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20 . April
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11 . June
さて。少し寄り道をしてしまいましたが、本題に戻ると致しましょう。
それでまあ、こちらを御覧下さいませ。
http://toyokeizai.net/articles/-/72795

うん。丁度良いタイミングで東洋経済さんの記事がありましたね^^
今まで私が書いてきた文面よりも、さらに詳しく中東情勢について書かれております。
私としてはイスラエルを中心に話を進めてきましたけれど。
詳しく見ていきますと、もっと色々な難しい問題があるので御座います。

と言うわけで、本日の話題なんですが、ちょっと寄り道をしてしまったわけですし。
中東情勢について今一度。改めて最初から考え直してみたいと思います。
それでは参りましょう^^

まず最初に、そもそもの話と致しまして。
現在の中東情勢における混乱。その最大の原因と言うのはイスラエルにあります。
こればかりは誰であろうとも否定出来ない純然たる事実で御座います。
・・・繰り返しますが、イスラエルと言う国家が樹立する事。
そんな根本的な点から既に正当性が存在しないんです。
それが結果としてイスラエルとイスラム教勢力の武力衝突に発展してしまったんです。
これをねぇ。これを止める事が出来なかったのは、国際社会全体にとっての悲劇でした。

この対立は何十年にも及ぶものであって。
非常に根深いものであり、一朝一夕では解決出来ない深刻な問題です。
世界の超大国であるアメリカ合衆国ですら、頭を抱えるほどの大問題なわけですからね。
あの・・・本当に扱いが難しい問題です。
それゆえに。
苦肉の策として行われてきたのが従来の安全保障体制。
アメリカを中心としたアメリカ陣営による中東地域の安全保障体制だったわけです。


うん。そうですね。
アメリカ陣営を中心とした中東地域における従来の安全保障体制と言うのは。
最大の特徴といたしまして。
イスラエルの問題を棚上げ。保留とする状態での平和を目指したものである。と言う事です。
そして、ここで注目するべきは「目指したのは誰か?」です。

一つ誤解をしてはならないのは、中東諸国ではないんです。
中東諸国は最初から最後まで戦うつもりでした。・・・いえ、今でもそうかもしれませんが。
ともかく。過去における中東戦争では、常にイスラエルが圧勝してきましたし。
その反対にイスラム勢力は毎回のように大敗してきた歴史があります。
でも、それでもイスラム勢力は決して屈服しなかったんです。
最後の最後。
最終手段として中東諸国が仕掛けたのが、あの「オイルショック」です。
重要資源である石油を利用して国際社会全体に打撃を与える手段でした。

うん。これは本当に最後の手段でしたからね。
中東諸国がアフリカ諸国と違って最貧国にならなかったのは、
重要な天然資源である石油があったからです。これによって国民の生活は守られていました。
でも、最近でも中国のレアアースの一件などを見ればわかりますように。
必ずしも成功するかどうかはわからなかったんです。
万が一にも失敗したら、確実に最貧国に転落する。と言う相当にリスクの高い方法でした。
・・・まっ。結果的には、当時の欧米諸国が予想以上に中東の石油に依存していたために。
物凄い大打撃を受ける事になって、成功したわけなんですけれどね^^;


とまあ、それはそれとして本題に戻りますと。
中東諸国が実行したオイルショックによって、世界経済全体に激震が走る事になります。
欧米諸国も大慌てになって和解の道。対立の落とし所を探す必要があったわけです。
それゆえに作り上げられたのが、アメリカ陣営を中心とした従来の安全保障体制。
あらゆる側面において欧米諸国が可能な限り配慮し、様々な負担をする事によって。
中東諸国にイスラエルの問題を黙認。中立の立場を認めさせる事だったんです。
まさしく苦肉の策ですね。

その後。欧米諸国は自分達が構築した安全保障体制によって、
再びオイルショックが発生しない事も含めて。イスラエルの問題が再燃しないように。
様々な画策。もとい努力を重ねていく事になるわけです。
それが結果的に、今日までの中東地域の秩序と安定となってきたわけです。
・・・まっ。それでも戦争は多々あったわけですが^^;
少なくとも。世界規模に影響が発生する超ド級の戦争は発生しませんでした。


しかし、その秩序にも終わりが見えてきてしまったわけです。
イラク戦争と言うような。今まで良くわからない。
一体何の意味があったのか。大義名分が不明瞭なままの無駄な戦争を行ったために。
世界の超大国であるアメリカ合衆国が疲弊して、弱体化してしまいました。
その結果として軍事費を削減する事。世界の警察と言う立場をやめる事になったわけです。

でまあ、ここまでだったらね。
それほどまでに中東情勢が混乱する事も無かったんですけれども・・・。
やはりシリアの一件。
アサド政権による生物兵器使用に対するアメリカの直接的な軍事介入。
それを土壇場で撤回してしまった決断が・・・事実上。
中東地域における従来の安全保障体制。従来の平和の終わりを宣言するものでした。
んー。当時の私としては、それほどまでにアメリカは疲弊していたのか。と、
ビックリ仰天すると共に、新しい安全保障体制。
ロシアを組み込んだ上での安全保障体制が中東地域に構築されるのかぁ。・・・と、
物凄く大きな決断が行われたんだなぁ。と暢気に考えていたもので御座います^^;

ですが、その後に発生したウクライナの問題により米ロ関係は悪化してしまった挙句。
その間にも中東情勢は容赦なく混迷を深める事になったわけです。
・・・うん。こんな感じが今の中東情勢だろう。と思います。




さて。それでは次に肝心となる話。今後に予想される展開についてです。
今後の展開は大きく分けて二つになります。

一つ目は、即時にロシアと関係を改善させて中東地域の安定化を目指す場合。
私個人と致しましても、ぜひとも欧米諸国には、こちらを選んで頂きたいところです。
ウクライナの問題も小さいとは言いませんが、やはり優先するべきは中東地域であり。
イスラエルの問題である事は明白で御座います。

まっ。これ以外にも他の可能性としては。
あらゆる犠牲を覚悟したアメリカが、再びイラク戦争と同規模の戦争を実行する。
・・・と言う手段も残されていますが、こちらは望み薄です。
さすがに。いくらなんでもアメリカ国民が許さないはずですからね^^;


二つ目は、中東地域の安定化が不可能になる場合。
つまるところ。一つ目の手段が間に合わなかった場合になりますね。
こちらの場合は中東諸国が独立した意思を持って。
自立的な安全保障体制を中東地域に構築して、自力で中東地域を安定化させようとします。
でまあ、そうなりますと。
必然的に今まで棚上げ。保留としてきたイスラエルの問題が間違いなく再燃します。
結果として「反イスラエル同盟」が結成される可能性が非常に高くなります。
・・・まっ。ついでに言いますとオイルショックの可能性も出てきますけれど。
こちらは以前と比較すれば影響は小さいはずです。もう世界各国は対応していますから^^



と言うわけで一つ目の手段。
ロシアとの関係を改善して中東地域を安定させるのであれば、問題はありません。
色々と細かい問題はあるかもしれませんが、確実に中東地域が安定化へと動くはずですし。
遠からず「イスラム国」を根こそぎ叩き潰す事も可能だと思います。

しかし、これが不可能になった場合。
二つ目の手段として中東諸国が自発的に行動した挙句。
「反イスラエル同盟」が結成されてしまった場合は・・・これは大変です。
うん。本当の本当に洒落にならない事態に発展してしまう事でしょう。


・・・うん。ここまでにしておきましょうか。
これから先を書くとなると、まだ長くなってしまいますからね。いやはや^^;

それでは本日もまた失礼致しました。皆々様。おやすみなさいませ^^

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