政治 ブログランキングへ さらさらの部屋 中東地域にあった従来の安全保障体制とは、こんな感じです。 忍者ブログ
20 . April
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23 . December
さてさて。前回では、中東情勢の確認で御座いましたね。
んー。基本的には、前回の内容で間違いではない・・・とは思うのですが。
ただそれでも、まだ話を進めるには足りませんよね^^;


でまあ、最初にグチのような事を書かせて頂きますと。
どこから手を付けるべきか。ちょっと迷ってしまいました。ナハハハ^^;
とは言え。
それで立ち止まっているわけにもいきません。出来る事から始めると致します。
それでは参りましょう^^


まず最初の確認と致しまして、このブログの目的について書かせて頂きますと。
中東地域において新しい安全保障体制を確立し、平和と安定を取り戻す事にあります。
うん。そうですね。
前回にも書きましたように、残念ながら現在の中東地域には安全保障体制が存在しません。
このような状態を放置すれば、中東全域が火の海になる事は時間の問題です。
・・・いえ、それどころか。
最悪の場合。世界規模の戦争にまで拡大し。
挙句の果てには人類それ自体が滅亡してしまう可能性すらあるくらいです。

よって。そのような未来を阻止するためにも、
中東地域を安定化させる事は国際社会にとって急務であり。
全ての人類に与えられた天命である。と私は個人的に考えております。



とまあ、そのような前置きがありまして^^;

今現在の中東地域に新しい安全保障体制を構築するためにも。
どうしても確認しておきたい事が一つ御座います。
それは、従来に存在していた中東地域の安全保障体制と言うものが、
果たしてどのようなものだったのか?・・・です。
これを知らずして、次の新しい安全保障体制を構築する事は出来ません。


それで、このブログでも既に書いてきた事と致しましては。
従来の中東地域に存在していた安全保障体制と言うのは、
アメリカを中心とした欧米諸国主導の安全保障体制であり。
それは、最優先の目的としてイスラエルの存続を第一の前提としたものでした。
つまるところ。
イスラエル一国のために存在していたのが、従来の安全保障体制だと言う事です。
・・・えーと。いつぞやにも書いた事ですが。
安全保障の知識と言うのは、なかなかに表沙汰に出来ない知識が多いのです^^;


でね。

この点に関しましては明確な根拠が御座います。・・・って言うか。
歴史的事実が確固たる証拠で御座いますね^^;
まあ、もし仮にイスラエルを最優先とした安全保障体制ではなかった場合。
中東諸国が、イスラエルと言う国家を容認する理由が無いんです。
はっきり申し上げますと。
イスラエルが成立する正当性と言うものが何一つとして存在しないんです。
なぜならば、根本的にイスラエルと言う国家は、存在しないものだったからです。



うん・・・まあ、もちろんね。
イスラエルの方々にも主張はあるんでしょうけれども・・・。
でも、この事実はどう考えても見逃す事は出来ないんです。
中東地域にはイスラエルなる国家。ユダヤ人の国家は存在しなかったんです。
仮に存在していたとしても、1000年以上も遥か昔に存在していたのであって。
その1000年の間に、当然ながらその場所で生活していた人々がいたんです。
それなのに元々いた人々を追い出して。無理やり国家を樹立させてしまった。
これこそが今現在に至るまでの、中東地域における大部分の問題の原因です。


・・・まっ。百歩譲ってイスラエルの建国は認めたとしても。
でも、今現在の国土の大部分はパレスチナの人々から明確に奪い取ったものです。
そして、その中には聖地エルサレムも含まれております。
これらを占拠するイスラエルの言動と言うのは、明らかに不当であり問題です。
本来ならば絶対に許されない事であり、
国際社会から厳しい制裁が下されても文句は言えない立場です。

でも、そんな事は一度として無かった。
どれほど国際社会において問題のある行動を見せたのだとしても、
それに伴ってイスラエルが制裁を受ける事など一度として無かったわけです。
その理由は、アメリカがイスラエルを擁護していたからです。

そして、その延長線上に中東地域の安全保障体制があった事は間違いありません。
ええ。そうでもしないと、イスラエルに平和が訪れるわけがないんです。
だって。
パレスチナの人々。中東諸国の人々の主張が全て黙殺されているんですからね。
この点に関する中東諸国の不平不満に配慮しない限りは。
どうやったところで中東地域に安全保障体制など構築出来るわけがありません。


えーと。参考程度に歴史的事実を書いておきますと。
イスラエルを認めない中東諸国が引き起こした戦争と言うのが「中東戦争」ですけど。
この中東戦争の際には、イスラエルに対して凄まじく強力な兵器が提供されました。
当然ながら、アメリカが背後にいた事は言うまでもありません。
最新鋭に完全武装したイスラエル軍がイスラム連合軍を完膚なきまでに叩き潰し、
結果的にイスラエルが連戦連勝したわけですけれど。
それで話は終わらなかったんです。

これに対抗するためイスラム諸国が実行したのが皆々様も知ってのとおり。
石油価格を一気に引き上げたオイルショックで御座います。
これにより世界経済が傾くと言う世界規模の大問題となったわけです
結果的にアメリカ。欧米諸国は、この危機的な状況を作り上げた原因。
イスラエルとイスラム諸国による対立の解消を余儀なくされたわけです。


そして、それゆえにアメリカが行った手段とは・・・。
中東諸国の大多数にイスラエルを容認。黙認させる代わりに。
ありとあらゆる懐柔策を実行したわけです。
何しろ。この当時からイスラエルが譲歩する。と言う事はありませんでしたからね。
必然的に中東諸国。イスラム勢力を黙らせるしかないわけです。
しかし、武力によって抑え切れない事は先のオイルショックが証明しています。
だからこそ、です。
アメリカによる中東地域における従来の安全保障体制の構築。
また、その維持に関する軍事費の一切合切をアメリカが背負うのは無論の事。
その他の分野においても軍事。経済。教育。医療。技術や人材の提供など。
あらゆる手段で中東諸国の懐柔を行った・・・はずです。
そうやって無理やり構築されたのが、従来の中東地域における安全保障体制だった。
・・・のでしょう。きっとね。


と言うわけで。
中東地域の従来の安全保障体制では、イスラエルとイスラム諸国と言う二つの勢力。
本来であれば、絶対に和解しないはずの両者の対立を解消させる事。
それを第一の目的として構築された事は疑いようがなく。
それゆえに従来の安全保障体制はイスラエル一国のために構築されたものだった。
・・・と結論付けるのが極めて妥当である。と私は考える次第で御座います。

うん。やっぱりね。
この事実を理解せずして、今後の中東情勢を語る事は不可能でしょう。
まあ、この事実から把握出来る事と致しましては。
イスラエル一国のために安全保障体制を構築しなければならない程度には。
それくらいには、イスラエルと言う国家を守る事は極めて難しいわけです。
ですので、仮に世界の超大国たるアメリカだったとしても。
非常に苦労しただろう事は想像するに難しくはありません。
そう言う意味では、アメリカは非常に不憫な立場にあったと言えるかもしれませんね。

私が以前にアメリカとイスラエルの関係性が異常だ。と言った理由がコレで御座います。

・・・はぁ~。ちょっと長くなってしまいましたねぇ。
今回はここまでにしておきましょう。いやはや^^;

それでは本日はこれで失礼させて頂きます。皆々様。よい一日を^^

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