政治 ブログランキングへ さらさらの部屋 中国共産党にとっての法律の意味と価値について・・・の話。 忍者ブログ
06 . July
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22 . October
えーと。そんなわけで前回は、中国共産党の一党独裁体制について。でしたね。
うん。まあ、そうですね。
やはり現在の中国の国家体制と言うのは『国益』を最優先としていない。と言う点が、
あまりにも重大で、致命的な欠陥である。と言えるでしょう。


でまあ、それに加えて中国共産党。習近平の実力不足も大問題です。やっぱりね^^;
あの・・・安全保障に関する認識不足は欧米諸国の政府首脳にも指摘出来る事ですが。
中国共産党。習近平の場合は、それを上回って酷いですからね。

ほら。欧米諸国。ヨーロッパ各国の場合だと、まだ自浄作用が働きますでしょう?
ロシアとの関係改善。中東地域の安定についても話は進んでいるようですからね。
先頃にシリアのアサド大統領がロシアを訪問したのも、その一環でしょうし。
ようやくではありますが、ヨーロッパ各国が難民問題の重大性に気が付いて。
適切な行動を見せ始めている。・・・と、そのように解釈してよろしいと思います^^


でも、中国の場合だと自浄作用すら働きません。
その理由は、相変わらず国益を最優先にしてないからです。うん^^;
だから、前回に取り上げたような論評が中国で発表されてもなお。
中国は尖閣諸島から手を引けないんです。・・・ええ。引けないでしょう。
最悪の場合。
日米同盟を敵に回して、中国に甚大な被害が発生するような物凄いリスクを考慮しても。
それでも反日をやめるわけにはいかないはずです。

なぜならば、中華人民共和国と言う国家や国民の利益である国益よりも。
中国共産党と言う単なる政治勢力でしかない利益が最優先にされているからであり。
自分達の利益のためならば、中国国民がどれほど悲惨な目に合おうとも構わない。と、
そのように中国政府。中国共産党。習近平が考えているからです。


まったくもって酷い人達だと思いますね。
間違っているとわかっていながら、それを正そうとしない。
国家権力が信託されている立場だと言うのに。平気で祖国や同胞を裏切る。
本当に。どうにもこうにも、救いようの無い愚かな連中だと私は思います。

あー。いや、別に民主的な選挙で選ばれているわけではありませんからね^^;
国家権力が信託されている。と言う前提からして間違っておりました。
正確には、何だかよくわからない理由でなし崩し的に権力を握っているだけ。
不当な手段で権力を奪取しただけの、何ら正統性の無いままに中国を支配しているだけ。
・・・と言うのが正確な表現でしたね。失礼しました。



とまあ、それはともかく^^;
本日の話題と参りましょう。こちらを御覧下さいませ。
http://www.sankei.com/world/news/151022/wor1510220023-n1.html

これまた産経さんの記事なのですが、石平さんの論評になりますね。
内容は中国の「反スパイ法」に関する文面なのですけれども。
・・・まっ。アレですね。
石平さんの論評にしては意外とソフトな内容になっておりますねぇ。うん^^;
いつもはもっと容赦なく。もう切れ味抜群だったりするんですが。
まあ、今回の論評は次回を想定した上での準備段階と言うところでしょう。

と言うのも、実際問題として反スパイ法などと言う法律って・・・。
ぶっちゃけ。
どうでもいい話だったりしますからねぇ。いやはや^^;


うん。これはなぜなのか?と言いますとね。
根本的な指摘をしますと、今の中国と言うのは法治国家じゃ無いんです。
と言うのも、通常の法治国家だと憲法。法律によって国家統治が行われますでしょう?
その点から考えても今の中国って法治国家と言う概念が当てはまらないんです。
ええ。中国共産党の一党独裁体制ですからね^^;

今の中国政府。中国共産党。習近平の権力と言うのは法律はもちろん。
憲法すら凌駕している状態にあります。
今回に取り上げた石平さんの論評のように拡大解釈・・・なんてレベルじゃありません。
法の支配など完全完璧に無視して絶対的な権力が平気で行使されているのが、
今の中国の現状であると言えるのです。



あの・・・ちょっと失礼しまして一つ例題を出させて頂きますけれど。
皆々様は、一昔前に問題となった中国の粉ミルクの一件を覚えておられますでしょうか?
あの問題って、まだ解決していないそうです。
なぜに問題が解決しないのか?と言いますと、その原因もまた現在の中国の国家体制。
中国共産党による一党独裁体制にある。と言えます。
それで、ですねぇ。
問題が発生した当時の中国について書かせて頂きますとね。
当時の中国政府。習近平は、次のように主張して問題解決を目指したんです。

「粉ミルクを製造する業界全体を再編して、企業統合を行う事で商品の品質を高めて。
消費者に対する信頼回復を行う」

・・・と言う事を主張したんです。
うん。これ以上無いくらいにバカ丸出しの主張で御座います。
このニュースを聞いた時。当時の私は泣きそうになってしまいましたToT


あの・・・あまりにも論点がズレていると思われませんか?
業界再編とか。企業統合とか。品質の向上とか色々主張されましたけれど・・・。
そんな事なんて誰も望んでいないんです。中国国民は別の事を望んでいるんです。
つまりは、一刻も早く市場から安全ではない危険な商品が撤去されて。
何を選んでも安心で、安全な商品が手に入る環境を望んでいるんです。
それなのに、なぜに業界再編とか。企業統合などと言う話になるんでしょう?
まったくもって理解出来ない論理が平気で主張されているんです。

果たして。それが実現するまでに何年かかると言うのでしょう?
また、それらが実現するまでの間。
安全ではない危険な商品を、平気で市場に流通させると言うのでしょうか?
そんな食品を、よりにもよって子供達。乳幼児に与えると言うのでしょうか?
当時の中国政府。習近平らの主張と言うのは。
本当の本当に。あまりにも現実とかけ離れた主張であり、
人間の心など微塵も感じられない。恐ろしく無慈悲な主張だったと私は記憶しています。


ちなみに。
この問題に対する正解は、実は物凄く簡単なんです^^;
ええ。たった一言で終わります。つまりは・・・。

「安全基準を守れ。法律を守れ」

・・・です。
そのように中国政府。習近平が主張すれば一発で解決するはずの問題です。
うん。その程度でしか無い問題だからです。
もし仮に。
それでも従わない製造会社。企業があるのだとするならば。
その時こそ中国共産党の一党独裁体制の真価を発揮すれば良いだけの事です。
何も迷う事はありません。
従わない企業に対しては、国家権力による強力な行政指導を行えば事足りるはずです。
ええ。現代社会における法律の力と言うのは絶大ですからね。
激烈な社会制裁を加えれば、もう誰も安全基準を無視するような。
法律に違反するような事などしなくなるでしょうし。
危険な食品なども一つ残らず。一撃で市場から淘汰する事が出来ます。
それで終わりです。それで解決する程度の問題です。

んー。長く見ても2、3ヶ月もあればカタがつくはずの問題でしょうね。
何年も時間をかける問題では絶対にありませんし。
それ以前に子供。乳幼児の事を考えれば、全力で解決すべき問題のはずです。
そんな程度の陳腐な問題で。
同時に子供に関わる重大な問題を、今でもなお満足に解決させられない。
問題の真相。真実を公表する事が出来ない。
問題を起こした責任者を適切に処罰する事も出来ない。となれば・・・。
最初から中国政府。中国共産党。習近平に問題解決の意思が無い。
ヤル気が無い。と言う以外に結論の出しようがありません。



さて。ここが重要で御座います。よくよく聞いて下さいませ。

それでは、なぜ中国政府。中国共産党。習近平は問題解決が出来ないのでしょう?
今しがた書いたように。たった一言を述べるだけで解決するはずの事が、
なぜ出来ないのでしょう?
その理由についても、実に簡単です。
今の中国政府。中国共産党。習近平には「法律を守れ」との一言が言えないからです。

これは、ある意味ではね。物凄く当然の話ですけれどもね^^;
粉ミルクを製造する企業に「法律を守れ」と主張した場合。
当然ながら、さらに広範囲の食品業界全体にも「法律を守れ」と主張する事になります。
そして、さらに広く民間企業全体に対しても「法律を守れ」と主張する事になり。
最終的には・・・中国政府もまた「法律を守れ」と主張される事になるからです。

まあ、何が言いたいのか?と言いますと。
今の中国政府。中国共産党。習近平にとっては。
中国国内において法律の遵守と言う価値観が拡大する事を恐れているからです。


・・・いや、何度も言いますけれど。これって当たり前の話ですからね?^^;
現代国家。現代社会において規定された法律を守るのは当たり前です。
でも、そんな当たり前の事が中国国内に広まる事を中国共産党は恐れているんです。
なぜかと言うと。
法律によって自分達の権力。影響力が制限されるのが怖いから。・・・です。
まあ、これについても結局はね。
中国共産党による一党独裁体制と言う支配体制を維持するために。
都合の悪い法律と言う存在を国民の目から隠しておきたい。と言う思惑でしょう。


えーと。前回に絶対王政を話題にしましたので、その流れで指摘するのならば。
まさしく『マグナカルタ』のようなものになる事を恐れているのでしょう。きっとね。
中国が立憲主義。法治国家となれば、それだけ法の制約を受ける事になり。
中国共産党の、絶大無比な一党独裁体制における権力が制限されてしまいます。
だから・・・法律の遵守と言う至極当然の概念を主張しない。主張出来ないわけです。

うん。これは中国国内が簡単に不安定化する要因の一つでもありますね。
中国共産党が自分達の権力を絶対的なものにするために。
そのためだけに憲法。法律の存在を軽んじる風潮を中国国内に流布させた結果。
ちょっとした出来事で簡単に社会不安が起こる脆弱な秩序しか構築出来ず。
容易に中国国民が犯罪を行う下地を作り出してしまっている・・・わけです。


いやぁ~。なんともまあ、罪深い事をしておりますでしょう?^^;
ホントに。マジで許し難いほどの、信じられないほどの大罪で御座います。
自分達の権力を憲法や法律に制限されたくないもんだから。
中国国内の憲法。法律それ自体の意味と価値を引き下げてしまう。
・・・などと言う暴挙を平気で実行しているわけです。
そりゃあ中国社会が頻繁に不安定になる事も、まったくもって仕方の無い話です。


そんなわけで。
今回に取り上げた石平さんの論評が、イマイチ切れ味が鈍かったのも仕方ないんです。
あの・・・私達日本では先の安保法案でもそうでしたように。
拡大解釈について議論している。と言う状況もあったわけですけれども。
でも、日本の場合と同じ基準で見てしまうと、中国に対する正確な現状認識は出来ません。
だって。
中国の場合は拡大解釈なんてレベルの話じゃ無いんですから^^;

現在の中国政府。中国共産党は、法律それ自体の意味と価値を引き下げている。
つまり、法律による社会秩序それ自体を、中国政府自らが否定している状況にある。
それは私達日本の場合とは完全に別次元の問題。ケタ違いの大問題である。・・・と、
そのように判断しなければ。今の中国について到底説明し切れないんです。


だからまあ・・・そんな風に法律それ自体の意味と価値が無いわけですから。
今の中国が安定するわけが無いんですね^^;
この点が今まで表面化しなかったのは、単純に爆発的な経済成長によって。
隠されてきただけの話です。
ええ。都合の悪い事は全部隠すの中国共産党の慣例みたいなものでしたからね。
それだけの話で御座います。

今の中国では中国共産党の意志こそが全てです。
そのためならば法律を形骸化する事など何の躊躇いもなく実行されます。
なので「反スパイ法」なんて、あっても無くても一緒です^^;
単なる言い訳。方便として利用する以上の意味と価値なんかありません。
中国における法律と言うのは、その程度のものでしか無いからです。

中国国民が安定した生活。本当の平穏を手に入れる事と言うのは。
中国共産党の一党独裁体制のままだと絶対に不可能なんですよねぇ。
法律による社会秩序が存在しないために、中国社会は常に不安定になっているからです。
・・・本当に。中国国民の方々は可哀想だと思います。


とまあ、本日はここまでにしておきましょう。皆々様。おやすみなさいませ^^

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