えーと。前回の話は文化大革命が再来する背景について、の話だったわけですが。
まあ、あくまでも私個人の予想ではありますけれどね^^;
でも、そうなるんじゃないかなぁ。と言うように私は考えています。
あのね。
習近平は現時点で、名目上とは言っても既に独裁者の地位にあるんです。
でまあ、それで習近平が満足するのであれば、権力闘争は終わるはずなんです^^;
中国は現状維持を最優先として、国内の安定化を目指す。と言う事で話は終わります。
でも、実際には終わっていないでしょう?
何度も言いますが、習近平は名目上の独裁者などでは絶対に満足しません。
毛沢東と同じ完全無欠の独裁者。中華帝国の皇帝を目指しているんです。
となれば、です。
習近平としては現状維持を最優先にする事はあり得ないんです。
なぜかと言うと、この場合の現状維持では自分と対立する勢力。
反習近平派。江沢民派などの政敵を残した状態を意味するからであり。
そして、そんな抵抗勢力がいる限りは・・・習近平の望みは実現しないからです。
あらゆる政敵を排除しなければ、毛沢東と同じ独裁者にはなれないんです。
それゆえに習近平は現状維持ではなく、現状の変革を実行するんです。
それこそが文化大革命であるだろう。と言うように私は予想したわけです^^;
とまあ、そんなわけでね。
「いやいや、さすがに文化大革命は起こらないだろう」
・・・と言うような意見に対しましては。
私の率直な感想として、極めて甘い見通しであるだろう。と思うんです。
しつこいようですが、習近平は毛沢東を目指しているんですからね?
だとすれば、一番手っ取り早い方法は毛沢東と同じ事をして。
徹底的に自分の政敵を排除しようと考えるのは、至極当然の話ですし。
徹底的に政敵を排除しない限りは、毛沢東のような独裁者にはなれません。
うん。そうですね。
文化大革命を現実的な可能性として考えていない人と言うのは。
ちょっと楽観的過ぎるんじゃないかなぁ。と私には思われてなりません。
それでまあ、そんな感じで本日は前回の続き。
もうちょっと前回の話を詳しく書いていきたいと思います。
それでは参りましょう^^
でまあ、最初に改めて書いておきますとね。
習近平が毛沢東のような完璧な独裁者になるための手段。
それが文化大革命以外の手段と言うのが・・・無いんですよねぇ。うん^^;
既に書いたように名目上の独裁者で満足するならば、もう権力闘争は終わっている。
また、政治的な駆け引きなどで、敵対勢力を政治的に失脚させる。
あるいは逆に取り込む。懐柔する。みたいな事が習近平に出来るのならば。
とっくの昔に実行して習近平は完璧な独裁者として君臨しているはずです^^;
つまるところ。
そんな政治家としての実力など習近平には存在しない。と言う事です。
そんなわけで。
やはり文化大革命のように一般国民を扇動して利用する。と言う事が、
一番手っ取り早く全ての敵対勢力。政敵の排除が可能であり。
毛沢東のような完璧な独裁者になれる一番の近道ではあるんです。
んー。まあ、習近平にとって敵対する全ての勢力を排除する事によってのみ。
毛沢東のような完璧な独裁者になる事が出来るわけですから。
習近平が毛沢東になる事を望む限り、全ての不穏分子を根こそぎ叩き潰す。と、
そのような事が中国の未来になる事は、間違いないだろうなぁ。と私は思います。
それゆえの結論として私個人の予想と致しましてね^^;
習近平は必ず文化大革命を選ぶ。・・・と言うか選ぶ以外には無い。と予想しました。
いや、まあねぇ・・・。
名目上とは言え一応は独裁者になったんだから、それで満足すれば良いのに^^;
それでは満足出来ない。どうしても毛沢東と同じ。中華帝国の皇帝になりたい。と、
習近平が考えるのならば、敵対勢力が残ったまま。と言うのは容認出来ないわけです。
また、何よりも大きな理由を挙げるのならば・・・習近平個人の事情があります。
と言いますのもね。
政敵。敵対勢力が残ったままでは自分が失脚。最悪は暗殺されるかもしれない。と、
そのような現実的な危険性を習近平は感じているんです。
その点を考えると、どんな小さな不安要素は根こそぎ叩き潰す。と言う以外には無く。
極めて高い可能性として反習近平勢力。江沢民派を徹底的に排除しようとするはずです。
あの、ご存知の方々もいると思いますが、確か昨年末くらいだったかな?
割とマジな感じで習近平が暗殺されかけた事があるんです。
うん。何があったのか?と言いますとね。
習近平が乗り込む車の、すぐ近くにあった車が盛大に爆破されたんです。
これは、もう明らかな習近平に対する警告であり挑戦でしょう?^^;
そんな事が起こったら習近平としては疑心暗鬼になる以外には無い。
完全に敵を排除しなければ安心出来ない。と言う状態になっているはずです。
そして、政治的な駆け引きで敵対勢力を完全に排除出来ない。
そんな実力が習近平には無い。となればね。
あらゆる手段を用いて。それこそ文化大革命を画策してでも。
習近平は敵対する全ての人間を排除しようとするだろう。と言うのが私の予想です。
なので、文化大革命なんて起こるわけがない。と言うような意見と言うのは。
ちょっと無責任な楽観論じゃないかなぁ。と私は思います。
以前から書いている事ですが、今の中国ってそんなに生易しい状況じゃありません。
さて。そうなると、です。
次の話題として、果たして習近平に文化大革命を実行する事は可能なのか?です。
前回に私が書いた事と致しましては、中国の貧困層を扇動する事。
中国の支配者層。富裕層。中産階級以上に怒りの矛先を向けされる事によって。
文化大革命を実行する事は可能だ。と言うような事を書きました。
うん。中国経済が統制経済により発展しない状況。過度に閉塞した状況下にあっては。
不平不満を高める貧困層の怒りと言うのは、容易に爆発する状況にあります。
これを利用すれば確実に文化大革命を引き起こせます。
ええ。そうですとも。
貧困層の誰もが貧困から抜け出せる状況。すなわち現状の変革を望んでいるからです。
そして、その変革と言うのは、どんなものでも良いんです。
溺れる者は藁をもつかむ。と言う奴で、貧困から抜け出せるのなら何でも良いんです。
それこそ資本主義。自由主義経済に傾倒しかけていた中国を一気に共産主義に引き戻す。
みたいな事だとしても、貧困層の中国人にとっては何の問題も無いんです。
「中国国民が共有するべき財産を不当に独占する中国人民の敵を許すな」
・・・と言う共産主義が誇る伝家の宝刀が如き大義名分を用いれば。
現時点でも文化大革命を引き起こす事は十分に可能だろう。と私は思います。
ちなみに本来ならばね^^;
本来ならば、今この時の変革を求める声に対して民主化するべきだったんです。
よろしいですか?中国人の方々。
だからこそ、劉暁波さんは戦い続けていたんですからね?
私は前回に中国の学生は優秀だと書きました。
共産主義よりも資本主義。統制経済よりも自由経済を優先する。と書きました。
ならば、必然的に独裁よりも民主主義を求める学生。中国人が大多数であるはずです。
そうです。
他ならぬ劉暁波さんもまた、そのように考えていたはずです。
今の中国人には民主化を望み、それを実現させるだけの力がある。と判断した。
あとは、中国国民がどうするのか。と言う事だったのであり。
その答えが・・・中国国民は動かない。と言う結論だったわけです。
しつこいようですが、あの劉暁波さんを見捨ててしまうくらいには。
中国人と言うのは国家に対する帰属意識は極めて希薄であり。
また、社会全体。国家全体の利益よりも自分自身の。個人の利益を優先する方々です。
ですから、中国を民主化する。と言う当たり前の判断が出来ない。
仮に頭では判断出来たとしても、実際に行動する事が出来ないんです。
・・・以前にも似たような事を書きましたけど。
民主主義を理解して実行するだけの実力があるのに、それをやらないと言うのは。
それは中国人の甘えであり、幼稚さ以外の何物でも無いんです。
「民主化と言う大義名分などでは、中国国民と言う民衆は動かない」
これが中国国民の結論であり、中国の現実である。と私は考えるべきだと思うんです。
と言うわけで、この中国の現実を私は誠実に受け止めました。
誠実に受け止めて、中国の自発的な民主化は絶望的だと判断しました。
また、それに伴って中国国民が文化大革命を阻止する事も不可能だ。と判断しました。
今の中国国民では、怒りを爆発させた貧困層による文化大革命を止められません。
あの、ですねぇ。
たぶん中国国民の大多数が気が付いていないので、念のために書いておきますけどね。
ここで中国が民主化しないと言うのは、貧困層など社会的な弱者の全てを切り捨てる。
・・・と言う事と同じなんですからね?
中産階級以上の中国人は劉暁波さんのみならず。貧困層の中国人まで見捨てたんですからね?
であればこそ、貧困層の怒りが貴方達に向けられるのは半ば必然なんです。
あの悪夢は確実に再来しますよ?本当にね。
なぜならば。
文化大革命の本質とは、共産主義革命と言う大義名分を利用した収奪だからです。
お金持ちから金をぶんどっても誰からも怒られない。となったら。
うーん。まあ、貧困層に限らないでしょうねぇ。
あらゆる中国人がお祭り騒ぎのバカ騒ぎで、収奪に走るだろうと思います^^;
それは中国人の帰属意識が希薄で。全体の利益よりも個人の利益を優先するからです。
社会や国家の利益などよりも、単純に目先の利益の獲得。
これであれば中国国民と言う民衆は、誰よりも積極的に動くだろうと思います。
人民の敵。革命の敵とされた哀れな富裕層。支配者層の誰かに向かって、
怒り狂った民衆が全力で襲い掛かるはずです。
財産の平等。共産主義革命を叫びながら、全てを収奪。略奪する事でしょう。
・・・うん。前回の文化大革命って、大体こんな感じだったと思います。
それで、その混乱の中で一人として残さないほどの政敵の排除。
想像を絶するほどの大粛清が実行されていくわけです。
まっ。何十年と時間が経過したとしても。
中国人の本質と言うのは、何一つ変化しなかった。と言う事になるでしょうねぇ。
ともかく。
今回の話題で重要な事は次の二つ。
一つは、毛沢東と同じような完全無欠の独裁者になるためには。
毛沢東と同じように全ての政敵を排除する必要がある事。
もう一つは、今現在の習近平が割とマジで暗殺される可能性があって。
自分自身の身を守るためにも全ての政敵を排除する必要がある事。
この二つの点を考えるのならば、習近平が文化大革命を本気で画策し。
政敵を誰一人として例外なく。根こそぎ排除しようとする可能性と言うのは。
明確に現実的な可能性として存在するだろう。・・・と言うのが私の個人的な結論です。
うん。まあ、こんな感じになるかな。いやはや^^;
それでは本日はこれで失礼させて頂きます。皆々様。おやすみなさいませ^^
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