政治 ブログランキングへ さらさらの部屋 中東地域におけるロシアの影響力についての話です。 忍者ブログ
09 . June
さて。ドイツで行われていたG7が終了したようです。
そこで色々な結論が出たみたいなのですが、その中の一つがコレです。
http://www.sankei.com/world/news/150608/wor1506080018-n1.html

この産経さんの記事にもありますように、
今回のG7で対ロ制裁は継続する方針で決定されたみたいですね。
ですので、欧米諸国とロシアとの関係改善は望み薄となったわけで・・・。
ロシアの協力によって中東地域を安定化させる。などと考えていた私の主張についても、
不可能だと言う結論になってしまいました。・・・なんとも残念な事です。


しかしまあ、改めて考えましても。
これほどまでに対ロ制裁が継続するとは、私と致しましても予想外でした。
ウクライナと中東地域の二つを比較しても、どちらを優先するべきかは明白であるはず。
にもかかわらず、今のように欧米諸国がウクライナに固執する理由が何であるのか。
私には、誰もが納得する明確な理由を見つける事が出来ません。

いえ、ここまでくると・・・逆に考えまして。
中東地域の混乱を利用してイスラエルを叩き潰すために。
または、そこまでいかなくてもイスラエルに譲歩をさせるために。
意図的に中東地域の混乱を深刻化させている。・・・と、
欧米諸国が中東問題を放置する手段としてウクライナを利用している。・・・と、
そのような考えすら浮かんできてしまいます。

いやまあ、さすがに私も考え過ぎだとは思いますけどね^^;
仮にイスラエルの譲歩に期待しているのだとしたら、前回にも書いた事ですけれど。
神様の奇跡に期待するくらいに非現実的な主張だと思います。
あくまでも私個人の意見ですが。
今のイスラエルには、何を言っても無駄だと思います。・・・うん。



まっ。それはそれとしまして。
本日は、なぜに私がロシアとの協力を前提として中東地域の安全保障を考えたのか。
その点に関する話をさせて頂きます。それでは参りましょう^^

それでまあ、早速ですが。
私が中東地域でのロシアの協力を前提とするには、確固たる理由があるです。
それは、次の出来事があったからで御座います。

事の発端は「アラブの春」による民主化の流れが中東地域。
シリアにまで及んだ際の事です。
シリアを統治していたアサド政権は民主化を求める国民の動きを牽制し。
武力を用いて弾圧する。と言う事を実行しておりました。
この時。
アメリカが特に警告していたのは、シリアが保有する生物兵器の使用でした。
万が一にも生物兵器を使用する際は断固とした対応を見せる。とアメリカは主張し、
直接的な軍事介入の行動すらも可能性として示唆するほどに。
極めて強い警告をシリア。アサド政権に対して発していたので御座います。
しかし、この警告にもかかわらずシリアにおいて生物兵器が使用されました。
アメリカは宣言どおりに軍事介入を決断。欧州各国にも協力するように要請しました。

・・・ですが、ここでアメリカの予想外の動きが出てきたのです。

欧州。ヨーロッパ各国が次々に軍事介入を拒否したのです。
ドイツは即座に反対。イギリスは議会に判断を丸投げした後に反対。
賛成したのはフランスくらいでした。
結果的にアメリカは国際社会において半ば孤立した状況になってしまったのです。


それで、この時に動きを見せたのがロシアでした。
ロシアは元々シリアのアサド政権を支援する国家であり、アサド政権に対して同情的でした。
その立場を利用した仲介役としてアメリカに和解を提案したのです。
アメリカは提案を受け入れました。
アサド政権は要求に従って国連の査察を受け入れ生物兵器の破棄を実行して、
シリアにおける生物兵器に関する問題は、一応の解決が見られたので御座います。


これは、極めて重大な出来事でした。

なぜかと言いますと事実上。アメリカは軍事介入を土壇場で撤回したからです。
それもロシアの仲介によって。和解を受け入れて撤回した。
・・・これは言い換えば、ロシアはアメリカの軍事介入を土壇場で撤回させたんです。

この一件によって中東地域に激震が走りました。
今までのアメリカ陣営を中心とした安全保障体制に大きな亀裂が走り、
唐突なアメリカの方針転換により中東諸国は混乱してしまったのです。
中東地域におけるアメリカへの信頼性もまた大きく低下する事になりました。


このようにアメリカの影響力が低下した反面。
何一つ武力を用いずにアメリカの軍事介入を撤回させたロシアの影響力は激増しました。
うん。当然の流れで御座いますね。
当時の私と致しましてもロシア。この時のプーチン大統領の外交手腕と言うのは、
極めて洗練された完璧な。天才的な神業だと言う感想を持っておりました。
同時に。
アメリカ側の決断に対してもビックリ仰天。もう驚愕するしかない有様でした。
あの本当に・・・絶句でしたね^^;
見てはいけないものを見たような。まったくもって予想外の展開だったのです。
それで。この時の中東情勢に限って言えば、アメリカとロシアの影響力は互角であるか。
ロシアの方が上回っていた。と言うほどに勢力図の激変が起こっていたのです。

んー。まあ、色々な思惑があったのだとは思いますけれども。
ともかく。
アメリカがシリアに対する軍事介入の撤回をした事によって、
従来の安全保障体制が嫌でも変化するだろう。と、そのように私は確信すると共に。
これほどまでに影響力を拡大させたロシアの協力を考慮せずしては。
今後の中東情勢を安定化させる事など出来ないだろう。と思っていたので御座います。


・・・思っていたんですけれど。
ウクライナの問題が発生し、欧米諸国が対ロ制裁を実行してしている現状では。
ロシアの協力を前提とした安全保障体制など確立させられるはずもありません。
中東情勢の混乱が今後も継続し、なおかつ今以上に深刻なものに悪化していくだろう事は。
これは・・・避けられない事である。と私は思う次第なので御座います。


いや、出来るんですよ?^^;
ロシアの協力が無くても従来の安全保障体制。
中東地域におけるアメリカ陣営を中心とした安全保障体制を維持する事は出来ます。
ええ。とっても簡単です。
もう一度。イラク戦争を実行すれば良いんです。
そうすれば今までどおりアメリカ陣営を中心とした安全保障体制。
イスラエルの問題を保留した上での、中東地域の平和を維持する事は可能です。

その代わりアメリカは今以上に疲弊して、弱体化する事になります。
莫大な戦費によってアメリカ国内で暴動が多発する事でしょうし。
事と次第ではアメリカは内戦状態に陥ってしまうかもしれません。
それを覚悟の上でやるのなら、ロシアの協力が無くても中東地域の平和は守れますし。
何よりもイスラエルの問題も再燃する事も無いでしょう。
・・・そこまでの覚悟がアメリカにあるのならば、私としても何も言いません。

うん。無理ですよね^^;
いくらアメリカでも、そこまでの犠牲は覚悟出来ないはずです。
そんなわけだから、対ロ制裁など今すぐにやめて。ロシアと関係を改善して。
大人しくロシアに協力を求める以外には無いだろうなぁ。と私は考えたわけなのです。


えーと。あの・・・少し冷たい事を言ってしまうかもしれませんが。
仮にウクライナがどれほど混乱したとしても、大した問題じゃないんです。
一番最悪の可能性を考えたとしても、アフガニスタンになるくらいです。
でも、イスラエルの問題が再燃してユダヤ教徒とイスラム教徒の最終戦争が勃発したら。
これはもう洒落にならないほどの、とてつもない大問題になるんです。
なぜかと言いますと。
この場合においてイスラエルは・・・核兵器を使用する可能性があるからです。
ええ。核戦争が勃発するかもしれないって事です。そうなれば世界の危機です。
だから、中東の混乱。それによるイスラエルの問題の再燃と言うのは。
世界中の誰にとっても無視出来ない大問題であるはずなんです。


最初の時。私達日本の場合はアメリカしか核兵器を持っていませんでした。
でも、今現在は世界中に核兵器が存在しております。
そして、一度でも核兵器が使用されれば二度目。三度目のハードルは下がります。
うん。世界が滅びてしまうかもしれないんです。
・・・もう少し。この点について真剣に考えても良いんじゃないかな。と私は思います。


それでは本日もまた失礼致しました。皆々様。おやすみなさいませ^^

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