政治 ブログランキングへ さらさらの部屋 ヨーロッパの人々は、何を優先するべきかを改めて考えてみるべきです。 忍者ブログ
25 . April
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08 . June
と言うわけで。
前回はヨーロッパに存在する移民や難民が行動する理由。
それが侵略者の排除と聖地奪還と言う大義名分。正当性における宗教的な熱狂である。
んー。言うなれば宗教における「アラブの春」とでも表現出来るもの。
・・・と言うような話で御座いましたね^^;


うん。やっぱりね。
今の状況を考えれば、ヨーロッパ各国が難民を受け入れる。と言う選択肢はありえません。

アメリカがイラク戦争で疲弊した。満足に動けない。現状維持すら難しい。
その状況下にあって、万が一にもイスラエルの問題が再燃してしまえば。
どう考えてもイスラエルはヨーロッパを巻き込むに決まっているでしょう?
・・・うん。どこの誰が考えても同じ結論になるはずです。

そんな状況があるにもかかわらず、安易に移民や難民を受け入れてしまうのは、
これは極めて軽率だと言う以外にはありません。
・・・いやまあ、移民は仕方ないにしても。難民の受け入れについては大失策です。
イスラエルの問題が再燃して、平和的な反対運動で我慢してくれれば良いですけれど。
そこから悪化して暴動にまで発展しない。・・・なんて誰にも言えないでしょう?


うーん。おそらくヨーロッパ各国の思惑としては。
難民を受け入れているわけだから、中東問題に直接関与しなくても良いだろう。
紛争を鎮圧するための軍事介入をしなくても。軍隊を出さなくても良いだろう。
難民を受け入れるだけでも大変なんだから、誰も文句を言わないはずだ・・・と、
そんな風に考えてしまったんでしょう。
そうすれば中東地域の混乱に自分達が巻き込まれる事は無い。と、そう思ったんでしょう。

でもね。

イスラエルの問題がある限り。・・・イスラエルの問題が再燃する可能性がある限り。
ヨーロッパ各国が中東の混乱を他人事に出来るわけがありませんし。
他人事として無関係の立場ではいられない以上は。
難民を受け入れると共に、中東の混乱をヨーロッパに受け入れてしまった。と、
そのように考える以外にはないんです。


うん・・・まあ、そりゃあね^^;
イスラエルの問題が平和的に解決する。と言うのなら、それが一番良いと思います。
しかし、その可能性は極めて低いんです。
ぶっちゃけ。
その可能性に期待するって言うのは、奇跡に期待するくらいに非現実的です。

ほら。今現在のイスラエルの首相であるネタニヤフさんと言う人物は。
バリバリの右派で保守の人です。譲歩など考えられない。力によってイスラエルを守る。と、
そのように本気で考えている人物であって・・・その人物が先の選挙で選ばれたんです。
この時点でイスラエルの民意がどのようなものであるのかは、明白であるはずです。

その状況で中東地域に反イスラエル同盟などと言う安全保障体制が出現してしまったら。
どう考えてもユダヤ教とイスラム教の最終戦争が勃発します。
もう筆舌に尽くし難い恐るべき戦いが発生してしまいます。
これだけは何としてでも防がなければなりません。
・・・この可能性を阻止する事を最大の目的として、ずっと私は中東情勢を見てきました。

今のまま中東情勢の混乱を放置しておけば、本当の本当に最終戦争が起こってしまいます。
これを食い止めるためにも、従来の安全保障体制は絶対に維持するべきでした。
それが出来ないと言うのならば、別の形を模索するべきだったんです。
それで・・・あくまでも私個人の意見としては。
中東地域の従来の安全保障体制を維持するために。
新しくロシアを組み込む事で安全保障体制を維持する。と言う事を考えていたんです。


アメリカが疲弊したために従来の安全保障体制が維持出来ない。と言うのであれば。
別の誰かに協力してもらって安全保障体制を維持するべきだ。と考えていました。
それがロシアです。
ロシアの協力があれば中東地域の安全保障対を維持することは十分に可能です。
無論。イスラエルの問題が再燃する事も防げます。
安全保障体制さえ確立させてしまえば、イスラム国を叩き潰すなど容易な事ですし。
イスラエルが譲歩する事に期待するよりも、よっぽど現実的であるはずです。

ですので、私個人の意見と致しましては。
「アラブの春」による民主化をキッカケとする中東地域の混乱と言うのは、
適切に対応すればそう難しくない。早期に解決するはずだ。と考えていたのです。


・・・ですが、世の中とは実に思惑どおりには行かないもので御座います。

この重大な時期にあって予想外の出来事が発生しました。
それがウクライナの騒乱です。
なぜこのような時期にあって、このような問題が発生してしまったのか。
なぜ欧米諸国は中東地域を半ば放置してまで、ウクライナの問題を優先してしまったのか。
この時の世界情勢とは本当に・・・どれほどまでに世界が無慈悲で理不尽であるのか。
それが身に染みて思い知らされる悲劇的な時代の流れだった。と私は思っています。

ウクライナの問題のためだけに欧米諸国とロシアとの関係が悪化して、
ロシアの協力によって迅速に中東地域を安定させる。と言う事が不可能になりました。
・・・この状況は一年以上経過した今現在もなお継続中です。

でまあ、当然の話と致しまして。
この間にも中東情勢の混乱はドンドンと悪化していきました。
そうだと言うのに、欧米諸国はウクライナを理由としたロシアとの対立。
G8からロシアを除名し、対ロ制裁を断行する。と言う事を続けた挙句。
ヨーロッパ各国は中東地域に対する積極的な行動は見せず、
発生した難民を受け入れる。しかも受け入れた難民がその後にどうなるのか。
それらをまったく考慮しない。と言う軽率で後手後手となる対応を見せておりました。
この事からもヨーロッパ各国は中東情勢への対応を二の次。三の次としているはずです。
そんな半ば無為無策の状況にあって、これで万が一にも。
イスラエルの問題が再燃しようものなら・・・ヨーロッパはひっくり返ります。


あの・・・これね。
申し訳ありませんけれど、これは自業自得で御座います。
あのウクライナの騒乱。先のヤヌコビッチ政権が打倒された直後から。
世界中。あっちゃこっちゃから警告は発せられておりました。

「断じてウクライナの問題に関わるべきではない」・・・ってね。

それらの警告を欧米諸国は揃いも揃って無視した挙句に。
ウクライナへの関与を強行して、ロシアと対立してしまったんです。
欧米諸国が中東を後回しにしたがゆえに、中東情勢の混迷は深まっていったんです。
本当に無益極まりない。百害あって一利も無い戦いをしてしまったんです。


本当に・・・ウクライナの問題などに関わるべきではありませんでした。
正直な話。今からでも遅くはありません。
欧米諸国は今すぐにでも全面的にウクライナから撤退するべきです。
はっきり言いまして。
ウクライナのような。東欧の一国に関与している余裕など、今の欧米諸国には無いはずです。
繰り返しますが、ここでの戦いは無益で無駄です。
一切合財の全てを放棄してロシアとの関係改善を行うべきです。
うん。そちらの方がよほど有益で御座います。
イスラエルの問題が再燃してからでは遅いのですから。



・・・うーん。なんだかグチみたいになっちゃいましたね。ごめんなさい。
それでは本日はこれで失礼させて頂きます。皆々様。おやすみなさいませ^^

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