決戦のような事が発生する可能性があるわけです。
・・・どちらが勝つのか。それはわかりませんが、壮絶な戦いになる事でしょうね。


とまあ、こんな感じで中国の話題は一段落としておきまして・・・。
本日の話題は、ちょっとだけ北朝鮮の話題で御座います。
それでは参りましょう^^

まずは、こちらをご覧下さいませ。
http://www.sankei.com/world/news/160522/wor1605220032-n1.html

こちらは産経さんの記事で、北朝鮮が韓国に対して対話を要求している。と、
そのような内容なんですけれども。
実際に記事にも書かれておりますように北朝鮮。金正恩の態度と言うか。
基本的な方針が転換した事は、事実だろうと私も思います。


えーと。ちょっと確認しておきますと、ですねぇ。
この場所で私が書いてきた事と言うのは。
北朝鮮。金正恩は無計画のままに。何の考えも無しに暴走しているだけ。
いずれ手詰まりになって交渉する以外には無くなる。・・・と書いてきました。

いやぁ~。これはもう本当に。そうだったんですよねぇ^^;
金正恩が何の考えも無しに軍事的恫喝を繰り返している事は明らかでしたから。
果たして。何の要求をしているのか?と思えば。
北朝鮮を国家としての地位を認めて正式な国交を結んで欲しい。と言う事だったのは。
これは、もうねぇ。だったら非核化すれば良いのにね。
この程度の要求が望みだと言うのなら、もう核兵器いらねぇじゃん。・・・です^^;


いやまあ、この要求についてはね。国家元首としては正しいんですよ?^^;
少なくとも。
父親である金正日よりは、よっぽど国家元首としての役割。責任を果たしている。と、
そのように表現出来るんですけれども。
でも、ちょっとねぇ・・・普通に考えても、今のままでは。
核兵器を保有したままでは無理な話なんですよねぇ。

と言うのも、北朝鮮側。金正恩の要求の中には。
核保有国として認める。と言う事も含まれているからです。
そんなの・・・誰が認めると言うのでしょう?
核保有国である限り。世界中の誰一人として交渉に応じるわけがありません。
残念な事に金正恩は、その事実を理解していないのです。
・・・「若さゆえ」と言えばね。それまで、なんですけれども。ちょっと話にならない。


んー。参考程度までに書いておきますと。
父親である金正日は、核保有については常に「あいまい」な態度と見せてきました。
持っているかどうかを断言しなかったんです。
あくまでも核開発を主張していたのであり、核保有の承認を要求する事は無かった。
核開発を凍結する。やめるから譲歩しろ。と言う交渉をしていたんです。
そして、それゆえに世界各国は交渉のテーブルについていた・・・わけです。
つまるところ。
最初から核保有国として認めろ。と言うのでは交渉にならないんです^^;
そうなんですよねぇ。
金正恩は、この程度の事も理解していないわけです。

そんなわけで。
どうしてアメリカから門前払いも当然の扱いを受けるのか?
父親である金正日の時は、ちゃんと交渉していたじゃないか?
・・・みたいな感じで金正恩は本気で悩んでいる事だと思います。うん^^;
でまあ、悩んだ結果。
交渉の相手がアメリカから韓国に移った。と言う事でしょう。たぶんね。
うん。最初から韓国と交渉するつもりがあるんだったら。
もっと早くに金正恩は韓国との交渉を進めていたはずですからね。
アメリカ相手では、どうにもならないが。韓国が相手ならどうにかなるはずだ。と、
そのような事を考えたのだろう。と思います。

一応。書いておきますと、今の韓国大統領であるパク・クネ大統領は保守派であり。
日韓合意の後は、米韓同盟の強化を推し進めている真っ最中ですからね。
なので、本気で韓国と交渉するつもりであれば。
百歩譲って日韓合意は見逃しても、米韓同盟の強化をする前に対話を提案しているはず。
うん。タイミングが悪いんです。
パク・クネ大統領と交渉するなら、もっと早く。
あるいは、韓国の次の政権。次の大統領と交渉するなら、もっと遅く。
今このタイミングで対話を提案している時点で、後手に回っているのが丸わかりです。
・・・無為無策である事がバレバレなんです。


あの、ですねぇ。
繰り返しますが、国家元首としての責任を果たす。と言う姿勢についてはね。
これは間違いなく父親である金正日より上です。その点は評価出来るかと思います。
金正恩は、割とマトモに国家と国民の事を考えている。とも言えます。
ただ。
やはり国家元首。政治家としての実力を考えるのならば、金正日より劣ります。
そして、この事実は世界各国の共通認識になっている事でしょうし。
それゆえにアメリカは、常に強気の交渉をしていたんです。
うん。必ずや金正恩は譲歩する。と確信していたからです。

まっ。アメリカから韓国に交渉相手を変えた。と言う事実がね。
ある意味で既に譲歩している。とも言えるんですけれどねぇ。うん^^;
何にしても。
今回の北朝鮮の対話攻勢と言うのは、苦し紛れにやっている。と、
そのように解釈するのが妥当であるだろう。と私は個人的に考える次第です。



でね。

それはそれとして・・・ちょっと蛇足の話があるんです。
先頃に金正恩は、お爺ちゃんの名前。金日成の名前を出してきたんですよねぇ。
これは私としても意外でした。
それまでは、ほぼ無分別にして。まともな国家戦略など何一つないままに。
ただバカの一つ覚えのように軍事的恫喝を繰り返すだけで。
これさえやっていれば、とりあえずは何となるだろう。・・・みたいな^^;
色々な意味でバカ丸出しの暴走状態だったと言うのに。
なぜに。この段階で金日成の名前を出してきたのか。
また、その金日成が掲げていた国家戦略を持ち出してきたのか。
私個人と致しましては。
この点についてだけ見逃すわけには参りませんでした。

・・・どこの誰が金正恩に余計な知恵を与えたのか。
そんな助言が出来る人物が金正恩の周囲にいる。と言う事であり。
それを受け入れた北朝鮮。金正恩に対する評価を少し変えなければならないかな。と、
この一点を、少しばかり私は考えてしまいました。


まっ。心配し過ぎなのかもしれませんけれどもね。いやはや^^;

それでは本日はこれで失礼させて頂きます。皆々様。おやすみなさいませ^^

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