政治 ブログランキングへ さらさらの部屋 次の中東戦争は、信じられないくらいに壮絶な戦いになるはずです。 忍者ブログ
26 . April
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12 . June
それでは前回の続きで御座いますね^^

えーと。前回の話題は、この先の中東情勢がどうなるのか。と考えた場合。
その場合に大きく分けて二つの可能性がありまして。
一つ目は、欧米諸国がロシアの協力を前提として安全保障体制の再構築を行って。
全力で中東地域の安定化を目指す。・・・と言う場合。
二つ目は、それが間に合わなくて中東諸国が独立した意思を持って安全保障体制を構築して。
イスラエルの問題が完全に再燃した挙句に。
ユダヤ教徒とイスラム教徒による最終戦争が勃発してしまう。・・・と言う場合です。

うん。出来る事ならば、ぜひとも前者であって欲しいところですけれど。
先のサミットにおいて対ロ制裁の継続が決定されてしまったので、
このままだと後者になってしまう可能性が、時間の経過と共に大きくなりつつあります。


あの・・・ですねぇ。
前者が崩壊した場合。中東地域における従来の安全保障体制が崩壊した場合で。
それじゃあ中東地域が無法地帯になるのか?と言うと・・・そうでも無いんです。

んー。もしかしたら、それを期待している悪い人がいるかもしれませんけどね。
中東地域が無法地帯で双方お互いに殺し合ってくれた方が何かと都合が良い。みたいな。
そんな最も邪悪な誰かさんの発想を持ってはダメです。・・・うん。ダメです^^;
何よりね。
それって都合の良過ぎる無責任な楽観主義で御座います。
もし本気で考えているのなら中東の人々を甘く見過ぎています。

うん。そこまで中東諸国。中東の人々もバカではありません^^;
一切合財の全てが破壊されるよりは、無理やりにでも安全保障体制を作って。
何とか中東地域の秩序を維持しようと、中東諸国の統治者達は考えます。
自分達の権威と権勢を守るためにも何とか出来ないだろうか?・・・と。
そして、考えたら誰もが一番簡単で。なおかつ一番強力な方法を思いつきます。
それこそが「反イスラエル同盟」です。

古来より外部に何らかの敵を提示して結束する。と言うのは、
ある意味でセオリーだとも言える古典的かつ効果的な手法で御座います。
中国や韓国の反日が代表例です。これは単純にポピュリズムで、だからこそ効果的です。
そして、中東地域に生きる人々にとってはイスラエルこそ長年の仇敵です。
まさしく何十年にも及ぶ長き戦いに決着をつける。
中東地域の全ての混乱の。全ての元凶として異教徒を排除し、聖地を奪還し。
中東地域をあるべき姿へと戻す。真の平和を取り戻す。
中東の未来は中東に生きる全ての人々の意思によって決断されるべきである。

・・・みたいな^^;
そんな感じで中東諸国が揃いも揃って主張し始めたら、
終わりの見えない混乱に怒りと悲しみを抱いている全ての人々が一気に動き出します。
あっという間に拡大して、めでたく宗教的な熱狂の出来上がりです。
うん。今の中東地域では誰もがそれを求めているんです。
この状況を打開してくれる救世主とか。抜本的で画期的な解決策を求めているんです。

もう本当に。
これでもか。と言うほど簡単に出来上がってしまう事でしょうし。
それを止めるだけの力は、今の欧米諸国にはありません。
中東地域は安定化するかもしれませんが、その代わり新しい戦争が始まります。
ベトナム戦争の何十倍もの悲惨な戦いになるような、そんな壮絶な戦いになるでしょう。


と言うわけで。
ちょっと前置きが長くなりましたが、これらを前提とした上での今回の話題です。
それでは参りましょう^^

中東諸国が独立した意思により自立的な安全保障体制を構築する。
・・・とまあ、それだけで終わってくれれば良いんですが。
この状況の変化が新しい紛争の火種となるのが、何とも悲しい話で御座います。


それで、私は以前にイスラエルと中東諸国。ユダヤ教徒とイスラム教徒による最終戦争。
その場合においてイスラエルは核兵器を使用する可能性がある。
このため事実上の核戦争が勃発する事になるかもしれない。・・・と、
そのような事を書いた事が御座います。
と言うわけで、その理由と言うものを書かせて頂きますとね。
まず指摘する点としては、あらゆる状況が今までと異なっている。と言う事です。

前回にも書きましたが、過去の中東戦争と言うのはイスラエルの圧勝。
中東諸国の大敗。それも連敗と言う結果に終わっておりました。
これは単純な話としてイスラエルが欧米諸国の多大な支援を受けて、
最新鋭で強力無比の武装で戦っているのに対して、
中東諸国が旧式の武装のままで戦っていた事が最大の原因です。

うん。まずこの点が違いますね。
もはや中東諸国は、かつての中東諸国とは違います。桁違いです。
過去と比較しても雲泥の差と言うほどに中東諸国は強く、その軍隊は洗練されています。
もう最新鋭の武装をしているのはイスラエルだけではありません。


・・・まっ。それでもね^^;
イスラエルの軍事力と言うのも洒落にならないほど強力だったりするんですが。
この場合において最も脅威となるのは「数」であり「宗教的な熱狂」です。
全世界のイスラム教徒。10億人がイスラエルを敵視して襲いかかってくる。と、
それくらいの覚悟をするべきだと思います。
どれほど強くとも何年。何十年と持久戦を仕掛けられたら、悲鳴を上げるしかありません。

ええ。これは冗談じゃないんですよ?
イスラム勢力は、それくらいを覚悟の上でイスラエルに襲い掛かってくるはずです。
その根拠と致しましては。
何十年と経過しているのに、イスラエルの問題は解決しなかったでしょう?
これはイスラエルが絶対に譲歩しなかった事が原因であると同時に。
イスラム勢力が絶対に屈服しなかった事が原因でもあるんです。
私は、この凄まじい戦いは最後の一人を殺すまで続くだろう。と覚悟しております。

ですから、一回や二回の勝利で決着なんかつきません。
繰り返しますがベトナム戦争と同じレベルの戦いをイスラエルは覚悟するべきですね。
もう想像を絶するほどに。凄惨で。限りなく泥沼の戦いとなるはずです。
・・・うん。覚悟だけはしておくべきです。


でまあ、軍事力とか数の問題とか。果てしない長期戦などに関する話だけではありません。
もっと別の問題もあります。それが国際情勢の違いです。

今までの戦いでは欧米諸国。特にアメリカがイスラエルに支援をしてきました。
それも物凄い支援をしてきた。と言う歴史があります。
しかしながら。
今現在の疲弊して弱体化したアメリカでは、そのような支援は不可能です。
・・・それが出来るなら、とっくの昔に中東地域を安定化させていますからね^^;

それに加えて欧州。ヨーロッパでの世論も今までとは違うものになりつつあります。
昨年のイスラエル軍によるガザ地区侵攻に対して、ヨーロッパは批判的な姿勢を見せました。
ドイツに至っては反ユダヤを主張するデモまで発生したくらいです。
そして、現在進行形の状況と致しましては。
移民や難民と言う形でヨーロッパには大量にイスラム教徒が流入している現状がある。

ここまでの状況が揃っていたら、イスラエルがどれほど懇願して支援を頼んだとしても。
今までと同様の支援が行われるかどうかは・・・極めて微妙だと言えます。
イスラエル一国のために中東諸国。イスラム勢力と敵対するのか。と考えると、
世界中の。どの国家であろうともイスラエルに味方をするのは、二の足を踏むはずです。


そして、これがまたイスラム勢力にとってはプラス材料になるわけですね^^;

「もうアメリカは味方をしない。ヨーロッパも味方をしない。イスラエルは孤立している。
チャンスだ。今ならば勝てる」

・・・と、そのようにイスラム勢力が判断すれば。
過激派以外の勢力も武装してイスラエルに襲い掛かってくるかもしれません。
ええ。そうですとも。
勝算がまるで存在しない絶望的な戦いと、小さくとも明確な勝算が見える戦い。
この二つの違いは非常に大きいと考えるべきで御座います。


とまあ、これだけ見ても相当にイスラエルは窮地です。
うん。先にネタニヤフ首相がわざわざアメリカ議会に出向いて現役の政権。
現役の大統領を直接的に批判する。と言う掟破りの禁じ手を実行する程度には。
イスラエルにいる全ての人々は、自分達の危機的な状況を自覚しているわけです。

・・・となれば。
最終手段として核兵器の使用を本格的に考えていたとしても、不思議ではありません。
いえ、今のようにイスラエルが他に頼るものが無く孤立していて。
その状況でイスラム勢力と全面衝突した挙句。
しかもその戦いがベトナム戦争か。それ以上の泥沼の長期戦になる。・・・となれば。
まず間違いなく。非常に高い確率で核兵器が使用される。と私は考えております。

核兵器が使用される。
・・・まあ、単なる私の妄想。夢物語であって欲しいところですけれど。
イスラエルと言う極めて特殊かつ強力な国家であるならば。
国際社会の批判を全て無視して核兵器を使用する事も、現実的に可能ですからね。
さてはて。どうしたものか・・・。



私個人と致しましても、このような未来は絶対に阻止したいのですが。
・・・まあ、対ロ制裁が継続し続ける限りは無理でしょう。

こう考えると、対ロ制裁などと言う事を画策した誰かさんの責任は重いですねぇ。
たかが東欧の一国。
それもウクライナの内政問題一つだけで世界秩序を揺るがすような事をしたんです。
無論。ウクライナの問題も重要だとは思いますけれど。
それ一つだけで対ロ制裁を実行する。となれば、これは明らかに暴挙暴論です。
いくらなんでも、やり過ぎです。
それとこれとは話は別として、中東地域での協力関係を考慮するべきでした。
・・・この責任は非常に重いと思います。

どこかの誰かさんは、この責任はよくよく自覚なされるべきですし。
自覚なされているのであるならば、一刻も早く対ロ制裁の解除に向けて全力を尽くし。
迅速な中東地域の安定化を目指されるべきである。と私は思います。


・・・いや、ちょっと長くなりましたね。失礼しました^^;

それでは本日はこれで失礼致します。皆々様。おやすみなさいませ^^

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